2016年12月27日火曜日

『SMAP×SMAP』を観た。NHK紅白は観たくなくなった



『SMAP×SMAP』最終回も終了していよいよ年の瀬も大詰め、のはずなのだけれどもなんだか今年は妙に長い。1年が暮れるのがとてもゆっくりである。人生は短く今日1日は退屈するほど長く、齢の刻みだけが規則正しく前進する。いまはただ今年を終わらせることに精いっぱいな感じである。みなさんはいかがであろう。



これはSMAP解散にまつわるなんとも見苦しい一連のドタバタ劇のせいかもしれないし、年頭から怒濤の勢いで吹き荒れた芸能界のスキャンダルに疲れたせいかもしれない。正月がつまらなくなったせいかもしれないし、2017年になんの希望ももてないからかもしれない。日々にメリハリがあればこんなにも停滞した気分にはならない。



見苦しいドタバタ劇の有終の美を飾るのはNHK紅白歌合戦である。最後の最後までSMAPを引きずり出そうとあがいたあの手この手はこの番組の品格、ステイタスのタダ下がりにトドメを刺してしまった。



大竹しのぶ、タモリの出演はSMAPをおびきだすための“SMAPシフト”であったというし、中居正広には出演の交換条件として4月からの新番組レギュラーを提示していたという。あげくに“最後の最後まで諦めずに交渉を続けます”と改めて宣言した12月16日はSMAPメンバーからの正式な出演辞退のメッセージが届けられたその日であった。



この場合は視聴率だけれども、目先の利益しか見ようとせず、そこに本来の存在意義すらかなぐり捨てて必死にしがみつくこの国全体の悪しき傾向を、NHK紅白歌合戦はすっかりあますところなく体現してしまった。



SMAPで紅白おこし、ひいてはNHKへの支持拡大。笑う。どうして去る者は追わず、と泰然自若としていられないのであろう? 去る者は追うおうっ。まるでオットセイである。なにをいっておるのか。とにかくいまどき民放と同じ土俵で綱引きをすることが時代に追いつくことではないということがわかっていない。



まさしく時代と併走しているNHKもある。6月の末、不倫カーセックスを『FRIDAY』に撮られてしまったNHK甲府放送局のお2人、斎藤孝信(38)と早川美奈(26)、高級愛人クラブ「ユニバース倶楽部」に登録し4人とデートしていたことが7月にバレてしまったNHK室蘭放送局の契約アナウンサー・山崎友里江(26)はいかがお過ごしなのであろう?



企業における性的トラブル、あるいは性と組織というのは一度まとめてしっかり考えてみるべきテーマだと思う。不倫と売買春というせっかくの具体的事例があるのだ。「クローズアップ現代+」ででも取り上げてもらえんかのう。現実ばかり先行させないで。



うむ。そしてまた最近つくづく思うのであるけれども、月に裏側(dark side)があるように人間にも裏側がある。人間の裏側には宇宙人ではなくて獣の欲望がすむ。これまではあたかもオモテ向きそんなものは存在しないという顔をして皆さん生きてこられたけれども、どうもそうもいかなくなってきた。人間観の変更を迫られているのである。と私は思う。



人間は獣ではないというただの願望がいつのまにか公式見解として大手を振っているのである。学術ではなく日常として。これでは人間理解は前へ進まない。人間は獣である。たとえば性犯罪を抑止する取り組みにおいてもそういった欲望は“ない”というところから議論がスタートする。“あるなら異常”。これではいつまでたっても問題の本質にたどり着かない。繰り返すが人間は獣である。あなたも私も獣なのさ。



今年2月に覚醒剤取締法違反で逮捕され執行猶予付き有罪判決を受けた清原和博(49)が、以来はじめてのインタビュー(「スポーツニッポン」)でこう語っていた。



「一日一日の闘い。今日は勝ったぞ、明日も頑張ろうという毎日の積み重ねです。薬物は本当に恐ろしい化け物で怪物で悪魔。二度と手を出さないとは言えない。そう言い切れるのは、最後、自分が死ぬ時。“あいつに勝ったぞ”と笑って寿命を終えたい」



現実を客観的に見つめることが更生への第一歩だとよくいわれる。清原和博がその第一歩を踏み出していることはよく伝わってくる。清原和博の人間理解は通りいっぺんのものではなく、つまり世間でいわれるうわべだけの人間観ではなく、その裏側(dark side)も含めたより全体的なものに近づいているはずだと思う。



人は誰でも裏側に「本当に恐ろしい化け物で怪物で悪魔」を飼っているのである。いわゆる性的な領域に含まれることが多く語りづらいことではあっても、少しづつそのベールを剥がし、無用の忌避や嫌悪、誤解をほどくべきだと私は思う。心配ご無用。「秘すれば花」のことわりはどこまでいっても消えてはなくならない。



「こんな残酷なことは人間のやることじゃない」といういい方がよくされる。たしか2015年1月、ISILによる日本人人質2名の殺害事件が起きたときにも岸田文雄外務大臣(59)が口にしていた。違うのである。あれは人間がやったことであり、人間は誰でもあのような蛮行をおかす可能性があるのである。そしてこう認識することが世界から紛争をなくする第一歩なのである。



世界から紛争をなくすのは清原和博の覚醒剤からの更生と同じ道なのである。「薬物は本当に恐ろしい化け物で怪物で悪魔。二度と手を出さないとは言えない。そう言い切れるのは、最後、自分が死ぬ時。“あいつに勝ったぞ”と笑って寿命を終えたい」という言葉の「薬物」を「憎しみ」と置き換えてみればよくわかる。



うむ。また話は変わる。「ただ今年を終わらせることに精いっぱいな感じ」のわけにひとつ思い到った。数々のスキャンダルの焼け跡というか後片付けがたくさん残っていて、それが気ぜわしさを産み、浮き足立った気分にさせるのかもしれない。



小倉優子(33)はまだ離婚しないのであろうか? ベッキー(32)はまだ“本格復帰”をめざしてジタバタしているのか? ゲスの川谷(28)とほのかりん(20)の関係はどうなるのか? どれもこれもほんとうにどうでもいいことばかりである。しかし気になってしかたがないのである。



そんな気の休まる暇がない私からしてみればいまだに「なんとかSMAPの解散が避けられないものなのだろうか、元に戻れないものだろうか」とおっしゃる方々の気持ちがわからない。もっとはっきりいってしまうと他人事であるのにもかかわらず、ひどく煩わしい。もう終わってしまったことにいつまでもこだわっていてもしかたがないではないか。引きずり女(by間寛平、67)になってしまうではないか。



世の中、芸能界にはまだ片付いていないたくさんの問題があり、そしてさらに次々に新しい問題が生まれくるのである。そういえば2017年は片岡愛之助(44)の不倫騒動で幕が開くという噂はほんとうなのであろうか? 毎年恒例1月1日付スポーツ紙のスクープに期待がかかる。まだ懲りていない。



ゴシップやスキャンダルは私の裏側にすむ獣の欲望を刺激するのである。あらゆるスポーツが戦の代償行動であるように、あらゆるゴシップやスキャンダルに対する偏愛は生身の人間に対する愛情の代償行動である。まあ、そういうことにしておく。したがって私はたいへんに愛情深い男であり、かつモラリストなのである。間違いない(byドイツ人と再婚できるかもしれない長井秀和、46)。自分がいやーになってきた。(了)





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