2017年9月30日土曜日

香取慎吾へのデマと誹謗中傷は、いったいなんのためざんしょ?



1日単位から週単位になり、月単位、年単位、3年単位、5年単位、10年単位、そして区切りなしの無制限、と、年齢とともに変化する時間/時代の感覚について近所の飲み屋のオヤジが解説していた。なるほど「十年一日のごとし」の状態を通り越して区切りのない世界に突入するのだ。



オヤジ自身は“10年単位”と“無制限”の境目を往ったり来たりしているらしい。むかしのことはよく憶えているのに最近の出来事については怪しい場合がある。そういう私は数をかぞえることからして苦手で3つ以上はすべて“たくさん”ですませているので、ずーっと無制限のようなものである。3年以上むかしのことは“ずっとまえ”。



“無制限・区切りなし”の世界はどういうものかというと、それまで順番に並べてきた色あいさまざまなカードがシャッフルされて巨大な1枚の灰色のカードになってしまうようなものである。らしい。要するに時代の感覚などというこざれた(notこじゃれた by飲み屋のオヤジ)ものは消失してしまうのである。



たとえば2017年9月28日放送の「とんねるずのみなさんのおかげでした 30周年記念SP」(フジテレビ)に登場した「保毛尾田保毛男(ほもおだほもお)」すなわち石橋貴明(55)はもうすっかり灰色の人、周囲にとっては老害でしかないということである。すっかり“無制限・区切りなし”の世界に入っておる。



微妙な空気をお笑いに反映させる芸人に時代感覚は命の綱。しかし石橋貴明の今回の醜態は、たぶんこの30年間テレビすら見ていなかったのであろうと思わせる古さを感じさせる。まったく仕事を舐めておる。



フジテレビの対応も舐めておる。『J-CASTニュース』の取材に対しての広報室の回答はこうだ(9月29日配信【30年ぶり復活「保毛尾田保毛男」に批判噴出 フジ広報室「差別の意図なかった」と釈明】)。



「 本放送ではLGBTの方々を揶揄するような意図をもって制作はしておりません。番組放送30周年ということで、本キャラクターは、あくまでも本番組の歴史を振り返り番組の人気キャラクターとして登場させたものです。

差別の意図はありませんでしたが、番組をご覧になって不快な思いをされた方がいらっしゃることについては真摯に受け止め、今後の番組作りに生かしていきたい 」



木で鼻を括る、とはこのことをいう。フジテレビ側の事実関係を述べただけで、これが差別につながるのかつながらないのかはそちらさまのご判断でございましょ、である。そしてもし〜なら真摯に受け止めます、なのである。なにさまのつもり。



広報室がこの調子であるから、社長はもっと上の空である。そのコメントを『スポニチアネックス』(9月29日配信【フジ社長 「保毛尾田保毛男」批判に陳謝「大変遺憾 謝罪をしないといけない」】)はこう伝えている。



「これは30週年スペシャルで、30年間で作り出してきた色々なキャラクターで展開をしたわけですが、もしその時代が違っていて、不快な面をお持ちになった方がいたことは大変遺憾なこと。謝罪をしないといけない」(原文ママ)



ちょっとお、なにゆってんだかわかんないんだけど。「もしその時代が違っていて」? どゆこと? 「もしその時代がいまの時代と違っていて」ってこと? んなのあったりまえじゃん。むかしといまだろ? バカかおまえ? そしてむかしといまが違ってたって同じだって、やってんのはいまなんだからいまダメなものはダメだろ? え? コラ。



「不快な面をお持ちに」って、まーたこれなによ? オバケのお面か? コラ。ウケるー。こっちのツラをバカにしてんのか? コラ。バカにしたなコラ。ウケてんじゃねーよ。コラこっち来いって。日本語教えてやっから、オラ。



という感じだったりの時代も、人それぞれだけれどもあったはずなのに、きっとそんなこともなにもかも灰色に消えてしまったのである。時代感覚を失ったお笑い芸人とテレビ局。現代的といえば現代的だけれども、致命的である。ちなみに『スポニチアネックス』によると「保毛尾田保毛男」の登場は28年ぶりだそうである。



9月26日の当ブログでは“差別”に過剰に反応して問題化したがる人たちのことを書いた。かと思えば逆にこうして石橋貴明のように、そして木梨憲武(55)や制作スタッフたちのように、差別への問題意識がまったくズッポリ抜け落ちている人々もいるのである。また、フジテレビの社長や広報室のようにトボケるやつもいる。油断もスキもありゃしない。



これ以上この醜悪な番組を続けていくことになんの意味があるというのであろう? というか批判される前に自らを恥じて身を処すレベルのものである。



今回はもうひとつ。ジャニーズ事務所を独立したSMAP3人とCULENへのさっそくの誹謗について。これがその見本である。





◆『ZAKZAK(夕刊フジ)』2017年9月29日配信
【香取慎吾の“神対応”に眉ひそめる芸能プロ関係者 「事故が起こったら大問題」】

《 元SMAPでジャニーズ事務所を9月8日で退社した香取慎吾(40)が、自身が生出演する「smaSTATION!!」(テレビ朝日系)の放送前に、テレビ局の前に集まったファンに挨拶したことで“神対応”だと話題になっているが、「とんでもないこと」と眉をひそめるのはある芸能プロ関係者。

「SMAPは、20年以上も第一線で活躍した国民的スーパースターですよ。それがルールを無視してテレビ局前に集まるファンに挨拶するなんてとんでもないことなんです。一度こういうファンサービスをするとファンは期待して次週も次々週もテレビ局にやってきます。放送は夜ですし、ファンには未成年もいます。そこで事故など起こったら大問題ですよ」

「ジャニーズ事務所はそういうこともわかっていて、しかるべき時しか、こういう対応をさせなかったんです。それが個人の判断でこうなってしまっては…また、スターというのは簡単には姿も見せないものです。香取さんは親近感のあるタレントを目指しているのでしょうが、ファンとの距離が縮むほど、スター性が失われてしまいますよ」(芸能プロ関係者)

スターで居続けることは大変だ。》





だそうである。香取慎吾が『smaSTATION!!』放送前にファンの前に姿を現したのは、ジャニーズ事務所との契約が終了した翌日の9月9日、16日、23日の3回である。23日はご承知の通り最終回。「 一度こういうファンサービスをするとファンは期待して次週も次々週もテレビ局にやってきます」という「とんでもないこと」の根拠はきわめて限定的でなのである。



しかもこの記事が掲載されたのは最終回が放送されてから6日も経った29日であった。悪意が覗く。



“芸能プロ関係者”は「大問題ですよ」「スター性が失われてしまいますよ」と素人相手のようにいうけれどもおこがましい。稲垣吾郎(44)、草彅剛(44)、香取慎吾(40)と再び合流を果した飯島三智(59)をなんと心得る。SMAPをデビュー直後から20数年にわたってプロデュースし、国民的スターに育て上げたやり手なのでござるぞ。それこそ釈迦に説法、要らぬ口出しというものであろう。ところでこんな記事が出て喜ぶのはいったいどこの誰なの?



これからもきっと手を替え品を替え、こんなくだらな〜い記事が量産されていくのである。しかしおもしろくない、つまらない。陰険だし。そこに隠された卑しい魂胆など読者もすぐに見抜く。



なので野次馬が夢見るのは暴露合戦である。だがしかしジャニーズ事務所としては自ら大量の傷を抱えているので手は出しにくい。そこにはジャニー喜多川のむかしからのお話もあれば、最近の若手のご乱行もある。SNSやネットだけでなく、まさかの暴露合戦でもジャニーズ事務所は劣勢を覚悟せざるを得ない。かくしてジャニーズ事務所、まったくつまらぬ。苦しいのう。(了)




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2017年9月29日金曜日

稲垣吾郎、草彅剛、 香取慎吾の周辺の「忖度(そんたく)」実例



稲垣吾郎(43)、草彅剛(43)、 香取慎吾(40)の3人がジャニーズ事務所を退所して本日(9月29日)でちょうど3週間、ファンサイト「新しい地図」が開設されて、これもちょうど1週間。



いま芸能マスコミやネットニュースでなにが起きているかというと、ちょっとした「忖度」ブームである。正確にいうと「忖度」をするための下ごしらえの「詮索」ブーム。要らぬ詮索、要らぬ忖度。人さまのことはいえないけれども、まあ、たとえばこんな感じ。





◆『ビジネスジャーナル』2017年9月27日配信
【元SMAP3人、退所直後にジャニーズ「逆なで」行為が波紋…報復的処置の懸念も】

《 〈— 略 —〉

「ジャニーズ事務所にとって3人は最大のライバルであり、煙たい存在です。木村拓哉、中居正広の人気メンバーだけでなく、嵐を筆頭に、KAT-TUNやHey!Say!Jumpなど勢いのある若手グループを多数抱えているだけに、テレビ局に対する影響力は大きいです。ゆえに、テレビ朝日も香取さんが16年もやってきた人気番組『SmaSTATION!!』を終了させました。今、ジャニーズとテレビ局との重要な交渉事には、必ずメリー喜多川副社長が出てきます。

 〈— 略 —〉

3人の独立後、初の大仕事として発表されたのは、インターネットテレビ局「AbemaTV」の特別番組『稲垣・草なぎ・香取3人でインターネットはじめます「72時間ホンネテレビ」』。11月2日午後9時から3日間ぶっ通しで放送されるという。

しかし、AbemaTVといえば、サイバーエージェントとテレビ朝日が出資し、テレ朝が運営にも力を入れている新媒体。『スマステ』最終回では、香取自身が番組終了について新聞報道で知ったことを明かし、「とっても残念で、ずっと続けたかった」と恨み節を吐露したほど。

「地上波でないというのが、3人にとって対ジャニーズ向けの“落としどころ”としたのでしょう。それにしても、3人とテレ朝にとっては、退社直後に同局が深く関与するAbemaTVで新番組をやることで“オイシイ”ところは持っていくというのは、なかなか際どいやり方ですね。明らかにジャニーズを逆なでする行為に出た両者が、今後ジャニーズから穏便に済まされるのか、報復的な処置を受けないかが気がかりです」(前出と別のテレビ局関係者)

 〈— 略 —〉》





テレビ朝日はジャニーズ事務所に忖度して『SmaSTATION!!』を終了させたのに、関連会社のAbemaTVでさっそく3人のスペシャル番組を流すとはこれいかに? ジャニーズ事務所に報復されるかもしれないよー、といっているのである。



詮索to忖度、もうひとつ。





◆『日刊サイゾー』2017年9月28日配信
【元SMAP急展開で芸能界が大混乱! 大手事務所、テレビ局の“真意”にスタッフは戦々恐々】

《  〈— 略 —〉

9月8日にジャニーズ事務所を退所してから1カ月もたたないうちに、次々と新たな活動が発表される元SMAPの3人だが、業界内では混乱を呼んでいるようだ。テレビ局関係者が明かす。

「通常、芸能事務所を辞めた場合、半年程度は間を空けてから活動を本格化させるのが慣例。3人の場合は特別だったとしても、あまりにも展開が早すぎる。しかも『新しい地図』で公開された動画を見ると、まるでジャニーズを挑発するかのようなメッセージが出てくる。ジャニーズとの関係性を重視するテレビ局側としては、『新しい地図』をどう扱っていいかわからないというのが本音です。ヘタなことをしてジャニーズに敵視されたらたまったものではないし、本当に困っています」

現在、3人が窓口としている弁護士は、大手芸能事務所ケイダッシュを担当する人物だという。ケイダッシュといえば、芸能界への影響力も強い。このこともまた、業界内に波紋を呼んでいるのだ。

「いわばケイダッシュに近いところに、飯島さんがいるということですよね。つまり、ケイダッシュとジャニーズが対立するかもしれないという状況でもある。でも、それぞれ芸能界では重要なポジションを占めているケイダッシュとジャニーズが、今ここでケンカを始めるとは到底思えないんですよ。もし、その2つが対立するようなことがあれば、芸能界のバランスは大きく崩れ、とんでもないことになってしまう……。正直、これからどうなってしまうのか怖いですね。周囲の中堅事務所の関係者たちは、不安に思っているのではないでしょうか」(芸能事務所スタッフ)

また、3人のネットでの活動をサポートすることとなるAbemaTVには、サイバーエージェントとテレビ朝日が出資している。

「継続が決まっているレギュラー番組は別ですが、ジャニーズへの手前、テレビ局としても、退所してすぐに3人を新たな番組に起用するのは難しい。だから、3人がネット番組に活路を見いだすのは自然の流れだと思います。ただ、そこでテレ朝系であるAbemaTVとガッツリ手を組むというのが驚きです。そもそもテレ朝はジャニーズとの関係も強いですから、普通なら、あり得ない展開。AbemaTVにどういう意図があるのか、ちょっと不気味ではあります」(放送作家)

 〈— 略 —〉

いずれにしろ、芸能界を大混乱に巻き込みながら、前例がない不穏な動きを見せている稲垣、草なぎ、香取、そして飯島氏。今後、彼らは変わらず活躍できるのだろうか? それとも、芸能界の闇へと葬り去られてしまうのだろうか……。》





ヘタをしたらジャニーズ事務所に敵視されるかもしれん、といいつつ、「田辺エージェンシー」のグループ企業「ケイダッシュ」を担当している弁護士が同時に3人の窓口にもなっているけれども、これにはなにかウラがあるのではないか? と疑心暗鬼の黒いモヤモヤをくすぶらせているのである。



たしかに3人の窓口になれば非公開扱いも含めてさまざまな情報を知り得る。しかし弁護士には守秘義務というものがあるし、飯島三智(59)もわざわざどこかのスパイかもしれない人物を引き入れることはしないであろう。



実は飯島三智は昨年10月、一般人の立場の自分の写真を公開することは止めてほしい、との警告書をこの弁護士と連名で各マスコミに送付しているのである。おそらくこのときに田辺昭知(78)からの紹介があったのだと思われる。



その田辺昭知は、しかし飯島三智が立ち上げた会社の社長にとの要請を断ったというお話がある。CULENのことではないだろう。要請を断られたので現状のCULENのスタイルができたのである。たぶん。田辺昭知紹介の弁護士の力も借りて。



その弁護士が田辺昭知とツーカー&ズブズブの関係で、かつ田辺昭知とジャニーズ事務所がツーカーの関係ならばそもそもCULENは成立していない。



またこの3人の窓口になるというのは、たとえ仕事として成立する見込みのものだけにしてもたいへん膨大・煩雑、そしてもちろん待ったなしの業務になる。それなりの人数、芸能の知識を備えたスタッフを抱えられる事務所でなければ受けられない。とすれば他にほとんど選択肢はない。



要するに田辺昭知とかかわりの深い弁護士と飯島三智が仕事をしても2人が組んだということにはならないし、田辺昭知が反ジャニーズに鞍替えしたということでもない。田辺昭知としては、私は最初からどちらの派でもありませんし、どちらとも公平にふつうのお付き合いをしているだけです、というはずである。オトナだもん。



ジャニーズ事務所と蜜月関係とまでいわれはじめたテレビ朝日が資本参加しているAbemaTVで、3人が特別番組「72時間ホンネテレビ」に出演することについてのあれこれも、要らぬ詮索から〜の要らぬ忖度、をにらんだ、ただのおせっかいにすぎない。



たとえば父さんが三菱自動車勤務、母さんがKFCのパートだったとして、ビールはキリン、ワインはメルシャン、ウイスキーは樽薫るでなければならないのであろうか? 銀行は三菱東京UFJ、保険は明治安田生命でなければならぬのか? パンツはエーゲ海ブリーズコットンでなければならぬのか? というお話である。



狭い日本でグループ企業だの系列だのいいはじめたらキリがない。こんなことを詮索したがるのであれば、実際に視聴者を奪い合う関係になるAbemaTVにテレビ朝日が資本参加した時点で目を丸くしてアタマを抱えなければならない。



もっともらしい詮索と忖度が盛んに行われる理由はただひとつ、ジャニーズ事務所が強大でテレビ界を牛耳っていると思っているからである。しかしいまやジャニーズ事務所の誰がそんなに視聴率をもっているというのであろうか? トップは皮肉なことに中居正広で、そのほかはあまりパッとしない。



しかたがないのでこうなったら報道番組のMCでコツコツ稼いでもらおう、と東山紀之(50)まで駆り出す始末なのである。そしてテレビ局はテレビ局で、この機会に番組制作の主導権をプロダクションから取り戻そうとしているように見える。ジャニーズを中心に据えるパラダイムは色褪せはじめ、“強大なジャニーズ事務所”は幻影になりつつある。



であるから、そんなことよりもいま考えておもしろいのは11月2日からの「72時間ホンネテレビ」になにが仕込まれているのか? である。とりあえず AbemaTVの公式ホームページにある「番組概要」を見てみよう。



《「AbemaTV」に稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾が出演決定!!
新たなスタートをきった3人が、72時間ぶっ通し生放送に挑む!丸々3日間、視聴者の皆さんの声にホンネで応えていきます。

自分たちの声で「ありのまま」を伝えるため…ついに3人がSNSを解禁!
Twitterをはじめるだけでなく、なんと「インスタグラマー香取」「ブロガー稲垣」「YouTuber草彅」が始動!各SNSで3 人の「ありのまま」を発信していきます!


