ウソやウソをつくということをなんとなくボーッと考えていたらおもしろい記事に出会った。『TOKYO POP LINE』(2016年12月22日配信)の、【川栄李奈、振り込め詐欺撲滅サポーターに就任も…まさかの「嘘つくの好き」発言に報道陣が動揺】である。必要部分だけ抜粋しよう。
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《「若い世代の子は振り込め詐欺に対する意識が低いと思うんですけど、この活動で皆さんに知ってほしいですし、おじいちゃんやおばあちゃんにも自分から伝えていってほしい」と同世代に呼びかけた川栄だが、イベント後に行われた囲み取材では、「小さい頃から嘘をつくのがすごく好きだった」と告白。
「嘘をつく癖があって、小さい頃はお母さんとかよく騙してました」とぶっちゃけた。詐欺撲滅イベントでのまさかの“騙す側”発言に、動揺した報道陣から「大丈夫ですか?」と心配する声も飛んだが、本人は「あ、はい。大丈夫です。小さな嘘なので」と動じず、「寝坊したのに『してない』と言い張ったりとかはよくあります」と笑っていた。》
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で、川栄李奈(21)、続けてこう語ったのである。
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《「人を騙すことが多いんですけど、騙されることも多い」という川栄は、「AKBのメンバーは無邪気な子が多いので騙されることはよくありましたね」とAKB48に所属していた当時を回顧。》
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無邪気な子どもがウソをつく。なんとなくだけれども子ども時代を扱ったヨーロッパ映画みたいな雰囲気である。自我の確立していない子どもの時代はそんなものなのかもしれない。それにしてもシレッと「嘘をつく癖があって、〜」とは川栄李奈もそうとう無邪気である。
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かくいう私も「小さい頃から嘘をつくのがすごく好きだった」のである。かつて私の家では元旦の朝に家族それぞれが新年の抱負を発表するならわしがあったのじゃ。ある年、姉が「算数がんばります」などと殊勝らしくいってのけたあと次の番の私が口を開こうとするとすかさず横から母が口を挟んで「公一くん(仮名・4歳)は今年こそウソをつかないように」と注意されたことまであったのである。元旦からワンパンチKOである。
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私のウソは無邪気なものももちろんあったけれども、もっとシリアスに生活の必要から生まれたものも多かったのである。シリアスといっても小学校へいきたくない、早退したい、遊びにいきたい、小遣いがほしい、女の子の気をひきたい……、といったようなことである。まあ、ロクでもないガキであるけれども私はこれを実行していた。ともかく無邪気な子どもがウソをつくという感覚は私にはない。
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こうした生活の必要上のウソの多くはオトナを相手にしているわけで、そうするとひとつのウソを完遂させようとすれば、子どもとしてはそうとうな数の注意事項を抱え込まなければならないことにやがて気が付くのである。
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たとえばこれはあまり上等なウソではないけれども、頭痛がするというウソをついたときには体の動きを緩やかにしてあまり目をキョロキョロと動かさない、逆に腹痛のときは体の動きはゆっくりで同じであるけれども、目は落ち着きなく周囲に視線を配る、とか。腹痛のときの声は小さく、頭痛のときの声はやや大きく、とか。ま、演じ分けというヤツである。
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で、こうした小芝居を半日なら半日にわたって続けるのは案外そうとうたいへんなのである。そこで今度は自分自身に自分は病気であると思い込ませようとする。いくつもの注意事項、演技プランを忘れないように憶えておくよりも病人になりきって自動的にそれらが出来するようになれば遥かに効率的でラクである。
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ただしこれは巷間よくいわれているように自分で自分のウソを真実だと信じ込むというたぐいのものではないのである。あくまでも演技として思い込むだけである。実際に頭やお腹が痛くなってしまったのでは元も子もない。
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しかし私は自分で自分のウソを信じ込んでしまってワケがわからなくなる危険からは逃れていたかわりに、考えようによってはもっと深刻な問題を抱えるようになったのである。
