萩原健一が死んだ。享年68歳。(↓)
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◆『オリコン』2019年3月28日配信
【萩原健一さん死去 最期は理加夫人に看取られ眠るように】
《 歌手で俳優のショーケンこと萩原健一(本名・萩原敬三)さんが26日にGIST(消化管間質腫瘍)のため都内の病院で死去していたことが28日、わかった。68歳。所属事務所が発表した。
萩原さんは1967年にザ・スパイダースの弟分バンドのザ・テンプターズのボーカルとしてデビュー。俳優としてもドラマ『傷だらけの天使』や『太陽にほえろ!』で存在感を発揮した。
個人の意思に従い、葬儀は家族のみで営まれ、27日に荼毘(だび)に付された。同じく個人の意思により、お別れの会や偲ぶ会を行う予定もないという。
最期を看取ったのは2011年に結婚した妻でモデルの萩原リカ(本名・理加)で「とても穏やかで安らかに、ゆっくりゆっくり、眠る様に息をひきとりました」とと萩原さんの様子を明かした。
【理加夫人コメント】(原文ママ)
生前に、お世話になりました仕事関係の皆様、ファンの皆様に、心よりお礼申し上げます。
これまで、本人の強い意向により、病のことは公表せずに参りました。
最期は、とても穏やかで安らかに、ゆっくりゆっくり、眠る様に息をひきとりました。
今はまだ、心の整理がついておりませんので、皆様、どうかご理解頂けると幸いと存じます。
萩原理加 》
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「GIST(消化管間質腫瘍)とは、胃や小腸(大腸、食道はまれ)など、消化管の壁にできる転移、再発を起こす悪性腫瘍の一種(肉腫)で」「発生頻度は、10万人に1~2人と少なく、希少がんの1つに位置付け」られているものらしい(※国立がん研究センター・がん情報サービス)。
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私はまったく知らなかったけれども、萩原健一、ショーケンはこの病と2011年から闘っていた。看取ったのはモデルのリカ夫人(冨田リカ・57)である。振り返ると冨田リカと萩原健一が結婚したのは2011年2月だから、結婚生活すなわち闘病生活だったことになる。どういう巡り合わせなのか。
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ドリフターズよりもクレイジーキャッツという私のような人間にとって萩原健一の存在はたいへん大きい。松田優作(享年40)は私にいわせていただければ『傷だらけの天使』(日本テレビ・1974〜1975)時代の萩原健一のエピゴーネンだ。『前略おふくろ様』(日本テレビ・1975〜1976)ではのちの中居正広(46)の『味いちもんめ』(テレビ朝日・1995〜1996)の原型をつくった。
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映画では市川崑監督『股旅』(ATG・1973)で、へっぴり腰でただわーわー叫びつつ人斬り包丁を振り回す超リアルなチャンバラを見せてくれたし、篠田正浩監督『化石の森』(1973)、柛代辰巳監督『青春の蹉跌』(1974)では青春のナイーブさときつく巻上ったバネのような緊張をあわせて体現していた。
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そうなんだよなあ、役者としての萩原健一の黄金時代はほとんどその最初期、1970年代前半にあったのだ。できればみなさまにも『傷だらけの天使』は改めてご覧いただきたい。いまではすっかりつまらない杉下右京に成り果てた水谷豊(66)が萩原健一の子分役で風邪をこじらせて死んでいく最終回はとくにおススメだ。
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歌はヘタだった。ヘタだったからのちのDonjuan Rockn'roll Bandで顕著になる巫女的な探し歌い唱法とアクションが生まれた。芸能界デビューであったテンプターズ解散後、欧米のニューロック、アートロックに応えるべく日本GS界の総力を結集したかのごときPYGに参加したときには沢田研二(70)が頑張っていたのでよかった。
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PYGの「自由に歩いて愛して」(1971年)はキャッチーな名曲だ。ちなみにメンバーは沢田研二、萩原健一、井上堯之、大野克夫、岸部修三(もっこり山の岸部一徳)、大口広司。もっこり山のベースがカッコイイ。「花・太陽・雨」もあとで聴こう。
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超多忙ななかでも休暇を取るのは上手かった。大麻不法所持、交通事故、恐喝未遂……、とまあ細々といろいろと。でもって喧嘩は日常茶飯事。よく見ると萩原健一の顔には細かな傷がたくさんあった。
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萩原健一には芝居や映画に対するつよいこだわりがあり、脚本に注文を付けるのは毎度のことで製作陣との対立が絶えなかった。決して扱いやすい俳優ではなかった。それはたぶん俳優としてのスタートを切った当時の熱さやスピード感を取り戻そうとするあがきのようなものだったのではないか、といまになって思う。
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松田優作がショーケンの背中を追ったように、萩原健一も若きショーケンの背中を追っていたのだ。若いころのショーケンの栄光は誇りであると同時に痛烈な鞭であり、またあるときは枷である。しかし萩原健一はそのショーケンから逃がれようとはせず、むしろ追い求め続けた。と私は思う。
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5年間の青春と45年間の老後。あの青春の滾る熱さを鎮めるには、その45年間が必要だったのだ。なんだよう。いやらしく首尾一貫しちまったじゃないかよう。
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はじめての結婚はモデルの小泉一十三(?)、それから歌手のいしだあゆみ(71)、で、女優の倍賞美津子(72)とは事実婚、でもってヘアメイク担当の一般人がいちおう3人目の妻、そして冨田リカ。いしだあゆみとはほんとうに入籍したのかしていなかったのかいまでもよくわかっていないというのが萩原健一らしい。
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最期を看取った冨田リカは長年の萩原健一ファンで、ムリをいって対談をセッティングしてもらってアプローチしたというお話を聞いたことがある。天の配剤とかなんとかを私は信じないけれども、萩原健一はラッキーな男である。
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冨田リカさん、お疲れさまでした。あなたが愛し、私たちが愛した萩原健一の冥福を祈ります。内田裕也(享年79)もいないし、なんだか日本が違う国になってしまったような気がする。(了)
† 「薬物強制捜査」の噂でまたまた、またまた窪塚洋介(39)がクローズアップ
†† 松本潤(35)に専属プライベート風俗嬢がいる説
††† 「加圧シャツ」問題のヒロミ(54)、真矢ミキ(55)と同じ手(無視)でいくらしい。真矢ミキは深刻なアレルギー問題を起こした「茶のしずく石鹸」の元広告塔
†††† 小島瑠璃子(25)は猿をあやすのが上手い
††††† 吉田沙保里(36)が夜の散歩に犬を連れているムダ
†††††† 深田キョン子(36)の足のサイズが26cmに縮小
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