このあいだラーメンを食べていると小学校高学年くらいの男児とジジババが4人、ドヤドヤと入ってきたのである。ちょうどワタクシの斜め前のテーブルに座ったのでいつものくせで眺めていると、ジジババが男児の世話を焼く焼くやくみつゆ。
*
メニュー選びから運ばれてきた料理の配置、水のお替わり、おしぼりを広げるのにまでいちいち手を出す。そのあいまに口々に「これでよかったの?」「熱いから気をつけて」「ふうふう」とかなんとか注釈を入れる。酢は入れるか? コショウはどうか? そんなもの本人に任せておけばいいものを一瞬たりとも休まず世話を焼き続ける。おいしい? 辛くない? お水飲む?
*
結果、男児は入店から食事が終わって店を出ていくまでひとこともクチを利かず、ただ首を左右にするか縦に振るかだけであった。どう見てもなんらかの事情があるようには見えなかったので、過保護もついにここまで、と身震いが出た。
*
これの逆に、なにをやっても端から細々とすべて注意され否定され続ければ、子どもはたちまち無気力に陥り鬱状態になってしまうだろう。どうしてこんなことをいうのかといえば、ワタクシたちはなんだかすでにそういう極端な面倒見のよすぎる世のなかに住んでいるのではないか、という気がしてならないのだ。いやワタクシ個人は放擲され幾久しく顧みられることもなく埃をかぶったままなわけだが。
*
たとえばこういうこともある。↓
*
*
*
◆『Business Journal』2018年11月9日配信
【関ジャニ∞大倉忠義精神限界で「引退」も......非常識ファンの「超絶ストーカー行為」に寿命が縮む日々?】
《 関ジャニ∞大倉忠義の発言が注目を集めている。
大倉は「Johnnys web」内のブログで「賛否あるだろう事をわかった上で書かせていただきます」と前置きし、一部ファンの執拗な追跡などを批判。友人と食事をしている際に駅などにいつもいるファンが横のテーブルにいることもあり、「ストーカー行為ではないのか」と疑問を投げかけた。
そして「もう、ストレス以外のなにものでもない」「原因不明の病気がストレスのせいだと言われたりもする。寿命が縮まっているのではないかとも感じる」「ルールを守って会いに来てくれるファンの子に申し訳ないし、失礼なのではないのだろうか」「そろそろ限界」と結んだ。
人気アイドルの想像以上にストレートな訴えにネットでも「そういうのはファンとはいわない」「これは辛い」「存在アピールなんだろうけど気持ち悪いだけ」と、一部ファンへの批判と大倉への同情の声が溢れている状況だ。
アイドルの過剰な追い回しなどの迷惑行為は、主に「女性アイドルに対する男性ファン」だと早い段階で事件化されるが、確かに「逆」は聞く機会が少ない。しかし、今回の大倉の告白で見方も変わるかもしれない。
このまま状況が好転しなかった場合、大倉にとって「最悪の事態」も起こり得る。
「大倉さんは『普通の人に戻る方がよっぽどらくだろう』とも語っています。このままでは芸能界引退だって視野に入ってきてしまいます。大倉さんは親族がしっかりしていますし、未練がなければ引退してしまう可能性もゼロではない状況といえるかも......。
大倉さんは女優の吉高由里子さんと交際していましたが、破局説もあり、週刊誌に『火遊び』も取られるなど、芸能人が抱えそうなストレスを一身に受けています。その上『味方』であるはずのファンまでストレスの対象というのは......やはり、我慢できないでしょうね」(記者)
人気アイドルの「ファン(に似た別のなにか)」がアイドル寿命を縮めるというのはなんとも哀れだ。》
*
*
*
実際にKing&Princeの岩橋玄樹(21)はパニック障害の治療に専念するためとして今月初旬から休養しているし、空気人形みたいな「嵐」の櫻井翔(36)も精神状態が不安視されている。
*
*
*
◆『TOCANA』2018年11月9日配信
【嵐・櫻井翔の「激太り・激ヤセ」が最大懸念… 去年の悪夢再び!? 紅白司会で不安視される体調問題とは?】
