『デイリーニュースオンライン』(2016年12月14日配信)が紅白歌合戦にSMAPを出演させようと奮闘するNHKのあの手この手を紹介している。今年とうとう落選してしまった和田アキ子はいったいどんな気持ちでこの騒動を眺めるだろう? たぶんいまごろは例によって側近スタッフがアキ子の心の平安を守ろうと紅白関連の情報を遮断しているのだろうけれども、そう考えるだけで心が弾む。ゲスである。
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で、『デイリーニュースオンライン』の記事は以下の通り。
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【森且行に6元生中継まで?SMAP紅白に向けてNHKが用意する”切り札”】
《『紅白歌合戦』の出演をめぐり、SMAP側とNHKの交渉がまだ続いている。NHKは、タモリ(71)とマツコ・デラックス(44)を準備し、元SMAPの森且行(42)にもオファーしたとも言われている。お膳立てを万全にし、SMAPが少しでも出演しやすいように演出を続けているが、この交渉の行方はどうなるのか。世間の注目度が、ここへきてより一層高まっている。芸能関係者が語る。
「『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)の最終回のゲストはタモリ。タモリとSMAPはもうこのスマスマで見納めです。SMAP側もタモリに義理は通したということで、紅白歌合戦にはあくまで拒否の構えを見せています。マツコ・デラックスに関しては、そもそもさほど公私に渡る交流がなかったのは事実。木村拓哉(44)とマツコが同じ中学出身だというのを考慮しても、それだからといって紅白に出るほどの縁ではありません」(芸能関係者)
「オートレーサーに転身して20年前にSMAPをやめた森且行を出演させるというプランもある」とスポーツ紙記者。しかし皮肉にも、以前報じられた不倫スキャンダルに再び焦点が当たる結果をもたらしてしまっている。またそれと同時に、これがテレビ出演のネックになるのではとも囁かれている。
「森くんは今、一般人なので、単なる家庭トラブルということで問題ありません。今年の『ゲス不倫』問題はあくまで芸能人限定ということで……。森くんが出れば往年のファンも大喜び。奇跡の限定復活を実現させたら、視聴者にも好印象を与えることができます。SMAPとして有終の美を飾るのにもふさわしい。6人のSMAPが見られるなんてさすがNHK! と、評判も上がるはず。必死の交渉が続けられています」(芸能関係者)
なんと、NHKは、仲違いしたSMAPを気遣って、一同に介さず6元生中継をするプランまで用意しているという。
「東北や熊本などの被災地の各県に分かれ、森くんも入れて6元中継を考えていると聞きます。NHKも国民放送局の意地を見せているのでしょう。NHK籾井会長も最後の花火を打ち上げるのか、出演交渉のゆくえに注目が集まっています」(芸能関係者)
香取慎吾(39)の態度が軟化しているなどの報道もある中、まだまだ最後まで油断のできない紅白歌合戦。ギリギリの攻防でNHKの勝利なるか。ファン、いや日本国民としては、SMAPメンバーが揃う姿を実現してほしいものだ。》
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記事がほんとうだとして、森且行(42)まで引っ張りだそうとはNHK、なにを考えておるのであろう? すっかり平常心を失っておる。そもそもメリー喜多川(89)のなかでは森且行などという人間は最初からSMAPに存在しなかったことになっておるのだ。それをどうやって説得する?