11月の3連休、あなたも何が起こるかわからない前代未聞のこの大事件の目撃者になる!番組に関する情報はAbemaTV公式Twitter(@AbemaTV)で随時お届けしますので、お見逃しなく!》



ほらほらほら、3人のSNSデビューをこの日まで温存しておくのはただこの番組企画のためにだけ? 違うでしょ。使うのはどこのスマホ? というお話になるでしょ。ぜひウチのスマホ使ってくれませんか? になるでしょ。でもってCMもお願いしますからぜひ!! でしょ。ダテに1ヵ月以上も前に「インスタグラマー香取」「ブロガー稲垣」「YouTuber草彅」を発表しているわけではないのである。



そういえばちょうどいい具合に少し前にダンテ・カーヴァー(40)がやらかしてくれたソフトバンクはどうでもいいような引き継ぎCMを流している。そしてその「リビング訪問篇」で白戸家に連れてこられる犬たちはなぜか5頭なんだよん、と考えていたほうが楽しいでしょ。3人がソフトバンクのCMに出演するかもしれないというお話は、すでに『女性セブン』(2017年10月12日号)が書いている。



オンエアで楽しみなのは、なんといっても市川海老蔵(39)以外にゲスト出演するのは誰か? である。ただいま番組の公式Twitterで募集中なのである。まさに踏み絵企画!! 総選挙を経た政治家とか品川祐(45)とかは要らぬ。BOYS AND MENとか超特急とかに出てもらいてー、葵つかさ(27)、明日香キララ(28)もマスト。ぜひ、ぜひぜひ。(了)




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2017年9月28日木曜日

豊田真由子、ここにも、まずはカウンセリングが必要な人



「お前らは白痴か? 痴呆症かお前らは?」の豊田真由子(42)が駅頭で迷子になっていた、というお話である。バカにするなよ、白痴でも痴呆症でも成年後見人がついていても、18歳以上であれば選挙権はある。ともあれまずは駅頭での豊田真由子のようすである。





◆『スポーツ報知』2017年9月27日配信
【豊田真由子議員が涙、涙…「本人」ピンクタスキで街頭演説も衆院選出馬は「まだ未定」】

《 27日放送のTBS系「ビビット」(月~金曜・前8時)で秘書への暴言暴行問題で自民党を離党した衆議院の豊田真由子議員(42)を直撃取材した。



番組では26日に東武東上線の和光市駅で街頭演説を行う豊田氏を取材。白いスーツに白いスニーカー姿の豊田氏は、「本人」と書かれたピンクのタスキをさげて朝6時から午前10時まで、街頭で謝罪とびら配りなどを行っていた。



番組の直撃に豊田氏は「みなさんにお叱りを受ける覚悟で参りまして、逆に励まされたりしてしまって思わず涙が出るような時もございます」と話した。衆院解散による総選挙については「北朝鮮の問題とか国際情勢、国内情勢、災害の問題とかいろいろな国を揺るがすようなことが内外起きている状況でございますので、自分が本当にお騒がせしていることは本当に反省をして国の危機的状況をどうやって打開していけるか、より強くてしなやかな国を国民のみなさまのためになる国を作っていけるかが一番大事なことだと思います」と示した。



自身の出馬について「選挙のことはまだ未定なので、関係の方や地元の方といろいろご相談しながらという風に考えております。私一人で決めるということではないんで」と明かしていた。》





公示前は名前を書いたタスキをかけてはいけないと公職選挙法で定められているとはいえ、「本人」。しかも宴会用のタスキであるから激しく下品なピンクに白ヌキである。Amazonで1980円。ドンキには「危険人物」はあっても「本人」はない。念のため。



この場合の「本人」は「私のこの顔がご記憶にございますでしょうか? そうそうその私、この私がその本人でございます」の「本人」であって、とうぜんみんなの記憶にある豊田真由子は人を人とも思わぬ傲慢でイヤなヤツなのであるから、このタスキはいいかえれば「あのイヤなヤツ本人」という意味である。



「本人」タスキ。ほとんど晒し首の脇に罪状を書いてある捨札である。誰が考えたのであろう? こんなものを掛けろと指示するのはよほどのバカか悪意ある人間に違いない、と私は思う。どうしてもタスキをかけなければならないわけでもなし。お勉強ばかりしてきたからこういうニュアンスを掴む訓練ができていないのであろう。



9月19日付の当ブログで、豊田真由子について以下の通り書いた。



「“メチャクチャ低い自己肯定感”は「スゴーく頑張らなければいる資格がない」という強烈なオブセッションとして豊田真由子の人生を支配している。政治家は選挙に落ちればただの人、と簡単にいうけれども、豊田真由子にとってはそれは掛け値なく死と同等以上の恐怖であろう。

 〈— 略 —〉

ではその“メチャクチャ低い自己肯定感”はどこからきたかというと、成長の過程で植え付けられたのである。否定されることが多かった、褒められたり認められたりする機会が少なかった、自分で選択する機会が少なかった、ネグレクトされていた、はずである。

つまり豊田真由子の場合はいつもいつも一貫して全力でよい成績を取ることを求められ、しかしいくら頑張って成果を挙げても、挙げても挙げても挙げても誉められることはなかったのだ、と私は思う。

2014年4月、現職の国会議員と配偶者のみが招待される東京・赤坂御苑での園遊会に豊田真由子が母親をともなって現れ、入場を制止する宮内庁職員らと大ゲンカのすえ強引に受付を突破したという出来事、いやもはや事件があった。それほどの暴挙である。しかしここでなんとかして母親に認めてもらいたかった豊田真由子の心情を察するに痛々しく、それはそのまま今回の記者会見の凄惨さにつながる。」



東武東上線・和光市駅頭で頭を下げ続ける豊田真由子は、たぶん自分でも気付かない心の奥で母親を待っていたのである。



「怖いよー

ママー ママー 。

ママごめんなさい、 ごめんなさいママ。

ううう、ママーっ!

まゆが悪いの、

ごめんなさい、ごめんなさい、

ごめんなさい、うううー」



『週刊新潮』(2017年9月21日号)で公開された豊田真由子“幼児退行”の音声がまた聴こえてくるようだ。しかしどうなのであろう? 正直なところ私、性根が曲り切っていることは認めるけれども共感性が少し高過ぎやしないか、と最近心配にもなっているのである。道を歩いている犬を見ただけで涙が出ることもあるし。豊田真由子には出ないけれども。



ともあれ駅頭でいくら待ち続けてもやさしく抱きしめ赦してくれるはずの母親はついに現れず、さらに目を転じればいまも日本のどこかでおそらく何千人、何万人もの子どもたちが次代の豊田真由子になるべく厳し〜く育てられているのである。



「All work and no play makes jack a dull boy.(勉強ばかりさせて遊ばせないと子供はだめになる)」。スタンリー・キューブリックの名作『シャイニング』(The Shining・1980)で、冬に閉ざされたホテルで精神に変調をきたした小説家(ジャック・ニコルソン)が一心不乱に繰り返し打ち続けるフレーズである。



この映画は怖かった。なにが怖かったといって、変調をきたした夫に襲われる妻の気持を考えると怖かったのである。共感性が高いもので。でもってさらに「All work and no play makes jack a dull boy.」というフレーズがアタマにこびりついて離れず、それはやがて「All play and no work makes jack a good boy.」に変わり、私の人生を操ったのである。



豊田真由子には政治家になるためのほんとうの理由がない。上に行くためだけなら山登りでもしていてもらっていたほうが傍迷惑にならなくていい。そしてそんなことよりもワタクシゴトの解決、強迫観念から自由になることのほうに取り組むべきだと私は思う。(了)





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2017年9月27日水曜日

最近、人間が人間を食べる話が多いのには理由がある



環境破壊や食糧危機といったことをボーッと考える。その根本的な理由はなにかというと、それはきっと人間社会の営みが自然の循環から外れたところに存在しているからだ、ということになる。自然から食料その他の資源をガッポリ掠め取って、お還ししている、いや押し付けているのはゴミや二酸化炭素ばかり。



そんなことではいつか破綻がきてあたりまえ。人間も野性の動物や昆虫と同じ生きものなのだ、みんな地球の上に生きる兄弟なのだ、と謙虚にならなければいけない。となるともって生まれた権利、人権というものも考え直さなければならないのではないか?



もちろん“人権”は人間が人間を相手にしてつかう言葉であるけれども、いちおう生きとし生けるものみな平等ということで、万物の長、などとそっくりかえってばかりいるのも考えものでしょ? ということである。



すると次にアタマに浮かんでくるのはどうしたわけか人肉食である。私の場合。これひとつで人間はすっかり自然の仲間入り、おおいなる資源循環の仲間入りができる。カニバル(Cannibal)!! 1発っ!! である。なんのことだか。



そしてまたいつもいつもアタマに浮かんでくるのが写真家・藤原新也(73)の作品『Memento mori』収載の「ニンゲンは犬に食われるほど自由だ」である。人間の死体が野良犬に食われているシーンをインドで撮影したもので、これにくだんのタイトルを付し、サントリーオールドのブツ撮り写真を小さくレイアウトして広告風に仕立てて新潮社の写真週刊誌『Focus』に見開き2ページで発表したのである。



結果は速攻クビ。藤原新也は『Focus』創刊のアイデア出しから深く関わっていたプロパーだったというのに。ニンゲンはスポンサーに食われるほど自由だったわけね。



でもって、日本の年間死亡者数は約130万2000人であり(厚生労働省・2015年推計)、2040年には166万人に達する見込み(同)ということをつい確認する。



そしてその間にもアメリカで超肥満体の遺体を処理していた火葬炉が過熱して火事を引き起こしたというニュースを思い出したりしている(「Techinsight」2017年5月12日配信【脂ぎった超肥満遺体の火葬で炉が過熱 火葬場が火事に(米)】)。さらに東京や大阪では火葬が追いつかずに順番待ちが生じている、とか。



コイツいよいよおかしくなってきた、と眉をしかめておられるかもしれない。しかしいわせていただければ、いまや広く人々の心に“食料としての人間”という概念が備わってしまったような気がするのだ。『進撃の巨人』だの『東京喰種』だのカニバリズムを扱った映像作品がしかもメジャーで制作・公開されているのもそのひとつの表れではないのか。



年間130万人、豚のと畜時の体重がだいたい100kgで人間の死亡時の平均体重の2倍とすると豚65万頭分という計算である。歩留まりの問題はあるけれども。ともかく豚65万頭分の食料が得られ、火葬場の負担も解消される。なにより人間もまた自然の一環なのだという夢想じみた哲学を忠実に生きられるのである。ドヤ?



こんな私にそんなニュースである。





◆『CNN.co.jp』2017年9月26日配信
【殺人と人肉食の容疑で夫婦逮捕、30人被害か ロシア】

《 モスクワ(CNN)ロシア国営メディアは25日、南部クラスノダール地方で複数の被害者を殺害して遺体の一部を食べていたとして、35歳の男とその妻が警察に逮捕されたと伝えた。1999年以来、30人もの人々が殺害された可能性もあるとされ、捜査当局はロシア史上、最悪級の人肉食事件とみて調べている。

RIAノーボスチ通信によると、今月に入り、クラスノダールの路上に落ちていた携帯電話から、バラバラにされた女性の遺体の前で自撮りした男の写真が見つかった。この女性の遺体は翌日になって、付近にあったかばんの中から発見された。

携帯電話の持ち主の男は当初、女性の殺害を否定。遺体を見つけて一緒に写真を撮った後、携帯電話をなくしたと主張していた。しかしその後、この女性と、2012年に殺害された別の人物の2人について、殺害を認めたという。

これまでの捜査では、加工された人の手が入ったガラス容器が見つかった。容疑者の男はこの手について、一緒に写真を自撮りした遺体の一部だと供述しているという。

警察はこれまでのところ、被害者7人の身元を特定したが、多くの被害者については現時点で詳しいことは分かっていない。

モスクワの捜査委員会はCNNの取材に対し、事件の詳細を認め、ロシアで発生した連続殺人事件の最新のものだとした。

今年に入り、元警察官のミハイル・ポプコフ被告がすでに受けていた22件の有罪判決に加えて、60件の殺人で起訴された。同被告は20年近くにわたって犯行を行っていたという。》





事件が起きたあたり、クラスノダールをWikipediaで調べた。



「ソビエト連邦時代には工業都市として知られ、今日でも農作業機械などの機械製造や食品加工などが盛ん。黒土地帯にあり土地が肥沃で、トウモロコシやコメなどの穀類やひまわり、果物を耕作する。茶の栽培も盛んで、世界の茶栽培の北限に近い。」



人口は約71万人。都市が建設されて約200年経つ。ロシアで人肉食事件などというと1年の大半を雪と氷に閉ざされた辺境の地、みたいな連想が働くけれども、実際はなんとなく北海道に似た雰囲気の土地なのではないかという気がする。



そこで証拠写真入りの携帯電話を落すというドジをやらかすまでの約17年間、「30人もの人々が殺害された可能性もある」というのである。『JIJI.COM』によれば夫婦の住居からは塩漬けにされた人体の一部や凍った肉が見つかっているという(2017年9月26日配信【人肉食か、殺人容疑で夫婦拘束=住居に塩漬け人体―ロシア】)。



夫は現在35歳であるから犯行は18歳のときから。17年間で被害者30人とすると、毎年1人から2人のペースで犠牲になっていたことになる。なぜ食べてしまったのかの理由、また供するまでの手段などにもよるけれども、常食としていた可能性も考えられるボリュームである。



ドイツの農村地帯では各家庭で豚を飼ってそれを食べる食文化がある。精肉のほかハムやソーセージ、ベーコンなどに加工し、骨と蹄と眼球しか残さないといわれるほど徹底的に活用する。体重120kgの豚をつぶして夫婦2人に子ども3人、祖父母2人の合計7人の暮らしで、約3ヵ月もつ。夫婦2人で人間ひとり、の場合なら、そうか豚肉並に消費すればやっぱり3ヵ月程度か。



ちなみに豚の解体はそれぞれの地域に得意な人がいて、休日など飼い主の家族が自宅にいるときにその庭先などでアルバイトとして行う。家族も手伝い、所要時間はだいたい2時間半程度らしい。



カニバリズムの動機には儀礼、信仰、懲罰、飢餓、性的興奮、そして味覚の嗜好がある。味覚の嗜好とはつまりおいしいから、ということで、ありえないようであるけれども、実際に2011年にインドネシアで逮捕されたフィリピン人の女(29)は数年間で30人以上の女そして自分の夫を殺害し、冷蔵庫に保存し、少しづつ食べていたという。



女は動機を「人肉が食べたいという衝動が抑えられなかったから」だと説明しているのだそうだ。ニュースの出元がはっきりしないけれども、現場検証の際、人肉らしきものが詰まった冷蔵庫の扉を開けてその横で片膝立ちをしている彼女の写真がある。そっち方面では有名な写真である。また彼女は刑務所で刑務官の指を食いちぎって呑み込んだというまことしやかなお話もある。



1978年から1991年にかけて17人の青少年を絞殺し、食べたアメリカミルウォーキーの殺人鬼、ジェフリー・ダーマー(享年34)は、逮捕時の自宅にほかに食料となるものが見つからなかったため、当時はもっぱら人肉に依存して生きていたと考えられている。捜査官に対して「とくに上腕二頭筋がうまかった」「1度人の肉を食べたら、2度と牛肉や鶏肉なんか食べられなくなる」と語ったと伝えられている。



カニバリズムという言葉は、たとえば激しい労働搾取、あるいは貧困ビジネス、人身売買などのメタファーとして用いられることがある。つまり人間を肉として扱うよりも少しだけマシに経済価値で評価し、モノとして扱う。そういう世界に私たちは生きている。



インドでは牛肉を食うからという理由でイスラム教徒がヒンズー教徒に殺される事件が頻発している(「時事通信社」2017年8月28日配信・【また牛めぐり殺人=イスラム教徒を集団暴行-インド】。ここでは、私の歪んだ心のなかでは、牛肉と豚肉と人肉はかなり近いところにある。



その言葉の通り直截に人が人を食う世のなかになるなどということはありえないにしても、人間が人間らしく生きる権利、すなわち人権というものが実際的に定義し直される時代にきているのかもしれない、と思うのである。実際的ということはすなわち人権の限界も設定されるということである。これまでのようにポワ〜ンとどこまでも無制限という時代は終わる。



おお、こんなときに泰葉(56)ったら。東京都知事選挙への出馬を表明したらしい(「東スポWeb」2017年9月27日配信【泰葉 ブログで東京都知事選出馬表明「カジノ賛成、明るい東京にします」】)。泰葉、バリバリとマスコミの餌食ではないか。世間としてもただ笑っていていいという状態ではもうないと思うのだけれども。



人肉を食うのではなくて金のために人の生命まで食い潰すのが現代のカニバリズムなのである。それがどんどん露骨になっている。自然や地球のためにはまったくならないのに。なんでも食いつぶすんだわよ。



ロクでもないことを考えていたらゲンナリしてきた。20世紀前半にウクライナ人居住地域で起こされた人工的な大飢饉「ホロドモール」についても書きたいのだけれども、またなにかの機会、別の文脈で書かせていただこう。お疲れさま!!(了)




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2017年9月26日火曜日

ロハス製薬「ALFACE(オルフェス)」のCMが差別的なんだって!!



