はじめにお断りしておくけれども、ワタクシは河野景子(54)が嫌いだ。女がご機嫌で笑顔を振り撒くのを見ると虫酸が走るようになったのも河野景子のおかげだ。裏に必ず打算がある。ご本人たちには自覚がないのかもしれないが、ワタクシの目にはどうしてもそう映る。いろいろ大袈裟だが。
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そういうわけで、もしここに河野景子ファン、河野景子シンパみたいな方がいらっしゃるのなら、たいへん恐縮であるけれどもここから先へ進むのはご遠慮いただきたい。ご気分を損なうこと必定である。
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で、その河野景子が離婚してザマア、と思っていたら当初、世間の目があまりに河野景子に対してやさしいのに驚いた。やれ、おカミさんとしてさんざん苦労したものねえ、とかこれからも仕事にはきっと困らないわよねえ、とか。そしてこうした支持派は女に多い。といっても近所の居酒屋限定リサーチの結果だが。
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通いのおカミのなにがそんなにエラいのか、おカミはいつも部屋にいて弟子たちのことにまで細かく心を砕いているものではないのか、仕事っつったって、その半端なおカミ業だとか貴乃花とのことだとかについて喋れるというだけではないか。と、ワタクシはたいへんに不満だったのである。憤っていた、というくらいに。
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だがしかし、まるで世間から丸出ダメ夫の烙印を押されているようなワタクシでも、居酒屋でババア相手に河野景子の是非(!)について白熱の議論を展開するほどバカではない。そういうババアにはかならず「確信の壁」というべき強固なバリアがあって、理屈も事実も通用しないのである。したがってこうした場合はどうしても泣く泣く「それでも河野景子はイヤなヤツ」と呟きつつ野に下るガリレオ・ガリレイ(享年77)みたいな心境に陥る。
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オトナなワタクシはそういう状況を招かぬよう心奥に一灯の真実を抱きつつ、山本リンダ(64)の「こまっちゃうナ」なんかを熱唱してまた翌日アタマを抱えるのである。
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おお、だがしかし、居酒屋でクダを巻いている天地左右かっちんかっちん(byザブングル加藤歩)な「確信の壁」で囲まれたようなババアズ、ババアどもとも正面切って議論してしまうのが貴乃花という男なのだ。ちょうどよい。Wikipedia「ガリレオ・ガリレイ」の項にこんな解説があった。
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《 当時(中世イタリア)の権力者たちの権力争いの渦に巻き込まれる中で、(物理や天文の研究に関しては天才的ではあったものの)政治や人間関係に関しては不得手で素朴な考え方をしていたガリレイは(他の世渡り上手な学者たちに比べると)あまりうまく立ち回れず、次第に敵を増やす形になってしまい、ついには彼のことを快く思わない者によって、彼の支持した地動説を口実にして異端審問で追及されるように追い込まれたり、職を失ったり、軟禁状態での生活を送ることになった。》
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他人事とは思えないではないか。貴乃花も他人だが。
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改めて確認しておくが貴乃花はバカではないのだ。むしろ好奇心が旺盛でよく考える。しかし原理主義的であり絶対主義者でもある。正しいことは1mmでも1秒でも決して譲ってはならぬと考える。いや考えるのではなくそういう具合に反応してしまう。言葉巧みではないから、言葉でわからなければ行動するしかないと考える。
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愚かな世間はこれから長い時間をかけて貴乃花の行動一つひとつの意味をよーく紐解くがよい。純粋な相撲バカ一代の尊き姿が必ずや立ち現れてくるであろう。あ、貴乃花はバカではない。
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で、そんなこんなで河野景子嫌いなワタクシに、この一日二日、ようやく順風が吹いてきた。これ(↓)などはその代表。
