2018年12月4日火曜日

上沼恵美子、松本人志……。老害をいい出したらキリがない



いつまでも変化のない時代の閉塞感にじれているのは若い世代ばかりではないらしい。お笑い界でのトップ批判が一挙に2つ吹き出した。ひとつは「とろサーモン」久保田かずのぶ(39歳)からの異議申し立てである。↓





◆『リアルライブ』2018年12月3日配信
【元M-1チャンピオン、ライブ動画で上沼恵美子を猛烈批判? 上沼はラジオで審査員引退宣言も】

《 2日に放送された『M-1グランプリ2018』(テレビ朝日系)で審査員を務めた上沼恵美子を、「とろサーモン」の久保田かずのぶが痛烈に批判した。

事の発端となったのは、今回7位で敗退したお笑いコンビ・スーパーマラドーナの武智が『M-1グランプリ』放送後に配信したインスタライブだった。動画に映った2017年チャンピオン・久保田は泥酔した様子で「酔ってるからっていうのを理由に言いますけど、そろそろもうやめてください」と発言。さらに、「自分目線の、自分の感情だけで審査せんといてください。1点で人の一生変わるんで。理解してください」と批判した。具体的な審査員の名前は口にしなかったものの、久保田らは「オバハン」と連呼。「たぶん、お笑いマニアの人は分かってますわ。お前だよ、一番、お前だよ。分かんだろ、右側の!」と、久保田はカメラに向かって威嚇した。

今回、一番右の審査席に座っていたのは上沼。また、審査員の中で女性は上沼しかいなかったことから「オバハン」は上沼のことだと推測される。

その後、久保田は「申し訳ないけど、審査するってことは、演者と一緒で同じ熱量で点数が同じだって思いたいやん」「これが格差が生まれたら違うやん。それを、『私が好きー』とか、言い出したら!」と言い放つと、足でテーブルを蹴った。画面の外からは笑い声が漏れ、「右のオバハンやん! 右のオバハンにはみんなウンザリですよ」「そんで『嫌いです』って言われたら更年期障害かと思いますよね」という声が聞こえた。久保田はそれに同調。「そやろ。『私は年だから分からへんねん』とか知らんねん!」と叫んだ。

 〜 略 〜

久保田の発言に関し、お笑いファンから「よく言ってくれた!」「みんなが思っていたことを代弁してくれてありがとう」「干される覚悟で言ったならすごすぎる」などと賞賛する声が集まる事態となっている。

一方の上沼は3日放送のラジオ番組『上沼恵美子のこころ晴天』(ABCラジオ)内で「私みたいなこんな年寄りがね、ポンっと座ってえらそうにしている場合ではないんですよ」と言い、「だからもう、私は引退します」と審査員引退を宣言。しかし、「審査員は引退しますけど、むしろ(出場者として)出たいですね」と冗談めかしていた。

波乱を巻き起こした『M-1グランプリ2018』。インスタライブで配信された動画はすでに削除されたものの、お笑いファンによって既に広く拡散されており、久保田の勇気を称える声が多く集まっている。》





インスタライブでもあるし反旗を翻すというほどではないと思うのだが、なにぶん相手は“関西の女帝”と呼ばれる上沼恵美子(63)である。西日本ではそれなりのインパクトをもって受け取られているらしい。



もうひとつは、これは『週刊新潮』によるものだ。↓





◆『デイリー新潮』2018年12月3日配信
【番組が絶対減らない「ダウンタウン」 おかげでテレビ業界は“負のスパイラル”状態!?】

《もうダウンタウンは、いらない――。制作現場を熟知する、民放キー局のバラエティスタッフから、衝撃の証言だ。

 ***

「本音を言わせてもらえば、もう彼らは老害なのかもしれません。キー局ではなく、テレビ界全体の問題として捉えるべきでしょう」

なぜダウンタウン“不要説”を口にするのか、まずはスタッフの“諫言”に耳を傾けていただきたい。

「ダウンタウンのお二人はギャラが極めて高額で、依然として多数のレギュラー番組を抱えています。しかし残念なことに、各番組の視聴率は低迷しているのです。さらに、お二人のせいで、若手芸人が成長する場を奪われている現実もあります」

 〜 略 〜 

「結局、ダウンタウンのお二人は、老若男女に愛される国民的スターにはなれなかった。だから視聴率が低迷し、吉本側は深夜番組などで“ゴリ押し”をする。だが、F1層を筆頭に若年層は視聴しない。さらに視聴率は下がる。若手が育つ場が減る。まさに負のスパイラルとしか言いようがありません」(同・キー局社員)》





あまり長いので記事の8割がたを削ってしもうた。そこではダウンタウンと松本人志のレギュラー番組はゴールデンタイム(19時~22時)に放送されていないことが出演番組リストで明らかにされている(ただし司会ができる浜田雅功はゴールデンを確保している)。



ゴールデンタイムはもちろんテレビ局にとって最もCMが稼げる時間帯である。つまり松本人志はすでにトップの座を滑り落ちているのである。しかも支持層もスポンサーが望む視聴者層と微妙にズレている。けれども吉本はそれを認めようとせずゴリ押しを続けているのである。



若手から見れば理不尽に頭がつかえている状態が続いている。しかしダウンタウンや松本人志への反発はおろか、上沼恵美子に対してもモノをいったのは「とろサーモン」の久保田かずのぶだけというお寒い状況。これいかに?



たぶん人手が足りないのである。というか、おおきなうねりをつくり出すほど若者がいない、集団としてのパワーがないのだ。2015年の日本の人口ピラミッドグラフを見ればよくわかる。60代と40台に大きなピークがある。おなじみ段階の世代とその二世たちだ。



若い世代、たとえば15歳〜24歳の人口が約613万人なのに対して40歳〜49歳の人口は約927万人、60歳〜69歳は約881万人だ。合わせて1808万人。これでは社会を動かすような新しいうねりをつくり出すのは難しい。経済的にも追い詰められているし。



なので、ワタクシとしては日本の老害はジジババによる自浄作用でしか解決しないのであろう、という結論に達してしまうのである。そしてもう若者などあてにならない、棄ててしまおう、とまで思い詰めたりして。



まあ、数の問題ばかりではないといえばそうなのだろうけれども、マスの場面では否が応でもジジババのいいなりというのは事実。若者はネットやSNSに散開して細々と狼煙を上げるのが精いっぱいなのだ。



あー、また暗いものを覗いてしもうた。そんなわけで上沼恵美子や松本人志はこれからもトップ芸人として君臨し続けるだろう。超高齢化社会に突入してもうすぐ10年、実際、はまってみるとなかなか酷いもんす。(了)




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