2018年2月8日木曜日

いつもいつもLGBTが増えているといわれると……



【おはよう句会】
 ◎ 平成三十年二月八日(木)仏滅 ロカビリーの日 一

ブログにて 曜日まちがえし うつけ者 
定年オヤジか 闇夜の空気銃(空砲)

〈解題〉
「おはよう句会」の第1回目、2月6日(火)を水曜日と勘違いしていたことに2日後のただいま気づいた。たいへん申しわけなし。しかしご指摘もなく、まるで闇夜の空気銃(空砲)ゆえどこの誰に謝っているのかいっこうに手応えを掴めぬ。



【おはよう句会】
 ◎ 平成三十年二月八日(木)仏滅 ロカビリーの日 二

ご結婚延期の報 赤坂御用地へ 掌あわす女ひとり
すべてをこの身で受け止める 小泉今日子

〈解題〉
こおゆう大きな出来事があるとマスコミの矛先が逸れて今日子らくちんになる。とわいってもわあわあ派手に騒げるお話でもないので効果は限定的と心得るべし。



【おはよう句会】
 ◎ 平成三十年二月八日(木)仏滅 ロカビリーの日 三

新宿の整体師さんへ 顔の右左が 整いません
あらあら光ちゃん 歪んだむかしの上半身がそのまま顔に

〈解題〉
貴乃花光司さまの御尊影を拝見いたしますと向って左下から右上に顔面が傾斜しております。鼻はこころもち左から右に流れております。したがいまして左右眉毛のライン、両目のラインに鼻筋をあわせますと「キ」という文字になります。申し上げられるのはここまでです。もとい。脳卒中全般にお気をつけくださいませ(by全顔主義創唱者・顔野太郎a.k.a.ゲジとフンドシ)。



こおゆうことをしているととどめなくおっと間違いた(by荒木経惟)とめどなくバカに流れる。ゲジというのは河野太郎(55)であり、フンドシというのは川野太郎(57)である。



しかしなにを考えているのかよくわからない、バカにしているのでござるか? とつい疑いたくなることは世の中にたくさんある。たとえばコレ。↓





◆『CNN.co.jp』2018年2月7日配信
【「男子でも女子でもない」中高生、米国で増加】

《(CNN)自分の性別を「男子でも女子でもない」と認識する中高生が増えているという調査結果を、米ミネソタ大学の研究チームが発表した。

研究チームはミネソタ州の9年生(日本の中学3年生)と11年生(日本の高校2年生)約8万1000人に関する2016年の統計をもとに、性別についての認識を調査。5日の小児学会誌に調査結果を発表した。

それによると、調査対象とした中高生の約2.7%に当たる2200人近くが、自分の性別について「男子」「女子」といった従来のような分類には属さないと認識していることが分かった。

この割合は研究者の想定を上回る。カリフォルニア大学ロサンゼルス校の1年前の研究では、自分をトランスジェンダーと認識する13~17歳の子どもの割合を0.7%と推定していた。

トランスジェンダーの若者や、出生時に割り当てられた性別と自分の認識が一致していない若者は、そうでない若者に比べて、著しく健康状態が悪い傾向があることも分かった。そうした若者は予防のための健康診断をあまり受けず、学校の保健室へ行く機会も少ないという。

専門家は今回の調査について、ここ数年でトランスジェンダーに関する認識が高まったことにより、子どもたちも男女のみにとらわれない性別を自認しやすくなったと解説する。

学校や医療機関は性別に対する狭い見方を捨てて子どもたちの認識への理解を深め、健康状態の偏りを解消する取り組みを継続する必要があると研究者は提言している。》





《調査対象とした中高生の約2.7%に当たる2200人近くが、自分の性別について「男子」「女子」といった従来のような分類には属さないと認識していることが分かった。》とある。果たしてこれがニュースになるほどの数字なのであろうか? そう考えればLGBTの人々が増えている、みたいな言説がつとに最近目立っているような気もする。



2015年の電通ダイバーシティ・ラボ調査によれば、「同性愛者、性同一性障害などの性的マイノリティー(LGBT)は、全体の7.6%にのぼる」らしい。調査対象は全国の20〜59歳の男女69989人である。内訳は以下の通り。

L:レズビアン(女性の同性愛者)0.5%

G:ゲイ(男性の同性愛者)0.9%

B:バイセクシュアル(両性愛者)1.7%

T:トランスジェンダー0.7%

その他 3.8%
※上のどのカテゴリーにも該当せず、Xジェンダー(男女どちらとも決めたくない人)、インターセクシュアル(体の性がどちらとも言えない人)、アセクシュアル(無性愛者)、クエスチョン(心の性や性的指向がわからなかったり、迷っていたりする人)など



記事にある《「男子」「女子」といった従来のような分類には属さないと認識している》人々というのは、ここでは「その他」に属するのであろう。いわゆる成人(20〜59歳)と中高生(日本の中学3年生と高校2年生)という対象の違いはあるけれども、約2.7%と3.8%である。アメリカの中高生、予想を上回っているとはいえなにが問題か。



トランスジェンダーに対する認識の高まりが全体のムードをカタチづくっているとしても、増えている増えているといい過ぎではないのか? といいたいわけである。どうして増えているといいたいのであろう? 電通の場合はとうぜん商売がアタマにある。この調査でもLGBT市場は5.94兆円規模という推計をまとめている。



気になるのはそうした言説が応じている一般世間からのニーズがどうして、どこから生まれてくるのか? ということである。



おそらく、ありていにいってしまえば、未来に対する漠然とした不安が、無意識のうちになにがしか人類的規模の危機の兆候を見つけ出そうとしているのではないのか、という気がするのである。まあ、“未来に対する漠然とした不安”、“無意識のうちに”などとこの手のヨタ話の常套文句ばかりが並んで顔が赤らむわん。



でもっていっておきたいのは、一見すると生殖とは縁のない同性愛だからといってただちに進化論的には無用、ひいては人類破滅の原因につながる、ということなどにはならないのである。



種の維持や進化は群単位で捉えなければならない。そして動物の観察によって、多くの種において同性愛の個体が群の中につねに存在し、種の維持のために社会的な役割を果たしていることがわかってきている。でなければ同性愛の個体はすべからく遺伝的に淘汰されてしかるべきであろう。



男性の女性化、たとえばイクメンというヤツ。これも種の維持のためといえばいえる。同性愛とはまた問題が異なるように見えるけれども、種の維持という進化論的観点から見れば近い。



未来の悲劇を彷彿させるヨタ話はなにかの拍子に大きな、罪のない犠牲を生む。遠くない将来に大災害が予測されているいまなので、ちっとばかり殊勝に考えた。(了)




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