１月16日に「活力あるバカ」と「冷めた沈殿」と「キノコ」という３つのタイプの人間で日本はできている、という話を書いた。世の中のできるだけ目立つところでギャーギャー騒いでいるのが「活力あるバカ＝カツバカ」、その跋扈を許しているのが「冷めた沈殿＝サメチン」、これとかぶりつつ密生してさまざまな組織を形づくるのが「キノコ」、という主旨であった。
＊
この回について知り合いから「文章が酷く粗いねい。もう若書きなんていふ齢でもないだらふにねい」と素敵なご指導をいただいた。
＊
読み返してみると確かによろしゅうない。書いてあること、論旨自体はいい。と思う。しかしいかんせん書き方が雑なゆえ気分に任せての八つ当たりと受け取られても致し方なす、な文章である。いやいやいつもはもちっと冷静かつ穏やかでごわす。
＊
そんなわけでできれば書き直したいのである。だども再び同じ結構で書いてもおもしろくないべ、さてどうしたものか? と考えていたところに現れ出でたるをのこ一人。彼奴（↓）である。
＊
＊
＊
◆『オリコン』2018年1月31日配信
【『ホリエモン万博』集客目標1万人もこのままでは大赤字 堀江貴文氏「助けて」】
《 実業家の堀江貴文氏が31日、都内で『ホリエモン万博』に関するメディア発表会に出席。2月3・4日に東京・六本木で開催される“分散型都市フェス”を主催する堀江氏は「集客目標は1万人です。でも、まだ全然集まっていません。今のままでは大赤字です」と苦しい事情を明かし、「皆さん、助けてください」と呼びかけた。
イベント、展示、飲食、参加型の30以上のコンテンツを用意した『ホリエモン万博』は、堀江氏自身が好きなことだけを集め、六本木エリア27会場で開催。昨年『ホリエモン祭』を開催した際には「1000人目標で1500人集まった」ようで、「今年は10倍いくぞーと言っていた。大風呂敷を広げすぎましたね」と苦笑した。
開催中には、乙武洋匡氏、鈴木おさむ氏、さだまさしらが参加する『怒涛の講演会』、山田孝之らが参加する『CAMPFIRE映画祭』、フリースタイルラップと人狼ゲームをコラボさせた『軟式globe × ラッパー人狼』などのほか、堀江氏を見ながらかぶりつくプレミアム恵方巻『ホリエ方巻』（2万円相当）の販売などを行う。なお、期間中は、SHOWROOMにて堀江氏に39時間密着した番組も放送される。
堀江氏が『R-1ぐらんぷり』2回戦敗退のリベンジを果たすべく芸人ホリエモンとして出場する『節分豆まき！H-1お笑いネタ祭2018』も紹介され、堀江氏は「2回戦もどっかんどっかんうけていたのに落ちちゃったので、今回特別に披露します」と意気込んだ。
また、仮想通貨取引所「コインチェック」で、不正アクセスにより仮想通貨「NEM」約580億円相当が外部流出した問題で、ホワイトハッカーと言われているJK17に向けてツイッターで出演依頼をしていたが、断られたこいい、「残念です。人前に出てくるような方ではないみたい」と話した。
『ホリエモン万博』は2月2・3日、東京・ベルサール六本木をメイン会場に、V2 TOKYO、nicofarreなどで開催。》
＊
＊
＊
ねえ、活力あるでしょ。“元気”というのとはちょっと違うの。“元気”っていうと必ず真・善・美みたいなほうに向っているイメージがあるけれども、“活力”はもてあますとロクなことにならない。つまり“活力”は理性をもたない自律性のないエネルギー。で「活力あるバカ」というフレーズが出てくるわけずら。
＊
こー、おっと間違いた（by荒木経惟）ごーまんかましてよかですか? （by小林よしのり）。「活力あるバカ」はイナカモノである。単なる地方出身の田舎者という意味ではない。自己認識や状況把握にズレがあり、ニュアンスの繊細な噛み分けとはまったく無縁、しかし欲望だけは一丁前以上に発達した卑なる蛮人のことである。ごーまんかますのもこうしたイナカモノである。
＊
私自身はまったくあずかり知らぬことではあるが、マウンティングにだけは敏感なイナカモノはヒマさえあれば互い同士で細かくランクづけをしあっているらしい。見るところ現在その最下層 —— といってもイナカモノが逃げ込むので最大のボリュームゾーン —— の中心にいるのが刈り上げ男ということになる。サイド刈り上げ。女は知らぬ。
＊
で、またその代表例がいわずと知れた堀江貴文（45）a.k.a.ホリエモンである。地方出身のガリ勉くんという悪条件も重なっていつ「ガッツなんだよ!!」という愚者の哲学を吐くか不安なくらいのイナカモノである。テレビ界を見回したところ、イナカモノが好む“最旬”というにはトウが立っているけれども、もっともなイナカモノは堀江貴文であり、反対に最も都会的なのはつねに含羞を感じさせるウド鈴木（48）であろう。
＊
で、まあ『ホリエモン万博』である。バンパク。ゆかりの海老せんべい一心は坂角。つね日ごろそれほど頼まれてもいないのにしゃしゃり出てきてさんざ高飛車なものいいをしておきながら「皆さん、助けてください」ときた。舛添要一（69）同様どのクチでおいいでごじゃる? である。武士は食わねど高楊枝、の美学の真逆をいく浅ましさである。こんどは物乞いかえ? んだんだんだ。
＊
去年夏、北海道大樹町で打ち上げたものの目標高度100kmのところ20kmそこそこでトラブった5000万円ロケットなどに回す金があれば自分でバンバン（by石立鉄男on「エースコック焼きそばバンバン」）していただきたい。
＊
こちとらイナカモノの厚顔無恥な自己PRに付き合っているヒマも金も思いやりもないのである。
＊
あ、本論は１行で終わってしまった。
＊
そのほかはまた罵詈雑言ばかりになってしもた。１月16日分の投稿ばこのあとすぐ削除するけ、気を悪くせんでそれで許してもらえんかの。やっぱ厚かましいかなや。（了）
OCN モバイル ONE データ通信専用SIM 500kbpsコース
CMで話題のコスメやサプリがSALE中☆
【DHC】最大70％OFFのSALE開催中！
0 件のコメント:
コメントを投稿