2019年3月20日水曜日

別にそれほどのこともないのに泣けて泣けて。涙にかきくれる日々



かなり以前にも書いたけれども、トシとともにますます涙もろくなってしまった。最近では若いころは鼻で笑っていたテレビのスポ根ふうのものでも簡単に泣く。1分あれば泣く。



これはほぼ条件反射的に涙が落ちるようになっているので、泣きながらも「エー話やないかい」と自分でネタにできる冷静さはある。嗚咽も出ない。これを私は「冷たい涙」といい、対してじっと噛み締めてウルウルこみ上げてくるものを「熱い涙」と呼んでいる。



ああ、申しわけございません。ただいまウソをつきました。「冷たい涙」「熱い涙」はたったいましがたの思いつきでございます。



「冷たい涙」はそういうわけでただ機械的に涙が落ちるだけで厳密には「泣く」とはいわないのかもしない。もしかするとストレスがたまっているのかもなあ。こんな私でも。



「冷たい涙」の理由は今回さておいて、「熱い涙」についてである。私はどういうものに「熱い涙」を流しているのか、音楽や映画ではなくて現実の場合それはとても簡単で、ほぼ完璧にパターンがある。



それは与えられた条件、環境のもとで精いっぱいの行動をしている人を見ることだ。みなさんは泣きながらネットニュースを読むということがあるだろうか? 私はいつもそれで泣く。たとえばコレ(↓)とか。





◆『新華社通信』2019年3月13日
【両足を失った退役軍人、荒れ山の緑化に励む 河北省】

《 命ある限り、植樹を続ける。中国河北省石家荘市井陘(せいけい)県馬峪(ばよく)村に住む退役軍人の馬三小(ば・さんしょう)さんは、荒れ山の緑化を自分の事業としており、両足を失った後、這って植樹を続け、社会各界の助けも得て18年間で1万7千本以上の木を植えてきた。

馬さんは今年71歳。2000年から植樹造林を始めた。そもそもはお金を稼ぎ、自活するために植樹を始めたと、馬さんは率直に話す。

[退役軍人 馬三小さん]

「どの仕事についても大変でしたが、困難に負けたことはありません。軍人出身ですから、たとえ困難に打ち倒されても、おじけづくことはありません。」

【解説】2008年,馬さんの功績が各方面から注目され、政府の関係部門や社会貢献に取り組む企業、ボランティアの協力が次々と集まるようになった。退役軍人などを対象とする特別生活補助を受給できるようになったほか、生活保護も受けられるようになり、生活の心配がなくなった馬さんは、木を売ってお金にするという考えを変えた。

 [退役軍人 馬三小さん]

「当時もう一部の木は伐採できる時期になっていて、買い取りたいとやって来る人もいましたが、売りませんでした。ふるさとの生態環境を改善して、荒れ山を緑化し、美しい中国を建設するため、私は引き続きはい回ったのです。」

 [退役軍人 馬三小さん]

「以前、自分に誓ったのです。命ある限り、植樹を続けると。年は取りましたが、1日に穴1つは掘れますよ。1カ月あれば30、1年で360以上の穴を掘れます。特に裕福になりたいとは望んでいません。荒れ山の緑化というこの仕事を成し遂げられれば十分です。一言で言えば、苦楽は自分の心次第です。疲れたときは腰を下ろして、この見事に育った木々を眺めます。風がさやさやと木の葉を揺らす時、どんな悩みも、不愉快なことも、たちまち雲散霧消してしまうのです。」》





かなり美化されているっぽくても、教条主義でも、『新華社通信』ひいては中国政府の狙いが見え見えでも、そんなことはどうでもいいの。いま改めて読んでも「私は引き続きはい回ったのです」で一気に滂沱の涙が溢れ出てくる。



なんなんだろうな、これ。たぶん憧れてはいるけれどもできない生き方の実例を見せつけられて感動しているからだろうな。私は与えられた条件や環境を素直に受け容れることができない。いつも条件や環境を変えようとしたりどこかへいくことばかりを考えている、それは私の弱さだということに最近ようやく気がついた。



ああ、これにも泣いたな。(↓)





◆『日刊スポーツ』2019年3月13日
【J・ビーバー「本当に苦しい」うつ病との闘い告白】

《 ジャスティン・ビーバー(25)が9日、このところ報じられていたうつ病との闘いについて沈黙を破った。

ビーバーはインスタグラムに、カニエ・ウェストやマネジャーとともに祈っている2016年の写真を投稿し、「皆に僕の近況を知って欲しいんだ。本当に苦しい。他の人たちとも疎遠になり、奇妙な状態だ。いつも立ち直っているから心配はしてないけど、僕のために皆に祈って欲しかったんだ。神様は誠実なので、皆の祈りも通じるはず。ありがとう」とメッセージ。

ビーバーの関係者は2月、米情報サイトE!に、「ジャスティンはうつ病と闘っており、困難に直面している」と明かした。同関係者は、「彼は心から回復したがっている。できるだけ、周囲に助けを求めている」としており、毎日、セラピーに通っている他、妻のヘイリー・ボールドウィンや教会の牧師らの協力も得ているという。

昨年9月に電撃結婚したビーバー夫妻は2月、ヴォーグ誌インタビューで、結婚生活のトラブルだけでなく、お互いの過去、性格の違いなどについて初めてオープンに語った。

ビーバーは13歳にして音楽界で成功を収め、本当の自分を見失っていたことや、麻薬やセックスに関する問題も抱えていたと告白。ボールドウィンも、「結婚生活は本当に困難です」と認めた上で、「それでも誰かと一緒に闘いながら、何かを築いていく美しさがあります」と語っていた。》



ううう……、最後のヘイリー・ボールドウィン(22)のコメント。泣けるだろ? 泣ける。奴隷の道徳(byニーチェ)つまりキリスト教的自己規定に弱いわけ。



こーんなことをいっていないでどこかでしっかり腹をくくらなきゃならなかったのよ、私も。それがどうしてこんなフラフラ野郎になってしまったかといえば、そうさなあ100年くらい前、付き合っていた女に「福祉関係の仕事をしたい」といったら露骨に激しくイヤーな顔をされたのよ。「そんな金にならないこと」って顔にデジタルで出てた。



しかしオラはそのとき女のほうを取っちまっただよ。あまりのイヤそうぶりに「えっ、オラいまなんか悪いこといった?」みたいな感じになって。もちろんその女とは50年くらい前に別れたけんど、そしていまは福祉の仕事から遥かに遠いところにいるけれども、思えばアレが人生の分かれ道だったのよ。



って、またなーんかここからトンズラしようとする気配が出てきた。ダメダメ。オラはもうここでやっていくしかない。ここが与えられた環境だと決めて頑張るしかない。



天を恨まず、運命に耐え(2011年宮城県気仙沼市立 階上中学校卒業式・答辞)って、オラの場合天も運命も女かあ。モテもしないのに。情けない。(了)



 † 次期スポーツ庁長官は最近噂の元貴乃花(46)ではなくて当初の予定通り吉田沙保里(36)に決定!! らしい





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