2018年7月11日水曜日

オウム真理教はもう古い!! これからは「クサイ無真理教」だ!!



オウム真理教に対抗すべく宗教団体を立ち上げるならどうする? とまたボンヤリしてほぼ3時間が経ちました。ヒマです。ますますボンヤリします。それでも決めたことはいくつかあります。



まず、この宗教の名前は「クサイ無真理教」といいます。クサイ(ξ)とは分配や関数を示すときに用いられるギリシャ文字で、対応するラテン文字はXです。なんとなくそれっぽいので選んでみました。



「無真理教」は読んだそのまま、真理などないのだ!! という主張を込めております。したがって教義もあれこれと展開のしようがなく、といいいますか語った途端に、おやおやおまえがいま訴えているそれこそが真理ではないのか? というベタなツッコミが待ってましたとばかり突きつけられることが予想されますので、ここは「絶対無真理」の5文字だけを置き去りにしてサラリと流します。



無意味な言葉「絶対無真理」をホトトギスの鳴き声「テッペンカケタカ」のリズムで



絶対無真理、絶対無真理、絶対無真理、絶対無真理、絶対無真理
絶対無真理、絶対無真理、絶対無真理、絶対無真理、絶対無真理



と毎日10回唱えることが日課です。目を上方向に剥きアゴを心もち前方に突き出し、クチを大きく開けたまま行うと効果的です。顔面ヨガでいう「キングスマイル」のポーズです。このとき耳が後ろに下がらないように注意。



これ以外の修行、たとえば庭先の掃除や座禅などをする必要はありませんし、水中に長時間留まる秘義「水中君バカ」も顔を水につける程度でけっこうです。



これを2日も続けますと心が軽くなります。やれ人に裏切られただの騙されただの、そんなことはどうでもよくなってしまいます。これが最終解脱です。まことにおめでとうございます。



ということで最終解脱者にはホーリーネームが与えられます。ワタクシは男なのに「松本聖子」にしました。



とかなんとかいいながら教祖になったとして、死後、教祖の遺体の扱いはどうしたものか? というまったくどうでもいい問題がもちあがってきます。ワタクシ自身といたしましてはただの生ゴミ扱いでもかまわないのですが、物好きな死体フェチのあいだで奪い合いになっても困ります。



とはいえワタクシには娘も、さらにこれから慌てて後継者を生成するにも100人の愛人もいませんので、誰かに任せるということは、たぶんできないでしょう。と思います。



いろいろ考えてみて、檀林皇后方式がよさげです。以下、とても便利なWikipediaからの引用です。





《(第52代嵯峨天皇皇后・橘 嘉智子=檀林皇后は、)仏教に深く帰依しており、自分の体を餌として与えて鳥や獣の飢を救うため、または、この世のあらゆるものは移り変わり永遠なるものは一つも無いという「諸行無常」の真理を自らの身をもって示して、人々の心に菩提心(覚りを求める心)を呼び起こすために、死に臨んで、自らの遺体を埋葬せず路傍に放置せよと遺言し、帷子辻において遺体が腐乱して白骨化していく様子を人々に示したといわれる。または、その遺体の変化の過程を絵師に描かせたという伝説がある。》





鳥や獣の飢を救うため、「諸行無常」を諭すため、というほかに修行僧に色欲の儚さを知らせ煩悩を断ち切らせるため、という説もありますけれども、檀林皇后、なくなったときすでに64歳でありましたから、それは生前においても十分に可能であったかと思われます。



ちなみに「遺体の変化の過程を絵師に描かせた」ものは九段階に分けてあるので「九相図」と呼ばれ、檀林皇后以外をモデルにしたものもあります。みなさん美人の誉れ高かった方々です。檀林皇后の九相図は京都の西福寺に、また小野小町の九相図とされるものは京都の安楽寺と補陀落寺に保管されています。



ついでですから「九相図」の「九相」がどのようなものであったか、これもまた便利で重宝なWikipediaからおさらいしておきましょう。





《 〜 略 〜 九相図の場面は作品ごとに異なり、九相観を説いている経典でも一定ではない。『大智度論』『摩訶止観』などでは以下のようなものである。

脹相(ちょうそう) - 死体が腐敗によるガスの発生で内部から膨張する。

壊相(えそう) - 死体の腐乱が進み皮膚が破れ壊れはじめる。

血塗相(けちずそう) - 死体の腐敗による損壊がさらに進み、溶解した脂肪・血液・体液が体外に滲みだす。

膿爛相(のうらんそう) - 死体自体が腐敗により溶解する。

青瘀相(しょうおそう) - 死体が青黒くなる。

噉相(たんそう) - 死体に虫がわき、鳥獣に食い荒らされる。

散相(さんそう) - 以上の結果、死体の部位が散乱する。

骨相(こつそう) - 血肉や皮脂がなくなり骨だけになる。

焼相(しょうそう) - 骨が焼かれ灰だけになる。 》





しかしまあ、見た目グロテスクなのは仕方がないとして、「路傍に放置せよ」とはなんと素敵なお言葉でしょう。どこぞで縦位置のまま亡くなられたどなたかにもこの程度のことは語っていただきたかったですね。そして、レーニンだの金日成・金生日親子、ホー・チ・ミン、毛沢東だの、エンバーミングされた晒し者たちの愚かしさよ!! 可哀想です。





あ、そうそう。ミイラ化して漢方生薬として売る、あるいはもっと手っ取り早く人工的に粉末状にして「人肉カプセル」として売る、という方法も収入が得られてナイスかもしれません。



しかしこれらの方法は、いずれにしてもなんらかの法にひっかかりますので実現は難しいです。あたりまえですけど。



その一方で、おおっぴらに野ざらしの状態で放置することで、死体が自然に腐敗し、分解されていく過程を明らかにする研究施設もあります。アメリカでは「ボディ・ファーム(死体農場)」と呼んで8ヵ所もあるそうです。日本にもそういう施設をつくっていただけないものでしょうか。



できましたらワタクシはぜひそこにお願いしたいと思います。あ、自然や宇宙に還るとかではありません。滅相もない。ただただイチバン面倒くさくないやり方だと思うので。(了)








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