2018年12月27日木曜日

スキャンダル帝国・ジャニーズの2018年を振り返って



今年のジャニーズのまとめをしていなかった。正直にいうと、いろいろな出来事を整理するのがたいへんそうで少し億劫な気分になっていた。しかし、それならどこぞのニュースサイトでやっているに違いない“2018年のジャニーズ十大ニュース”みたいなものを参考にすればいいのだ、と気がついた。



さっそく抜き書きしてみた。





◆『gooランキング』2018年12月25日配信
【〈2018年〉一番驚いたジャニーズ衝撃ニュースランキング】

1)山口達也(元TOKIO)が5月に事務所を退所……(187票)

2)滝沢秀明が年内をもって芸能活動を引退を発表……(165票)

3)タッキー&翼が9月10日をもって解散……(97票)

4)渋谷すばる(関ジャニ∞)が年内をもって事務所を退所を発表……(78)

5)今井翼が9月末をもって事務所を退所……(70票)

6)小山慶一郎(NEWS)が活動自粛を発表、報道番組で謝罪……(44票)

7)木村拓哉が娘・Koki,のインスタグラムにシルエットで登場……(40票)

8)松島聡(Sexy Zone)が突発性パニック障害治療で一時活動休止……(38票)

9)岩橋玄樹(King & Prince)がパニック障害を番組で告白、一時活動休止……(34票)

10)手越祐也(NEWS)に未成年女性との飲酒疑惑が報じられる……(32票)

11)岡田准一(V6)に第1子となる男児が誕生……(29票)

12)バラエティー番組『8時だJ』が年末に一夜限りの復活……(28票)

13)加藤シゲアキ(NEWS)が未成年女性との飲酒について情報番組で謝罪……(26票)

13)ジャニーズJr.内ユニット・Love-tuneの元メンバー全員が事務所を退所することを発表……(26票)

15)岡本圭人(Hey! Say! JUMP)がグループ活動を休止、9月からアメリカへ演劇留学……(21票)

16)映画やドラマの宣伝を目的に、ジャニーズタレントがSNSに登場……(17票)

16)KAT-TUNが約2年間の充電を終えて再始動……(17票)

16)ウェブ媒体における所属タレントの写真掲載を一部条件付きで解禁……(17票)

19)ジャニーズJr.公式YouTubeチャンネルがスタート……(13票)

19)ジャニーズJr.内ユニット・Love-tuneが11月末をもって解散……(13票)

21)KAT-TUNのレギュラー番組が動画配信サービス『Paravi』でスタート……(12票)

22)長野博(V6)に第1子となる男児が誕生……(11票)

23)King & PrinceがCDデビュー……(10票)

23)国分太一(TOKIO)に第2子となる女児が誕生……(10票)

25)青木源太(日本テレビアナウンサー)がジャニヲタの過激なおっかけについてツイッターで言及……(7票)





投票してくれるジャニーズファンの気持を慮ったのだろう、各項目について婉曲な取り上げ方がかえって目につく。マイルド過ぎる。



たとえば 第1位に選ばれた「山口達也(元TOKIO)が5月に事務所を退所」は「山口達也が強制わいせつの疑いで書類送検。示談が成立し起訴猶予処分に」でなければならないし、第6位の「 小山慶一郎(NEWS)が活動自粛を発表、報道番組で謝罪」と第13位の「加藤シゲアキ(NEWS)が未成年女性との飲酒について情報番組で謝罪」は「未成年だった女性に飲酒を強要し、 小山慶一郎は活動自粛、 加藤シゲアキは厳重注意処分に」でなければならない。少なくともワタクシ的には。