若い男が眉を整えるのはもうあたりまえのことになっている。なぜそんな面倒くさいことをするのか、といえばモテたいから、少しでもカッコよく見せたいからである。よござんしょか?



若い女の化粧についても同じくモテたいから、少しでもキレイに見せたいから、と基本を同じくして、さらにこちらにはマナーとか個性の表現、自信を得るために、などがより色濃く加わる。よござんしょか?



つまり美しさにはパートナーを獲得するための重要な道具、という大切な機能があって、たとえば雄鳥の色鮮やかな羽根、魚の婚姻色など人間以外の自然界にもよく見られるものである。地味よりもあでやか、醜いよりも美しいほうがよいのである。よござんしょか?



ところが醜いよりも美しいほうがいい、というこのあたり前の事実を異性を対象に口にするととたんにやっかいなことが起こる。差別というヤツだ。同性同士でブスだ美人だといいあっているぶんにはまだそうでもないけれども、ここに性差別といういいぶんが加わってくるとめんどうくさい。



たとえば男は女を外見で差別している!! それは女を下に見ているからだ!! とねじ込まれる。外見しかわからない、お話をしたこともない段階でそんなことをいわれてもしかたがないだろうと思うのだけれども、まるで血も涙もない人でなしのようにいわれる。



女を下に見るもなにも、こちらはドクソ豚オヤジとドブスカバ女が白昼堂々腕組んで公道を、しかも2本脚で歩いてんじゃねーよ!! という荒みきった気持で毎日を生きているのである。いちいち差別している余裕などないのである。そうだね、女は男を見た目では判断しないよね、判断は貯金通帳を見てからだよね、と毒づきたくもなる。



誰がなんといおうと地球は太陽の周りを回っているわけだし血の色は赤い。ブスはブスだし美人は美人だ。こんなとうぜんのことがときとしてタブーに感じられるほど、世のなか“差別”については過剰に敏感である。ポリティカルコレクトネス(political correctness)を気にするなら一切、公の場では美醜にはふれないほうがいい。



差別に対する過剰な反応の例を見てみよう。





◆『J-CASTニュース』2017年9月25日配信
【イケメンには笑顔、ブサイク男には怯える表情 新CMに「シンプルに差別だろ」】

《 ロハス製薬(東京・渋谷区)のスキンケア用シートマスク「ALFACE(オルフェス)」のCMが、インターネット上で物議を醸している。容姿の良し悪しだけで人を判断するかのような内容に、「差別的だ」との批判が寄せられているのだ。



問題のCMについて、ロハス製薬側は公式サイト上で「『キレイ』が巻き起こすコミカルなストーリー」と説明している。しかし、インターネット上では「無神経にも程がある」「すごい不快」など厳しい批判が相次ぎ、いわゆる「炎上騒ぎ」となっている。


「差別的」との批判が寄せられているのは、2017年9月15日からテレビ放映が始まった「オルフェス」の新CM。韓国の人気女性グループ「KARA」の中心メンバーだった歌手のク・ハラさん(26)が出演している。

 

CMは「チャンス編」「ピンチ編」「迷わせる編」の3種類がある。とくに問題視されているのは、チャンス編とピンチ編の対照的な内容だ。それぞれのストーリーを説明すると、次のようになる。

 

まず、どちらのCMも、道を歩いていた若い女性が買い物バッグから落としたリンゴを、たまたま居合わせた男性が拾うシーンから始まる。

 ただ、リンゴを拾うのは「チャンス編」では端正な顔立ちをしたイケメンで、「ピンチ編」ではぽっちゃりとした不細工キャラ風の雰囲気の男性になっている。リンゴを落としてしまうのも、チャンス編とピンチ編では別の女性だ。
チャンス編では、リンゴを拾ったイケメンに女性は満面の笑みを浮かべる。一方、ピンチ編では、リンゴを拾ってくれたぽっちゃり男性に対し、女性は嫌悪感たっぷりの表情を浮かべ、そのまま一歩二歩と後ずさる。



その後、いずれのCMでも、リンゴを落とした女性の後方からク・ハラさん演じる「美人」が登場。どちらの男性も、ク・ハラさんの美しさに見とれて思わず手にしたリンゴを差し出す。

ここでのク・ハラさんの反応も、また対照的だ。イケメンに対しては、晴れやかな笑顔を浮かべて会釈。画面には「チャンスはいつでもやってくる」とのテロップが表示される。一方、ぽっちゃり男性のプレゼントに対しては怯えた表情を浮かべ、ク・ハラさんはそのまま足早で走り去る。そこで画面に、「キレイはピンチを招くこともある」とのテロップが現れるのだ。》



ほら、“差別”に過剰に敏感だとウッカリ騙される。さらに騙そうとしているこの記事も悪い。この記事には抜けているけれども、通りがかりのク・ハラはイケメンと“ぽっちゃり”の両方からともにちゃっかりリンゴを受け取ってしまうのである。差し出されただけでなく受け取る。ここは重要。



リンゴを落とした2人の女よりもク・ハラのほうが美人である。そういう設定になっている。2人の女のうち1人は猫背だしもう独りは口角が下がった性格の悪そうな顔をしている。



リンゴは性愛の象徴、とかそういうことはどうでもよくて、つまりこのCMで語られているのは女は醜男よりはイケメンのほうが好き、男もブスよりは美人が好き、という単純な真理である。いってみればこのCMのコンセプトは「人は見た目が100%」なのだ。



であるから男はブスの落したリンゴを目の前にいるその落とし主からくすねてでも美人に渡してしまうし、女は醜男にあからさまにイヤな顔をする。そして美人は他の女のものでも勝手に自分のものにして許される。この性愛おっと間違いた(by荒木経惟)、リンゴのやりとりはそのまま男女関係における美醜の力関係の厳しさを思わせる。



このCMは「人は見た目が100%」という元も子もない事実をギリギリまでストレートに描いている。しかし表現するにあたって性別や美醜による“差別”にまったく無自覚だったのでは決してない。反対に“差別”だと突っ込まれないよう、それぞれの役割の女や男に十二分に注意を払っているのである。それは差別された男も差別をし、差別した女も差別される、と描くことであった。



もし“差別”に対してまったく無自覚だったのであれば、わざわざこんな面倒くさいシークエンスはつくらない。“差別”にこだわらなければ美人とブスが1人づつ、あるいはイケメンと“ぽっちゃり”が1人づついれば事足りる。



しかしそうした努力が報われていないのは、このストーリーでは因果応報というご教訓めいたお話は伝えられたけれども“差別”そのものを否定したことにはなっていないからだ。むしろ追認する姿勢が見える。



引用に戻ろう。

《 このように、全く同じシチュエーションであっても、男性の外見によって女性側の反応が「正反対」になるCMの内容に対し、ツイッターやネット掲示板には、



「イケメン男性とそうじゃない男性に対する女性の態度が露骨すぎてみてられないんだけど、あれシンプルに差別だろ」


「男性に失礼すぎでは???? 男性からの好意を『ピンチ』と表現するのどうなの...」


「見た目の良し悪しで相手への対応を変えるの推奨してる感じで気持ち悪い」


「不細工は近寄るのも罪なんだと言うのを教えてくれる」



といった批判が殺到。実際、9月7日にYouTubeで公開された「ピンチ編」CMは、「高評価」が65件、「低評価」が1195件となっている(25日18時時点)。》



すべての登場人物のなかでいちばんキャラが立っているのは“ぽっちゃり”であるし、彼への同情が集まるのもムリはないかもしれない。因果応報という製作者側の控えめな意図はまったく伝わっていないようだ。そしてここから先、『J-CASTニュース』はこのCMに単純な“差別”のレッテルを貼りたいのだという意図を持っていることがあからさまになる。



《 また、どちらのバージョンのCMでも、リンゴを落とした女性の側に立って考えてみると「いたたまれない」との指摘も出ており、

「なぜリンゴを持ち主に返さない?所詮顔かよ!不快やわ」
「比べられる最初の女性がかわいそう」

といった批判も上がっている。



このように、男女どちらの側も「容姿だけ」で良し悪しが判断されるような内容をめぐっては、
「無神経にも程がある」「炎上しないほうがおかしいレベル」といった厳しい意見も相次いで寄せられている。

 

J-CASTニュースは9月25日、ロハス製薬に対し、(1)CMの制作意図について(2)ネット上の批判を受けての考え(3)今後、何らかの対応は検討しているか――の3点をメールで質問した。電話でも担当者に連絡を取ろうとしたが、不在とのことで同日18時までに回答は無かった。》





最初からこうした一般の幅広い反応が前提にあれば、「イケメンには笑顔、ブサイク男には怯える表情 新CMに『シンプルに差別だろ』」というこの記事自体が成立しない。つまりここで付け足しのように語られているのは本論を語り終えたあとの例外事項、エクスキューズでしかない。



そしてわざわざ“差別”だと糾弾されていますけれど、の姿勢でロハス製薬に質問状を送りつけるのである。困ったヤツである。世間の“差別”に対する過剰な反応に媚びてこんなことをするのである。



で、これに乗っかるヤツまで出てくる。フィフィ(not欧陽菲菲)である。見ていただきたい。





◆『女性自身』2017年9月25日配信
【フィフィ「男は貶してOKという風潮」への持論展開に共感の声】

《買い物帰りの女性が紙袋からりんごを落とし、それを2人の男性が拾ってくれる。りんごを拾ってもらった女性は、爽やかなイケメン男性には笑顔で対応。しかし、もう1人のオタク風男性にはギョッとした表情を見せて逃げ出してしまう――。

化粧品会社「ALFACE」が発表したCMの内容に「男女が逆だったら大炎上するのは明白だ」との批判が殺到している。

これを受けて9月25日、タレントのフィフィ(41)がツイッター上で持論を展開した。

「まさに外見的な美しさを追求している化粧品会社なんでしょう。それなら遠慮せずブサメン女性が男に逃げられるってバージョンも公開して商品宣伝したらよかったのにね!」

1度のツイートでは気が済まなかったのか、再度“フィフィ節”を炸裂させた。

「男はいくらでも貶してOKっていう日本の風潮、これは実は女尊男卑で女が持ち上げられてるんじゃなくて、これで不満解消してくれるなら言わせとけって、つまり言ってもムダだと思われてるだけで、女性が自らの地位を下げてると思うのね。それに気づかず自らの言動を改もせず男尊女卑!って叫んでる印象」

彼女の鋭い指摘には、こんな共感の声が――。

「その通りだと思います」

「男と女はお互い役割も違うので男尊女敬をうとうております。お互い尊び敬いたいもんです」》





もう、地の文のCM内容説明からしてお粗末すぎる。説明からもフィフィの発言からもク・ハラの存在がズッコーンと抜けている。ク・ハラがズッコーンと抜けてしまえばCMの内容はまったく別物。ク・ハラがわざわざそこにいるから「男は貶してOK」だけの単純なお話にはなっていない、ここがポイントなんでしょ。わかってやってよ。



それを見逃す。ブスが落したリンゴを拾った男がそのリンゴを別の美人にわたしてしまってもあたりまえのこととして看過す。そのことのほうが「いくらでも貶してOK」よりもよっぽど差別的ではないか。



このCMを、ゲッ醜男だ!! とあからさまに態度で示しても男のほうはビクともしないくらい女を小バカにしているのだ、と読み取る前に、男はブスからリンゴまで取り上げるのか!! そしてそれを美人に与えるのか!! と憤るべきではないのか。



さらに「女性が自らの地位を下げてると思うのね」といういいかたも、誰に誰のことを語っているのかさったぱりわからないではないか。このCMの製作者は女なのであろうか? そんな情報はどこにもない。



最近フィフィのアタマにあるらしい「女尊男卑風潮に隠された男尊女卑」みたいなできあいを、パッと見でちょうどいいや、とペタペタ貼付けてもダメなのよ。タレントのコメントなんだからとにかく数撃たなきゃ、という気持はわかるけれども、もう少し時間を割いて実際のCMに当たり、考えてからにしてもらわにゃ。



「女尊男卑風潮に隠された男尊女卑」というのも、レディファーストすなわち女をペット扱い、というむかしからのいわれでしかないわけだし。



そんなフィフィが坂道の上で落したリンゴを拾ったら、おまえならどうする、ってか? うむ。誰か別の男に押し付ける。もしも齧ってみろといわれたら? そのときはその場で躊躇なく舌を噛み切る。たとえどんなに荒み切った毎日を送っていたとしても。血の色は赤い!!(了)




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2017年9月25日月曜日

恐喝未遂事件に浮かび上がる仁科亜希子の意外な顔



芸能界と暴力団の黒い関係というと、いまはもう少し以前のことという感覚がある。その印象はたぶん2011年8月の島田紳助(61)の突然の引退によって形づくられている。ずいぶんあっさり引退したなあ、という感じだったし、それ以降、芸能人と暴力団の繋がりがおおっぴらにオモテに出ることはなかった。



島田紳助引退の直接の引き金は『週刊現代』(2011年10月15日号)に、京都市内の不動産取引において暴力団組員を同席させて交渉したと書かれたことである。島田紳助側はこの記事は事実無根だとして告訴に踏み切ったけれども、2014年8月、最高裁決定で全面敗訴が決定している。



記事内容については事実無根だとしながらそそくさと芸能界を引退しているところに島田紳助のいっそうの闇を感じるのである。島田紳助としては薮からスネーク(byルー大柴)。大きな蛇足。そんな島田紳助は京都出身。



「島田紳助より強い女優」、と暴力団の元組長に書かれた女優がいる。最近その名前をあまり見かけないな、と思ったら出てきた。以下の記事である。





◆『リアルライブ』2017年9月23日配信
【恐喝被害にあっていた仁科亜希子】

《今年1月に亡くなった俳優の松方弘樹さんの元妻で女優の仁科亜季子から現金を脅し取ろうとしたとして、警視庁町田署は23日、恐喝未遂の疑いで元暴力団組長の笠岡和雄容疑者と、いずれも30代の男2人を逮捕したことを、各メディアが報じた。



報道をまとめると、笠岡容疑者らは12~15年にかけ、都内にある仁科の自宅に脅迫文を複数回郵送。15年5月には自宅に押し掛けて玄関前に3時間以上居座り、「出て来いや」などと言って4600万円を脅し取ろうとした疑い。その際、笠岡容疑者らは、玄関ドアをたたくなどして「貸付金の残金」と称して金銭の支払いを執拗に要求。そのため、仁科が110番通報し、パトカーが出動する騒ぎになっていたという。

笠岡容疑者らは、仁科の元夫で俳優の故松方弘樹さんに貸した金が返済されないと因縁を付けていたというが、仁科は「借金はしていない」と同署に相談していたというのだ。



「もともと笠岡容疑者はある団体を主宰。数年前から同団体の公式サイトで仁科やその家族に対する誹謗中傷を繰り返していた。それでも、仁科がまったく音を上げなかったので、自宅に押し掛け犯行に及んでいたようだ」(全国紙社会部記者)

笠岡容疑者は14年4月、11年2月に都内のマンションを賃貸契約した際、自身が暴力団員であることを隠していたとして詐欺容疑で逮捕された。その後、無罪放免となり釈放されていたが、その後の言動が今回の逮捕劇と大いに関係がありそうだというのだ。



「笠岡容疑者は長年、以前は蜜月関係にあったある大手芸能プロの社長のことをサイトで暴露し続け、徹底抗戦を宣言していた。14年の逮捕劇は抗戦を激化させていた最中の出来事。そして、最近も“秘密の暴露”をやめなかった」(週刊誌記者)


事件の背後には深い闇がありそうだ。》





なぜ松方弘樹(享年74)が“さん”付けで元妻の仁科亜季子(64)が呼び捨てなのであろう? もしかして『リアルライブ』、仁科亜季子になにか含むものでもあるのであろうか?



