2016年12月11日日曜日

豊胸手術をしたおっぱいがお腹までダダ下がったお話



大切にしまっておいたニュースである。ニュースを大切にしまっておいてどうする? である。たしかに。であるからもうニュースではない、かもしれない。なぜそれをしまっておいたかというと、こころがなごむからである。いつもいつもIQの低い罵詈雑言ばかり書き散らしていてはこちらのこころも荒んでくるというものである。まずはそのニュース、『日刊サイゾー』(2016年12月2日)の抜粋からご覧いただきたい。



【これぞ、チャイナクオリティ……16年前に豊胸手術を受けた女性のおっぱいが腹部に移動!?】

《中国では、貧乳に悩んで豊胸手術を受ける女性が増えている。やや古いデータになるが、2012年の資料によると、豊胸手術を受ける女性の数は年間10万人にも及び、アメリカ、ブラジルに次いで世界第3位の豊胸整形大国になっているというのだ。

だが、そこはやはりチャイナクオリティ。本家本元の偽物グッズと同様、品質のほうはかなり劣るようだ。

遼寧省大連市に住む王さんは、16年前に豊胸手術を受け、その後、なんの問題もなく過ごしていた。

ところが最近、自分のおっぱいが、だんだん小さくなってきていることに気づいた。それと同時に、おなかの一部分が膨らんできていた。膨らみはだんだん大きくなり、おっぱいのほうはほとんど真っ平らに。心配になった王さんが病院で診察を受けたところ、豊胸のためにおっぱい部分に注入された“素材”が、体内でどんどん下がっていき、おなかの部分にたまっていたことがわかった。》



おっぱいがほとんど真っ平らになるまで放置していたというのが、なんともおっとりしていて『まんが日本昔ばなし』(TBS)の味わいである。なかでもなんとなく「こぶとり爺さん」のお話を思い出すけれどもこちらはおっぱいのお話である。なごみ度が違う。私はおっぱい好きである。



しかし残念なことにこの記事にはいささか気になるところもある。「だが、そこはやはりチャイナクオリティ。本家本元の偽物グッズと同様、品質のほうはかなり劣るようだ。」のくだりである。“チャイナクォリティ”をバカにしてはいけない。私はその“チャイナクォリティ”にずいぶん助けられて生きている。現に今夜も近所の居酒屋で中国加工の豚の角煮を食べてきた。



「本家本元の偽物グッズと同様」というややこしい表現も気に触る。しかも偽物グッズについては中国が本家本元というわけでもない。「日本製のイミテーション」は戦後の一時期さまざまな製品が欧米諸国に出回っていたはずである。安易に他国を見下すような表現をすべきではない。おっと、なごむつもりでイラッとしてしまっている。



この記事にはまだ続きがある。

《その素材というのがPAAG(ポリアクリルアミドゲル)というもので、00年当時は豊胸手術の注入素材としてよく使われていたが、その後、発がん性があることなどが判明し、06年には使用が禁止されていた物質だった。

また、このPAAGは動きやすく、人体との相性もよくないことから、運動などをすると隙間ができ、おなかや脇の下などにズレてしまうことがよくあるのだという。

王さんは手術を受け、腹部から700mlほどのPAAGすべてを取り出した。その後、王さんのおっぱい部分がどうなったのかは報道されていない。

中国事情に詳しいフリーライターの吉井透氏は、豊胸手術についてこのように語る。

「美容整形外科医院が“おっぱいモデルコンテスト”を開催して、豊胸手術を受けた女性が優勝するほど、中国では豊胸手術は盛んに行われています。ただ、質の悪い素材を使っている整形外科も多く、手術を受けた女性が後日、うつぶせになっていたら、胸に注入されていたシリコンバッグが爆発した、なんていう事件も続発しています」
》



困る。「 美容整形外科医院が“おっぱいモデルコンテスト”を開催して、豊胸手術を受けた女性が優勝するほど」というけれども、美容整形外科医院が開催する“おっぱいモデルコンテスト”なのである。はじめから豊胸手術を受けた女性が対象なのに決まっているではないか。



で、なごむのは豊胸手術の注入素材が全部で700mlだったらしいということである。片方350ml、これが抜けて胸が真っ平らになったというのだから、希望したおっぱいの大きさもだいたい体積350ml程度だったことになる。慎ましい。それに較べて厚かましいのは叶姉妹である。あのおっぱいが腹部に移動したらどうなる? 体の後と前、どっちが尻かわからなくなってしまうではないか。どうやって歩く?



