このごろテレビを見ていると突然ものすごく汚い顔に出くわして腰を抜かすことがある。いや腰は抜かさないけれどもそのたびごとに「ウッ」とか「ゲッ」くらいの呻きは喉の奥をついて出てくる。
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それは「ヒト幹細胞培養液」を配合した美容液のCMで、before状態を示す素人だか劇団員だかモデルだかの顔面アップ画像がひどいのだ。ご存じでしょう? 決して美人ではない中年後期のオバンの顔面に紫外線カメラまで使ってシワやシミを浮き上がらせている。まるで砂岩。しかも1社だけではないだろうなあ。衝撃でよく覚えていない。
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最後にafterのお顔で「お肌自体もプルプルになって」とか職場の同僚に「ファンデーション替えた?」なんていわせたりしても、こちらの心中は晴れるどころか不穏なままだ。私としては食事中にまで見せられてしまうCMとしては生理用品やオムツよりもアウトだ。つまりあの顔はオムツ以下なのだ。
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効果を強調するためにbeforeの欠点を誇張するというやり方はコンプレックス感情を目覚めさせ、刺激する。たとえば「2.5cmがたったの1ヵ月で15cmに!!」みたいな。コンプレックスをネタにする商売はほかにもいろいろある。
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化粧品では十分な修正が利かない、手に負えないということになれば、整形手術もやむなし、という判断に到る場合もある。それは人それぞれでご自由にやっていただければいいと思うのだけれど、芸能人の場合はちょっと事情が異なってくる。
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芸能人の場合、顔は商売道具、商品、武器でもあるので、それを整形手術でサクサクと改良されてはどうしても“ズルイ感”はでてくる。もう少し美人に、あるいはイケメンに生まれていればオラだって、と思っている人はたくさんいるだろうし。もともと勝ち目はゼロ以下にしても。私としてはその前に芸を磨けよ、といいたいところだが。
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なので芸能人の整形手術はやいのやいのいわれやすいのだろう、と思う。どや? うむ。対して素人の場合は生まれつきの顔にどうしても抜き難いコンプレックスがあって精神面にも影響を及ぼし、という深刻なケースも考えられるので、周囲がとやかくクチを出す問題ではない。
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それはそれでいいのだけれども、ところが世の中はそんなに単純に割りきれるものでもなくて、芸能人でありながらひどいコンプレックスに悩まされている、という人も中にはいる。そうするとこの人の場合の整形はどう扱えばいいのだろう? と私などは悩む。別に頼まれたわけでもなく悩まなくてもいいのに悩む。たとえば(↓)この方。
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◆『デイリースポーツ』2019年3月4日配信
【有村藍里「口紅を塗るのも楽しい」術後診察に思わず涙 頭蓋骨6分割手術乗り越え…】
《 女優・有村架純(26)の姉で、タレント・有村藍里(28)が3日、ブログで美容整形を受けたことを公表した。3日にフジテレビ系で放送された「ザ・ノンフィクション」で手術の様子などが放送されたが、藍里は術後の診断で涙を浮かべ「口紅を塗るのも楽しい」と感激を語った。
番組では、医師が行った藍里の手術についても詳しく紹介。頭蓋骨を6つに分割し、それぞれの骨の位置を変えてしまうもので、ミリ単位の正確さが求められる。
担当した医師は「皮膚とかだと帳尻合わせるのに無理くり引っ張れたりするんですが、骨は1ミリたりとも融通がきかないので、目的とする場所があるとすれば、その場所まで誘導してあげないといけない」と手術の難しさを語っていた。
手術は午前9時55分に開始。終わった瞬間に画面に映った時計は2時35分を指していた。口の内側から切開し、下あごを割れる寸前まで削り、上あごも骨を切り離し、後ろに下げるための空間を作るなど繊細な技術が求められる。その後上下のあごを3・3ミリ奥に下げ、それをチタンプレートで固定。あご先の骨も切り離して前に固定するといった手術の様子も放送された。
これらの手術を経て、3カ月後の今年1月に経過診断を受けに来た藍里の様子も放送されたが「自分の顔は見慣れない」と照れ笑い。医師から「楽しくなった?何が楽しい?」と聞かれると藍里は「泣いちゃう」と声を詰まらせ「口元が収まって口紅を塗るのも楽しくなったし、もっといろんな事、髪型やメイクも挑戦できるなって。これからもずっと楽しみです」と涙を流した。
医師も「これが本物の有村藍里なんじゃないの?きっとファンが増えると思う」と、前向きになった藍里に感無量の表情を浮かべていた。》
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先生、「ミリ単位の正確さが求められる」、「骨は1ミリたりとも融通がきかない」とおっしゃいますが、顔の印象を変えるのだから「ミリ単位」ってとっても大雑把で粗っぽいんでないのかい。これが専門家の言葉なのだから出たとこ勝負みたいで怖い。せめてコンマミリ単位くらいでやってもらわないと、って顔のデカい私だって思うなあ。
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もちろん有村藍里(28)にとっても今回はたいへんチャレンジングな決断だったろう。しかし術後については「私は胸を張って、手術してよかったと思います。美容整形については、肯定も否定もするつもりはありません」とブログで語っているらしい。※『スポーツ報知』2019年3月5日配信【有村架純の姉、有村藍里が整形を公表 高須クリニックの高須克弥院長が見解】
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そうなんだよなあ、整形手術を受けるには人それぞれの事情があるので「一般論としては肯定も否定もするつもりはありません」としかいいようがないんだよなあ。最近は「生まれつきのコンプレックス」を都合のいいいいわけに使っている芸能人もたくさんいるけど。
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有村藍里の場合は、3月3日に手術のようすを放送した「ザ・ノンフィクション」(フジテレビ)のなかで「3年ほど前に“有村架純の姉”ということが新聞の記事で明らかになった際、ネットで掲載された自身の写真に“口元が残念”といわれたことから、気にするようになった」と説明されていた。仕事のためかコンプレックスによるものか微妙だ。というかその両方だろう。
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しかし有村藍里が明らかに一線を画したのは、その自身の整形手術のようすを、経緯も含めてテレビ番組に提供したことだ。商売に使った。前出『スポーツ報知』での高須克弥(74)の見解、「売れてる人は現状維持のために整形なさいます。売れない方は1発勝負で大変化整形にチャレンジします。リスクの高いのは後者」は、もちろん明らかに芸能ビジネスのための整形手術とみなしての発言だ。
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有村藍里には妹に有名女優の有村架純(26)がいて、デビュー後に芸名「新井ゆうこ」を本名の「有村藍里」に戻し、ほぼ同時にヌードグラビアを発表するなどして、先に売れている妹に便乗したと叩かれたこともあった。
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それやこれやでいわゆる“アンチ”が多いので、今回の整形手術に関してもすでにそうとう叩かれているようだ。しかし世間の目ばかり気にしていてはいくら芸能人でも収拾がつかなくなる。おおらかな気持で頑張っていただきたいものだす。
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でもたぶん有村藍里をテレビで見たら喉の奥から声は出ると思うなあ。板野友美(27)なんかいつも「ぐえっ」てなるし、妹さんの有村架純も「あちゃーっ」ってなるから。(了)
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†††††††† 次回の公開整形手術(顔面下半身の部)候補はX-JAPANのTOSHI(53)かタカアンドトシのトシ(42)
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