もとい。今回逮捕された笠岡和雄(73)という名前にご記憶のある方もいらっしゃるであろう。2013年夏ごろからバーニングプロダクションに街宣車で押しかけ、大音量で抗議活動をしていたお方である。二代目松浦組元組長にして大日本新政會の総裁である(現職かは不明)。であるからつまりここでいわれている「大手芸能プロの社長」とはバーニングプロダクションの周防郁雄社長(76)のことなのだ。



仁科亜季子の元夫・松方弘樹は独立するまで長くバーニングプロダクションに所属し、当時、仁科亜季子と息子・克基(35)などの面倒を見ていたのは、まだ周防郁雄と袂を分かつ前の笠岡和雄なのである。つまり仁科亜季子と周防郁雄、笠岡和雄は古くからの因縁の間柄である。しかも恐喝は未遂に終わっているのである。怪しい。怪しすぐる。



笠岡和雄と周防郁雄の関係、ついでに芸能界と暴力団の関係を知っていただくのにちょうどよい記事があった。一部抜粋してご紹介しよう。





◆『日刊サイゾー』2014年3月21日配信
【周防郁雄社長の元・用心棒が街宣再開! バーニングをめぐる暴力団・テレビ局との癒着、枕営業の実態を告発】

《〈— 略 —〉

動向を継続的にお伝えしている「大日本新政會」による、バーニングプロダクション糾弾活動だが、久しぶりに動きがあった。

大日本新政會総裁で、二代目松浦組組長の笠岡和雄氏は、かつて“芸能界のドン”バーニングプロの周防郁雄社長の“用心棒”を務め、さまざまな裏仕事をこなしていたが、新規事業をめぐる金銭トラブルが発生し、3年前に両者の関係は破綻。以来、大日本新政會はホームページを通じて、周防氏のスキャンダルを次々と告発してきた。

その内容といえば、用心棒だからこそ知り得た、暴力団やテレビ局との癒着ぶりや枕営業の実態など衝撃的なものばかり。例えば、かつてバーニングに所属していた水野美紀が独立した際、周防氏が彼女を潰そうと画策していた件や、NHKプロデューサーに対する肉欲接待の実態、さらに、みのもんたが社長を務める水道メーター製造販売会社「ニッコク」が談合事件で右翼から街宣車で抗議行動を受けた際、笠岡氏にトラブル処理を依頼し、大物の暴力団幹部が動いた件などだ。

さらに昨年夏には、「週刊文春」(文藝春秋)が、このブログの情報を元に、NHKプロデューサーやみのの件を大々的に報道した。特に、NHKプロデューサーへの肉欲接待報道は、モーニング娘。のメンバーが駆り出されていたという衝撃的なものだったが、バーニングの影響下にある他のマスコミは沈黙。…

〈— 略 —〉

その後、新政會はバーニングの事務所をはじめ、同プロと関係が深いNHKなどのテレビ局に対して街宣車で繰り出し、糾弾活動を始める。対するバーニング側は、街宣活動の一部を規制する仮処分や、ホームページの掲載差し止めの仮処分を裁判所に申し立て、対抗してきた。

〈— 略 —〉

このように糾弾活動が収束したことで、メディア関係者の間では「新政會とバーニングの間で手打ちが行われたのでは?」「手打ちに当たっては、裏社会の実力者と数億円に及ぶ大金が動いたようだ」「大金の原資は、昨年末の日本レコード大賞をEXILEに受賞させるためにエイベックスからバーニングに渡った“プロモーション費”」などなど、具体的だが、にわかに信じがたいウワサが数多く流れた。また、ある右翼団体関係者によると、「実際に、バーニング側には『新政會と話をつけてやる』と仲介を申し出て、金銭を求める勢力もあった」とされる。

だが、新政會の幹部はこう言い切る。

「周防との手打ちなんてありえないよ。そんな話もこちらに来ていないし、金なんて一銭ももらっていない」

実際に新政會は、停止していたホームページを3月から再開。時期を同じくして、街宣活動もスタートしたのだ。

「周防を、とことん追及しますよ。3月中旬から、バーニングや東京や京都のNHKなどへの街宣車による抗議行動を再開しました。新政會に対して街宣禁止の仮処分が出ているエリアについては、友好団体である『闘魂塾』が街宣活動をしています」(新政會幹部)

実際、3月半ば、渋谷のHNK周辺で闘魂塾の街宣車が抗議活動をしていた。街宣の内容は、バーニングが大河ドラマや紅白歌合戦のキャスティングに依然強い決定権を握っているというもの。局内には、暴力団との密接ぶりも明らかな周防氏を切りたがっている幹部は少なくないが、手切れに対する意趣返しとして、文春に報道されたプロデューサーのように、これまで接待を受けてきた自分たちの名前がメディアに出されてしまうのではないかという恐れを抱き、誰も反発する人間はいないというのだ。

「NHKもコンプライアンス重視を打ち出すなら、盆暮れの贈り物や過剰接待を受けることが当たり前になっているバーニングとの関係を清算すべき。籾井勝人会長を筆頭に、国民からの信頼を回復させるためにも、自浄作用が働くことを期待している」(同)

右翼団体の糾弾活動というと、きな臭いものを感じがちだが、今回、批判している内容は至極まっとうである。新政會の今後の動きに注目したい。》





なっかなか強烈な内容だなや。ちなみにこの記事は数少ない芸能ジャーナリスト・本多圭の署名入りである。仁科亜季子が4600万円を恐喝されていたという記事の話題に戻ろう。 大日本新政會のホームページに以下の記述がある。



《〈— 略 —〉

先ず、仁科亜希子こと目黒章子が社長をしていた、㈱京彩という会社がある。この会社は、㈱大翔から一億円の融資を受けていた。その返済は副社長であった大石倫司〔旧名智一〕が、毎月返済を行なっていたのだが、でたらめな経営が災いし大石が自己破産した為、残金四千六百万円を弁護士を通じて目黒章子に㈱大翔から返済請求をされているにもかかわらず今なを放置状態であると云う。


返済する意思もなく、話し合いすらする様子もまったく見せない人道的欠陥者であると云う事を、まざまざと見せ付けているのである。

〈— 略 —〉》



おそらく(株)京彩、すすなわち大石倫司という人物が焦げ付かせたこの4600万円が、仁科亜希子が恐喝されたとしているところの4600万円なのであろう。で、(株)大翔に代わって取り立てに回った笠岡和雄と若い衆が恐喝罪で逮捕された、と。借りたものは返さねば。



「株式会社大翔」を検索してみたところいくつか同名の会社がヒットした。いずれも西日本を拠点とする建設関連の企業である。ここでいわれている(株)大翔も、まあ、そういう企業であるのだろう。いい加減ですまぬ。



で、なぜいま笠岡和雄が逮捕されたかといえば『リアルライブ』がほのめかしているように、ほぼ周防郁雄の仕掛けであろう。元をただせば周防郁雄と笠岡和雄の対立なのである。メンツが揃っているし動機もある。それにしても仁科亜希子、暴力団を追い払う道具に使われるとはいかにもお安い。それとも周防郁雄とまたなにか新しい因縁でも生じたのであろうか? 暴力団の描く画はたいへん複雑なので、これもか、とも考える。



大日本新政會のホームページトップにはまた、今年(2017年)7月14日付で、笠岡和雄は昨年12月10日をもって二代目松浦組組長を引退したと改めて「ご挨拶」が掲出されている。おそらくは身辺になにがしかの異変が生じることを察知して、かつての組関係者に累が及ばないようにと配慮したものと思われる。



芸能界と暴力団についてご関心をおもちの方は、ぜひこの大日本新政會のホームページをご覧になるといいと思う。いちど関係ができてしまえばおいそれと断ち切れないことがよくわかる。ついでに「仁科亜希子の疵」という特集記事のアーカイブもある。ここの記事も強烈だ。



それにしてもやっぱり京都は怖い。異様な殺人事件が多発する大阪府門真市も怖いけれども、それとはまったく別の意味で怖い。“白足袋にはたてつくな”といわれるらしいけれども、白足袋にたどりつくことなどとうていできない。(了)




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2017年9月24日日曜日

ジャニーズは中居正広の引き留めに必死になるはず。メリーは……



ついに稲垣吾郎(43)、草彅剛(43)、香取慎吾(40)の3人がSMAPの元チーフマネージャー飯島三智(59)との合流を果した。ファンサイト「新しい地図」には、これから未来に向けて進もうとする決意と希望が高らかに謳われている。反転したオリエンテーションマークのビジュアルがたいへん印象的だ。



そこでヒマな私も反転して、今日のこの事態をジャニーズ事務所の側から見てみようと思うのである。創業55年目にしての一大事にメリー喜多川副社長(90)はどう反応するのか? 実権をもたないジャニー喜多川社長(85)はなにを思うのか? 90歳の乙女心、85歳のをのこの本懐はいかに? である。



えっと、まず、状況を客観的に見てみよう。「芸能界55年体制」というわけがわかったようなわからないような言葉がある。一般に「55年体制」といえば、自民党が与党第1党、社会党が野党第1党として政治運営をしてきた仕組みのことである。自民党・社会党ともに発足したのが1955年であったところからこの呼び名になっている。



「芸能界55年体制」は1955年に何かがあったということではなく、自民党と社会党のように戦後いくつかの大手プロダクションが並立するその第1世代が出そろった状態をいうのであろう。具体的には以下の5社らしい。後発のバーニングプロダクションが加えられているのは豪腕が権力を再配分し、さらに歴史を修正したということだ。



渡辺プロダクション(1959年設立)

ホリプロダクション(1963年設立)

田辺エージェンシー(1966年創業)

ジャニーズ事務所(1962年創業)

バーニングプロダクション(1971設立)



これとは別に芸能界のドン、といわれる方々もいて、ここには以下4人が名を連ねる。



田辺エージェンシー:田邊昭知(78)

ジャニーズ事務所:ジャニー喜多川(85)

バーニングプロダクション:周防郁雄(76)

オスカープロモーション:古賀誠一(75)



みなさん企業としてはおよそ半世紀を生き、人としてももう4分の3世紀を生きたことになる。芸能界はいまだに戦後第1世代が牛耳る世界なのである。そのなかでもジャニーズ事務所のマネージメントのトップ・メリー喜多川は、ほかの方々よりもおよそ10歳ほども年上だ。



「芸能界55年体制」は、渡辺プロダクションをその先駆けとして、レコード会社とテレビ局を掌握することで覇権を築いてきた。しかしレコード会社もテレビ局もすでに芸能メディアとしての弱体化と疲弊が目立つ。そのことはたとえばCDの売り上げやテレビの視聴率に如実に現れているわけで、メリー喜多川にも届いていないわけがない。



パワーダウンがはじまると、いままで自分たちに忖度して阿吽の呼吸で提灯記事を書いてくれていたマスコミが10社から5社になり、5社から3社になる、ということが起きる。そこにインターネットの普及も影響して所属タレントのスキャンダルがダダ漏れになる、自分に関する批判的な記事が出る、ヤバいわよ、と肌で感じているはずだ。



「芸能界55年体制」が自壊しはじめているのである。時代においていかれている。



そしてついに、先ほどの言葉でいえば自分から剥ぎ取られた権力の再配分がはじまって、その最右翼である飯島三智(59)の株式会社CULENがいよいよ実体を現したのだ。しかもメリー喜多川からしてみれば新世代の象徴のようなネットやSNSを舞台に選んで。すでに旧世代であることの悲哀をひしひしと味あわされているに違いない。



メリー喜多川やジャニーズ事務所への監視の目はまだまだきっついから、CULENに対して打てる手は限られる。とりわけマスコミを使ってのネガティブキャンペーンはやりにくい。すでに手のうちは知られていて、いまさらそういう汚い手を使うのはいかがなものか、という空気も出てきた。もちろんマスコミとしては勝ち馬に乗りたい計算も働く。CULENを選ぶところもあるだろう。



これまでのようにはいかないし、ともかく去年の夏、SMAPが解散を決めたときのように鬼ババア!! の大合唱がまた起きてはたまらない。そんなものが耳に入ったら可愛い孫になんと思われるか。



で、ここはとにかく全力を挙げて中居正広(45)と木村拓哉(44)の離脱を阻止することに賭けると思われるのである。木村拓哉に心配は無用のような気もするけれども、万一CULENにSMAPの5人が再結集したりなどすれば目も当てられない。森且行(43)もそのうち合流するであろう。Jr.の子たちまで移動をはじめれば力関係は完全に逆転する。そこに到るか到らないかのキーマンが中居正広である。



金ならある。「芸能界55年体制」のなかでも、芸能界のドンたちと比べても、ダントツに金ならあるんや!! 金や金。娘の藤島ジュリー景子(51)との折り合いは悪いわ本流にはジャニー喜多川のお気に入り、滝沢秀明(35)がいるわで、中居正広に「経営幹部」という餌は使えない。信頼関係なんかあるわけない。金や金!! マスコミ対策も万全にしてやってや!! かくしてジャニーズ内の中居正広は別格扱いになる。木村拓哉は、まあまあそのままでよろし。



それやこれやでジャニーズ事務所が大きく動くとすれば、それはプラス方向、責め、おっと間違いた(by荒木経惟)攻めの方向ではなくて守り、手じまいの方向にすすむと思われる。



メリー喜多川が事務所の運営上もっとも気にかけているのは娘の藤島ジュリー景子にいかにしてよりよく事業(資産)を継承していくか、ということであろう。そして藤島ジュリー景子の経営手腕あるいは芸能プロモーターとしての実力がそれほどのものではないことはよくわかっているはずだ。プロダクション経営など、ほんとうのところ本人にとっては重荷なだけかもしれない。



というわけで、ジャニー喜多川が元気なうちは手をつけられないけれども、とりあえずなんだかんだ理由を付けて芸能部門と資産管理部門に切り分けておくくらいのことはするであろう。



みんながしあわせになってくれればいい、とのんびりしたことをいっているジャニー喜多川は、自分と時代の動きについてどう感じているのであろう? ジャニー喜多川が美しい、魅力的だと感じる少年たちは、あいかわらずその同世代の少女たちにも魅力的なのであろうか?



うむ。自分でいっておいて恐縮だけれども、そこにはたぶんあまり齟齬は生まれていないであろうと思う。そしてそういう少年たちと仕事をしていればジャニー喜多川はしあわせなのである。ジャニーズとSMAPの葛藤にしても、ジャニー喜多川にしてみれば、ときどきウッカリ口を出して姉に叱られるという程度のものでしかないであろう。



「株式会社ジェイ・ドリーム」の設立で飯島三智がジャニーズ事務所を退所するひとつのきっかけとなるタネを播いたにもかかわらず、だからそれでどうということもない。頬っかむりを続けていられればそれでいい。このをのこは夢の世界に住んでいる。



「進化」とは遺伝子の変化によって形質を変えていく現象である。したがって同じ個体のなかで進化が起こることはありえない。進化には世代交代が必要なのである。であるから「もっと進化して、きっとまた必ずこの場所に戻ってきまっす!!」などというセリフはとんだお笑いぐさなのである。わかってるでしょ。



おそらく「芸能界55年体制」もその轍を踏む。世代交代を経て新しい時代へ進む。でもって進化というとなんだかいいことづくめのような気がするけれども、淘汰される側からすればこれほど残酷なことはない。新種はあたまりえのように生命を謳歌しているのに、寒さにやられる、病気にやられる、餌がなくなる、皆殺しにされて餌にされる……、というような目に遭って次々に消えていくのである。



芸能界の進化を促す環境の変化はなにかといえば、社会全体のリーガルな意識の向上と、遅くとも年内には出されるといわれている公正取引委員会の勧告である。移籍や仕事の選択の自由を認めない「奴隷契約」は排除されるであろう。プロダクションがタレントに対して圧倒的に優位に立つことはもうできなくなる。



5人の弁護士たちによる芸能人の権利擁護団体「日本エンターテイナーライツ協会」が立ち上がったことも大きい。芸能プロダクションの顧問弁護士はとうぜんプロダクションの利益を第一義に考えるから、そこに所属する芸能人の利益が最優先されるとは限らないのだ。たとえば弁護士に話したことがプロダクション側に筒抜けになるとか。



こうして法律が厳密に適用されるようになっていくと、“干す”とか“バーター”などという行為も独占禁止法に引っかかる可能性が出てくる。これまでは「芸能界55年体制」の結束が強くて正面から闘いを挑むにはそうとうな勇気が必要であったけれども、そうした状況も改善されていくであろう。



それやこれやで私はメリー喜多川は穏便な、現状維持から手じまいの方向へ舵を切ると思う。ここでまたさらにドタバタと闘いを繰り返したとして、果たしてその最後まで立ち会えるかどうかもわからない。恨みや憎しみをまとったままの事務所を娘に渡すのも気が引けるであろう。



こうした立場にいるのはなにもジャニーズ事務所ばかりではない。長期的スパンで見て、ここから生き残るにはタレントから個々の業務を請け負うエージェンシー方式がひとつの道になる。しかしそうなるとタレント1人あたりの利幅は大きく減るから、実際に生き残れるのはおそらく現状のプロダクションの10分の1程度の数になるのではないか。厳しい競争になるけれども、これが進化というものだ。



木村拓哉がメンバーに復帰するには、木村拓哉個人にもうひと騒動必要だ。コアがないのでメリー喜多川よりもこちらのほうが読みづらい。(了)





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2017年9月23日土曜日

SMAPの3人と飯島三智が合流。安室奈美恵・引退の真相は“追放”



