2016年9月6日火曜日

木村拓哉をなんとか救ってやらなければ、と思ったので……



木村拓哉(43)が出演しているトヨタ「カローラフィールダー」のCMを見た。釣り篇である。アップになると驚くほどフケていて、いよいよ悪役顔になってきたなあ、などと思うのである。先入観とは恐ろしいものである。それにしてもあんな堤防でマグロが釣れるわけはないのである。設定にムリがある。



そういえば、「タマホーム」クラブ篇もわかりづらい。客として出かけたクラブで歌わされてしまうヤツ。シャレなのだろうけれども、きちんとオチを付けていないために、見るほうは中途半端に放り出されてしまう。ここでの木村拓哉はめずらしく全身をあからさまに写し出されていて、あまり恰好がよくない。で、灼けた顔色を見ると、おっと、このあいだのハワイ灼けか、と思うわけである。7月からオンエアされているというのに。



さらにこの2本のCMを並べて、木村拓哉というタレントはもうパロディにしなければ使えない状態になっているのではないのか、まともに取り扱えず、コミカルに構えて〈あの〉木村拓哉として表現することでしか視聴者に受け容れてもらえないのではないのか、そしてこの2本のCMは確信犯として密かにそれを実践したのではないのか、木村拓哉をドンキー扱いしてしまったのではないか、とも疑ってしまうわけである。これはまあ、あたっていると思う。



そんなわけで、木村拓哉はいま大きな岐路に立たされているわけである。大げさにいえばタレント生命の危機である。ならば潔く引退してしまえばいい、ジャニーズ事務所の裏方、あるいは経営の仕事に専念すればいい、と思うのだけれども、どうもそうもいかないらしい。事務所としてはもっと稼げというよりも、SMAP死すともキムタクは死なず、というところを見せつけておきたいのであろう。



ではどうすればいいのか? というのが今日のテーマである。もちろんジャニーズ事務所ではさまざまなイメージ回復策が取られているけれども、まずはそれらをすべていったん止めることである。手法が古いうえに、メリー喜多川が大嫌いなネット上のニュースサイト、ブログ、SNSにはまったく打つ手がない。その結果、おもしろいくらいに底が割れている。



たとえば木村拓哉は8月22日に休暇先のハワイからようやく帰国し、殺到する報道陣の取材に答えている。まったく異例の対応である。このときのようすについて『LITERA』(2016年8月23日配信)はこう伝えている。



《空港のゲートで「ファンに一言」という質問が飛ぶと、キムタクは報道陣のほうに戻ってきて「心配かけて申し訳ありません」と立ち止まって謝罪の言葉を述べた。そのあとも車に乗り込む際に取材に応じ、メンバーに対しては「一緒にやってきたメンバーなので、気持ちというか……やってきたという事実は事実であるので」、解散には納得しているのかとの問いには「ファンのみなさんが一番納得していないと思います」「納得というよりかは去年の末から今回の騒動に至るまで自分自身は変わっていない」と語った。

これを受けて芸能マスコミは「SMAPメンバーではじめて、取材に応じた」「率直に思いを語った」と好意的な報道を大々的に展開している》



しかしこれもアンチ木村派から見れば、「キムタクだけが特別扱いで喋っている。ほかの4人にも喋らせてみろ」、「質問をすり替えて答えている」「片腹痛いわ」でしかない。しかも、「所属事務所から事前にキムタクが帰ってくる飛行機の便まで各メディアに教えられていたことは、有名な話だ」(「リアルライブ」2016年8月26日配信)という事実が伝えられるにいたっては、まったくアウトである。狡く、あくどいイメージの上塗りである。



《さらに情報番組もキムタクをフォローする。フジテレビの情報番組「直撃LIVE グッディ!」では、8月25日に、キムタクこと木村拓哉の“メンバー愛”特集が放送された。他のメンバーのそのような特集はなく、これもキムタクだけ特別待遇であった》(「リアルライブ」2016年9月5日配信)



