2017年8月19日土曜日

後輩・宮迫を無情に、しかも楽しげに潰すおまえは松本鬼志



松本人志(53)のあの言葉の理由(ワケ)が知りたい。“理由”を“ワケ”と読ませたからといって恋をしているわけではない。また、どうしても知らなければならないというものでもない。いってしまえばいつものように、いやいつも以上にどーでもいい話である。



ただ、正直に告白すると、松本人志がいまのところこちらではよく理解できない動機をもって行動したという事実が気に入らないのである。隣家の飼い犬がなにを考えているのかわからないのと同じくらいに腹立たしい。その松本人志の言葉は以下の記事からご覧いただきたい。



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【松本、不倫否定の宮迫に「8回やっている」 涙の謝罪も演技?】


《 13日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)で、松本人志(53)が不倫疑惑を否定した雨上がり決死隊・宮迫博之(47)に対し、「8回やっている」と切り捨てた。また涙なながらの謝罪も演技と強調、「宮迫節炸裂です」と述べ、番組を盛り上げた。

宮迫は11日放送の「バイキング」(フジテレビ系)生放送に出演。下心はあったが一線は越えていないと不倫を否定していた。松本はそのオンエアとさらにその後の「ミヤネ屋」(日本テレビ系)も視聴したとし、「優しく宮迫を包んでいる感じは良くも悪くもありましたよね」とコメント。その上で「正直、宮迫のことをこの人たちの中で一番良く知っているので、2人の女性と結果的に3泊しているわけですよね。で、宮迫ですよね。考えたんですよ。ボケでも何でもなく8回やってまね」と言い切り、スタジオを驚かせた。

「一線は越えていない」というコメント対しても「越えてる越えてる、全然越えているよ!」とバッサリ。また妻へ涙ながらにコメントしている姿に対しては「あれも完全に演技ですよね」としながら「俺はテレビ見ながら何回言うたか。『出たよ宮迫!』と。宮迫節炸裂ですよ。嫁のときなんて(ノリノリで)拳、回しまくりですよ」と表現した。コメンテーターの小島瑠璃子(23)は「宮迫さん、サイテー」とあきれた。

松本は宮迫の不倫疑惑報道の今後について「(週刊文春の報道は)第3弾まであると思う」と予測。その理由について「だってアイツ、毎晩、求愛ダンス踊ってたで。見事なステップで!」とぶっちゃけ、共演者を笑わせた。

 〈— 略 —〉》※ 原文ママ

(※「ZAKZAK/夕刊フジ」2017年8月14日配信)


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若干、記事とダブるけれども全体の流れを時間を追って見てみよう。宮迫博之(47)の二股不倫疑惑が報じられたのは8月9日発売の『週刊文春』。2日後の11日には、自らもMCを務める『バイキング』(フジテレビ)で妻の話まで持ち出して、下心はあったけれども一線は越えていないという内容の謝罪をした。そのときの宮迫博之の言葉をピックアップしておく。



「魔が差しまくった」

「なんとか頑張ってはみたんですけど、『このご時勢にそれはダメですよね』とお断りされ、結局フテ寝をしてしまった」
「それが3回繰り返されて、3回フラれた」

「妻から『お前、何回目や!』と激怒されたけれども『あんたにガンが再発したとか、子供が交通事故に遭ったとか、そんなことに比べたら屁みたいもんや。家族だから私は助けるよ』といわれた」

「一生かけて償う」



でもって、ときを同じくして『女性セブン』が報じた上原多香子(34)の衝撃的な「フィット感が今までとはまったく違うの」事件もあり、二股不倫疑惑の宮迫博之は本人の思惑通り“なんとなくいい話”に着地し、そのまま逃げ切ったかに思われたのである。



だーがしかし、世の中そんなに甘くはないのである。ひと息ついたかと思った13日に飛び出したのが先の松本人志の発言であった。そして15日には保険大手アフラックのホームページから宮迫博之が出演していたCM映像が削除され、16日にはCM契約が解除されたことが明らかになる。



さらに8月22日放送の『火曜サプライズ』(日本テレビ)への出演予定もスポンサーの要請によって急遽取り止め。同じ日本テレビの『24時間テレビ』(8月26~27日放送)ではスペシャル・サポーターを務める予定であるけれども、こちらも予断を許さない状況になっている。



今年の『24時間テレビ』のテーマが、よりにもよって「告白〜勇気を出して伝えよう〜」なのである。皮肉なものだ。いまから「宮迫、お前もホントのことをな、伝えような」という声が聞こえてくるようだ。



