木村拓哉45歳、めっきり萎み脚さばきも小幅になって、早くも初老の風情を醸しはじめている。若い時代を知っている目には、キャンプファイアーを囲む友だちの1人に突然悪霊が乗り移ったというホラー的展開さえ妄想させる変貌ぶりである。なぜファイアーかわからないしファイアーする友だちもいないが。
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しかし木村拓哉、中身はまだまだ若いのである。
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◆『日刊サイゾー』2018年2月13日配信
【木村拓哉のLINEがイタすぎ! “舌ペロ”自撮り&「まぁ~す!」「でぇ~す!」を連発中】
《 元SMAPの木村拓哉が、舌を出した状態での自撮り写真を連投し、「イタすぎる」と指摘されている。
木村が“舌出し”を連発しているのは、主演ドラマ『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)の公式LINE。8日、サングラスをかけた木村は「今夜は4話でぇ~す!! 我がBGチームは朝からバッチリ撮影しておりまぁ~す!」と舌をペロリ。
さらに3日後の11日にも、「今日も、ロケからのテレビ朝日に移動して撮影でぇ~す!」と、同様に舌を出した自撮り写真を投稿している。
本来、SNSへの投稿が禁止されているジャニーズタレント。しかし、木村は正月に期間限定で放送された「LINEのお年玉スタンプ キャンペーン」のCMに出演したほか、木村のLINEスタンプが公式でリリースされたこともあり、LINEに限り投稿を行っているようだ。
「思わずギョッとするようなサングラスでの舌出し写真の連投もさることながら、『撮影しておりまぁ~す』『4話でぇ~す』『日差しが貴重な温もりぃ~!!』といったバカっぽい語尾を連発。案の定、『頭悪そう』『イタい』といった声が上がっている。もし、木村が草なぎ剛や稲垣吾郎のように自由にSNSを始めた場合、おそらくこんな投稿ばかりが続くのでしょう。それを思うと、ジャニーズ事務所がNGにしていて“よかった”としか言いようがありません」(芸能記者)
木村といえば、妻・工藤静香のインスタグラムに関しても「自撮り写真がイタい」と話題になったばかりだ。
「工藤は先月下旬から今月にかけて、“どアップ”の自撮り写真を大量に投稿。その“キメ顔”ぶりが『痛々しい』『怖いし、キツい』『山姥みたい』と話題になってしまった。まさに“似たもの夫婦”と言えそう」(同)
痛々しい自撮り写真を公開し続ける木村と工藤。夫婦揃って、SNSには向いていないようだ。》
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添付された写真を見ると、なるほどキレイにお手入れの行き届いた舌である。色素の沈着はもちろん舌苔などあるわけもない。健康的な薄紅色でぇ~す。世間の皆さまにお見せしても大丈夫なクォリティは保っている。フケ顔の中で唯一若いともいえるけれども。
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しかしだからといって45歳のオトナの男がしばしば舌を出すというのは、やはり考えものである。舌を出して喜ばれるのはキッスのジーンシモンズか妖怪からかさ小僧くらいのものだ。
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ああ、そういえば子どものころに見たモンタレー(Monterey)ポップフェスティバルだったかの映画でジミヘンドリックスが舌をペロペロ出していたのを、そうかあれはエアレロレロだったのだ、とわかったときにはもう中学生になっていた。ギターに火を点けるために油をピッとかけた洗剤の容器みたいなのはカッコ悪かった。
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木村拓哉、つい最近もテレビ朝日「帰れま10」で回転寿し相手に迎え舌をして顰蹙を買ったばかりなのに懲りない。なぜこんなにペロペロと幼稚なのであろう? とまた頼まれてもいないのに考えて思いついたのは、結局表情のバリエーションが乏しいからではないか、ということである。
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木村拓哉のLINEも見てみたけれども、叫ぶようにクチを開けたり歪めたりしている写真もかなり多い。なにかスナップ用に表情をつくらなければならないとなったときに、たぶんその役割はおクチまわりに集中するのである。それしかできない。幼児と同じ。というかそれ以下。役者なのに。
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飲み屋なんかでお嬢さまにお若いですねえ、といわれるためのポイントは以下の5点である。
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1)快活にふるまう
2)一芸・1ジャンルに通じる
3)世間に斜の姿勢を保つ
4)自信ありげにふるまう
5)ガブガブ飲む
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である。しかし、であるからといってモテるとは限らないので気をつけよう。
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舌およびおクチまわりでの表情づくりは、オトナの世界では幼稚とはいわれても若いとはいわれないのである。しかしいまの世の中、総じてみな若く見られようとして1)〜 4)の行いに励んでいるのではないか、そしてその結果、若いを通り越してみんな幼稚になってしまったのではないか、と思うのである。加減が難しいのね。
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たとえばドナルドトランプに影響されたらしい安倍晋三の朝日新聞批判のしつこさ、結局のところただただあり得るあり得ないの推論同士を闘わせている三浦瑠麗(37)の北朝鮮スリーパーセル大阪ヤバい発言(「ワイドナショー」フジテレビ)とそれへの批判である。おとなげなす。そう、これも“おとなげ”のお話なのである。
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ま、確かに関西の都市部は他より北朝鮮のスリーパーが潜みやすい地域だとは思うけれども、マスコミにおいてこうしたデリケートな問題に具体的な地名を挙げて言及してしまうのはポリティカルコレクトネス(political correctness=政治的・社会的に公正・公平・中立的で、なおかつ差別・偏見が含まれていない言葉や用語)的には完全にアウトである。決めつけられてしまう側への視点がない。
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さらに「こうした反応になるのは、番組をよく見ていなかったか、よほど、うがった見方をしたのか。理解できません」「仮にこのレベルの発言が難しいのであれば、この国で安全保障について議論をするのは正直、不可能です」、ときた。これをまとめて平たくいうと「バカじゃないの? もういいから!!」であろう。これで37歳である。
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もとい。あなた、もしかして舌をベロベロしている木村拓哉が大好きなのではござらぬか? いつまでもそのままでいてちょ〜だい、などと願ってはいないであろうか? うむ。たぶんそういう方々も多いのであろうと思う。日本は子どもが少ないのでみんなで子どもの役もやらなければならないのである。たぶん人間の群はそういうふうにできている。
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それでも、舌先が2つに割れていればおもしろかったのになーなどと妄想と現実の境をウロウロしている私よりはよっぽどオトナで健全であろうの。(了)
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