恥ずかしながら、しまっておいたおっぱい関連のニュースがあと2つある。ひとつはドイツで警察官の採用試験に応募した女性が「あなたは豊胸手術を受けている。職務の性質ゆえ身体にとって厳しい動作が伴うことからインプラントが中で破裂する危険性を憂慮した」として不採用になったものの、行政裁判所に訴え、勝訴したというものである(「Techinsight」2016年12月2日)。



判事は主文として「職務上そうした激しい動きがあるとしても、乳房インプラントに与える影響はわずかであることがわかりました。そのため豊胸手術だけを理由に警察官志願の女性を拒否することは許されません」と述べたらしい。ほんとうだろうか? 取り押さえにかかった強盗が本気でおっぱいを揉みにくるとは考えられないけれども大丈夫なのだろうか?



この点について高須のカッチャンのご子息であられる高須幹弥(41)は高須クリニックのホームページにおいて以下のように語っている。



《シリコンバッグプロテーゼ豊胸手術の後は、術後2週間くらいは胸を強く揉むと痛みがあります。また、術後2週間くらいの間に強く揉んでしまうと、腫れや内出血が出たり、シリコンバッグプロテーゼを入れた位置がずれてしまうこともあります。

2週間以上経過すれば、そのようなことは起こりにくいのですが、念のため、術後4週間は自分で強く揉んだり、男性に揉ませるのは避けていただくのが無難です。


そのため、風俗で働いてらっしゃる方は、4週間仕事を休んでいただくようにさせていただいております(4週間経過すれば、お仕事でお客さんに胸を揉まれても、胸を使ったプレイをしても大丈夫です)。


手術後の彼氏や旦那さんとの性交渉に関して、術後4週間経過すれば、胸を揉まれても、通常のセックスをしても大丈夫です。もしも、彼氏や旦那さんがどうしても4週間我慢できない場合、2週間くらい経過した後、バストに負担がかからないようにセックスしていただきます。その場合、正常位などの体位で、自分や男性の体重が胸にかからないようにし、尚且つ、胸に振動が伝わらないようにゆっくり優しくしていただきます。》



うむ。ようやくなごんできた。最後はこれである。『ねとらぼ』(2016年12月1日配信)からご紹介しよう。



【豊胸手術を受けた人物が殺害された証拠か!? 豪州警察がインプラントのような物体を調査 → クラゲでした】

《豪州クイーンズランド州警察は11月25日、未知の殺人事件の証拠物である可能性があることから、豊胸手術に使用されたインプラントのような物体を調査したことを発表。ただのクラゲだったことが明らかになりました。》



リード部分である。タイトルと本文とのあいだでたいへん苦しんでおる。DeNAのキュレーションサイトの原稿のお粗末さ加減がさかんに取沙汰されているというのに、この粗さ。でもなんだかほのぼの笑って済ませられるのは、ここまでおっぱいの話題に接してきたたまものに違いないのである。



《透き通った青色で丸い形状をした物体が発見され、オーストラリア東部に位置するMaroochydore駅の警察官は一時、総動員体制に。もし誰かがおっぱいの中に入れていたインプラントだとしたら、なぜ体外に……と溺死事故、殺人事件の発生が疑われたようです。

 しかし、調査を行った結果、それっぽい見た目をしているだけのクラゲだったことが判明。事態は一転、女性警察官の安心しきった笑顔がステキです。》



このインプラントが発見された場所が分からないのだけれどもMaroochydoreは海辺の街らしいから、たぶん海岸であろう。海岸で見つかったのにもかかわらずすぐにクラゲという発想がなかったところに、なんとなくピンク色のなごみの気配を感じるわけである。たとえば街なかのゴミステーションの近くだったりすると勘違いしてしまうのも少しは理解できるけれども。



そういえばむかし、百貨店で売り場の床に巨大なケサランパサランが落ちているのを発見して大騒ぎをしたことがあった。しかしそれはババア用のつむじカツラだったのである。人のことはいえない。間違いは誰にでもある。



そう。いま気がついたのだけれども、しまっておいたおっぱいのニュースはどれも豊胸手術にかかわるものばかりだったのである。これはいったいどういうことなのであろう? ああ、そういえばふだん慣れ親しんでいるのは整形おっぱいばかりである。しかも哀しいことにアダルトビデオの。ああ、おっぱい好きだというのに。私はなにが好きだったのであろう?というか私はなんなのであろう? (了)







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