稲垣吾郎(43)、草彅剛(43)、香取慎吾(40)の3人が新たに所属する事務所「株式会社CULEN(カレン)」と、それから安室奈美恵(40)の引退についてざっくり情報がまとまってきたようなのでこちらで整理しておこう。途中経過だけを書き飛ばしてそのままでは気分が落ち着かない。



まず株式会社CULENについて。昨日(9月22日)立ち上がったファンサイトの名称「新しい地図」は 、そのまま「 NEW(S)MAP」を意味している。新しいSMAP。さらにビジュアルに用いられている手描き風のオリエンテーションマークの方位指示も「N」「E」「W」「S」。



このサイト「新しい地図」で語られている「逃げよう。自分を縛り付けるものから。」「塗り替えていこう。」「ボーダーを超えよう。」などは明らかにこれまでの芸能界のあり方、仕事のしかたを下敷きにしてのコメントである。



つまり「株式会社CULEN」は過去への批判や反省からスタートしているわけで、こだわらずかかわらず、過去から切り離された地点からスタートする、というスタンスに立っているのではない。「過去」とはいうまでもないジャニーズ事務所である。たいへんストレートな闘争宣言である。そして「武器はアイデアと愛嬌。」「さあ、風通しよくいこう。」とメッセージは続く。



そんなあ、わざわざ神経を逆撫でしなくても、事を荒立てなくても、とオトナのあなたなら感じてしまうかもしれない。しかし、いやいやそうではない。これまでの抑圧と屈辱、忍従の日々を考えればこの程度はずいぶん控えめなくらいだ。と私は思う。いわせてやってよ。



これからはジャニーズがつくったパラダイムをひっくり返していくぞ。超えていくぞ。空に描いたオリエンテーションマークが反転しているのは、まさにその“ひっくり返す”を意味しているのだと私は思う。ひっくり返して新しい地図をつくる、天空から見て正しい地図をつくる。



ここまでは昨日(9月22日、該当ページは9月17日付)、読者の方からいただいたコメントに応えて書いた文章のリライトである。使い回しでゴメンネ。



そしてそのときには気付かなかったのだけれども、オリエンテーションマークの方位指示、「N」「E」「W」「S」のうち、「S」だけが反転せずこちらを向いているのである。「新しい地図=NEW MAP」を「NEW SMAP」と読んでいただきたい、「NEW(S)MAP」だよん、という意味であろう。



私もむかしから「S」と「N」はよく間違って反転させて書く。「Z」はときどきわからない。バカかも。



そうそう、残された問題は、この「株式会社CULEN」がSMAPの元チーフマネージャー・飯島三智(59)が設立した事務所なのか、ということであった。それが明らかになったのである。





◆『J-CASTニュース』2017年9月22日配信
【香取ら3人所属の会社名で検索 信用調査会社データ「役員欄」を見ると...】


《 〈— 略 —〉


ジャニーズ事務所を退所した元SMAPの稲垣さんら3人については、公式ファンサイトが2017年9月22日に立ちあがった。サイト名は「新しい地図」。3人のプロフィールやレギュラー出演番組などの活動情報が掲載されている。

 


「新しい地図」に掲載されている会員規約1条は、「当会(編注:『新しい地図』)は、株式会社CULENに所属するアーティスト(以下『アーティスト』といいます。)を応援することを目的とし」と定めている。同サイトにはCULENのサイトに移動できるリンクもある。

 


ただ、リンク先のCULENのサイトには「これから、稲垣吾郎さん、草なぎ剛さん、香取慎吾さんとクリエイティブな活動をご一緒させていただきます。ご支援よろしくお願い致します」とだけ書かれ、詳細な会社情報などは確認できない。

 


どんな会社なのか。企業の信用調査などを手がける帝国データバンクの新設企業情報データベースには、同名の「株式会社CULEN」の情報が掲載されている。設立は16年7月で、「空間プロデュース事業」「グッズの企画、製造、販売」などを手がける。所在地は東京都港区。

 


このデータで目を引くのは、取締役の欄にある「飯島三智」の記載。かつてジャニーズ事務所で、当時のSMAPの活動をマネジャーなどとして取り仕切っていたとされる飯島三智氏と同姓同名となっている。代表者欄でも、飯島三智氏の名前が載っている。

 


「CULEN」の情報は、東京商工リサーチのデータベースでも見つかる。役員欄にはやはり「(取)飯島三智」の記載がある。設立はやはり16年7月。場所も同じだ。

 


週刊文春16年5月12日号によると、飯島氏は「SMAPを売れない時代から支え続け、事務所のドル箱に育て上げた」人物。元SMAPメンバーの中でも、香取さんや草なぎさんを「溺愛」していたという。だが、16年1月に起きたSMAP独立騒動で、この文春報道までには事務所を退所した。




帝国データバンクなどに記録がある「CULEN」と、「新しい地図」の「CULEN」は同じ会社なのか。また、「飯島三智」氏の一致は、偶然なのか、飯島元マネジャー本人なのか。

 


J-CASTニュースは9月22日、データベースの所在地欄に記載されたビルの代表番号にかけ、入居しているCULENへの取り次ぎを試みたが、「こちらからのお取り次ぎはできかねます。個人情報なので直通の電話番号もお教えできません」とのことだった。》





たいへん慎重な書き方になっている。しかし「株式会社CULEN」は飯島三智の設立した新事務所に間違いない。資本金300万円。つまりここに噂の中国系資本は入っておらず飯島三智のポケットマネーで設立した会社と見られる。SMAP元メンバーのための事務所というポリシーが貫かれているようでなかなかすっきりしている。



ネットやSNS上で闘いをスタートさせたというのもナイスである。SMAPファンが広く親しんでいるメディアであるし、また数多く棲息している領域である。これまでデジタルメディアを遠ざけてきたジャニーズ事務所は太刀打ちできない。ここしばらくはSNSとネットはCULEN、地上波テレビはジャニーズという棲み分けになるのであろう。



気がかりは中居正広のジャニーズ内での立場だ。飯島三智と3人の元メンバーが対立姿勢を明確にすればするほど微妙なものになっていく。稼いでいるうちは手出し無用であろうけれども、この先どう転んでいくかはわからない。まあ、イザとなればケツをまくればいいという状況にはすでになっている。





次は安室奈美恵(40)の引退の真相である。9月21日の当ブログでは次のように書いた。



「2015年のはじめに独立を果たしておきながら、そのわずか約2年半後に引退表明というのは、客観的に考えてどうしても不自然だ。独立はしたものの理想のカタチではなかったか、またはそういう忖度とはまったく関係がなく、この2年半に新たに特別な事情が生じたかのいずれかであろう」

「人気や売り上げの点では順調だったのであるから、今回の引退決断の理由はそれ以外のマネジメントがらみの問題というふうに考えるのが妥当であろうと思う」

「2015年ごろには意欲満々だったはずなので、体力的な限界、精神的な疲れなども考えにくい。



この疑問への回答が示されている。





◆『日刊サイゾー』2017年9月22日配信
【安室奈美恵の引退理由が“大手マスコミでバラバラ”なワケとは?「かなりタブーな話だから……」】

《歌手の安室奈美恵が40歳の誕生日を迎えた9月20日、1年後に引退することを発表した。この引き際には「カリスマ歌姫の美学」とする声が多い一方、その理由については明らかになっておらず、メディアによって報じ方はバラバラだ。それもそのはず、ある業界関係者によると、この引退は「3年前の独立騒動の余波」だというのだ。

「かなりタブーな話だから、みんなそこを避けて書く。だから足並みがそろっていない」(同)

安室は2014年、安室が“育ての親”であるライジングの平哲夫社長に反旗を翻し、『奴隷契約だ』と糾弾。独立騒動が勃発した。その際、突きつけた提案書には、印税・報酬への不満や、音楽著作権の譲渡要求があったとされる。しかし、平社長は安室の才能を見いだし、スターに育て上げた恩人。そんな平氏に背を向けたことで安室への風当たりが強くなり、活動は停滞した。

騒動の背後には、安室のコンサートを手掛けていた18歳上のプロモーターとの不倫関係があったとも報じられたが、前出関係者は「それは芸能界でよくある裏切り者への報復スキャンダル」だという。事実、事務所側は独立に激怒し「安室奈美恵」の名前の使用を差し止める動きもあった。

「安室は、問題が片付く前に個人事務所を作って独立を強行してしまった。法的には束縛できない状態にしても、問題はその“後処理”。それがないから、業界の猛反発を食らって仕事が激減し、安室は慌てて謝罪姿勢をとった。最終的に、その戦いに疲弊した安室が責任を認める形で引退を決めたと聞いている。1年前に引退を宣言したのは当然、これから大きなビジネスになるからで、その収益を事務所サイドと分け合って“落とし前”にするんでしょう。半分が安室の退職金で、半分が和解金、そんな感じでは?」(同)》




『日刊サイゾー』、ときどきワケのわからないことも書くけれども今回はナイスである。そして孤高の人、安室奈美恵ならではのニュアンスがこの続きだ。



《業界内での安室の評判は正直、「ワガママ」の声が多かった。元マネジャーが「仕事をさせるのに説得するのが大変」と話していたことがある。数百万円といわれる固定給に加え、コンサートの関連グッズの売り上げも半分ほどを受け取るという、この業界での超特別待遇があっても、安室の不満は続いたといわれる。

「ただ、言い換えれば、彼女が事務所に屈しないほどの大スターだという証明でもある。海外ならそういう姿勢は当たり前で、安室はそれをよく知っていた」(同)

だからこそ、事務所の力が強すぎる「奴隷契約」にもノーを突きつけた形だったのかもしれないが、日本の芸能界で大手芸能事務所と戦うのは、竹やりで戦闘機に歯向かうようなもの。安室は結局、ライジングプロとの専属契約を終了後、エイベックスグループの新設レーベルにマネジメントしてもらう形に落ち着き、完全独立はできなかったともいえる。

「活動再開はできたが、タブーを犯した彼女に業界内の目は冷たく、以前のようなプッシュもなくなっていた。ファンクラブビジネスは予想をはるかに下回るもので、コンサートチケットも以前のようなプラチナペーパー化しなくなっていた。そもそも彼女のワガママだって、ライジングの後ろ盾があったからこそ成り立っていたもの。昨年末、『NHK紅白歌合戦』の出場をめぐる交渉で、そのワガママが周囲の怒りを買っていた。仕事先の風当たりを肌で感じて、思うようにいかない個人運営に嫌気が差したのかも」(同)

そもそも、こんなに早く引退するなら独立騒動など起こす意味もなかったはずだ。スポーツ紙などが、その点は一切、触れていないのも妙だ。一連のトラブルが彼女のラストステージを早めたという見立ては、あくまで臆測ながら、あながち間違っていないかもしれない。
》





あらら『日刊サイゾー』、最後でまた急に弱気になっているけれども、書いてあることは間違っていないっしょ。



つまり“孤高の人”ならではのニュアンスというのは、まわりに味方や仲間がいない、自分のために泥をかぶってくれるスタッフもいない、ということである。であるからライジングプロダクションにとってはまったく組みしやすい相手であったろう。でもってファンから悪役よばわりされないように、独立騒動から2年半をかけてゆっくり追放した、ということっしょ。



「見事な引き際」だの「完璧主義者だから」だの、まことしやかに飛び交っている数々のコメントは、結局「さようなら。もう2度と戻ってくるなよ」と、ライジングプロダクションの代弁をしているようなものである。芸能界から去るようにグイグイ背中を押している。挙げ句の果ては社長・平哲夫(71)の「あいつの美学なんだろうね」である。



かつてライジングプロダクションに突きつけた安室奈美恵の要求が法外なものであったか妥当なものであったかはわからない。わからないけれどもことの推移にはプロダクション側の圧倒的優位が見え隠れするし、「奴隷契約」と呼ぶにはそれだけのものがあったはずである。



この問題はこのままでは終わらない。と思う。むしろこれからである。そもそもでいえば大勢のファンに慕われている稀代のエンターテイナー・安室奈美恵を潰して平然としていられるようなヤツに芸能プロダクションを経営する資格はないのだ。客を無視してまで自分の利益やメンツにこだわるなどお話にならない。



安室奈美恵ファンはSMAPファンをみならうべきだ。彼らがどのように元メンバーを支え闘ってきたかを見ればやるべきことはすぐ見えてくる。頑張ってね。このまま黙ってはいられないでしょ。もうホントお願いだから。派手にやって!!


〈追記〉

こんなときに円形脱毛症になっている矢口真里(34)はやっぱり素晴しい!!(了)



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2017年9月22日金曜日

野田聖子またも登場。政治家のおかげでネットニュースはカオス状態



最近ネットが楽しくて睡眠時間が減っている。といっても7時間は寝ている。寝ないと知らないうちに気絶している。ネットおもしろい。とくにこの夏、安倍晋三内閣の支持率が30%を切ったあたりからほぼ錯乱状態だもんね。もっともっとやってほしい。そんな直近の政治家ネタはコレ。





◆『J-CASTニュース』2017年9月21日配信
【野田聖子の夫は「元暴力団員」報道 ネットでは賛否両論】

《野田聖子総務相の夫・野田文信氏(旧姓・木村)が「元暴力団組員」だと週刊文春が報じた。

ここ最近スキャンダルが報じられた議員は、離党や辞職など何らかの「けじめ」をつけるケースが多い。野田氏にも「辞職論」が出ている。一方で「『元』だからどうでもいいだろ」として問題視しない声もあがる。

週刊文春2017年9月21日発売号(28日号)によると、文信氏はかつて、京都の指定暴力団「会津小鉄会」傘下の「昌山組」に幹事として所属していた。昌山組は、組長が2000年2月に殺害事件で実刑判決を受け、同年3月に解散。文信氏は事件以前に組を抜けていたが、99年と05年に逮捕歴があり、それぞれ刑罰を受けたという。

野田氏と結婚したのは11年。文信氏は「野田氏に対し、家庭内だけなく、政治的にも極めて大きな影響を与えている」との記述もある。
こうした遍歴をもつ文信氏が夫とあって、インターネット掲示板では野田聖子氏への風当たりが強い。

「浮気よりあかん奴じゃん」
「よく元ヤクザなんかと一緒になるな」
「ヤクザは辞めてもヤクザ界からは縁は切れない」
「さすがに足洗ってるならええやろ」

野田氏は「反安倍」の立場とされる。安倍晋三首相が再選した15年9月の自民党総裁選には、野田氏も立候補を模索した。だが17年8月の内閣改造では総務大臣に抜擢され、目玉人事の1人として注目を浴びた。その直後の今回の報道とあって、ネット上では進退をめぐる書き込みも目立つ。

「さっさと野田は辞職しろ」
「マジなら総理の目は消えたなぁ」
「総裁選すらもうムリだね」

一方、文春記事によると、文信氏が野田氏と出会ったのは暴力団を抜けてしばらく経った07年。文信氏がオーナーの飲食店に野田氏が訪れた時だという。2人は11年、長男出産と同時に結婚し、文信氏が野田姓にかわった。

「すべて処分を受けて、きちんと解決、済んだことなので」「(逮捕されたのは)出会う前の話ですし」。野田氏は入閣直後の17年8月5日、文春にそう語ったという。

こうした関係から、ネット掲示板では野田氏の責任の所在に懐疑的な向きもある。

「なにが問題なの」
「さすがに足洗ってるならええやろ」
「元だからどうでもいいだろ」
「元暴力団だろうが外国人だろうが本人じゃないんだから」

報道後、野田氏本人による説明はなく、「とりあえず会見開いてくれ」との書き込みも一部あった。》





野田聖子(57)には【野田聖子・総務相 8000万円父親献金に贈与税逃れ疑惑】という記事が『NEWSポストセブン』(2017年8月7日配信 ←「週刊ポスト」8月18・25日号)に出たばかりだ。目を付けられている。その目は頭髪大蛇の片山さつき(58)? それとも顔面やじりの佐藤ゆかり(56)か?