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世界は読み替えられる。さらに言葉のチカラ次第では世界を、現実を、もっと自分に都合のよいものに変えてしまえる、という、かすかではあるけれども物騒な感覚をもってしまったのである。「ものは見よう、考え方しだい」の極端なヤツ。いいトシこいたいまでも若干そういう傾向がある。
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そんなかつての「オオカミ少年」ならぬ「オオカミ公一」、「ウソつき公一」である私から見れば、ASKAも「成宮寛貴の友人A氏」もウソをついていることはまったく明らかなのである。ウソつきにはウソつきの気持ちがよ〜くわかる。
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たとえばASKAには不可解なブログの記述がある。12月19日に不起訴処分が決定して釈放されたその翌日、20日にさっそく更新されたものである。
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《正午過ぎに2本のブログを連投。1本目では「なぜ、僕が検尿で、お茶にすり替えたのか?これは、2014年に逮捕された時からの経緯が含まれています」とし、「尿ではなく、スポイトで吸い上げたお茶を出してみよう。見つかったときには、素直に検尿に応じればいい」「尿を出してしまったら終わりだ。必ず、陽性にされてしまう」と当時の心境を説明。陽性反応が出たことに「ありえません」と怒りを表した。 直後の2本目では「あれでは、警察が一方的に悪者になってしまいますね。失礼しました」と前言撤回し「実は、陽性になったのには、ひとつの理由があるのです。科捜研に間違いはないと思います」と、覚醒剤の反応が出たことは認めた。》(「デイリースポーツ」2016年12月21日配信)
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警察に対する恐怖心をまざまざと覗かせているけれども、「警察が一方的に悪者になって」しまうので前言をひるがえすというのはオトナの常識では考えられない。ASKA自身としては“1本目”の陽性反応は「ありえません」とする自分のウソを信じ込んでいて、“2本目”の「科捜研に間違いはないと思います」というのは警察恐さのあまりに咄嗟に出たウソなのであろう。
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死にものぐるいでウソをつく、という感じをおわかりいただけるであろうか? ある種の精神疾患を抱えた方々もやるし、私もやった。ああ、たとえばアルコール中毒の患者なども酒を飲み続けたい一心で驚嘆すべきウソをひねり出す。カップ酒一杯をたしかに飲んだ、そしてそれを買う百何十円かの金は自宅にあった古本を売ってつくった、という話を聞き出すのに2日も3日もかかることもあるらしい。切ないのう。
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ASKAの場合はそうした境地に入り込む直前で、薬物中毒による混沌や妄想に阻まれている感じがある。前述のブログを記述するに到った考えの過程を整理するとたぶん以下のようなことになると思う。★は意識的なウソの部分である。
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私は覚醒剤を使用していない(★)
↓
であるから科捜研で陽性反応が出たことは否定されなければならない
↓
もし尿と偽ってお茶を提出しても陽性というなら科捜研はデタラメということになる
↓
「尿を出してしまったら終わりだ。必ず、陽性にされてしまう」★
↓
尿の代わりにお茶を提出した★
↓
しかしデタラメ扱いでは科捜研が怒るかもしれない
↓
「科捜研には間違いはない」といっておこう
↓
陽性判定が出た原因は科捜研とは別のところでなにかなければならない
↓
お茶を渡しても陽性判定が出た(覚醒剤が検出された)、科捜研を怒らせない理由を考えなければならない〈←いまココ〉
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私もヒマである。そしてまたそうこうするうち、喉元を過ぎれば熱さを忘れる感じで、22日の更新分で先の20日の“1本目”と同様の主張を繰り返す。
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《「なぜ、僕が尿を提出せず、スポイトで吸い上げたお茶をさし出したのか?やはり、皆さんの疑問はここに集約されているようですね」と問題提起した上で「もし、見つかった時には『なんちゃって』と、笑って見せ、素直に検査に応じようと考えました」とコメント。「どちらにしても、覚せい剤が検出されるわけはないのですから」と持論を展開した。》(「サンケイスポーツ」2016年12月22日配信)
