2018年2月21日水曜日

明石家さんまがそろそろ一気にボケそうな気がする



65歳以上の高齢者人口は3459万人で、総人口に占める割合(高齢化率)は27.3%である(内閣府「平成29年版高齢社会白書」)。またまためっきり超高齢社会である。こうした情勢にあわせて年金支給開始年齢も徐々に引き上げられようとしているし、公務員の定年も65歳に延長が検討されている。あ、これ日本のお話。



なんだろう。数年前はようやく人生の先が見えてきた気分になっていたけれどもまたよく見えなくなってきて、落ち着かない感じがする。寿命は1000年まで伸びるなどとヨタ話も多いし。かといって決して自分が若返っているわけでもないし、たとえば死刑から無期懲役に変ったみたいな気分。おかげで「人生の先行きは短いが1日は長い」というお気に入りのフレーズもいったんここいらで引っ込めねばならなくなった。



高齢者が増えたといってもただジジババの人数が増えたというだけではない。現役あるいは現役感ムンムンのジジババが増えているのである。いつまでもノコノコとしゃしゃり出てくる。



若者と同じくらいに元気で体力があり、雪かきでもなんでも任しときなはれや!! というならもちろん歓迎する。しかし、いつまでも現役タイプのジジババというものは、もうめっきり体力が落ちてねえ、とかいいながらそれなりのポジションに就いている方々が多いので困るのである。



というか、そうでなければ生き残れない。で、そこのところの事情はお互いさまなのでみなで上手く新しいポジションをつくったり、組織を機能不全に陥らせたりする。でもって対策委員会みたいなのをお手盛りで立ち上げる。あー忙しい、なんつって。下にいる若手は面と向かって文句もいえないし。



そんなこんなでたぶん公務員などは実質管理職ばかりになりつつあるのではないのか? あれこれ出さなくてもいい指示を出したり命令したり、それすらもしなかったり、というヤツらばーっかりになってきてるんじゃないの。それでなくてもむかしから病欠多いし。シビアに直間比率どのくらいのものなのであろう? コンパクトに抑えてくれないとね。



自由業という謎の職業ジャンルにいる身からいわせていただくと、さすがに組織に根を張るジジババシンジケートみたいなものはないけれども、いつまで経っても先輩が減らない。先輩は新しいことをやろうとしないし、たとえばITがらみになると急に遠い目付きになって存在を消そうとする。結局ジジババが理解できるものだけが取り上げられたり世の中に出ていったりすることになる。



さらにここにモーロクという問題が絡んでくる点においては、自由業のほうが顕著であろう。ついこのあいだもヨボヨボの医者に口の中を掻き回され血まみれで泣きそうになった。息子がインフルエンザのようでって、むかし取った杵柄って、口の中には臼も杵も入んないんだって。せめて保険医資格に年齢制限を課してくれんもんかのう。



以上、このニュースの前フリであった。





◆『Techinsight』2018年2月20日配信
【【イタすぎるセレブ達】マイケル・ジャクソン遺族、クインシー・ジョーンズの暴言に「認知症はないのか?」】

《 2009年にわずか50歳にして急逝したマイケル・ジャクソン。そんな彼の死をひどく悲しみ「あまりにも突然の悲しいニュースに、ただただ打ちひしがれています。こんなに若いのに、この世からマイケルがいなくなるなんて、悲しくてなりません。80年代に彼と作り上げた音楽は、今でも世界のあちこちで流れています。なぜなら、彼は求められるすべてのものを持っていたから。才能と魅力とプロフェッショナリズム、そして常に全力投球する姿勢を。頂点に立ったエンターテイナーとして、彼の功績は永遠に讃えられることでしょう。可愛い弟のようなマイケルを失ってしまった今日、私の魂の灯もひとつ消えてしまったことを感じます」と追悼の意を表明していたクインシー・ジョーンズ(84)から、なんとも信じがたい言葉がいくつも飛び出した。

故マイケル・ジャクソンのプロデューサーを務めたこともあるクインシー・ジョーンズが『Vulture.com』の取材に応じ、マイケルについて以下のような爆弾発言で音楽業界を激震させた。

「マイケルは、いろんな曲を盗んだんだ。(ドナ・サマーの)『ステイト・オブ・インデペンデンス』もそう。『ビリー・ジーン』だってそうだ。記録は嘘をつけない。無節操ってやつだ。」

この発言を知ったマイケルの遺族は激怒。マイケルのメンター、またコラボ相手でもあったクインシーの暴言にあきれ果て、こう語っているという。

「クインシーは、認知症の初期状態に違いありません。」

またマイケルの父ジョーさんは『NYポスト/Page Six』に対し「クインシーは、マイケルに猛烈に嫉妬している」「マイケルほど才能がある人間と、仕事をしたことがなかったからさ」と述べているが、クインシーにはマイルス・デイヴィス、フランク・シナトラらのプロデュースを手がけた経験もある。しかしジョーさんの言い分は?

