2016年9月23日金曜日

入院の噂から2週間、メリー喜多川は大丈夫なのか?



9月8日夜、ジャニーズ事務所副社長・メリー喜多川が入院したという情報が飛び交っていたらしい。『zakzak』(2016年9月9日配信)が、SMAPの紅白歌合戦出場を籾井勝人NHK会長(73)が熱望しているというニュースのついでのようにして書いている。



《一方、8日夜、ジャニーズ事務所のメリー喜多川副社長(89)が、東京都内の病院に入院したとの情報が飛び交い、スポーツ各紙が情報確認に動くという騒動が起きた。事務所側は「8日も打ち合わせに出席しており、元気。入院はありえない」と入院情報を全否定している》



“全否定”するのはジャニーズ事務所としては当然であろうけれども、それがほんとうのことかどうかはわからない。メリー喜多川のその後の消息も伝わってこない。なにしろ89歳、今年のクリスマスにはめでたく満90歳、卒寿をお迎えになるご高齢なのである。たいへんに気になる。



女帝メリー喜多川の身になにかあれば、それすなわちジャニーズ帝国崩壊のはじまりである。弟のジャニー喜多川(84)にも娘の藤島ジュリー景子(50)にも、またイエスマン揃いの幹部たちにも、ジャニーズ事務所をまとめていくチカラはない。



しかも、ただいまの全体的な状況もよくない。ジャニーズ系アイドルにはもはや新鮮味がないし、最近は絶対ご法度のはずの下半身スキャンダルが頻発している。それを営業圧力で強引に握りつぶし、さらに平常時でも番組のキャスティングまで意のままにする横暴ぶりには、テレビ局やその他マスコミ、広告代理店などもほとほとウンザリしているのである。メリー喜多川という重石が取れればジャニーズ離れは驚くほど素早く進行するであろう。『zakzak』、メリー喜多川の入院疑惑はついでに書くような話ではないのである。



いってみればメリー喜多川という人、ニッポン芸能界における金正恩(32)みたいな人である。もちろんジャニーズ事務所は北朝鮮。粛清人事などお茶の子である。おそらく元SMAPチーフマネージャー飯島三智(58)と関係の深かったスタッフを次々と退社に追い込んでも、それを“粛清”だとは考えていないのではないかとさえ思う。SMAP派だったKis-My-Ft2が冷遇されるなんてあたりまえ。



でもってここへきて実質トップのメリー喜多川の消息が掴めないとなると、これはもう独裁国家ならではである。生きているのか死んでいるのかもわからないけれども、指令は飛んでくる。ジョージ・オーウェルの小説『1984』の世界である。



少なくともメリー喜多川、ジャニーズ事務所という、組織風土的には北朝鮮並みに孤立した環境に独裁体制を敷いて約半世紀も君臨してきたのである。その考え方に、世間の常識とはかけ離れた大きな偏りがあってもおかしくはないのである。やさしいいいかたをすれば、きっとクセがスゴいのである。



こう考えてくると、メリー喜多川、案外ガラにもなくほんとうに参っているのではないか、という気がしてくる。SMAP解散発表の前日、8月13日にハワイへ脱出したことも、どうもこれまでのバケモノ級豪腕ババアのイメージではない。これまでであれば、じっと腰を据えて世間の大騒ぎを睨んでいたはずなのである。それを見もしないで国外脱出。いささか気弱になってはいないか?



やはり去年からのSMAP騒動で、悪の権化のごとく激しく非難されたのが効いているのであろう。ここまで忌み嫌われるとは芸能界で仕事をしてきてはじめての経験であろうし、しかもジャニーズ事務所のファンからNOを突きつけられているのである。



さらにメリー喜多川を弱気にさせているものがもうひとつある。というか、それはSMAPの解散のそもそもの発端になったある大きな勘違いである。SMAP解散・独立騒動は、当時のチーフマネージャー飯島三智をメリー喜多川が辞職にまで追い込んでいったことに端を発している。



その、辞職にまで追い込むほどの怒りと憎悪は、実は弟ジャニー喜多川が思わずついたウソに端を発しているのである。ジャニーズ事務所のグループ企業に2005年に設立された株式会社ジェイ・ドリームという会社がある。これはジャニー喜多川が将来、藤島ジュリー景子と飯島三智の2人がジャニーズ事務所を背負っていくべきという構想の元につくらせた会社である。代表取締役にジャニー喜多川、飯島三智も取締役に名を連ねていた。



で、あるとき、おそらく2013年か14年にこの会社の存在を知ったメリー喜多川が、弟のジャニー喜多川に、いったいこの会社はなんだと問いつめたのである。で、姉ちゃんが怖くてたまらないジャニーは自分はなにも知らない、給料ももらっていない、とウソをついたのである。それでメリー喜多川としては飯島三智がなにかを企んでいるに違いない、となり、それまでも飯島派、主流派などといわれるほど関係がギクシャクしていたこともあって、追い出しにかかったわけである。



これは経営者としては痛恨の大ミスである。気の弱〜い弟の言葉だけを真に受けて、SMAPという大スターと飯島三智という敏腕プロデューサーを一気に失ってしまったのである。しかも、そのまた遠因といえば、自分が弟から酷く怖れられているということなのである。つまり姉として、経営者として失格、といわれたようなものである。これはそうとうガックシきたに違いないのである。



メリー喜多川がガックシきているという報道はいまのところ見当たらないけれども、少し気に病んでいるくらいの話はある。『サイゾーウーマン』(2016年8月16日配信)は、「芸能プロ幹部」の口を借りてこう伝えている。



《「メリー氏は年明けからの報道で、世間の怒りの矛先が自らに向いてしまったことを気に病んでいるようでした。週刊誌のインタビューに登場したことも『やりすぎだった』と後悔しているようで、『SMAPに関して表に出ることはやめたい』と周囲に漏らしていたようです。これは全ての芸能プロダクションにおいて共通していることですが、経営陣は所属タレント以上に、自分たちが批判されることを何より嫌がりますからね」(芸能プロ幹部)》



証言のなかにある「週刊誌のインタビュー」というのは、『週刊新潮』(2016年1月28日号)に掲載された独占インタビュー「メリー喜多川かく語りき」である。例の“中居正広以下4人が謝罪に来なかった”というヤツ。しかしこれも自分に都合のいいいいわけに過ぎない、とさんざん叩かれてしまっていたのである。



さて、つくづく考えてみると飯島美智にあんなにキツく当たったのも間違いだったし、弟に怖れ嫌われていたことも身から出たサビ、で、世間からは悪の権化のように罵られる、いったい私はなんなんだろう? という気分になってもムリはないと思うのである。



なにしろ90歳も目前のご老体である。いったん気弱になると、次々に身体の変調だのモーロクだのが湧き上ってくる。そういえば最近は前日食べたものを忘れて、ずーっと中華料理を食べ続けているという、それはそれで少し幸せな話も漏れ伝わってきていたのである。



メリー喜多川の攪乱、それはすでにはじまっているのかもしれないのである。元SMAPのメンバー間のいざこざよりも、こちらのほうがはるかに影響の大きな大事件である。こんなババアを責め立てる気持ちはもうないけれども、いわせていただければ、せめて引き際はキレイにしていただきたいものである。オマケに近藤マッチ彦(52)をつけてあげるから。(了)



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