に、してもこの旦那、組を抜けてからも出会い系やアダルト系のサイトを経営していたワイルドサイドを行けー!!(by GLIM SPANKY)なお方である。ところで一方の野田聖子は2007年に児童ポルノ禁止法案改正を提唱していた。



児童ポルノ禁止法厳格化推進者と出会い系・アダルト系サイトの経営者。野田聖子が木村文信(50)と再婚したのは2011年であるから、だからどうというわけでもないけれども、ただ、ひとりの人格として捉えた場合にはどうしても一貫性を欠く。まあ、児童ポルノの件は純な正義感から出た政治行動ではなかったということなのね。



で、この“野田聖子の旦那は元ヤクザ”情報が実際どうなのかはわからないけれども、最近のマスコミは政治家・政党によるリーク合戦の様相を呈している。ように見える。賑やかすぎるじゃん。それらは主に週刊誌を使って行われているけれども、ここにネットがからんで狂乱の事態である。



この野田聖子の記事でいえば「 ネット上では進退をめぐる書き込みも目立つ」とか「 ネット掲示板では野田氏の責任の所在に懐疑的な向きもある」と書かれている部分。いわゆるネット世論。これを操ろうとして一生懸命な方々もまたた〜っくさんおられるのでいつもお祭り状態である。



たとえば自民党には「ネット戦略委員会」と呼ばれるネット対策を担う組織があり、実働部隊として「トゥルースチーム(T2)」や後援会組織「自民党ネットサポーターズクラブ(J-NSC)」がある(notよしもと)。J-NSC の会員数は1万人、事務所は自民党本部内。



で、いわゆるネトウヨも動員してネット世論に働きかける。不利な情報やネガティブ情報への反撃を軸とし、24時間態勢でネットを常時監視し、ブログやSNS、2ちゃんねるなどに誹謗中傷の書き込みがあれば直ちに削除要請する仕組みをつくっている。もちろんヨイショ記事も仕掛ける。



一般人を装ったネットニュースへの書き込みには1行10円支払われているというお話もある。ねえどこにいえばお金くれんの? 知りたいっす。



こうしたネット対応の動きは自民党が野党に転落した2009年あたりから本格的になり、2013年に参議院選挙でネット選挙が解禁されると一気に拡大した。 T2の発足はこの年である。現在自民党はその存在を否定しているけれども、そんなわけねーだろ? と私は思う。



もちろんこうした情報操作、印象操作は政治に限らず産業、経済、芸能、あらゆる分野のそこかしこで行われていて、おかげでネット上はウソでもホントでももうどうでもいいような濁り水状態。もう少しすると印象のレベルでは全部が打ち消し合って真空状態になるのでは、という感じすらする。



だがしかし、スキャンダルはまだまだ足りない。大切なのは、ほしいのはただただスキャンダル。けれどもせっかくもらってもすぐ忘れてしまう。見ても聞いても右から左、焼け石に水。まだまだ足りない。



私的には次長課長・河本準一(42)が8歳のときに北朝鮮から逃げてきたというお話がようやく引っかかっている最近最大のヒットだもん。もっともっとくれー!!(by GLIM SPANKY)。もっともっとエグいヤツくれー!! (了)




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2017年9月21日木曜日

安室奈美恵:たとえ余儀なくされた引退でも未来はある



デーブ・スペクターが、安室奈美恵(40)の引退発表について「安室奈美恵は引退ではなく移籍とか独立ではないでしょうか?」とTweetしている。現状、安室奈美恵は自身の個人事務所「stella88」で活動しているのでそれは考えられないけれども、2015年のライジングプロダクションからの独立時になんらかのトラブルまたは混乱があり、それが尾を引いた可能性はある。



2015年のはじめに独立を果たしておきながら、そのわずか約2年半後に引退表明というのは、客観的に考えてどうしても不自然だ。独立はしたものの理想のカタチではなかったか、またはそういう忖度とはまったく関係がなく、この2年半に新たに特別な事情が生じたかのいずれかであろう。



いずれにしろ人気や売り上げの点では順調だったのであるから、今回の引退決断の理由はそれ以外のマネジメントがらみの問題というふうに考えるのが妥当であろうと思う。まさか今度の衆議院選挙に打って出るなどということもないであろうし。もし出るなら埼玉4区でよろしく。2015年ごろには意欲満々だったはずなので、体力的な限界、精神的な疲れなども考えにくい。



安室奈美恵がマネジメント上のトラブル、軋轢が原因で引退するのであれば、まだ40歳なのであるからたいへんにもったいないお話である。プロダクション優位な日本芸能界の特殊な風土がまたひとつ損失をもたらしたといえるのかもしれない。



安室奈美恵の引退発表にはこれ以外にも芸能界と芸能のあり方について考えさせるものがある。エッラそうですまんの。その前にもちろんみなさますでにどこかでご覧になっていらっしゃるであろう今回の件に関しての安室奈美恵のコメントを、ムダなようではあるけれどももう一度ご紹介させていただこう。このことについて書くのであるからそれが一応の礼儀というものでござんしょ。





◆『オリコン』2017年9月20日配信
【引退発表の安室奈美恵「有意義な1年に」〈コメント全文〉】

《歌手の安室奈美恵(40)が20日、自身の公式サイトを通じて来年9月16日をもって引退することを発表。今月16日に無事デビュー25周年を迎え、引退までの1年「最後にできる限りの事を精一杯し、有意義な1年にしていきたいと思ってます」と誓った。

安室は、1977年9月20日生まれ、沖縄県出身。沖縄アクターズスクール発の5人組グループ・スーパーモンキーズを経てソロアーティストに。1990年代、彼女のファッションやメイクを真似る“アムラー”が社会現象になった。“かっこいい女性像”として女性からの圧倒的な支持を得ており、男性ファンも多い。16年7月発売のシングル「Hero」が、同年夏に開催の『リオデジャネイロオリンピック・パラリンピック』のNHK放送テーマソングに起用され、その年を代表する1曲となった。


—————〈コメント全文〉—————

ファンの皆様、
いつも応援していただきありがとうございます。

先日9月16日に無事、デビュー25周年を迎えることができました。
皆さんの応援、支えがあって25周年目をスタートできた事に
心から感謝しております。

ありがとうございます。

今日は、私が長年心に思い、
この25周年という節目の年に決意した事を書きたいと思います。

「わたくし安室奈美恵は、
2018年9月16日をもって引退することを決意致しましたので、
この場を借りてファンの皆様にご報告させていただきます。」

引退までのこの1年
アルバムやコンサート、
最後にできる限りの事を精一杯し、
有意義な1年にしていきたいと思ってます。

そして、私らしく
2018年9月16日を迎えたいと思います。

皆様、
安室奈美恵の最後の1年を、
どうぞよろしくお願い致します。

安室奈美恵 》





「私が長年心に思い」と書いてある。長いあいだ心の片隅に“引退”があったのであろう。安室奈美恵は15歳でデビューしているからそれもまたむべなるかな。40歳で芸歴25年。デビュー前のレッスン期間を含めればほぼ人生のすべてをエンタテインメントに捧げてきたといっても過言ではないのである。



しかし本当に安室奈美恵が来年9月16日をもって芸能界から消えてしまうのであれば、ついにファンのみなさま方はエンターテイナー・安室奈美恵の“成熟”を見ずに終わってしまうことになる、と私は思う。安室奈美恵の作品が子どもっぽいとかいう以前に、デビュー当初のユーロビートと小室哲哉は除いて、安室奈美恵もその作品もすべてアメリカンミュージックへの憧れでできているからだ。



日本の若者はほぼすべからくそうなのだからしかたがないといえばないし、若年層をマーケットにするなら否応なくそうなるのが常道である。しかし安室奈美恵やそのスタッフがアメリカンミュージックをよく消化して新しいものをつくり上げたかといえば残念ながらそうではない。極端ないい方をすれば、これまでの安室奈美恵はプロになる前にたどっておかなければならないプロセスの範疇にまだある。



これは日本のポップス志向の方々みなにいえることで桑田圭祐ですら同じだ。なかでもとくに桑田圭祐の場合には“ファンがやっている音楽”の色が強く滲み出ている。B'zはどういうわけか、というか体質なのであろう場末のスナックテイストがいい味を出す。



であるからして日本のポップスはいつまでもアメリカンミュージックのエピゴーネン(Epigonen)なのである。彼の地の彼のシーンでは二流、三流に見られてもいたしかたがない。最近になってようやくBABYMETALやONE OK ROCKの頑張りで地続きには見られるようになってきたけれども。



そして日本芸能界独特のプロダクションによる育成システム、素人の青田刈りがこの傾向をさらに強化している。なにをどう表現するかの前に、どうやって売り込み稼ぐか、が課題になる。金になれば素人同然でもかまわない。そうなればそら子どものほうが扱いやすいでんがな。あんた、こっちはそんな音楽の専門的な話されてもわからんし。オトナのミュージシャン、エンターテイナーが出てこないのはこんなところにも理由がある。



40歳になった安室奈美恵にはこの情況を打ち破って、いまだかつて誰も到達し得なかったアメリカンミュージックのさらに先にある独自の音楽がつくれるような気がしていたのである。しかもスタジアムクラスのスケールで。残念でならぬ。



安室奈美恵の元には、これから、たとえていえば“再デビュー”を唆すようなさまざまな打診が行われるであろう。しかしそのような銭の亡者のいうことに耳を貸してはいけない。もしも芸能界に戻ることがあるのなら、迷わずSMAPの元チーフマネージャー・飯島三智のところへいくべし。広大なアジアのマーケットが待っている。また飯島三智の元にいること自体が価値をもつようになる。



夢のあとは妄想で埋めるしかないのねん。やっぱし。(了)




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2017年9月20日水曜日

単体ではほぼ死に体なのに、まだボケっとしているフジテレビ。羨まし



貧すれば窮す。あらなにをいっているのかしらん、また失礼を。貧すれば鈍す。フジテレビが激しくドンしてしまったというお話である。しかも残念ながらやはり窮してしまってもいる。おかげでこちらは滑稽や憐みを通り越して脱力の域、脱力の鼻息である。さっそくネットニュースの当該記事をご覧いただこう。





◆『ナリナリドットコム』2017年9月19日配信
【小森純、久々TV出演で“ペニオク騒動”謝罪へ】

《タレントの小森純(31歳)が、9月20日に放送されるバラエティ番組「良かれと思って!」(フジテレビ系)に出演。数年ぶりのテレビ出演で“ペニオク騒動”を謝罪する。

小森は19日、自身のInstagramを更新し、番組出演を告知。「まことに恐縮ですが何年ぶりかに、TVでます。内容は見ていただけたら本当に嬉しいです」とファンに呼びかけた。

また、番組公式サイトでは、20日放送回について「小森純がペニオク騒動を涙で謝罪」と告知。そのほか「小森純が5年ぶり出演!板東英二が脱税疑惑を語る!カツラも外す!橋本マナミのコメントは薄っぺらい?サンシャイン池崎が直近年収を告白!遠野なぎこの暴言を注意」と予告している。

“ペニオク騒動”ことペニーオークション(※入札するたびに手数料が必要なオークション)詐欺は、架空会員の自動入札による価格つり上げが発覚した詐欺事件で、「ペニオクサイトを使ってお得に落札した」などの虚偽のブログ投稿で宣伝していた芸能人が複数いたことが発覚。小森もその一人で、当時猛烈なバッシングを受け大炎上、テレビから姿を消すきっかけとなったと言われている。》





ペニーオークション詐欺事件、これに誘導する芸能人によるスティルスマーケティング問題は、記事からも推察されるように5年もむかし、2012年の出来事であった。



「『ペニオクサイトをステマ投稿に関与していた芸能人は20人以上』とメディアで報道されたが、そのうち8人の芸能人が実名報道された。ペニオクサイトを紹介のため、落札していないのに『落札した』と嘘のブログ投稿に関与した芸能人は、そのことについて謝罪した。小森純の様に、この影響で一時的にブログを閉鎖する者もいた。ただし、菜々緒は『問題サイトの認識がないまま掲載したこと』については謝罪しつつも、『サイトを紹介しただけで、落札したとは書いてない』と主張し、『嘘の投稿をしていたわけではない』として、他の芸能人との違いを強調した」(Wikipedia)



“実名”報道された8人は、ほしのあき(40)、綾部祐二(39)、熊田曜子(35)、松金ようこ(35)、小森純(31)、東原亜希(34)、永井大(39)、菜々緒(28)である。おそらく『良かれと思って!』では小森純の名前しか出てこないであろうから、それではほかの方々のせっかくの芸能界ステマのチャンスがムダになってしまうのでご紹介しておく。



でもって小森純、2013年2月4日放送の『サンデージャポン』(TBS)で厳しく糾弾され、さらに2014年3月13日の『ダウンタウンDX』(読売テレビ)でもネタにされている(Wikipedia)。激しく糾弾される悪党扱いからネタへ。いちおう芸能界的にはここで一件落着という感じだったのであろう。



それをまたフジテレビがほじくり返す。ほじくり返しても金銀財宝など出てくるわけがない。金輪際ない。だいたいいったい誰が小森純に興味をもっているというのであろう? オスのラクダくらいのものであろう。



でもって小森純は実はヒトではありませんでした、くらいの驚愕のトピックがあれば別であるけれども、「“ペニオク騒動”を謝罪する」なのであるからそんな話題はまったく期待できない。なぜ小森純に目をつけたのであろう? ぺえのバーター? よくこんな腐臭漂う企画が実現されるものである。



さらに小森純がそうした自らの過去を扱った番組を「『内容は見ていただけたら本当に嬉しいです』とファンに呼びかけ」るというのも芸能人的すぐる。まあ芸能人的すぎるから“ペニオク騒動”なども起こすわけで、一昨日の昼間テレビに出ていたおっきいオバサン・IKKO(55)の「人の性根は治らない」というお言葉をありがたく思い出すのである。



掃き溜めには塵芥しか集まらない。小森純以外の企画はと見れば「板東英二が脱税疑惑を語る!カツラも外す!橋本マナミのコメントは薄っぺらい?サンシャイン池崎が直近年収を告白!遠野なぎこの暴言を注意」なのだそうだ。薄っぺらいのはこの企画のほうである。いや薄っぺらいというか測定不能のゼロに近い。



番宣写真を見ると、バカリズム(41)、劇団ひとり(40)、澤部佑(31)、カズレーザー(33)の4人がMCらしい。これでひな壇に座った小森純、板東英二(77)、橋本マナミ(33)、サンシャイン池崎(35)、遠野なぎこ(37)、そして中村昌也(31)と“熱愛中”の森咲智美(25)をイジるわけである。



平日(水曜日)夜10時台の1時間番組でコレ。安い!! 安い企画に安いMC、安いゲストに安いゲストの彼氏。どこまでいっても安さのぬかるみが続く。



テレビ東京と比較される、というよりも最近では「テレビ東京を見ならえ!!」と叱咤されることが多くなったフジテレビである。番組の外形的にはテレビ東京と遜色ない状態にまでなってきたけれども、まだ遠く及んでいないのは安いということへの自覚であろう。



まずはほんとうの自分たちはこうではない、という現実逃避があり、予算がないから、という自己弁護があり、だから適当にやっておこう、と番組のパクリさえ気にしない意識の低下がある。MCが4人もいるのはそれでも胸の奥でうずいてしまう見栄のなせるわざ。しかし3人まではわかるけれども4人は煩わしい。ほんとうに性根は治らない。



ちなみに4人掛かりでも太刀打ちできない明石家さんま(62)のMCはやっぱりスゴいなあ、と思われるかもしれないけれども、ピンでやれない芸人を何人集めてもほんとうのピン芸人には敵わないのよ。鉄クズをいくら集めても金やダイヤモンドにはならないのさ。



フジテレビ、ここまで堕ちるとは。本日9月20日(水)の夜10時、もしテレビを観ているとしたら、私は『良かれと思って!』ではなくテレビ東京の『じっくり聞いタロウ!』ゴールデン特番である。安さがしっくりして場末の居酒屋の風情がある。

(了)



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2017年9月19日火曜日

無闇に子どもの尻を叩きすぎると豊田真由子になりますよ、会見



「このハゲーーーーー!!」と絶叫し、「お前らは白痴か? 痴呆症かお前らは?」と罵倒し、そして実際に旦那もハゲているらしい(本人申告)豊田真由子(42)が、9月18日午後6時30分から地元の新座市内で記者会見を開いた。その録画を、ああ真由子のマユが……、とスナック菓子をポリポリしながら眺めたけれども、見終わった印象はかなり凄惨なものであった。



なにをしでかしたのか泣きじゃくりながら必死に親に謝っている幼児の顔面クローズアップを久しぶりに見た気分である。そして子どもを育てるということはたいへんなことなんだよなあ。むしろ子どもにあまり手を欠けてやれなかったむかしのほうがよかったのかもなあ、とポリポリ。袋を捨ててしまったのでスナック菓子の商品名がわからぬけれどもけっこううまい。



これから書こうとしているのは、つい照れてしまうくらいにベタなお話である。“ベタ”というのは典型的、絵に描いたような、という意味で、つまり照れてさせてしまうくらいベタな情況を抱えた豊田真由子はそうとう深刻である、ということである。なにをまわりくどい。



立ちっ放しで約2時間におよんだ会見をとことん要約したニュースがある。



◆『スポーツ報知』2017年9月18日配信
【豊田真由子議員「次の総選挙に出ませんと申し上げているわけではなく…」会見問答】





《 〈— 略 —〉



 ―元政策秘書への暴言はあった?



「全部聞かせていただいわけではないんですけど、報道されたものを聞いたりして、自分が言ったとは…。自分の音声だと思います。本当に申し訳ないという思いでいっぱいであります」 



 ―元秘書に手を挙げた?



「これがまさに刑事事件の捜査中でありまして、何が事実かと言うことについて、この場で申し上げることはできないと…。大変心苦しいんですけど。大変な暴行を働いて大けがをさせたことはありません」



 ―議員活動を続けるのか、辞職は考えないのか?



