「粉をかける」は「下心ありで声をかける」「気のある素振りを見せる」くらいの意味だ。でもたとえば「佐藤の粉がかかった潮田」というと、ただ「声をかけられた」「媚を売られた」だけではなくて、もう少しすすんで「佐藤と付き合いはじめている」「佐藤といい感じになっている」というニュアンスが加わる。「潮田にちょっかいを出しちゃダメ」「潮田にさわるな」「とうぶん潮田は静観」みたいな。
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それが忖度(ソンタク・Sontaku)というもので、「粉がかかった」はいつもいつも忖度とセットでつかわれてきたために、言葉の意味やニュアンスとしても忖度の部分が定着してしまったのだろう。そんな粉のかかった記事がこちら。↓
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◆『日刊ゲンダイDIGITAL』2019年3月5日配信
【「新しい地図」には合流せず…中居正広は“生涯ジャニーズ”で決まりか】
《 嵐活動休止に次ぐサプライズ情報が飛び込んできた。再三にわたりメディアを賑わせてきた中居正広(46)の独立問題に、ついに結論が出たという。ジャニーズ事務所に残留する道を選択したというのだ。
新しい地図“初ファンミ”は成功裏に 仰天の稼ぎと次の野望
「本人はかなり迷っていたようですが、一転、腹を決めた中居の行動は迅速そのもの。本来ならば6月に契約更改の意思表示をするところを、3月になったらすぐに上層部に意思を伝えにいったそうです」(事情通)
この一報に驚きを隠せないのが、中居と公私にわたり付き合いのある制作会社ディレクター氏。そもそも中居と付き合いのある業界関係者の多くが、9割以上の確率で中居は独立すると信じていたという。
「テレビ界ではそれこそ『ナカイの窓』(日本テレビ系)と『身になる図書館』(テレビ朝日系)の2番組が3月いっぱいで打ち切りになることを受け、さまざまな臆測が飛び交った。そもそも『ナカイの窓』と『身になる図書館』は高視聴率番組。打ち切る理由が全くないわけです。しかも、枠移動をして新番組がスタートしたところで再び視聴率が取れるかは誰にも分からない。恐らくジャニーズは中居が事務所残留を選択せざるを得ないように“アメとムチ”をちらつかせた結果、こんな不可解なことが起きたのだと思います」(関係者)
■元SMAPチーフマネジャーのアドバイス
そんな中、囁かれるのは、中居が嵐の相葉雅紀(36)をライバル視し警戒していたという話。
「嵐の相葉と中居は基本、キャラがかぶる。嵐が活動休止後はテレビ界に積極的に元メンバーを売り込むことになる。さすがの中居も相葉が推しメンになることに危機感を持ったようです。考え抜いた結果、ジャニタレの人事権を持つ系列会社『ジャニーズアイランド』の代表取締役社長に就任した滝沢秀明(36)に近づき、全面協力を申し出たそうです。タッキーのバックにはジャニー喜多川氏が付いている。少なくともジャニーズ事務所の現体制が、露骨に中居を干すようなことはしないと考えたようです」(事情通)
さらに取材を進めてみると、驚くべき話が飛び込んできた。
「中居が頼りにしていた元SMAPのチーフマネジャー・I女史からも残留をアドバイスされたというんです。先にジャニーズを割って出た香取慎吾、草磲剛、稲垣吾郎の3人の方向性は俳優業。現在は舞台・映画が中心の傍らでCMをこなしている。だが中居はバラエティー番組中心で、どうしてもテレビ局が軸足になってしまう。あえて独立する意味がないと諭されたというんです」(放送作家)
いずれにせよ中居の独立は回避。というよりも、一生涯ジャニーズ決定か。》
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なぜこれを忖度記事と読んだかといえばひとえに私の性格が素直ではないからで、そんなに強い根拠があるわけではない。しかし腑に落ちないところはいくつかある。
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まずは「中居が嵐の相葉雅紀(36)をライバル視し警戒していた」というところ。まあ、ジャニーズ事務所が必死こいてごり押しすれば、……でもやっぱりムリだろうなあ。あなた、いままで相葉雅紀がバラエティをバリバリ仕切っているところを1回でも見たことある? ないでしょ?