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◆『NEWSポストセブン』2018年11月29日配信
【貴乃花、妻・息子に「もうオレを利用するな」と思ったか】
《 23年間に及ぶ結婚生活にピリオドを打った元貴乃花親方(46才)と花田景子さん(54才)。元横綱日馬富士による貴ノ岩への暴行事件に端を発した、貴乃花と日本相撲協会とのいざこざのなかで、夫婦の関係は悪化。貴乃花が相撲協会を退職したことで、景子さんは我慢の限界に達したという。
そして、もう1つ離婚への引き金となったのが、子供の存在だった。長男の優一(23才)は昨年の6月に1才年上の女性と結婚。
「その妻とは早くから別居状態となり、ほとんど夫婦関係のないまま離婚協議に入っているそうです。景子さんは優一くんを支持しているようですが、親方は“責任感がなさすぎる”と激怒している」(後援会関係者)
優一の仕事を巡って夫婦の意見は対立した。優一は靴職人を名乗っているが、昨年夏に芸能事務所に所属。タレントデビューした。しかし、芸能活動はうまくいかずに今秋には事務所を解雇されていた。
「この芸能事務所は景子さんの紹介だったそうで、デビューは彼女の後押しがあった。親方は靴職人として独り立ちしていないうちに、芸能界に入ることを強く反対していました。この9月に事務所を解雇された後、親方は“靴職人としてしっかりとがんばれ”と声をかけたそうですが、その裏で景子さんが、テレビ局に優一を売り込んでいたことがわかり、そのことでも夫婦は口論になったと聞きます」(景子さんの知人)
離婚の話し合いは10月上旬頃、貴乃花から切り出したという。この1年以上、貴乃花は相撲部屋で、景子さんは自宅での別居状態が続き、夫婦の会話もほとんどなかった。
「いわゆる“仮面夫婦”でしたが、景子さんは離婚に消極的でした。彼女には、これまで部屋を支えてきた自負がありますし、女将さんブランドが消えると仕事に影響が出ます。彼女の講演やトークショーの内容は、女将さんという立場を存分に生かしたもの。親方、弟子、部屋経営なども必須アイテムでした。今さら離婚することは、デメリットのほうが大きいと思ったのでは。最後まで抵抗したようです」(前出・後援会関係者)
この頃、優一がブログに貴乃花と景子さんの2ショット、貴乃花と自分のハグ写真などを載せた。それは、両親を離婚させないための“援護射撃”だったとみられている。
「優一くんも景子さんと同じ考えで、協会を辞めることも離婚も反対だった。親方の退職は角界のしがらみから逃れ、裸一貫の再始動を求めてのもの。それが理解されなかった。優一くんにとっても芸能活動をする上で、“貴乃花ブランド”が大きな後ろ盾にはなるでしょうから。結局、妻も子も“おれのことより自分のことばかり”、と親方には映ってしまった。2人に対して、“もうおれを利用するな”“もういいだろう”という考えになり、離婚へと突き進んだ。最終的には親方が強く押し切って離婚届に判を押させたようです」(前出・後援会関係者)》
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元記事は『女性セブン』2018年12月13日号である。秋篠宮眞子の「東宮御所正門」開門事件も同誌(2018年11月29日・12月6日号)であった。あいかわらずジャニーズベッタリではあるがジャニーズの影のないところでは元気だセブン。
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この記事をあの居酒屋のババアズにも見せてやりたい。そう、そうなの。誰も彼もが「ブランド」に狂奔したバブル時代にもてはやされた「フジの女子アナウンサー」の、これが末路である。どうしても最後まで「ブランド」にしか目がいかなかった女、河野景子である。これからの苦境が目に浮かぶ。
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まー、叱責を覚悟でいわせていただければ、あのころアタマのなかはブランド名と食べ物の名前だけというヤツらがいかに多かったことか。で、またそれだけで会話が成立したというのもあの時代の恐ろしさじゃった。いま考えれば。フランスワインとドイツワインの見分けさえつかぬくせに。
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河野景子には、今後ともご機嫌うるわしくそこらじゅうに笑顔を振り撒いて生きていっていただきたいと願う。(了)
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