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前回はあった「尿を出してしまったら終わりだ。必ず、陽性にされてしまう」というウソは引っ込められている。科捜研が怒るかもしれないからである。あと元ウソつきとしていわせていただければ、「もし、見つかった時には『なんちゃって』と、笑って見せ、素直に検査に応じようと考えました」というのは、ウソがバレたときの典型的なごまかし、開き直りのパターンである。
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これがなぜ茶を差し出したのかという「皆さんの疑問」への正面からの回答のかわりに出てくるところに、染み付いているウソ習性を感じるのである。ASKA、ウソつき体臭がかなりきついのである。クセがすごい!(by千鳥・ノブ、36)。
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まとめよう。この22日更新分ではもっとも不可解な疑問である、陽性判定が出た理由についてはふれず、それを「皆さんの疑問」にすり替え、さらに尿ではないというウソがバレたときのために考えたとする典型的なごまかし、開き直りのパターンを披瀝して終わっているのである。
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「実は、陽性になったのには、ひとつの理由があるのです。」というウソつき特有のリップサービスを先にかましてしまっているので、陽性判定の謎について「なぜそうなってしまったのかわからない。ボク自身も不思議だ」とトボケるわけにもいかないのである。こうした自縄自縛と問題のすり替え、ウソからウソへのスライドもまたウソつきがよくやらかすクセではある。
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「成宮寛貴の友人A」の場合は、むしろこれからいろいろと大きなウソをつかなければならない立場に追い込まれている。成宮寛貴(34)が使用したとされ、自分が調達したことになっているコカインの入手ルートである。幇助の罪を逃れ、かつ売人や仲介者に捜査の手が及ばないようなストーリーをまずは考えなければならない。あとが恐い。
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さらに成宮寛貴本人へのいいわけも必要だと思っているであろう。これは昨日の当ブログに書いたけれども、今回の件は成宮寛貴に対する「成宮寛貴の友人A」の情の部分でのもつれが原因の、いってみれば痴話喧嘩の延長のようなものだと思うのだ。できればまたヒロとうまくやりたいと思っているはずである。
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おおっと。『日刊スポーツ』(2016年12月23日配信)によると【SMAP紅白辞退!正式断り、生出演もなく解散へ】なのだそうである。抜粋すると
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《1月の解散騒動以降、メンバーはグループ活動に前向きになれない状態が続いていた。先月末発表の出場者リストに入っていなかったが、NHKは粘り強く交渉を続けると明言。ファンの間ではサプライズ出演を期待する声も上がっていた。26日のフジテレビ系「SMAP×SMAP」最終回に生出演しないことも決定。今後、SMAP5人がそろう機会は事実上消滅した。
関係者によると最近になって、SMAPが所属するジャニーズ事務所がNHKに対し、メンバーの意思を尊重する形で、出場辞退を正式に申し入れたという。》
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だそうである。ふうん。昨日の当ブログで「『週刊女性』がいう“クリスマスプレゼントとして出演を発表!!”なんていうのは嘘っぱち。」と書いたのは当たっていたけれども「出演の有無は、たぶん12月31日の放送当日まで引っぱられるだろうなあ、と思う。」というのは外れてしまった。
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いやいやNHKとしては放送当日どころか放送終了まで引っ張りたかったのだけれども、『SMAP×SMAP』が5人揃っての最終出演だと早くアナウンスしたいフジテレビの思惑、プレッシャーがあり、ジャニーズ事務所がこっそり“関係者”を使って改めてリークした、ということであろうと思うのである。NHKの思惑は外れたけれども、こんなセコいつばぜり合いで文句などいっては笑い者になるだけである。
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もう少し説明? はい。SMAPが解散すればメンバー5人が揃った映像の使用は事務所がOKしなくなる。SMAPは木村拓哉(44)ただひとりになるのである。であるから紅白への出演辞退が明確になれば、ナマではなくても26日の『SMAP×SMAP』の価値はそれだけでアップする。貴重な見納めになるのである。ということでフジテレビは視聴率が稼げる、と。うむ。おや? 私はまたウソをついてしまったのであろうか? (了)
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