「俺の息子が曲を盗んだなんて言っているが、この2曲のプロデューサーはクインシーだろうが。だから誰かが誤ったことをしたのだとしたら、それはクインシー本人だ。」

かつて印税の未払いがあったことで「マイケルに恨みがあったのでは?」などと推測する親族もいるというが、今となっては真相は不明だ。しかしマイケルとクインシーは後にタッグを解消しており、関係は決裂していたという。

なおマイケルの親族のひとりは、このように怒りを露わにしている。

「クインシーを許せるかって? クソめ、マイケルは(この世におらず)もう弁明もできないというのに。でも世界は知っている。マイケルは世界一のアーティストなんだ。誰からも曲を盗む必要なんてなかったのさ。」》





クインシージョーンズは、おっしゃる通りかなりイカれてしまった。記事の中に「マイケルは、いろんな曲を盗んだんだ。(ドナ・サマーの)『ステイト・オブ・インデペンデンス』もそう。『ビリー・ジーン』だってそうだ。記録は嘘をつけない。無節操ってやつだ。」という発言が紹介されているけれども、もしほんとうにこの通りに喋ったのだとしたらまったくツジツマが合わない。



記事には書かれていないけれども、クインシージョーンズはこのとき「ビリー・ジーン」は「ステイト・オブ・インデペンデンス」のリフを盗んだ、と発言している。「『ステイト・オブ・インデペンデンス』もそう。『ビリー・ジーン』だってそうだ。」といういいかたとはあわない。



また「ステイト・オブ・インデペンデンス」の作詞作曲はプログレッシブバンドのイエスのジョン・アンダーソンとヴァンゲリスである。マイケルジャクソンはまったくからんでいない。



そしてこのインタビューでは「ビートルズは最悪。ポール・マッカートニーは最低なベーシスト。リンゴは話にならない」という悪態まで吐いている。84歳のクインシージョーンズ、モーロクしてミソもクソも一緒になってしまったのに違いないのである。汚ですまぬ。



調べてみると最近のクインシージョーンズはこのほかにも同じようなモーロク発言を繰り返しているらしい。



「イヴァンカとは昔デートしたんだ。彼女の方が俺と一緒にディナーをと望んできてね。ずいぶん脚のキレイな女でさ。俺の知る限り、最もキレイな脚を持った女だね。」
イヴァンカとはもちろんドナルドトランプの娘、アメリカのファーストドーターである。(「Techinsight」2018年2月9日配信【クインシー・ジョーンズ仰天発言「イヴァンカ・トランプの美脚はピカイチ 以前はデートした」】)



記憶を勝手に創出さえしているらしいのである。いまをときめくテイラースウィフトの曲もボロクソにコキ下ろしたそうだし、いいたい放題である。大物だからとて誰もそのシワだらけの首に鈴をつけたがらない。



たぶんそのうち日本にもこういう人物が現れるのであろう。あるときおかしいな? と思ったら実はちゃんとモーロクしていた超有名人。実は私にはすでに目星がついているのである。



その第1号は、長年にわたって超多忙でハイテンションな生活をし続けてきたあの男、慢性的な睡眠不足で脳にダメージが蓄積しているに違いないあの男である。明石家さんま(62)。



さんまちゃん完全にイカれている、となったとき吉本はやっぱり60歳で引退させてやればよかった、と悔やむのであろうか? それとも使える年寄りは死ぬまでこき使わにゃ、と開き直るのであろうか? 開き直るだろうなあ。で、さんまも半醒半睡みたいな、けっこう笑えるボケをかますんだろうなあ。ひとりご長寿早押しクイズ。



でもってジミー大西とのお買い得セットを売り歩く明石家さんまに引導を渡すのは、やっぱり若者の仕事なのである。文句ばかりいっていてもはじまらぬ。(了)




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