「厳しいご批判を受けており、辞めてしまった方が楽というお話もありました。楽な道を選ぶのではなく、必死で働いて、引き続き地域のため、国のため、世界のために働ける仕事をして、恥をさらして生きていくことが償いに、責任を取ることになると考えております」



 ―衆議院解散と言われてるが、次の選挙で出るのか



「正直、そこまで考えてないというか、3か月ぶりに地元に帰りまして、じゃあここから先にどうするかは、まだこれからです。例えば今日、集まって下さった後援会の方は普段の私の活動を知ってくれている方々で。『パニックになってしまった真由子とは違う』と思ってくれるんですが、一般の人は、裏表があると思ってしまっているのは事実だから、『これからどうやって説得していくか』、『時間がないよな』という人もおられました。『俺たちはずっと応援するから』ということを後援会の人に言って頂きましたが、私からは何も言っておりません」



 ―総選挙に出る意欲はあるのか



「次の総選挙に出ませんと申し上げているわけではなく、戸惑っているというのが正直なところです。議員を続けさせて頂けるのは、選挙で受からなければ議員を続けられませんので、必然として総選挙に出ないことには…」



 ―ここまで説明責任を逃れて出る資格があると思われますか



「資格のあるないというのは、どこでどういう判断になるかは…。心身が不調で医師に止められ、止められ、時間とか労力をぜひとも挽回したいというのが切なる思いです」》





自身が起こした暴言問題について、豊田真由子(42)は率直に「異常な言動をした」と認めている。「音声を聞くたびにぼう然として、どうしてこんなことを言ったのか。本当にどうかしているなと思いました」「あのときは10日くらいの間ですごくトラブルを抱えていた。ショックだったし、自分が作り上げた信頼を壊される恐怖で混乱状態になった。パニックで自分を失っていた」、である。その背景として婦人科系疾患と内科系疾患を抱えていたことも明らかにしている。



さらに、5年間いつも笑顔で頑張っていた豊田真由子と秘書に罵声を浴びせる豊田真由子とどちらがホントの豊田真由子なのかわからない、といわれるという話を数回繰り返していたし、また「夫もあの声はほんとうにお前なのか? 」といっていた、と語っている。



すなわち豊田真由子としては、あの暴言・罵詈雑言は、ふだんの自分からは逸脱した異常行動であった、と理解している、少なくともそう説明しているわけである。私であって私じゃないの、である。そしてその異常な自分をスッパリ切り捨てることで現在の自分の妥当性を保とうとする。



これはこれはたいへん危なかしい。異常な自分も、のちにそのことを激しく悔やむ自分も間違いなく自分なのであって、その矛盾を引き受けられなければ再び同じ過ちを犯す危険をいつまでも克服できない。どこかの虐殺者のように「自分たちがやったこととは信じられない」とかなんとか、自分の“悪”に目をつぶっていてはなにも変わらない。



いうまでもなく選挙には出る気満々、やる気満々である。政治に復帰する理由については、記事にもあるようにラクな道に逃げるのではなく厳しい道を選び、恥を晒して生きていくことが償いになると思い、そうして地域・国・世界のお役に立ちたいからだそうである。



お言葉ながら“厳しい道”と“恥を晒す”の2つはワタクシゴトで、有権者に直接関係するのは最後の「地域・国・世界のお役に立ちたい」だけである。申しわけないけれども不肖私もコソコソと自室でパソコンに向い、いくばくかの金を稼ぎささやかな消費もして、地域・国・世界のお役に立っているつもりである。同時に環境負荷の一部も担いつつ。



しかしどうも政治家・豊田真由子の核には、この漠然とした「地域・国・世界のお役に立ちたい」しかないらしい。それはそれでむろん間違いではないし立派なことである。But!! そんなことはどこのどの政治家もいうのである。政治家・豊田真奈美おっとまた間違いた(by荒木経惟)真由子のその姿はピントが盛大にボケている。



異常な私は私であって私じゃない、活動目的がいまいちはっきりしないのになにがなんでも国政に携わりたい……、どうしてこんなことになっているのであろう? その答えがベタなのである。



記者会見が後半に差しかかったとき、ご本人が5年間の政治活動を振り返るなかで、自分を偉いとも秀でているとも思っていないという話から、「私は自己肯定感がメチャクチャ低い」「スゴーく頑張らなければいる資格がない」と語っていた。



こういう人はいる。すなわち、ありのままの自分など取るに足らない存在で、他人から評価されるなにかを得てはじめて存在価値があると考えている、という人だ。このとき豊田真由子、目をウルウルさせていた。



バカだなあ、そんなこと、誰からどんなふうに見られたっていいじゃん、自分で好きなようにやってれば、私なんか坂につまづいて転んで犬に踏まれた男だよん、というふうにいい加減には絶対になれないし、いわれてみれば少し変態かもしれん、と自分のネジが曲っていることを認めることも絶対にできない。



ああ、そうか。そうなんだよなあ。私は逆に自己肯定感がメチャクチャ高いんだよなあ。バカなのかもしれないなあ。



で、豊田真由美はつねに絶対的に勝ち続けなければならないのである。スゴーくスゴーく頑張って東大法学部から国家公務員になったのもそれだし、しかしそれは厚生労働省であり、さらにそこの次官コースからもどうやら外れたと知ったときに、めざすべきは政治家、政治家への転身、となったのもそれであろう。



“メチャクチャ低い自己肯定感”は「スゴーく頑張らなければいる資格がない」という強烈なオブセッションとして豊田真由子の人生を支配している。政治家は選挙に落ちればただの人、と簡単にいうけれども、豊田真由子にとってはそれは掛け値なく死と同等以上の恐怖であろう。



であるから、この記者会見のなかでも「たとえ難しくてもその次、その次、と……」と落選しても決して撤退しない意向を見せていた。撤退しなければ何回落選しても負けたことにはならないのだし。辛いことじゃのう。



ではその“メチャクチャ低い自己肯定感”はどこからきたかというと、成長の過程で植え付けられたのである。否定されることが多かった、褒められたり認められたりする機会が少なかった、自分で選択する機会が少なかった、ネグレクトされていた、はずである。



つまり豊田真由子の場合はいつもいつも一貫して全力でよい成績を取ることを求められ、しかしいくら頑張って成果を挙げても、挙げても挙げても挙げても誉められることはなかったのだ、と私は思う。



2014年4月、現職の国会議員と配偶者のみが招待される東京・赤坂御苑での園遊会に豊田真由子が母親をともなって現れ、入場を制止する宮内庁職員らと大ゲンカのすえ強引に受付を突破したという出来事、いやもはや事件があった。それほどの暴挙である。しかしここでなんとかして母親に認めてもらいたかった豊田真由子の心情を察するに痛々しく、それはそのまま今回の記者会見の凄惨さにつながる。



つねに絶対的に勝ち続けなければならない豊田真由子の凄惨な姿は会見の冒頭と最後に象徴的に現れた。冒頭、約40分間の挨拶と会見の趣旨説明のなかで、豊田真由子は4回、深々とアタマを下げている。



1回目はお騒がせご迷惑をおかけした皆さまに対して、2回目は元秘書とその家族に対して、3回目は支援者・国民に対して、そして4回目は全体のおさらいとして、である。ごていねいなことである。



深々とした礼のあとに上げた豊田真由子の顔は、恥辱と苦痛に満ちて激しく歪んでいた。なにを叱られているのかは理解していない、むしろなにも悪いことはしていないと思うのだけれども謝らなければ許してもらえないので号泣しながらも謝っている幼児の顔である。負けは許されないのに。



その後、まるで一面の小さな掻き傷にカットバンをペタペタ貼っていくような報道陣との退屈な問答が続き、とうぜん一歩も引かぬ——だから逆に反感を買ってしまう、やりとりをしてペースを握った真由子はいささかご機嫌になった。マユも少しピクピクするようになっていたのである。



ところが最後の質問者、『週刊新潮』の記者が、元秘書への暴言について最初に否定したのはウソをついていたことになるけれども……、と語りかけた途端、豊田真由子は文字通りその言葉に被せて猛烈な勢いで反論をはじめたのである。しかも、この礼儀を失した応答のしかたはほかの場面にはなく、さらに2度3度と繰り返されたのである。



つねに絶対的に勝ち続けなければならない豊田真由子は、ここでまた「異常」な自分を露呈してしまった。そうなってしまうわけもわかるしたいへんだなあ、とも思う。しかしこれでは国政には向かない。ただひたすら負けず嫌いをバネにして馬車馬のように働けばよいというのは官僚の世界のお話である。



しかもそのうえご本人はどんどん登り詰めていかざるを得ないオブセッションを背負っているのであるから、末は大臣、総理大臣、などという夢も思い描かないとも限らない。そうでなくても国の舵を取るの重責だ。簡単に「異常」な自分になってしまう人にそれはムリ。いまのうちに諦めたほうがいい。国民が迷惑するし。



豊田真由子には自分の心と向き合って生きるのがいちばんの道だと思う。静かに人間としての成熟をめざしたまえ。



この、根拠なく遥かに高い自己肯定感も少しなんとかならぬかのう。

(了)




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2017年9月18日月曜日

エリート社員であるはずの女子アナにゴシップが求められている!!



“女子アナ”、女性アナウンサーではなく“女子アナ”である。対義語になるべき“男子アナ”という呼称はいまのところまだ確立されていない。先回りして挙げればTBSの国山ハセン(26)あたりが有力候補であろうか。ともあれ、いまのところこの国には女性アナウンサー、男性アナウンサーと“女子アナ”がいるわけである。



その“女子アナ”の微妙なあり方をよく示しているニュースがあった。





◆『Smart FLASH』2017年9月17日配信
【『ユアタイム』の竹内友佳アナ「エリート会社員」とデート】

《 繁華街を歩く一組の男女。男性が肩に手を回すと、嬉しそうに顔を見上げるこの女性、フジテレビの竹内友佳アナ(29)ではないか。

「早大在学中にミスキャンパスに選ばれ、2011年にフジへ入社。活躍を期待されたが、同期の三田友梨佳に水をあけられ、焦っていた」(フジ関係者)

最近は『ユアタイム』出演で人気上昇中。貴重な休日の「ユカタイム」を独占する男が羨ましい……。

「彼氏は航空関係に勤めるエリート会社員で、バスケが好きなスポーツマン」(知人)

少女漫画さながら、さわやかにイチャつく2人の様子は、見ているこっちがちょっと照れる。三十路を前にゴールを狙う!》





彼氏が「バスケが好きなスポーツマン」なだけに「三十路を前にゴールを狙う!」のか。そうかそうか。だがしかし、細かく粘着質で底意地の悪い私としてはタイトルにある「エリート会社員」のほうが気になるのである。



彼氏が「エリート会社員」である竹内友佳もまた「エリート会社員」ではないか? そうでしょ? 準公人? ふうん。それなら、アナウンサーが盗撮などで捕まったときに「プライバシーに関わることなので」と局のほうで名前を伏せることがあるけれども、あれはなに?



竹内友佳が「エリート会社員」であるならこれは会社員同士のふつうのお付き合いであって、とりたててニュースになる性質のものではない。逆にプライバシーの侵害である。



しかし竹内友佳は“女子アナ”である。タレントではない“女子アナ”であるけれどもタレント同様プライバシーはない。「貴重な休日の『ユカタイム』」などと書かれてオンオフの切り替えもない。準公人そのものである。であるからこの記事もタイトルのどこかに“女子アナ”が入っていれば違和感はなかったのであろう。



竹内友佳が出演している『ユアタイム』はこの9月いっぱいで終了し、10月からは「エリート会社員」の椿原慶子(31)がMCを担当する新しい報道番組がはじまる。これまで『ユアタイム』のMCを担当していたタレント・市川紗椰(30)はお疲れさま!!



MCがタレントから「エリート会社員」アナに替わったのは主にコストカットの要請があるからだ。業績不振が続くフジテレビでは目下のところコストカットが至上命令であり、そのために報道番組や情報番組での「エリート会社員」アナ起用が続く。食レポなども「エリート会社員」アナばかりという事態になるかもしれない。そう。そのあおりで小倉智昭(70)なんかも消えてくれるとうれしいのであるけれども、ねえ。



しかし、そうなるととうぜん、なんとなく番組に華がない、話題性に乏しいという事態が起こり得る。そしてマスコミに取り上げられる機会が減れば肝心の番組の視聴率もはかばかしくはいかなくなる。



そういうことも含め、いままではタレントの持ち場だったところを「エリート会社員」アナが担うわけである。つまりこれからはタレント並のゴシップや派手な立ち回りも、誰もが知らず知らずのうち「エリート会社員」アナに求めるようになる。戦略的にではなく視聴率を追っていけば自然にそうなる。派手な“女子アナ”に人気が集中するという傾向にもさらに拍車がかかる。



ああ、はいはい。わかりました!! 山崎夕貴(29)とおばたのお兄さん(29)の“熱愛”もこの文脈で読まなければならないのねん。 山崎夕貴の天然の非モテが遠因ではなくて。



というわけで椿原慶子も今後急速に準公人・“女子アナ”化していく。いまとなってはどうしても地味なフリーアナウンサー、加藤綾子(32)や田中みな実(30)はさらにピンチに追い込まれるであろう。少なくともコストカットに邁進するフジテレビからのお呼びは期待できない。じゃあこれで、のあざとい『anan』表紙ヌードもムダな抵抗。



竹内友佳には2年前、中居正広(45)との、まだ存命中の父親に紹介までされた“熱愛”という大ネタがある。バスケ好きな「エリート会社員」の彼氏には申しわけないけれども、ここを売る根性があれば、むかしの彼氏(金子侑司・埼玉西武ライオンズ)と元サヤなどという穏便なゴシップで生きながらえてきた三田友梨佳(30)など一蹴できるであろう。



そのときには、バスケ好きな「エリート会社員」が2年前の中居正広と同様二股をかけていたのがバレた、というのが最高の展開っす。ヒマっす。しかしこれからの“女子アナ”は間違いなくこの道をすすむのである。

(了)




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2017年9月17日日曜日

対立するメリー喜多川と飯島三智の共通点とミステリー



断片的なニュースを組み合わせたりバラしたり、いろいろしていると、ことさらにドラマチックな物語を空想しはじめたりする。もちろんその場の思いつきなのでたいていはすぐに忘れてしまうけれども、しかしなぜかしつこく憶えていてあとでよくよく調べてみるとまんざらマト外れでもなかった、ということもある。



今回のコレはそうとうイケそうな気がするのである。しかしいまは詳しく調べるパワーがない。とうぶんない。それで忘れてしまわないように書いておこうと思う。



そのロクでもない空想とは、ジャニーズ事務所副社長・メリー喜多川(90)と、一方そのメリー喜多川によってジャニーズ事務所を追われたSMAPの元チーフマネージャー・飯島三智(58)の宿命的な因縁、である。



ひとりよがりの空想物語ばかりお読みいただいていも申しわけないので、いくつかの新しいトピックスを含んだ以下の記事の抜粋からご覧いただきたい。





◆『tocana』2017年9月12日配信
【元SMAP3人のバックに「戦後最大のフィクサー」! …にもかかわらず強すぎるメリー喜多川氏の反応がヤバイ】

《 〈— 略 —〉

退所した3人は当面フリーで活動していくが、早ければ10月にも「SMAP育ての親」と言われる飯島三智氏が受け皿として設立した新会社に合流するとみられる。テレビ関係者の話。

「芸能プロダクションのような形態ではなく、コンテンツビジネスを行う会社のようだ。営業部員を雇い、テレビ局に3人を売り込むのではなく、オファーがあれば、その内容を吟味して応じるかどうか決める“受身”なスタイル。すでに3人には仕事の窓口となる弁護士が付いている」

やはり芸能界を牛耳るジャニーズ事務所の影響力は強く「下手に出しゃばれば潰される」と考えているようだ。

そんななか、9日発行の「スポーツニッポン」が、解散によって白紙に戻った2020年東京パラリンピック公式応援サポーターの再就任情報を報じた。同紙によれば、キーマンはフジテレビの元敏腕プロデューサー・笹川正平氏。同氏の祖父は「戦後最大のフィクサー」と呼ばれる故笹川良一氏で、父親は総資産約3000億円とされる「日本財団」会長の笹川陽平氏。「超」の名門一族に生まれた四男の正平氏が、SMAPメンバーのパラサポ再就任にプッシュしているというが…。

「笹川正平氏はテレビマン時代にフジの『SMAP×SMAP』を担当し、その縁で飯島氏をバックアップしている。ジャニーズ事務所も退所組のバックに天下の笹川一族がいれば慎重になると思われたのですが、メリー喜多川氏は『そんなの関係ないわよ』と全く意に介していません」

そればかりか「SMAPを潰した女」という汚名を着せられ、いまもファンから集中砲火を受ける現状にメリー氏が激怒。スポーツ紙記者によると「飯島さんが頭を下げない限り、退所組のことは“認めない”というスタンスのようです。どの口が言っているんだ!と思うかもしれませんが、大戦の戦火をくぐり抜けてきたメリー氏にその理論は通じない。もはや事務所を去った3人、もっと言えばSMAP自体にも興味はありません。2020年のパラサポでSMAP再結集なんて夢のまた夢ですよ」と話す。