大手マスコミによるSMAP関連ニュースの陰にはすべからくジャニーズ事務所の思惑が働いているということが、すでに常識になっているのである。であるから、『FRIDAY』(2016年9月16日号)での工藤静香(46)の“独占インタビュー”もまったくの逆効果であった。これについては9月4日の当ブログに詳しく書いている。事情はスポーツ紙でも同じことである。ことジャニーズに関するかぎり、報道と呼べるシロモノはほとんど存在しないのである。



木村拓哉のイメージを回復させたいのであれば、まずはこういうムダな、というか、かえって傷を深くするだけの企みはすぐさま止めることである。それよりも、早く木村拓哉個人のファンクラブを立ち上げ、そこで新たに設計し直したこれからの木村拓哉像に添った情報を流していくことである。新たに設計し直すというのは、SMAP以降の木村拓哉をどうするか、ということである。



であるから、まあ、ゼロからの出発である。ほとんど新人と同じ。新しいファンを開拓しなさいよ、である。これでもSMAP解散で背負った負のイメージをどうするか、などと過去に向かってばかりいるよりは遥かにましである。SMAP関連の情報に飢えているマスコミは飛びつくであろうし。



で、SMAP以降の木村拓哉を考えれば海外進出しかないのである。日本にいるかぎりは何をやっても〈あの〉木村拓哉からは自由になれない。悪役商会に入るくらいしかない。しかし、である。たいへん申しわけないけれども、考えてみれば海外に出ても勝負できるものがないのである。背がチンチクリンなので役者には向かないし、歌にしてもSMAPの中ではうまかった、中居正広よりはよかったという程度である。まあ、中華圏での日本との合作ドラマといったところが精一杯のような気がする。なんとなく酒井法子(45)の男版みたいな。



おやおや、そんなヌルいのではいかん!! もっと大がかりで世間をアッといわせるような案はないか、とおっしゃいますか。まるで予算もないのに広告一発に社運を懸けようとする中小企業のようなことをおっしゃいますな。あります(by YUIMETAL)。まあ、ちょうど海外進出はやっぱりムリだと思っていたところなのである。



こういう場合は、狂言、デッチ上げという手があるのである。たとえば工藤静香との別居。これで妻に操られるいいなり夫のイメージは解消されるのである。次に藤島ジュリー景子(50)との対立。あくまで仕事上の対立である。そう、今年1月に退所していった飯島三智(58)のあとに座りつつ、現役も続行するのである。



でもって、正式にというわけにはいかないであろうけれども、陰からでもほかのSMAP元メンバーをバックアップしてやることにすれば、印象は一気に好転するはずである。やっぱり男っぽいところもあるじゃないの、キムタク、となるのである。



藤島ジュリー景子としてもすでに仕事がオーバーフロー気味であるから、渡りに船であろう。事務所のいいなりというイメージからも逃れられるのである。妻と事務所の「二重のいいなり」が外せれば、それだけでもいまの惨憺たるありさまから見れば天と地である。



実はこの木村拓哉のプレイイング・プロデューサー案というのは、すでにジャニーズ事務所内で動いているらしいのである。であるからそこに藤島ジュリー景子との対立、というギミックをプラスすればいいだけの話である。しかもこの「第2の飯島三智作戦」には隠されたもうひとつの大きなメリットがある。



「第2の飯島三智作戦」を効果的に転がせば、メリー喜多川(89)の死後、藤島ジュリー景子への全権委譲がスムーズに行えるのである。それは木村拓哉にとってもプラスである。



筋書きはこうである。メリー喜多川の死によってハッと目覚めた2人は、それまでの恩讐を水に流し、一丸となってジャニーズ事務所をもり立てていくことを堅く誓った、とかなんとかである。分裂の危機→なんとか収拾→一致団結!! というのは、宗教法人などが内部引き締めのために使う、むかしからの手法である。



ああ、これがいちばんいいかもしれない。「第2の飯島三智作戦」。本人としては死ぬほどイヤなネーミングであろうけれども、近藤マッチ彦(52)や東山紀之(49)を飛び越えて経営幹部に抜擢されること間違いなし。喜んでやるでしょ。(了)



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