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しかしほんとうに注目すべきはここである。最後に「ギリギリの攻防でNHKの勝利なるか。」とあるけれども、SMAPが紅白歌合戦に出演することが何が何に対しての勝利になるというのであろう? このライターはそんなことはあまり深く考えもせずに書いているのだろうけれども、実はこれが年末に向けての“SMAP騒動”の本質なのだろうな、と思う。
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SMAP、そしてジャニーズ事務所側は11月までに2度、NHKに対して正式に出演拒否の回答をしたといわれている。それがジャニーズ事務所とSMAPが公的に示した意思である。仮に出演の諾否に関してジャニーズ事務所とSMAPの思惑が食い違っていたとしても、SMAPは、グループとしては出演辞退の意思を固めている。
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グループとしては、というのは木村拓哉のいま現在の意思がわからないからだ。他のメンバーについては『週刊実話』(2016年10月17日配信)が要領よくまとめてくれている。
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《木村以外のSMAPメンバー4人が紅白出場を拒否するのも至極まっとうな話。
「4人に共通しているのは、『もう晒し者になりたくない』という思いが強い。加えて、中居正広(44)などは民放からオファーされた夏の音楽特番もSMAPはすべて出演を辞退している、NHKだけ特別扱いはできないと考えているんです。草なぎ剛(42)は25周年コンサートやパラリンピック応援サポーターなどを辞退しているのに、紅白だけ出演することに疑問を感じている。稲垣吾郎(42)は中居と草なぎに同調しているだけです。一番厄介なのが完全にやる気をなくしている香取慎吾(39)。すでに引退を口にするほど落ち込んでいて、親友の草なぎでさえも話をするのがやっとの状況なんです」(芸能関係者)
そんな4人に対し、怒り心頭なのが一連のSMAP解散騒動で他のメンバーと溝を作り孤立している木村だ。驚くことに木村は「1人になっても紅白に出場したい」とジャニーズ関係者に直訴しているという。
「表向きはSMAP愛ということになっているが、現実は少々違うようだ。NHKとの間に、ある密約が交わされているというんです」(業界事情通)》
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ここでいわれている密約というのは、ご承知の通り、2018年に放映されるNHK大河ドラマ『西郷どん』で西郷隆盛役に木村拓哉を抜擢するということであった。
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《「木村を主役にする条件の一つに、今年の紅白にSMAPが出場し、かつ大トリを務め上げることだった。もちろん、この約束が反故になれば木村の大河内定話も白紙になる」(制作関係者)》(「週刊実話」)
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で、時は経ち日はめぐり、西郷隆盛役は11月はじめに鈴木亮平(33)に決定したわけである。それでもまだ木村拓哉は紅白歌合戦に出場したいのであろうか? ああ、そうか。たぶん木村拓哉は事務所が出ろといえば出る、というスタンスなのであろう。
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ジャニーズ事務所は以前、SMAP出演の見返りに「今後5年間、ジャニーズのタレントに紅白の司会をさせる」というとんでもない条件を出したことがあるらしい。であるから状況次第では、事務所は態度を一変させて出演要請に回ることは十分に考えられる。それにつけても所属事務所やNHKをてんてこ舞いさせるSMAPという存在の大きさを改めて痛感させられるお話ではある。
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というわけでSMAP全体として事務所としては出演を拒否しているわけである。ファンにしてもSMAPを最後にもう1度観たいというという気持ちはあっても、嫌がるものをむりやり引きずり出させてまでそれを叶えたいとは思わないであろう。もしそれを望むというなら、それはファンのエゴというものである。
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で、SMAP自身もファンも望んでいない“むりやり出演”を実現させることが「ギリギリの攻防でNHKの勝利なるか。」と表現されるのはどういうことなのであろうか? といえば、それはただただ手柄を立てて名を上げること、つまり功名心を争うゲームになってしまっているということだと思う。
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一時はSMAPの紅白出演は来年1月に任期満了を迎えるNHKの籾井勝人会長(73)の続投のための勲章づくり、といわれたけれども、すでに籾井勝人の今期限りでの退任は理事会内部での決定事項になっている。であるからNHKはただただ担当者の功名心や組織としてのメンツのためにSMAPを晒し者にしようとしているわけである。
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紅白出演拒否の理由は『週刊実話』が示したたてまえ論のほかにもさまざま考えられる。SMAPの5人はとうぜんながら来年以降も芸能生活が続く。NHK紅白歌合戦が終わればそれですべて終りというわけではない。あとは野となれ山となれとはいかないのである。また仮に出演するとなった場合にはプロとしてきちんとしたものを見せなければならない、という思いがとうぜんあるだろう。いまのチームワークでは残念ながらそれは不可能なのである。
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さらにいえば、年が明けたあとの稲垣吾郎と香取慎吾にはまったく仕事が入れられていない。草彅剛も以前から決まっていた1月からのドラマ「嘘の戦争」(関西テレビ)が終わればなにもない。つまりもしNHK紅白歌合戦に出演するとなればそこでのライブな印象が長く記憶されることになる。いろいろと不仲な5人が上辺を取りつくろって出演することはたいへんに難しいし酷というものである。
