坂口杏里(25)のAVデビュー作、『芸能人ANRI What a day !!』が発売前から話題を集めるのに成功している。AV出演の理由はホスト遊びでつくった借金2000万円だとか、AVメーカーMUTEKIから支払われるギャラは1億2000万円で、うちANRIの取り分は2000万円だとか、所属していた事務所の先輩、重盛さと美(28)がAV出演の話を聞いていっとき噂だった借金の額、500万円を貸そうとしていたとかの話題でもちきりである。
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さらには義理の父さんの尾崎健夫(62)が激怒して販売差し止めに奔走しているとか、コトゥーゲ(小峠英二、40)はギャグ「なんて日だ!!」を封印したとか、AVマニアのウエンツ瑛士(30)が「観ない」と宣言したとか。そろそろ高須のかっちゃん(高須克弥、71)がなにかいい出してもよさそうな気もする、とか。
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しかし、そんな大騒ぎの陰でひっそりと、しかし激しくアダルトな方がいらっしゃるのである。9月23日のAVデビューが目前に迫った紫艶(38)ではない。こちらはそんなヌルーい日本標準を超えて、遥かに激しくハードコアなのである。しかもすでに6月25日に配信が開始されているのである。たぶん、すでにもう3、4作くらいはリリースされているであろう。
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小向美奈子(31)である。まずは2000年、15歳でデビューしてからの歩みをざっくりと振り返ってみよう。
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◆2001年:フジテレビビジュアルクイーンに選出
◆2008年9月24日:当時の所属事務所R・I・Pが「本人の体調不良・精神的不安定・音信不通状態」などを理由に契約解除
◆2008年11月:『週刊ポスト』11月28日号に「私が見た『副業は売春という悪夢』」という告白記事が掲載される
◆2009年1月22日:覚醒剤取締法違反で逮捕。懲役1年6カ月、執行猶予3年
◆2009年6月5〜29日:浅草ロック座でストリップに出演
◆2011年2月7日: 覚醒剤取締法違反で再逮捕されるが不起訴
◆2011年9月9日:『AV女優 小向美奈子』でアリスJAPANよりAVデビュー。以後、16作をリリース
◆2015年2月6日:覚醒剤取締法違反で再々逮捕。懲役1年6ヵ月の実刑判決
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小向美奈子、グラビア時代にはその後の坂口杏里など足元にも及ばないトップアイドルであったし、浅草ロック座に出演したときには全国からファンが集結しての大騒ぎになったのである。ちなみにこのときのギャラは1日100万円。×25日で総額2500万円の荒稼ぎである。
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そんなわけでAVデビュー作『AV女優 小向美奈子』も、史上最高の20万本を売り上げているのである。20万本!! いったいどこの誰が、というか、こうなると学校の担任も買ったウチのパパも買った、というレベルの話である。で、このときの小向美奈子のギャラは1億5000万円といわれている。もちろん全額が小向美奈子に渡ったわけではないので、取り分としては坂口杏里とあまり変わらなかったのだろうと思う。
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そんな小向美奈子がなんと無修正版で登場したのである。これがどうして話題にならないのであろう? と、首を傾げる前に、気がついたらサンプルを観てしまっていたのである。スゴかった。なにがスゴかったかというと、まずデブぶりがスゴい。ドスコイである。土俵から転落していく力士のようである。あんまりか。それでは上半身が「たれぱんだ」の顔面に見えるというヤツである。手足がやたら短い。
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そういうお肉の氾濫状態であるから、ここがあの秘密のアソコという感じがなくて、いやはっきりいおう、性器が見えにくく、見えても存在感が薄くてちっともヤラシくないのである。しかもお手入れが行き届いていないのである。陰毛はモッサのままだしケツ毛まで生えておる。で、結論としてはババア感いっぱいなのである。まだ31歳なのに。やる気あるのか?
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ということはつまりこのビデオ、既発作品の消しを外しただけというものではないのである。新規に撮影されているのである。しかし小向美奈子は、もうそろそろ出所の時期だとは思うけれども、今年6月の段階ではまだ栃木刑務所で「10等工」と呼ばれる新入りとして、時給約6円10銭でボールペンなどを組み立てていたはずなのである。
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うむ、発見。「撮影は昨年の春頃、逮捕されてから実刑判決が出る間に行なわれました。3日間で7つの濃厚なカラミをこなすというハードな撮影だったようです。その甲斐あって撮れ高も多く、配信元となる大手サイトも喜んでいるはずです」という“作品関係者”のコメントが『週刊ポスト』2016年6月10日号に載っていたのである。
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いや、残念ながら「配信元となる大手サイト」=カリビアンコムが踏んだほど売れていないはずである。それにしても小向美奈子は『週刊ポスト』と縁があるようなのである。ついでなので無修正作品の取扱われ方についても、同記事から少し抜粋しておこう。
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《日本国内ではモザイク処理をしていない作品は本来、摘発対象だ。だが、「カリビアンコム」のような海外アダルトサイトの配信作品は、解釈を難しくしている。弁護士の岡田崇氏が解説する。 「インターネットでわいせつ動画を公開して他人に見せるとわいせつ電磁的記録頒布罪(刑法175条)に当たりますが、海外の運営者による配信作品に日本の刑法を適用するのは難しい。現状では、そういった無修正動画を個人で視聴する限りは、犯罪ではないと言えます」 》
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そうかあ、小向美奈子、収監前は飲食業で働いている彼氏がいて、釈放されたら結婚したい、とかなんとかいっていたのである。であるからもうAV業界で働くつもりもなく、ケツ毛もそのままに最後っ屁でもかました、いや、後は野となれ山となれ、の感覚であったのであろう。だんだん言葉が汚くなって申し訳のないことである。
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しかし、しかーし、この『週刊ポスト』には以下の記述もあったのである。
《「酒もタバコも絶ち、規則正しい生活を送っていることで最初は痩せましたが、最近会ったら、なぜか太っていました(笑い)。刑務作業でボールペンを真面目に作っていて、模範囚として刑期満了より少し早めの8月には出てくると思います」 服役する前には結婚を約束した恋人がいたと報じられていたが、その彼とは既に破局していた。 「相当なショックを受けていて、“今度こそ普通の女の子に戻りたい”と真顔で言っていました」》
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あらら、たいへんである。どうするの? やっぱりケツ毛剃るの? というか、今回はどうして坂口杏里ばかりが話題になって小向美奈子が話題にならないのか、というお話である。不思議である。
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あ、はい、はい。はいっ!! 申しわけございません。いま通りすがりの知り合いに激しく叱責されたところなのである。無修正ビデオの宣伝になるような話をメディアがおおっぴらに取り上げるはずがないではないか!! おまえはまったくおかしい!! 常識がない!! である。人生をやり直せ!! である。まったくおっしゃるとおりである。
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今度、誰かにもし人生をやり直すことができるとしたらいつごろからやり直したい? と聞かれたら、「幼稚園から!!」と答えることにしよう。言葉だけとはいえ、それ以前にまでさかのぼってしまうと父や母に申しわけがないような気がする。すっかりアンダーグラウンドの住人になってしまった小向美奈子も、きっとそう思うに違いない。だからといってほんとうにやり直すわけでは、もちろんないのだけれども。(了)
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