木村太郎（80）はまだプアホワイトはバカだと思っている。ワタクシはどうしてもアメリカを移民と自由の国だと思ってしまう。明石家さんま（63）は木村拓哉（45）のことをいまだに大スターだと思っているし、マツコデラックス（46）はジャニーズのパワーをいまさら畏れている。
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感覚をアップデートし続けていくのは思うほど簡単ではない。しかしここまできてしまうと呆れを通り越してイライラさせてくれるのがコイツ。完全に過去の人の石橋貴明（57）についてアレコレいうこと自体がアウトだとは重々承知のうえでみなさまにご紹介したい。ま、とんだ八つ当たりでイライラ仲間に引きずり込むってことだけれども。
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◆『E-TALENTBANK』2018年11月6日配信
【石橋貴明、みちょぱとの約束＆願望明かす「100万払う」】
《 5日に放送されたフジテレビ系『石橋貴明のたいむとんねる』に出演したとんねるずの石橋貴明が、みちょぱへの想いを覗かせた。
番組では、番組MCの石橋、ミッツ・マングローブの他にハライチやカンニング竹山、みちょぱこと池田美優が登場し、昭和から平成にかけブームになった犬種についてトークを展開した。
その中で、石橋が「みちょぱは犬好きなの？」と質問し、池田が「飼ってます、わんちゃん」と答えると、石橋は「本当？俺も飼って」と池田に寄り添った。これに澤部佑が「なんだそれ、気持ち悪りぃな」とツッコミを入れると、石橋は「みちょぱは20歳になったら俺と赤羽で飲む約束してんだよ！」と明かし、池田を気に入っている様子を見せた。
さらに番組終盤で、どの犬種に惹かれたのか聞かれた石橋は「みちょぱで」と池田に近づき、笑いを誘うと「みちょぱなら俺ね、100万払う」と発言し、共演者たちは「最低」とツッコミながら笑い声をあげた。
池田は先月の10月30日に20歳の誕生日を迎えており、10代最後の日にはTwitterにこれまでを振り返る様な内容を投稿し反響を呼んでいた。》
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いまさらクチにするのも憚られるセクハラである。しかも公開セクハラである。フジテレビに謝罪文まで書かせた「保毛尾田保毛男」（2017年９月28日放送『とんねるずのみなさんのおかげでした』）問題をもう忘れているのだろうか。だとしたら、石橋貴明そうとうユルいアタマと不屈の闘志の持ち主である。ああ、セクハラをギャグだと思ってしまう体質ってわけね。これがあるかぎり再浮上の目はない。
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さらに間抜けなことに石橋貴明、かつてみちょぱ（池田美優・20）がいまは亡き紀州のドン・ファン野崎幸助（享年77）&22歳妻の結婚について「77歳の人と100万円、安いかな」と発言していたことを完全にスルーしてしまっている。いいネタだったのに。いまさらながら時代にアジャストしていないのである。バカみたいだけれども大切なことよ。
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もうひとついわせていただければ、この『石橋貴明のたいむとんねる』（フジテレビ）のセットといい衣裳といい「昭和から振り返る昭和」である。何十年も前から見続けさせられてきた昭和ノスタルジーだ。そうではなくてやるならやはり平成29年から振り返る昭和というものを見せていただきたいなあ、と思う。私だけではあるまい。文化鍋はアルマイト。つまり昭和という時代への新しい視点なりもう一歩踏み込んだ括り直しなりがそろそろ見たい。
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たとえば、みちょぱである。みちょぱもまたみちょぱでいまだに「ギャル」を標榜し、そのくせ「マジ卍がわからない」という更新停止の人だ。だから石橋貴明とか松本人志（55）とかこのあたりの年齢のジジにはわかりやすく安心感があって好かれる。石橋貴明や松本人志のイメージのなかの「ギャル」に通じるといえばいいのか。
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みちょぱの「昭和性」といういいかたもできる。タイムトラベラー的早生の昭和お水。なにをいっているのかよくわからぬが、ともかくここが藤田ニコル（20）なんかと明らかに一線を画するところだ。
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ということで今回のみちょぱに対する100万円セクハラも「昭和劇場」と銘打って演じられればよかったのである。昭和の時代にはこんなこともありましたね、と。どうしてもやりたかったのなら。
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世界白地図を現状に合わせて好きな色に塗り分けてみてください、といわれたら迷う。白と赤と青と緑? 白と黒と茶色と黄色? それとも真っ黒? 世界はいまどんなことになっているのだろう? ホントにわからなさすぎる。ワタクシははっきり世界に置いていかれている。人のことはいえない。家なき子。こころよりお詫び申し上げる。（了）
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