ここの流れは、アフラックが口火を切ったカタチで反省の色があまりに薄い”宮迫NG”の空気がスポンサー企業全体に広がり、それが番組制作にも影響を及ぼしてきている、ということであろう。当初、この一件を軽く見てスルーを決め込んだテレビ各局といい吉本といい、おのれの社会性の欠如をベロリンと露呈してしまったまったくみっともないお話である。



アフラックのところからもう少し詳しく述べると、保険というのは“家族”を対象とする商品である。したがって不倫・浮気など“家族”の安寧を脅かすような不祥事はたいへん嫌われる。



宮迫博之も大スポンサー・アフラックのご機嫌を損ねてはならじ、とアタマをひねったのであろうことは窺い知れる。そこで出てきたのが妻を登場させての“なんとなくいい話”作戦だったのであろう。



しかし、妻の言葉とした「あんたにガンが再発したとか、子供が交通事故に遭ったとか、そんなことに比べたら屁みたいもんや。家族だから私は助けるよ」は、アフラック側にしてみれば宮迫博之のスポンサーであることを消費者にわざわざ思い出させているようで不快でしかない、ということが宮迫博之はわかっていなかったのである。自分がどれだけダーティに見えているのかわかっていない。



しかもあろうことか、それとは真逆に“アフラックの宮迫博之”をアピールして“なんとなくいい話”に落ち着けば喜ばれるだろう、と踏んでいたフシさえある。センスがないというのは悲しいものだ。



さらに「魔が差しまくった」だの「妻から『お前、何回目や!』と激怒された」だのという謝罪中の発言が日常的な猟色を想像させ、こんな危なっかしいヤツにはなにも任せられない、という拒否反応をひき起している。笑いを取りにいったつもりなのであろうけれども、それはいままったくシャレにならないのである。



かくして宮迫博之は広告代理店のブラックリスト入りをして取扱いNGとなり、テレビ各局も起用を見合わせつつある。代理店にしても吉本にしても、いや大丈夫です!! と堂々とスポンサーを説得できる材料がない。宮迫博之のアニマルぶりは吉本の芸人たちにとってはずっと以前からの常識である。



とりあえず『24時間テレビ』(8月26~27日放送)が終わるまでは吉本もダンマリを決め込むであろうけれども、それが終われば状況によってはなんらかの対応をしなければ示しがつかないという事態を迎えるかもしれない。



さて、もちろんこうなったのは自業自得であるわけだけれども、“なんとなくいい話”の風向きを一気に変えるのに与ってあまりある貢献をした松本人志の発言の真意である。



「ボケでも何でもなく8回やってますね」

「(一線を)越えてる越えてる、全然越えているよ!」

「(妻への涙ながらにコメント)、あれも完全に演技ですよね」

「俺はテレビ見ながら何回言うたか。『出たよ宮迫!』と。宮迫節炸裂ですよ。嫁のときなんて(ノリノリで)拳、回しまくりですよ」



ざっくり、これをどう考えるか? いろいろボーッと思うに、結局こんなものであろう、と落ち着いたのが以下の3点である。



◆ 事態がこれほどの急展開を見せるとは予想していなかった

◆ ほかの吉本芸人の手前、お茶を濁すような不格好なものいいはしたくない

◆ 対外的にも同じ吉本、しかも松本ファミリーといわれている宮迫博之だから擁護したと見られたくない



つまらなくてすまんの。しかし当日の『ワイドナショー』で、トークの順番を待ちながら銀シャリの橋本直(36)や小嶋瑠璃子(23)のコメントを聞きながらの楽しそうな、早く喋りたそうなウキウキした顔は、最近あまり見かけなかったものである。



なにしろターゲットは自分の配下の宮迫博之である。どれだけ厳しいことをいっても文句をいってくるわけがない。社長は自分の元マネージャーだし。いいたい放題である。



この『ワイドナショー』という番組で、ここまでよく知悉した問題について喋らせてもらったことはないのである。いつもおっかなびっくり、腰が引けた状態でコメントしていた。えーい、松本人志はこんなもんなやい!! ドストライクの今日それを見せたる!! だったのであろうと思う。



そして、仮に万が一にも宮迫博之を潰してしまっても、その穴を埋める忠犬おっと間違いた(by荒木経惟)、中堅の芸人はたくさんいる。営業的にもそれほどの痛手にはならないであろう。それより追い上げてくるヤツが減るのは自分にとってメリットだ。



ここまでは考えたかどうか。しかし、とにかく宮迫博之をディスる松本人志は心の底から楽しそうであったのである。私も今後誰かをディスるときはくれぐれもはしゃぎすぎないように気をつけよう。みっともない。(了)






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