2018年12月14日金曜日

どーやれば不倫ができるもんだか教えてもらいたいわ!!



「芸能人の不倫バッシングが娯楽になる理由」(『現代ビジネス』2018年12月13日配信)という記事があったので、そうかこれはワタクシのことが書いてあるのだな、と読んでみた。しかし例によってこのタイトルに対しての明確な“受け”がない。回答がない。



ただ不倫が悪とされる理由については以下のように記している。





《人類は共同体のなかで、一定のコストを負担する見返りとして、共同体からリソース(資源)の分配を得て生活しています。たとえば、私たちは税金や社会保障費用を納める代わりに、インフラや医療の恩恵を受けられます。

しかし、なかにはコストを負担せず、「おいしいところ取り」する者もでてきます。これをフリーライダーと呼びます。フリーライダーはアリやハチなどの社会にも見られますが、一定の割合を超えてしまうと、共同体のリソースは減るばかりです。

……たしかに不倫をする人は、フリーライダーと言ってもよいかもしれません。(現在の)社会規範に反しているからこそ「不倫」と呼ばれるわけですから。

フリーライダーがひとたび検出されるとどうなるか。集団内の人が、その人にフリーライドを改めてもらえるよう、何らかのかたちでアラートを発します。アラートの段階で行動が改められない場合、そのフリーライドをなんとか食い止めるため、実力行使してでも制裁を加える必要が出てきます。そうしなければ、集団内の人すべてに「バッシングされないならフリーライドしたほうが得」という戦略が広まり、集団そのものが崩壊してしまうからです。》





で、悪は懲らしめてやらねば、となる、と。このほか



[「不倫バッシング」で快楽を得やすい日本人]の項では、要するに大災害などがあって「集団の結束をより重視する社会に一過性にシフト」しているから、などと書かれている。



さらにこのあとには[危険な男がモテる理由][不倫が悪になったのはいつか][「貞淑」になる遺伝子、「不倫」になる遺伝子][不倫遺伝子が残るか、バッシングが勝つか]などの項立てがあるけれども、肝心の「芸能人の不倫バッシングが娯楽になる理由」については、その周辺をウロウロしているだけだ。つまらん、つまらん、あーつまらん(by 大滝秀治)



そんなもので自分で考えようと思う。「芸能人の不倫バッシングが娯楽になる理由」とは? 「娯楽」になるにはそもそもそれが面白い、楽しい、つまりは快感をもたらすものでなければならない。だよね? では、ここでいう「快感」とはなんぞや? それにはまずはその「快感」の出所を考えなければいけない。この楽しさはどこからくるのか?



人さまを蹴落として爽快、というのはわかるが、その「爽快」はどこから来ているのか? というお話である。クドいようだが、これが「芸能人の不倫バッシングが娯楽になる理由」の核になる。



不倫バッシングによって世間的に何がもたらされるかというと、先の引用にある「おいしいところ取り」をするフリーライダー、つまりけしからんたわけたキャツらの名誉の剥奪だったり職場からの追放だったりする。すなわち、それを拡大してみればワタクシたちの群からの軽〜い放逐である。



これが不倫バッシングの快感の根源だとワタクシは思う。相手はなにしろ芸能人であるから見た目でも経済力でも貧!! なワタクシたちはとても太刀打ちできない。さらに不倫をしているという段階ですでに精力も強いゾー、と証明されている。そんなヤツが一人、世間的に抹殺される、消えるのである。これでもしかしたらワタクシの出る幕、チャンスが拡大したかもしれないのだ。



もちろんそんなことは絶対にあり得ないにしても、ワタクシの遺伝子バラ撒き戦略上のライバルをやっつけられるのである。これを快感と感じなくてなにを快感と感じるのであろう? 鼻もちならない芸能人を正義感を振りかざしつつワタクシたちの群、集団から放逐することができるのだ。



この手のお話はどんどん掘り下げていくとやがて獣の領域に近づいていく。獣の本能として不倫バッシングはやめられないのである。「芸能人の不倫バッシングが娯楽になる理由」は、みんな恋のライバル、っつーよーなことだべ、きっと。



引用にある、フリーライドが大勢を占めるようになるとその集団が崩壊してしまうから、というのはそのずーっとずうーっと後のお話だべな。乱婚というのもあるし。しかしまあ、フリーライド(free ride)、フリーライダー(free rider)とはよくぞいったもんでないかい。(了)




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