宮迫博之(47)の二股不倫などはまったくどうでもいい。問題は宮迫博之本人の事後対応と、周囲の受け止め方である。まあ、こんな感じである。
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【二股不倫「雨上がり」宮迫に業界関係者の反応は?】
《11日、レギュラーを務める『バイキング』(フジテレビ系)で女性との二股不倫を謝罪したお笑いコンビ「雨上がり決死隊」宮迫博之。気になるのは、彼を起用しているテレビ業界の反応だ。この日の同番組では、「下心はあったものの未遂に終わった」とコメントしていたが、業界関係者はこの生釈明をどう見たのだろうか。
「今回宮迫は、妻からは激怒されたものの、『がんの発覚に比べれば屁でもない』と言われたと、夫婦仲が盤石であることを強調しました。彼は2012年、ステージ1A期の初期スキルス胃がんで胃を切除。その後妻の看病もあり芸能界復帰を果たしました。そんな妻から『許しが出ているんだったら叩くこともないか』と、世間からの必要以上のバッシングを食い止めることに成功したような印象があります。このあたりのトークスキルというか、バランス感覚は見事です」
ただし彼はレギュラー8本を抱える売れっ子だ。番組起用に関して何も影響はないのだろうか?
「特にレギュラー番組から外されるといった動きは今のところなく、いってみれば“通常運転”といったところでしょう」(同)と、静観の構えのよう。
別のある関係者は、芸人の浮気についてこう言及する。
「芸能人の中でも“芸人”は、浮気や不倫に関しては異色のスタンスが確立されている。ダウンタウン・松本人志は相方の浜田雅功について日ごろから番組で『あいつは浮気しとる』と真偽は別にしてネタにしていますし、陣内智則も前妻である藤原紀香との離婚の原因を作ったのが自らの浮気であることを笑いにしている。また落語家の三遊亭円楽も去年、ホテル密会が報じられましたが、芸能活動は続けている。つまり、芸能人だからといって不倫を容認しても良いという考えが“時代錯誤”という声も根強い一方、芸人の場合はどこか『イメージ通り』という見方ができており、今回もそこまでの致命傷ではないと考えています」
となると気になるのは『文春砲』だけだ。より確実な“証拠”を握っている可能性もあるだけに、次の動向が気になるところだ。》
(※「RBB TODAY」2017年8月11日配信)
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ごくごく簡単にいうと、適当なウソで誤摩化してなかったことにしましょう、になっているというお話である。
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下心があってホテルに連れ込み、部屋までノコノコ着いてきた女がそこでやおら「このご時勢にそれはダメですよね」とかなんとか拒絶し、わかりましたスミマセン、で結局、ホテルから出てきたのは10時間も経ったあと。これでも「未遂に終わった」という話をいったい誰が信じる?
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あまりに滑稽で“噴飯もの”、といういいかたがあるけれども、これはそれの遙か上を行く。もう飯を吹き出すチカラもない。ただ呆気にとられてだらりと下がったアゴからボロボロとだらしなくこぼれ落ちるだけだ。
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宮迫博之とその周辺、——所属事務所しかり、テレビ局しかり、芸能界しかり、がいまとっている態度というのは、このように世間をダメにしてしまうのである。不貞、乱倫、虚言、欺瞞、これがまかり通るのであれば口をだらりと開けてバカになるしかない。だれが一生懸命働き、子どもを教えようとするものか。
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「そんな妻から『許しが出ているんだったら叩くこともないか』」というけれども、妻は身内である。身内なら、たとえばアリバイを裏付ける証言も法廷では採用されない。身内は被告と利害が一致している場合が多いし、法廷で裁くのは社会的正義を遂行するためであるからだ。家族間だけの問題ではない。
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まあ、ここまでをひとことでいうと公人(準公人)としての責任はたいへんに重い、なわけである。別に被害者がいるわけじゃなし、といういいわけも通用しない。繰り返しになるけれども不貞、乱倫、虚言、欺瞞によって社会に悪をバラ撒いているのである。
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でもって次は「芸能人の中でも“芸人”は、浮気や不倫に関しては異色のスタンスが確立されている」「芸能人だからといって不倫を容認しても良いという考えが“時代錯誤”という声も根強い一方、芸人の場合はどこか『イメージ通り』という見方ができており」である。
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たしかにそう。芸人はいささかアウトサイダー的でなければおもしろくないし、それ以上に存在価値もないと私は思う。だがしかし宮迫博之がおもしろいと思ったことは、申しわけないけれども1度もないのである。しかも天下の吉本の、さらに松本人志一派の1人である。アウトサイダーどころかマスメディアにおけるひとつの権力中枢の一端に座しているのである。
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いわせていただければ、宮迫博之は芸人ではなくどこの会社にもいるつまらないおべっか野郎、権力の狗にすぎない。だっておもしろくないし吉本だもん。これでフザけたいいわけをしても許されると考えるのなら、権力をかさに着ての思い上がりもはなはだしい。
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ああ、宮迫博之の芸人としてのダメさ加減、センスのなさ加減はこの記事のなかにもしっかり現れている。26歳のモデル(小山ひかる)が「このご時勢にそれはダメですよね」などとという言葉づかいをするか?
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100%デッチ上げのウソであろうけれども、その100%とさらに100歩を譲ってモデルが喋った内容を宮迫博之が自分の言葉で語り直したものだとしても、そのまま「このご時勢に」はない。八百屋お七でもあるまいし。どうしても勃たなくて〜、くらいのことは芸人としては最低限であろう。宮迫博之、ぜーんぜんダメ。
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ああ腹が立つ。(了)
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