これらのほかにもジャニーズ事務所のゴシップ&スキャンダルはまだある。



◆ 錦戸亮(関ジャニ∞):「夫と子供がいる女性との“不貞愛”報道。無防備すぎる寝顔」8月

◆ 櫻井翔(嵐):「小川彩佳アナと破局…そして女子大生との新たな噂」8月

◆ 二宮和也(嵐):「伊藤綾子との婚前旅行をキャッチされる」7月

◆ 森田剛(V6):「宮沢りえと結婚」3月

◆ 山下智久:「“テラハ美女”Nikiとハワイ旅行」2月





ここまでで30本だ。

◆ 有岡大貴(Hey! Say! JUMP):「女優 松岡茉優(23)と熱愛報道」12月

◆ 山田涼介(Hey! Say! JUMP):「モデル 宮田聡子(30)と熱愛報道」

といった小ネタまで拾っていけば数はますます増える。



たいしたものであるジャニーズ。まるでゴシップ&スキャンダル工場の様相ではないか。ジャニーズがもし消えてしまえば、その翌日から芸能各紙誌はネタ探しにアタマを抱えるであろう。



音楽業界にかつてのような勢いがなく、ドラマや映画で露出するにしてもその機会は限られている現状において、実はジャニーズ事務所そのものもこうしたゴシップやスキャンダルによって支えられているのだ、という見方もできる。



「岡田准一(V6)に第1子となる男児が誕生」が「〈2018年〉一番驚いたジャニーズ衝撃ニュースランキング」の第11位に、「長野博(V6)に第1子となる男児が誕生」が第22位に入っているのもおそらくはそういうことであろう。すなわち、これまではジャニーズ事務所としてはタブーであったタレントのプライバシーの切り売りがはじまったのである。



したがってジャニーズ事務所の2018年の最も大きな変化は、音楽系から一般芸能プロダクションへのシフトチェンジを鮮明にしたことだといえる。この大切な時期にSMAPの解散・脱退騒動以降、退職が相次いで人的パワーが大きく削られているのは痛い。



次に取り上げなければいけないのは、やはり今年がジャニーズ事務所のデジタル元年であったことだ。去年まではジャニーズのタレントがSNSに登場するなど考えられなかったし、ジャニーズJr.公式YouTubeチャンネルの開設にも少々驚かされた。中身は薄いけれどもジャニーズ事務所公式ホームページ「Johnny & Associates」もひっそりとオープンしている。



ただ、まだまだおっかなびっくりの及び腰で手を出している感じが否めない。豊富な素材をもっているのだからさまざまな活用ができるだろうと思うのだけれども、ここでも人手が足りないのか、それともトップの体質に合わないからか、なかなか前進が見られない。



3番目のトピックは世代交代が進んできたことだ。ここ数年の「嵐」の圧倒的トップの座に翳りが見えはじめている。しかし「嵐」を追い落とす勢いのあるグループがいるかといえばそうでもない。



松本潤(35)が2016年に『週刊文春』にスッパ抜かれたAV女優 葵つかさ(28)とヨリを戻し、なんと結婚するかも、という噂が流れているのも苦し紛れの感じがする。これで人気を取り戻そうと目論んでいるのなら、ほんとうにゲスで失礼な男である。



「嵐」以降は一強による大艦主義ではなく、いくつかのグループによる分散型の体制になっていくだろう。ここでもジャニーズ事務所は大きな転換期を迎えているのである。



ああ、そしてそして、ジャニーズ事務所の2018年最大のトピックは、そう、忘れてはいけない。なにはなくとも、メリー喜多川(92)、ジャニー喜多川(87)姉弟がたびたび不調を伝えられつつも1年間を乗り切ったことであった。まだわからないか。



お2人にはせいぜい長生きをしてもらいたいと思うけれども、強権主義的なふるまいについてはそろそろいい加減にしていただきたい。とはいいつつ、その強権主義の鎧を脱いだジャニーズ事務所の姿がどうしてもイメージできない。たぶんそのときジャニーズ事務所は滅んでいるのだ。(了)




楽天カードでポイントゲット
申込はこちらへ



【通販限定】ヤクルトの基礎化粧品・イキテルの化粧水が半額!



ノッツェ 無料パートナー紹介




0 件のコメント:

コメントを投稿