2016年9月16日金曜日

懲役刑を希望する福山雅治の人間としての器を問ふ!!



2016年5月6日に福山雅治(47)宅に侵入し、22日に逮捕されていた宮本万里子(48)の初公判が9月8日に行われた。福山雅治夫妻が住むマンションのコンシェルジュが家宅侵入の犯人であったという意外な展開で話題になったあの事件である。



で、この公判において、福山雅治は供述調書を通し「犯人がコンシェルジュと聞いて恐怖を感じた。事件前と同じ生活ができなくなった。妻も不安を感じている。きちんと懲役刑を受けてほしい」と語ったとされている(「NEWSポストセブン」2016年9月15日配信)。



これを聞いた瞬間、私は、自分のことはさておき“福山のヤロー気の小せえ男だ”と思ったのである。それから少しすると“ケツの穴の小せえヤローだ”とも思ったのである。“気が小せえ”のはたかが48歳のオバサンのやることに怖れをなしているように感じたからであり、“ケツの穴が小せえ”のは、いきなり懲役刑を望む発言に、余裕のなさやいささかのエゴイズム、ヒステリー性を感じたからである。やめてよもう!! さわらないでえ!! みたいな。



重要なのは、福山雅治は恐怖のあまり、宮本万里子に対して、自分自身が圧倒的に強者の立場にいることをすっかり忘れてしまっているようだ、ということである。みなさん、ここまでのところ、ご共感いただけましたでしょうか? ついでに、福山雅治はアゴも肩幅も肝っ玉もない、ということについてもご諒解いただけますでしょうか?



そして福山雅治のことをあまり好きではない私は、いつもいつもカッコつけてんだから、この程度のことは許してやれよ、と思ったのである。カッコつけてられんのもファンがいるおかげだろうよ。「ルールを踏み外したのはもちろん論外だけれども、ファンのやむにやまれぬ気持ちを一方的に責める気持ちにはなれない」くらい、いってやれないものか。うむ。あの演技する薄い唇から滑り出す「きちんと懲役刑を受けてほしい」は実にうすら寒い。



おっと!! はい。はい。ただいま通りがかりの知り合いからものいいがついたのである。なにを暢気なことをいっておるのか、と。福山雅治の嫁は妊娠中なのである、なにかあったらどうするのだ、と。しかもあの女、宮本万里子はサイコっぽいではないか、なにかあってからでは遅いのだっ。おっしゃる通りである。



“サイコっぽい”というのは、たぶんこういうことであろう。これも2016年9月15日配信の『NEWSポストセブン』から抜粋しておく。

《この日、宮本被告は白い長袖シャツに紺色のパンツ、顔をほとんど覆い隠すようなマスク姿で法廷に現れた。しかし次の瞬間、裁判を傍聴していた人たちは思わず息をのみ込んだ。

「普通、被告は裁判官の印象をよくするために地味なメイクにするものですが、マスクを外した宮本被告はバッチリメイクを決め、濃い赤のルージュをひいていたんです。あまりにも異様な雰囲気でした。どうも“法廷で福山さんに会えるかも”と準備をしていたフシがあるようです」(大手紙記者)》



うむ。しかし考えようによってはとても健気で切ない女心ではないか。長年の片思いの相手に会うのである。それにはひどくふさわしくない悲劇的な場所とはいえ、少しでも印象をよくしたいと願っても、それはそれでいいではないか。うむ。まだ続きがあったのである。



《宮本被告は福山のおっかけとして、ファンの間では有名な存在だった。福山の愛称『ましゃ』にちなんで『まりしゃ』と名乗っていた。

「『まりしゃ』のツイッターは有名。“今出かけた”“今電気が点いた”“帰ってきた”と福山さんの一日を実況中継するようなことまでしていましたから…」(ファンクラブ会員)

3年前に福山のマンション近くに引っ越し。昨年7月からコンシェルジュの派遣会社に勤務し、「自宅に近いマンションに勤務したい」と訴え、福山の自宅マンションに勤務を始めたというのだから、その執念には驚かされる》



これ以前の宮本万里子については『スポーツ報知』(2016年9月9日配信)が伝えている。記述の順序が逆さになっていたりでわかりづらいので、以下に整理しておく。



《宮本被告は2009年に「歌が心に染みた」と福山のファンになり、2010年にはファンクラブに入会。福山の影響でギターを始め、テレビ局などの“出入り待ち”を15~16回行い、ライブや映画の舞台あいさつにも行っていた。
2013年、千葉県内から福山の都内マンション近辺へ引っ越し。2015年7月に求人募集を見て、婦人靴会社からコンシェルジュに転職した》



2009年というと7年前であるから、宮本万里子41歳のときである。芸歴26年の福山雅治に対して、ファン歴は意外に短い。しかしとにかく、41歳の女の胸に福山雅治のなんという歌が染みたのかはわからないけれども、それからは福山雅治ひと筋な感じなのである。ましゃ一直線。



うーん、であるからやはりこれを恐怖の対象としか見られないのか、という残念さはあるのである。表現する者としていえば福山雅治の歌には人の人生を大きく変えるだけのチカラがあったということであり、それは畏れとともに誇りとすべきなのである。すべてを額面通りに受け取れば。



人としていえば、たとえサイコであろうとも悪意はなかったのかもしれないし、純粋な気持ちで傾倒を深めていった結果の出来事だったのかもしれないのである。それに対して「きちんと懲役刑を受けてほしい」と主張するということは、つまり人間は本質的に悪をなすものである、それには懲罰で対抗せよ、という立ち場に立った、ということである。



であるからして、福山雅治は今後いっさい「愛がすべて」であるとか、「心を重ね合わせてしあわせに」とかはクチにしてはいけないのである。福山雅治の歌にそんな歌詞があったかどうかも知らないけれども、とにかく人を信じるたぐいの言葉は、今回の供述調書の主張とは矛盾しているのである。人は人を傷つける、裏切る、怖れさす……、これから福山雅治が歌えるのはそんな歌、そう、ヘビーメタルだけなのである。



9月8日の公判での宮本万里子に対する求刑は、懲役1年であった。弁護側は執行猶予を求め、即日結審である。『スポーツ報知』(2016年9月9日配信)は、この裁判のなりゆきについて次のように解説している。



《田中喜代重弁護士「サングラスや帽子で変装して犯行に及んだ宮本被告は計画的ともとれるが、周到な計画とは言えない。窃盗や傷害目的ではなく、ただ福山さんのギター見たさで家に入っただけなので、住居侵入罪の中では非常に軽微です。一般人同士であれば10万円以下の罰金で済む話で、初犯で懲役1年の求刑は少し重く感じる。

著名な芸能人の福山さん、吹石さん夫妻の自宅への侵入は大々的に報じられ、コンシェルジュの立場で職務上、決してやってはいけない悪質な犯行で、社会的な影響は非常に大きい。再発防止へ警鐘を鳴らすため、今回の求刑となったのではないか。懲役1年、執行猶予2~3年、保護観察は付かない判決となるでしょう」》



まあ懲役刑は懲役刑であるけれども、福山雅治が「きちんと懲役刑を受けてほしい」という言葉で暗に望んだような実刑判決が下りる可能性はほとんどない。福山雅治、気が小さくケツの穴も小さいせいで、ずいぶんと痛い勇み足をしてしまったものである。これでまたファンが大量離脱していくのである。そしてこればっかりは警察に駆け込んでもどうにもならないのである。



判決は28日にいい渡される。宮本万里子が更生し、以降の日々を穏やかに過ごすことを願う。(了)



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