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ここのところしばしば目にするようになった、この「相葉雅紀が中居正広のライバル」説。ジャニーズとしてはそうあってほしい、ということでしょうね。中居正広(46)に抜けられるとその穴を埋めるタレントがジャニーズにはいない。これは番組づくりにも支障をきたすので対テレビ局営業としてもたいへんマズい。しかたがないので、もしそんな事態になれば若いタレントを起用し、番組の性格まで変えてつくろっていくしかないはずだ。
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そう。中居正広が抱えている20代以上の視聴者層、そしてこれからますます中高齢にシフトしていくテレビ業界を前に、次々に若いタレントをデビューさせていくしかできないジャニーズのやり方では対応できないのだ。
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とっくにトウが立って押し入れの奥で埃をかぶっていた、たとえばV6なんかから中居正広の跡継が出てくるなんて僥倖は期待できないし。相葉雅紀が押されているのは、ここでもまた藤島ジュリー景子の「嵐」が出てきたというだけ。中居正広だって相葉雅紀をライバルだなんてちーとも思っていませんて。
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次に「滝沢秀明(36)に近づき、全面協力を申し出た」の部分。ジャニーズ事務所内での生き残りと安定を求めて、っつーことになっているけれども、「相葉雅紀(36)をライバル視し警戒」→「滝沢秀明(36)に近づき、全面協力を申し出」というロジックは、最初にジャニーズ事務所残留の決断があってのお話。まったくムリではないけれども、退所することも考慮に入れている段階なら意味がなり立たない。
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それとこのお話では滝沢秀明の都合というものが無視され過ぎていると思うの。反面調査でもないけれども、仮に犬猿の仲で“アホでしょ”の中居正広から突然、手を組んでやろうよ、みたいなことをいわれて滝沢秀明が乗るかなあ。
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それに今後を見据えると、仮にジャニー喜多川(87)以後の時代になったとして、中居正広と組んでいるよりは、こちらも犬猿の仲といわれる藤島ジュリー景子(52)への印象をよくしておいたほうが得策と考えるのがふつうだと私は思う。滝沢秀明には中居正広をプロデュースするノウハウもないし。“ジャニー喜多川以後”はもうすぐそこまで迫っている。
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さらに「元SMAPのチーフマネジャー・I女史からも残留をアドバイスされた」にも疑問はある。「中居はバラエティー番組中心で、どうしてもテレビ局が軸足になってしまう。あえて独立する意味がない」はいかにも冷徹なビジネスパーソンふうではございます。でもここでもI女史=飯島三智(61)側の都合というものが顧みられていない。
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元SMAPが3人なのと4人まとまるのとではまるで大違いなのはちょっと考えればわかることざんしょ。“6割がたSMAP”はもの足りないけれども“8割がたSMAP”、ほとんどSMAP、は強力じゃん。もちろん営業的にも遥かにパワーアップする。
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ジャニーズ事務所との対立がより鮮明になるのは、それはむしろ望むところではないのか、と思うけどなあ。 飯島三智独立の経過を振り返れば。
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現状の3人は地上波テレビ以外でいちおうの仕事ができているとはいえ、それはテレビで培った知名度や人気のおかげ。いってみればジャニーズ時代についた弾みで前進しているようなものでしょ。これが5年後10年後どうなっているかはまったくわからない。
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ここでCULENに中居正広が加わってくれれば、ジャニーズ事務所が手を出せない20代以上の層を捕まえている強みが生きてくる。元SMAPたちの地上波テレビでの活躍の突破口になりえるでしょう。というか突破しなければ未来もありません。CULENに中居正広は必須なわけっす。まあ、とりあえずバーニング系列に籍を置くでもいいですけど。
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というわけでこの記事はたぶん、中居正広はこれから先もずっとジャニーズ事務所に残りますよー、ご安心くださいー、と業界向けに大声で叫びたい方々の粉がかかったシロモノだと私は思います。
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まだなにかいい忘れているような気がするんだよなー。でもとりあえずいまはTBSアナウンサー古谷有美(30)ばりに眠いので。(了)
† 極東の(ときどき怒鳴る)ベティブープ、山田スミ子逝く(享年73)。合掌
†† 確か経験人数4人の磯山さやか(35)が野呂佳代(35)との肉フェス対決をそれなりに回避した過去
††† はあちゅう(33)はいつも必死。前向きではなくただ必死
†††† 般若心経に詳しい袴田吉彦(45)。すでに涅槃の境地か
††††† 3月5日放送ヒルナンデス(日本テレビ)の『若見え美女さん(50歳以上)』コーナーに最初に登場したおばさま、たしかAVでお見かけしたような気がするも思い出せず
†††††† EXILEのTETSUYA(38)って誰のことかわかりません
††††††† AVばかり見ているとなぜかマナコが痒くなる
†††††††† 竹内まりや(63)がイジリ過ぎのせいか中川翔子(33)と見分けがつかない
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