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そんなことならいっそのことSMAPの内輪ゲンカのようすを中継してくれたほうがSMAP自身にもファンにもよっぽど誠実であろう。とさえ思う。ああ、こちらまでイライラしてくる。
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というわけで、NHKにはいつまでも自分たちの都合でSMAPに固執していないで静かにさせておいてやれよ、と思うわけである。まったく、人の気持ちを思いやれないとことん鈍感な連中である。これはまた最終回の構成を決めないでSMAP待ちの姿勢を見せている『SMAP×SMAP』(フジテレビ)にも同様にいえることである。
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もうひとつ、若干事情は異なっているけれども、同じようなことがファンの間でも起きていたのではないかと気になっている。たとえば例のSMAPの存続を要望する署名運動である。すでに約37万筆が12月11日、ジャニーズ事務所側(ジャニーズファミリークラブ)に提出され受理されたことを各スポーツ紙が報じている。
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『リアルライブ』(2016年12月12日配信)はこの経緯を次のように伝えている。
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《署名を提出したのは、SMAPのファン約70人が集まる「5☆SMILE(ファイブスマイル)」事務局。今年9月に署名を集めるために結成され、インターネットなどを通じて署名を呼び掛け、10月31日までに全国各地や海外から37万3515筆が集まった。この日、同事務局の代表者が東京・渋谷のジャニーズファミリークラブを訪れ、署名を提出したという。》
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で、「5☆SMILE」事務局は署名が提出された12月11日付でホームページで活動終了を宣言している。しかしそれにしても9月22日からの約1ヵ月半で37万3515筆とはたいへんな数字である。長野県長野市(県庁所在地!)だとかの総人口に匹敵する。ホームページで見るかぎりていねいな運営が行われていたようで、担当された方々の努力の賜ともいえると思う。
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しかしながらホームページのどこを探しても「署名運動の趣旨」であるとか「私たちの願い」といったマニュフェストがないのである。であるから提出された署名に添えられた「要望書」の「要望内容」をそのまま「5☆SMILE」の主張として受け取ることにしよう。
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【要望内容】
・SMAPの存続とグループ活動の継続
・コンサート等の音楽活動の継続
・パラリンピックサポーターの継続
・被災地支援の支援金・義援金の呼びかけの継続
・テレビ・ラジオ番組の放送継続
要望は尽きませんが、私達の想いがこの直筆署名に込められています。ジャニーズ事務所の皆様、SMAPメンバーの皆様には、今一度話し合いの場を設け、存続に向けての協議を行っていただきたくお願い申し上げます。
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「要望内容」の実現性はともかく、全体として見れば「5☆SMILE」の活動はたいへん抑制がきいていて、また統制もとれているようである。SMAPも素晴しいファンをもったものだと思う。「5☆SMILE」に関していえば心配は無用だったようだ。
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これを受け取ったジャニーズ事務所は回答として「署名活動に参加された皆さま」に宛てた文書を公開している。署名を受け取った12月11日付である。たいへん事務的であるけれども、これ以上は書きようがないといった内容のものである。
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要約すると、“私たちスタッフもSMAPの存続を願っているけれども本人たちの強い意思があって存続は困難であり、今後のメンバー5人の活動を支え、応援していこうと気持ちを整理している最中です”である。過去の経緯をもち出せばいろいろ突っ込みどころはあるけれども、12月15日のいま現在としてはやはりこれが常識的なところであろう。
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「5☆SMILE」はジャニーズ事務所に署名とともに提出した要望書・目録などの実物画像をアップした12月12日以降はホームページを更新していない。しかしこれはこのままでいいのであろうと思う。多くのファンがSMAPの存続を願う気持ちは確かに表現できたのである。それで十分ではないか。
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もしこれ以上、存続運動なりを続けるとNHKの出演要請と同様の、自分勝手な無理強いになってしまわないかと危惧するのである。
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SMAPにとって解散は5人が前進するための唯一の道である。未来が消えたわけではない。過去になにがあったにせよ、もうそれにはこだわらず、ここでいったん仕切り直しをするべきであろう。中居正広(44)、木村拓哉(44)、稲垣吾郎(43)、草彅剛(42)、香取慎吾(39)、卒業おめでとう。そしてSMAPよやすらかに眠れ。それでいいではないか。(了)
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