ASKA(宮﨑重明・60)が覚醒剤のことを「時間の前借り」だといったという。↓
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◆『日刊サイゾー』2018年11月15日配信
【ASKAが覚せい剤中毒のきっかけを「時間の前借り」と……ほかの芸能人の場合は?】
《 歌手のASKAが12日放送の『ビビット』(TBS系)で単独インタビュー出演を果たした。ASKAは2014年5月に覚せい剤取締法違反容疑で逮捕され、懲役3年執行猶予4年の有罪判決を受けている。
その後はブログで長文のエントリを発表するなど活動再開準備を続けていた。ただ「盗聴・盗撮を受けている」といった被害妄想と見られる記述が話題となっていた。16年11月にも覚せい剤使用容疑で逮捕されるも、嫌疑不十分で不起訴処分となり釈放されている。
18年秋には逮捕後初となるコンサートツアーを再開させ、このタイミングでのテレビ出演となった。ASKA薬物について「出会ってしまうもの」「時間の前借りと思っていた」といった過去の体験を語った。独特の表現ながら、生々しい言葉ではあろう。
〜 略 〜 》
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「時間の前借り」。覚醒剤を使えば仕事がサクサクはかどる。疲れ知らずで眠らなくてもいい。と、そんな感じなのであろう。だから仕事の成果を早く手にできる。ような気がする。その意味では「時間の先取り」かもしれない。しかし「前借り」にしろ「先取り」にしろ、そうして手に入れたつもりの時間はいつかなんらかのカタチで返さなければならない。
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ここでいう「時間」はそのまま「カネ」に当てはまる。借金は時間の先取りだ。カネが貯まるのを待たずに高額商品を手に入れられるし、必要な資金ができる前に行動を起こせる。借金のチカラを借りれば本来必要な時間をショートカットできる。
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しかしあたりまえ&くどいようだが借りたカネは返さなければならない。その返済のために働くあいだは前進できない。過去の清算というやつ。
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で、ワタクシには若い方々に教えられるものはなにもないけれども、ただひとつ、若いうちの借金は絶対にするな!! ということだけは声を大にして申し上げたい。自信をもっていえるのはこれだけ。
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借金のために足留めを食らうほどバカバカしいことはない。もしなにかをなしたいのなら、カネがなければ野良犬と飯の奪い合いをしてでも、公園の野草を喰ってでも、歯を食いしばって凌ぐことだ。凌いでいればどんなに小さな一歩でもプラス勘定になる。しかしここで気安く借金をしてしまうとマイナスに落ちたところからはじめなければならない。そうすると今度は逆にカネで時間を売ってしまったのと同じ状況に陥ってしまう。
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なにしろワタクシは急遽200万円のカネが必要になったものの、すでに借りまくっていてあてもなく俗にトイチ(十日で利息一割)といわれる街金融に飛び込み、ぐだくだ渋るオヤジに向って「200万の現金もないのか」と毒づいた男である。小さな借金事情には詳しい。
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そのときのお話。街金融のオヤジは若造にそんなことをいわれ放題ではメンツが立たないとでも思ったのか、椅子の後ろの金庫の扉を「おらおら、そのくらいのカネはいつでもここに用意してあるっ!!」と、しかし隠すように素早く開け閉めしたのである。チラッと盗み見たら案の定、新聞紙しか入っていなかった。
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あとから考えればその“一見すると街金融”は大手サラ金から借りられるように口利きをするとウソをついて先に手数料(だいたいは借り入れ希望額の1割)をせしめるという手口の仕事をしていたのだ。その前に何件かそんな店に行き当たったこともあった。
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こちらは焦っていたのでそんな詐欺まがいの話に行き着く前に、なんだよーカネないのかよー、になってしまったわけである。いま振り返ればDD(どっちもどっち)凄まじくビンボくさい話で小っ恥ずかしいかぎりでごわす。
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街金融のさらに下の下のそんな怪しいところにまで首を突っ込むようになるには、しかしそれほど時間も手間もかからない。クレジットカードとサラ金が焦げつけばほとんどそれまでだ。
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借金で泥沼に陥らないための大切な心がまえがひとつある。怖れず開き直ることだ。借金が雪だるま式に膨らみはじめれば結局は自己破産か失踪か、いきつくところまで行く。必ず行く。そして真面目なヤツほどそうなりやすい。
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そこで必要なのは「ないものはない!!」(by近藤正臣)と開き直る勇気だ。そして開き直るならトイチ(ネット金融も同じ)の世話になる前がいいし、サラ金の世話になる前ならもっといい。「ないものはない!!」と開き直れば自ずと道は開けてくる。
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「明日の100万より今日の5万」、という場合もよくある。しかし今日開き直ってしまえばじきに明日はくるのだ。この冷静さふてぶてしさを胆に命じておこう。今日中に200万円!! とあせりまくったワタクシがいうのも面映いけれども。
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トイチの世話になっていても開き直りはできる。とくに街金融は店舗を開いて違法な金利での貸し付けを行っているわけだから、そうそう激しい取り立てはできない。電力会社にニセの連絡を入れて送電を止めさせるとか大量の出前がくるとかということもワタクシの場合はなかった。
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ああ、だからいまは街金融も少なくなったのか。ただネット金融にしても攻撃はその程度のものだ。こちらの住所を抑えられているので近隣に嫌がらせの電話というのはある。しかしそれも正直に頭を下げて回れば済むこと。それ以外のアプローチはなかった。あまりみなさんにご迷惑がかかるというのであれば、無料法律相談かなんかを利用して弁護士から連絡を入れてもらうことをおすすめする。
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会社勤めの場合はあらかじめ会社のほうにもアタマを下げてしまうこと。会社の法務が対応してくれる場合もある。世間体や体面などかなぐり捨てて開き直るのだ。開き直るというのは、つまりここらが潮時、と見極めをつけることなのさ。
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でもってふつうに働いていればじきにふつうの毎日は戻ってくる。しかし若者よ、こんなくだらないことにかかずらわってムダに過ごすな。カネがないから買えないできない、は決して恥ずかしいことではない。ローンやキャッシングよりひもじさのほうを選べ。(了)
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