2018年12月12日水曜日

ほんとうの脅威は人間なんじゃないですか?



ここだけの話、ワタクシはシリアルキラー(Serial killer)とか猟奇殺人とか人肉嗜食などというおぞましい話が好きだ。否! 断乎として大好きだといわねばならぬ。『殺人百科』とか『死体の視方』とか『カニバリズム』とか『なぜヒトはヒトを食べたか』とか、気づけば本棚もその手の本にかなり占領されている。



きわめて悪趣味、不謹慎である。目を背けたくなる惨劇を弄ぶのであるから、被害者の立場で考えれば悪逆非道でさえある。ではなぜワタクシはおぞましい話を好むのであろう?



思うにそれはワタクシにとって「脅威の世界」だからだ。wonderである。センス・オブ・ワンダー(sense of wonder)といっていいのかどうかはわからないけれども、驚異を感じ驚嘆し、もっと知りたいと思うものがワタクシの場合、猟奇殺人だったり人肉嗜食だったりしてしまう。



知ってどうするのかといわれれば、妖怪「知っとるケ」のように知ったかぶりをして聞かせ、近所の居酒屋のオヤジなどに溜め息を吐かせたいのだ。なあ、すごいだろー?



「黒い魔境」「暗黒大陸」アフリカが消え、凶暴な「土人」がいなくなり、人跡未踏の地や残虐な刑罰などもそこそこ姿を消したいま、残ったのが「事件」なのだ。子どものころはジュール・ベルヌとかコナン・ドイルなどのSFアドベンチャーの熱烈な読者だったから、三つ子の魂百までも、だ。



まあ、体よくいえば人間に対する興味ともいえる。ありゃりゃ、人間はこんなことまでできるのだ、と。その意味では紀平梨花(16)のフィギュアスケートの演技を見ているのとそう違わない。



そんなワタクシの前にまた現れました。史上最凶のシリアルキラー。↓





◆『CNN.co.jp』2018年11月29日配信
【服役中の受刑者が90人の殺害自供、米史上最悪も FBI】

《 米カリフォルニア州で3人を殺害した罪で服役している78歳の受刑者が、ほかにも全米で90人を殺害したと供述し、米連邦捜査局(FBI)などが捜査に乗り出した。もし有罪になれば、米史上最悪の連続殺人事件になる可能性がある。

 〜 略 〜

調べに対してリトル受刑者は、「ミシシッピ州ジャクソンで1人、オハイオ州シンシナティで1人、アリゾナ州フェニックスで3人、ネバダ州ラスベガスで1人」など、全米の街や州ごとに、自分が殺害した人数を数え上げたという。

リトル受刑者は、1970~2005年にかけて合計で約90人を殺害したと供述。このうち34人の殺害については捜査当局が確認した。残る多数についても確認のための捜査を進めている。

リトル受刑者は、売春にかかわった女性や薬物依存の女性など、弱い立場にある女性を狙っていた。それぞれの事件について、犯行の場所や使った車、自分が殺害した女性の様子などを詳細に記憶しているという

 〜 略 〜 

》





リトル容疑者とは身長190cmの元ボクサー、サミュエル・リトル(Samuel Little)である。これまでワタクシにとってのシリアルキラーといえば、ロシアで52人を殺害した“ピカソの眼をした男”、アンドレイ・チカチーロ(享年57 ※1994年に銃殺刑)であった。 彼と並べてサミュエル・リトルも加えないわけにはいかないだろう。



おおっと!! そんなところにまたまたロシアからのニューフェイス。↓





◆『AFPBB News』2018年12月10日配信
【女性22人殺した元警官、56人殺害で2度目の終身刑 ロシア史上最悪】

《 女性22人を殺害したとして終身刑を言い渡されたロシアの元警察官が、さらに56人の殺害で2度目の終身刑を言い渡された。同国史上最悪の連続殺人犯となる。

シベリア(Siberia)地方のイルクーツク(Irkutsk)にある裁判所は10日、すでに服役中のミハイル・ポプコフ(Mikhail Popkov)受刑者(53)に対し、1992~2007年までにさらに56人を殺害したとして再び終身刑を言い渡した。検察側は、ポプコフ受刑者について「病的な関心をもって人々を殺害した」と表現した。

ポプコフ受刑者は2015年に女性22人の殺害で終身刑判決を受けた後に、さらに59人の殺害を自供したが、ロシアのインタファクス(Interfax)通信によると、このうち3人の殺害については立証できなかった。

ポプコフ受刑者はイルクーツク近くに位置する地元アンガルスク(Angarsk)で、非番中の深夜に車で送るといって女性に声をかけて誘っては殺害していた。時にはパトカーを使うこともあったという。

さらに10人に対する性的暴行でも有罪となった同受刑者は、過去の連続殺人犯を抜き、ロシアおよび旧ソ連諸国で史上最悪の連続殺人犯となった。》





56+22=78。サミュエル・リトル90人には及ばないけれども大国としての意地を感じさせる数字だ。しかしワタクシはアメリカやロシアにしばしばシリアルキラーが現れたり猟奇的な殺人が起こったりするのは、ただそれをキャッチして事件化するのに必要な文明化がある程度達成されているからだと思う。なので中国やインドなどにはもっととてつもない怪物が潜んでいる可能性が大きい。と見る。



そうなの。こういう犯罪を犯す人間はたぶんどこにでもいるだろうというのがワタクシの意見である。最近は加害者の内面を掘り起こそうなどとは思わなくなったけれども、それもこれもひっくるめて人間なのだと考えている。



「とてもそんな人のようには見えなかった」とか「いい人だったのに、信じられません」などという“近隣の方々”のインタビューを聞くたびに、「いい人だって悪いことをすることはあるんだよ!!」と思うのはワタクシだけだろうか?



ほんとうは善人も悪人もなくて、みんな半分悪で半分善として存在しているのではなかろか。2019年の終りにお届けする「新ニューハーフ理論」でござる。しからば!!(了)




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