《 NHKは9日、平成最後の紅白歌合戦「第69回NHK紅白歌合戦」の司会に女優の広瀬すず(20)と、櫻井翔(36)が決まったと発表した。白組司会は、16年に相葉雅紀、17年に二宮和也が務めており、今回もその流れを継いだかたちだ。櫻井翔は5月公開の「ラプラスの魔女」で広瀬と共演していることもあり、若い広瀬のサポートも期待されての起用とみられている。
「NEWS ZERO」のキャスターも務め、司会経験も豊富な櫻井翔ゆえに、ファンやネットでは進行の腕に期待する声も大きいが、一方で不安視されているのが体型だという。
「昨年末の『紅白』に出演した櫻井は、明らかに浮腫んで激太りしている上、顔や手に絆創膏が貼ってあったことから、直前に何らかの事故があったのではとネットでも話題になりました。同時に、日々多忙によるストレスを抱える櫻井の体調や精神状態までも心配する声があがりました。忙しすぎるから、休ませてあげたい…そんな感じですね」(事情通)
昨年の年末は激太りしていたという櫻井翔だが、最近大きな変化があったという。
「今夏には「週刊文春」で、かねてより報じられていたテレビ朝日・小川彩佳アナウンサーとの交際が破局し、21歳女性との親密交際が報じられましたが、この時も、その事実以上に注目されたのが、スクープ写真に写っていた櫻井の見た目。たるんだフェイスラインや、芸能人らしからぬ気の抜けた服装に、ネットでも『やっぱり忙しすぎる現状は変わっていないんだ…』『ストレス多そう…』と話題になりました。しかし、10月以降は、これまでと打って変わって、激ヤセ問題が浮上しているのです。10月以降、テレビに映る櫻井は明らかに頬がコケており、一部で『かっこよくなった』『元の翔くんに戻った』と喜ぶファンの声はあるものの、やはり大半は『体調が心配』とのこと。今後、年末に向けて過酷なスケジュールが待ち受けている櫻井だけに、紅白の司会も務めるとなると体がボロボロにならないか今から懸念されています」
真面目な性格で、あらゆる努力をして暇をつくらないほど勉強と仕事をこなすタイプだという櫻井翔。大役を担って本当に体を壊さなければいいが……。》
*
*
*
これらには、最近のジャニーズ事務所のタレント監理能力の深刻な低下、アイドルを見るファンたちの目線の変化(仰ぎ見る→愛玩する)、ネットによる監視、といろいろな理由が考えられる。そのなかでいちばん大きいのは鳥貴族の売り上げダウン、ではなくて、やはりそれがここ最近の傾向であることから、ネットによる監視のプレッシャーがベースにあって、さらにタレント監理能力の低下が対応を妨げているという感じではないのかと思われる。
*
マスコミへのチクリ、誹謗中傷、炎上、晒し上げの恐怖に1日24時間、1年365日曝されていればそりゃあんさん神経もすり減りまっせ、きっと。で、それは明日のわが身かもしれないのだ。いや、ワタクシが人気者になるとかそーんな恐縮ですなことではなくて、そういう監視社会がすぐそこまできているのではないか、ジャニーズのタレントは半歩早くそういう状況に踏み込んでいるのではないか、といいたいわけである。
*
街中に大量の監視カメラが設置されるようになってからというもの、ワタクシは歩きながらオナラをするのにさえ気が引けるようになったし。写るわけもないのに。
*
ジャニーズの場合はマネージャーなりが親身にタレントの話を聞いてやり、相談に乗ってやれば回避できた問題もあるだろうと思う。とはいえ、みんないいトシになっているから子どもを扱うようにはいかないところが難しいのであろうけれども。
*
そんなこんなで、話を聞いてくれるマネージャーなんかはなっからいないワタクシたちはみんな、これからますますキリキリキリキリと精神をケバ立たせていくことになる。そう考えると、なんといわれようと多少ズボラのほうがいいのかもしれない。
*
紅組司会が綾瀬はるか(33)にならなかったことで同じホリプロの和田アキ子(68)をバーターでねじ込めなくなったらしいのは、まったくもって慶賀の至りでごわす。これか? これがいかんのか?(了)
楽天カードでポイントゲット
申込はこちらへ
【通販限定】ヤクルトの基礎化粧品・イキテルの化粧水が半額!
ノッツェ 無料パートナー紹介
0 件のコメント:
コメントを投稿