飯島氏とメリー氏が和解しない限り、メンバー5人が集うことはなさそうだ。》





えっと、事務所を退所した元SMAP3人の仕事の窓口は弁護士、なのだそうだ。なぜに弁護士? 退所するにあたって事務所側となんらかのしち面倒くさい約束でもしたのであろうか? それとも著作権、肖像権がらみの案件が舞い込んだ場合の対応のためであろうか? いずれにしてもずいぶん固いガードである。ピリピリするものを感じる。



その3人の受け皿になるであろうと目されている飯島三智(59)の新事務所の社長はまだ決まっていない。ジャニーズ事務所を去るときに「今後、芸能界に戻ることはない」という言質を残しているので飯島三智が表に出るわけにはいかないのだ。



事務所の顔になり、また後ろ盾にもなってくれる人物をもう1年以上もかけて探してきたのであるけれども、田辺エージェンシーの田邊昭知(78)、“大手音楽出版会社の元役員であるY氏”、と、いずれも土壇場で断られ続けてきた。そこに最近になって現れたのが元フジテレビプロデューサー・笹川正平(37)である。



しかし笹川正平について書かれたこの記事には重要な事実が抜けている。それは笹川正平の父親・陽平が会長を務める「日本財団」がパラリンピックサポートセンター(正式名称:公益財団法人日本財団パラリンピックサポートセンター)の設立を支援し、またこのセンターを通して2020年の東京パラリンピックに向けてさまざまな活動を展開している、ということである。



したがって笹川正平が飯島三智の事務所に正式に籍を置くことになれば、SMAPの元メンバーたちと東京パラリンピックとは、やがて一直線の太いパイプで結ばれることになる。



いわゆるパラスポーツは未開拓の巨大市場でもある。もしかするとこの場面での笹川正平の登場は東京パラリンピックへのSMAPの担ぎ出し・再結成、そしてパラスポーツ界でのイニシアティブの掌握という日本財団側の目論見を担ってのもの、という気さえしないでもない。少なくとも「夢のまた夢」、の話ではない。



さて、私のロクでもない空想に弾みをつけたのは、「ジャニーズ事務所も退所組のバックに天下の笹川一族がいれば慎重になると思われたのですが、メリー喜多川氏は『そんなの関係ないわよ』と全く意に介していません」という部分である。



まったく意に介していないはずはないけれども、もしほんとうに「そんなの関係ないわよ」と語ったのであれば、その“そんなの”扱いはいったいどこから出てきたのであろう? ということになる。ただのハッタリであろうか?



いやそれは、かつてメリー喜多川(90)、ジャニー喜多川(85)の喜多川姉弟も“戦後最大のフィクサー”に可愛がられていたことがあったからだ。“戦後最大のフィクサー”が2人もいては都合が悪い。ここではっきりさせておくと、笹川正平、父・陽平、そして祖父・良一を枢軸とする笹川一族、つまり端的にいえば笹川良一には敵わないかもしれないけれども、喜多川姉弟が世話になった大谷貴義(享年85)もかなりの大物だったということである。



便利なWikipediaからプロフィールを抜粋しよう。少々長くなるけれどもおもしろいので、ぜひ。





《 大谷貴義は、和歌山県出身の実業家。日美創業者。

宝石卸を本業として「日本の宝石王」と呼ばれる一方、政財官界やアンダーグラウンドの世界に隠然たる力をもち、児玉誉士夫らと並ぶ「戦後最大級のフィクサー」と称された。特に、元首相の福田赳夫とのつながりが強く、「福田の影に大谷あり」と言われた。公の場にはあまり姿を現さず、代々木上原に1,000坪の豪邸を構え、十数人の使用人に囲まれて過ごしたため、謎のフィクサーとも呼ばれた。

大谷が保有していた肩書きは、主なものだけでも「裏千家最高顧問」「そごう最高顧問」「松下電器産業特別客員」「産経新聞社顧問」「毎日新聞社筆頭社友」「大阪産業大学名誉総長」などがある。また、マスコミからは、「最後のフィクサー」「闇の帝王」「日本の宝石王」「代々木の怪富豪」「日本の政財界の裏側で最も気になる人物」などと呼ばれた

義理の従弟である正示啓次郎(旧大蔵省官僚で元経済企画庁長官)を通じて、福田赳夫を筆頭とする多くの大蔵官僚や政治家と知り合う。その人脈を活かして宝石商としての地位を不動のものとし、日本宝石クラブの会長職に就任。

また、作家の吉川英治のすすめにより、長女の享子(1957年度ミス・ユニバース日本代表)が、裏千家14世千宗室の三男・巳津彦と結婚。媒酌人は、吉川夫妻と福田夫妻が勤めた。この婚姻を機に、巳津彦の母方の親戚である旧三和銀行元会長の渡辺忠雄や、裏千家と懇意であった松下幸之助と親交を深めた。なお、裏千家16世千宗室が容子内親王を夫人として迎えたため、三笠宮家とも遠縁となった。

さらに、元首相の田中角栄や、国際興業創業者の小佐野賢治、そごう元会長の水島廣雄らと懇意にするのみならず、戦後最大のフィクサー児玉誉士夫、山口組3代目組長田岡一雄、東声会(現・東亜会)会長町井久之ら、アンダーグラウンドの世界にも顔が利いた。許永中は若い頃に大谷のボディーガード兼運転手をしながら、フィクサー業の修行をした。後に、「大谷先生の下で働き、大人の恐ろしい世界を知った」と述べている。

上述の肩書きの多くは、政財官界やアンダーグラウンドの世界に対する大谷の絶大な影響力を頼み、経営危機からの脱出、暴力団や総会屋からの防衛等を望んだ企業側が提供したものである。

ジャニーズ事務所の社長・副社長であるジャニー喜多川・メリー喜多川姉弟が終戦前に帰国した際、大谷の元に身を寄せ面倒を見てもらっていた。

大谷が死去した際、葬儀委員長は福田赳夫が務めた 》





ジャニー喜多川・メリー喜多川は1933年に父母とともにアメリカから帰国すると、いったん大阪に定着している。ジャニーとメリーが和歌山市の有力者、大谷貴義というか大谷家の庇護のもとに南紀勝浦温泉に疎開したのは1942年である。このときメリー16歳、ジャニー11歳。



喜多川家と大谷家の縁は、おそらくジャニーとメリーの父・喜多川諦道が和歌山県高野山の導師であったことからだと思われる。その諦道が真言密教の布教のためにロサンゼルスに渡ったのにも大谷家の援助があったと推察され、そして彼の地でメリーとジャニーが誕生したわけである。



メリー喜多川がジャニーズ事務所の初期、コンサート会場の近くで商売をするダフ屋やもぐりのプロマイド売りなどと臆せず渡り合えたのは大谷貴義の威光があったからにほかならない。そしてそんなメリー喜多川にしてみれば、笹川良一の孫といわれても“そんなの”であっておかしくない。



メリー喜多川と飯島三智を対立する2項として眺めてきた私には、ともに“フィクサー”と呼ばれる右翼的人物・一族と深いかかわりをもつこと、もっていたことになにか因縁めいたものを感じるのである。



この対立する2項は、実際の子供の有無はまた別にして、きわめて強い母性があるという点で共通している。メリー喜多川の母性は一人娘、藤島ジュリー景子(51)にジャニーズ事務所をより万全なカタチで継承させることに注がれ、飯島三智の母性は香取慎吾をはじめとするSMAP元メンバーの将来に注がれている。なかなかドラマチックではないか。



さらにもうひとりメリー喜多川と飯島三智との因縁に関わり、さらにナゾを投げかける人物がいる。音楽プロデューサーの酒井政利(81)だ。デヴィ・スカルノ(77)とのパラサイト論争というか罵りあいの大喧嘩で有名になったやさしい物腰の、生涯独身のおじさまである。



このおじさまはジャニーズ事務所黎明期から事務所と関係が深く、その推薦を得て、大学を卒業したばかりの飯島三智がジャニーズ事務所に入社したという経緯がある(Wikipedia)。で、酒井政利の出身地もまた和歌山県なのである。



ジャニーズ事務所と酒井政利の関係は日本コロムビアなどでのレコードプロデューサーの仕事を通して築かれたものと考えるのが常識的であるけれども、もしかすると高校卒業まで住んでいた和歌山でのいきさつがあるのかもしれない。16歳のメリーと11歳のジャニーが南紀勝浦温泉に疎開したとき、酒井政利は7歳であった。



メリーとジャニーはジャニーが旧制中学を卒業し、再び2人で渡米する1947年までは和歌山にいたはずであるから、酒井政利とは本人が12歳になる時点まで知り合う可能性はあったはずである。もし接点があったとすればお互いの記憶は鮮明なはずだ。



うむ。さらに遡れば酒井政利の母親は幼い政利を連れて酒井家に後妻として嫁いでいる。酒井政利のほんとうの父親は不明である。母親は帝銀事件で死刑判決を受けた平沢貞通(享年95)の京都時代にその絵のモデルをしていたことがあって、酒井政利の父親は平沢貞通ではないか、という報道がなされたこともあった。



平沢貞通は1948年8月21日に小樽の実家で逮捕されている。“京都時代”がいつのことなのかはっきりしないけれども、少なくとも実子か? と週刊誌上に取り上げられた酒井政利が生まれた1935年11月17日より1年ほど前は平沢貞通も酒井政利の母親も京都にいたことになる。ここのツジツマが合わなければ週刊誌も記事にはしない。



メリーとジャニーの父親、喜多川諦道の妻・栄子は1934年に京都で亡くなっている。喜多川諦道という人は天衣無縫の破滅型で、自ら「やくざ」とか「遊び人」と称する異色の職業僧侶であった。大阪でおそらく1960年代後半から1970年代中ごろまでに亡くなっているけれども、そのときにはメリーやジャニーすら姿を見せなかったといわれている。



なにをいいたいかといえば、酒井政利の父親が実は喜多川諦道であった可能性もないわけではない、ということである。酒井政利もジャニー喜多川もやさしい物腰が印象的であり、さらに喜多川諦道は8歳で大分県から和歌山県高野山に出家してきた“お稚児”であった。



転じて飯島三智と酒井政利がどのようにして面識をもったのかはわからない。飯島三智に関する情報が一般人ということで極端に少ないからだ。酒井政利と同じ立教大学の出身だから、とか、父親がレコード会社の音楽プロデューサーであったから、という説があるらしいけれども、ともにいまいち説得力がない。



大学の同窓生といっても22歳もの年齢差があるし、父親がレコード会社のプロデューサーならわざわざその父と同じ職業の酒井政利を煩わせなくてもいいような気がする。



大谷貴義、喜多川諦道、メリー喜多川、ジャニー喜多川、酒井政利。この和歌山コネクションに飯島三智がからんだのは、ただ偶然にジャニーズ事務所に入社したということだけなのであろうか? なにかありそうな気がする。続きはいずれ新しい手がかりを得たときに、また。

(了)





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2017年9月16日土曜日

小林よしのりって、山尾志桜里に捧げてるね



国際NGO「国境なき記者団」が発表した2017年の「報道の自由度ランキング」で、日本は対象180の国・地域のうち72位(前年同)であった。先進主要国7ヵ国中ではもちろん最下位だ。前後、71位にはハンガリー、73位には香港がつけている。ほぼ国家的な言論統制が行われているレベルである。



ちなみに1位から4位まではノルウェー、スウェーデン、フィンランド、デンマーク、北欧4ヵ国が占めている。つね日頃エクストリームな犯罪ニュースが連続花火で恥さらしなインドはそれでも136位。その陰に隠れてもっともっとワケのわからない暴挙がさかんに行われているのであろう。



日本が72位に甘んじているのは、まずベースとして皇室タブーが厳然として存在していること、これに近年は安倍晋三政権のメディア敵視の姿勢、圧力が加わっている。対するメディア側はこれに反発するどころか自己検閲と忖度、さらには供応までしてお応えしてしまっているのである。にっちもさっちもどうにもブルドッグ(byフォーリーブス)である。





◆『週刊文春』2017年9月14日号
【山尾志桜里(43)
イケメン弁護士(9歳下)と「お泊まり禁断愛」】

◆『週刊文春』2017年9月21日号
【前原誠司民進党代表 北朝鮮美女のハニートラップ<疑惑>】

『週刊文春』が民進党を狙い撃ちしているらしい。政治家の不倫スキャンダルといえば路チューの中川郁子(58)から“重婚”ハワイウエディングの中川俊直(47)、一線は越えずに一戦を交える今井絵里子(33)と橋本健(37)などを血祭りに上げた『週刊新潮』が独走していた。



そんなところに“やっぱり文春砲はスゴいわ”、と唸らしめたのが山尾志桜里(43)のダブル不倫報道であった。なにがスゴいって、とくに山尾志桜里への路上直撃インタビュー映像である。たまらん。



これは9月3日の朝、つまり山尾志桜里が民進党幹事長に内定した2日の夜のふたりきりの祝宴あけの朝に撮られたものである。画面からムンと伝わる、ばっかり感のホッカホカ感につい、いやん!! と呟いてしまうほどの良品であった。R18、いやR30くらいには指定していただきたい危険物でもある。



山尾志桜里をハイスペックツンデレ痴熟女として世に送り出した『週刊文春』の功績は計り知れぬほど大きい。この映像によって“痴熟女”なるものが虚構のアダルトビデオやぼっちの妄想の世界からついに現実世界に降臨したのである。嗜好おっと間違いた(by荒木経惟)、思考は現実化する(byナポレオン・ヒル)、たまにはいいことをいうではないか。



しかしながら前原誠司代表のハニートラップ〈疑惑〉の記事のほうはかなりいかがわしい。観光地・妙香山を訪問した際の写真が掲載されているけれども、撮影時期は1999年6月3日である。なにをいまさら。



「親密に身体を寄せ合い、カメラに向かって微笑む当時37歳の前原氏と、北朝鮮美女の姿が写っている。中には、前原氏が女性の頬に後ろから手をまわして顔を引き寄せたり、身体を密着させて後ろから女性に下半身を押し付け、ジャレ合っているシーンもある」

本文にはこう書かれているけれども、そう見ようとすれば見えないこともない、という程度の写真である。しかもほんとうにハニートラップであるのなら、双方とも、観光地の白昼の屋外でそうした証拠となる写真を撮らせるはずがない。



『日刊サイゾー』(2017年9月15日配信)【文春の民進党・前原誠司“ハニートラップ疑惑”はガセだった!?  北朝鮮マニアから「そんなの普通だろ!」の総ツッコミ】には、このニュースに異議アリな北朝鮮訪問経験者の声がいくつも紹介されている。



「毎年のように訪朝している朝鮮籍ビジネスマンの男性は『さすがに立ちバックのポーズまではなかったけど、記念写真をする時、男女はくっつくものだよ』と証言する。

『黙っていても接待員の女性が腕を組んでくる。男性は女性の腰に手を回すよう、周囲の人に促されることもある』(同)」



こうなってしまうとこれは逆に『週刊文春』と自民党の「禁断愛」の疑いのほうが濃くなる。安倍晋三、支持率が下がっているタイミングで民進党に息を吹き返されてはたまらん!! と考えたのであろう。そしてその思惑はみごとに奏功したのである。



でもって、山尾志桜里にはまだまだ追撃の手が弛む気配はない。9月21日号では【山尾志桜里「禁断愛」の証拠とイケメン弁護士「婚約不履行」事件】とやっているし、『女性セブン』(9月28日号)もちゃっかり【山尾志桜里議員(43)・蓮舫議員(49)「三角関係」の火花】と乗っかってきた。



そういえば、応援するなら放っておいてやればいいものを小林よしのり(64)が「文春を叩き潰す」とかなんとかワケのわからぬセリフで息巻いているらしい。ふつうに考えて小林よしのりが『週刊文春』を叩き潰せるわけもなく、おそらくはわが身をもって文春砲ならびに世間の嘲笑を引き受けようという陽動作戦のつもりであろう。



健気である。どうしてこんなに健気なのかわからないくらい健気である。しかし、いくらひとり犠牲的精神を発揮して吹き上っていただいても、ひたすら状況の鎮静を待つ身としてはありがた迷惑なだけではないのか? そもそもだれも小林よしのりに興味などないのである。興味があるのは、ハイスペックツンデレ美熟女としての山尾志桜里なのである。



であるから、小林よしのりがどうしても注目を集めたいのなら『週刊文春』編集部に殴り込みをかけるか他人のふりをして自分の全裸パンツかぶり写真を送りつけるかくらいのことをしていただかないとムリであろう。ぜひ頑張っていただきたい。いや頑張らないでいただきたい。

(了)




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2017年9月15日金曜日

「神国日本」の夢は遙かむかし。神社本庁もどうなることやら



今後30年以内に80%以上の確率で震度6超の大地震が起こる、といわれても、核攻撃で沈めてやる!! とプロレス技(Atomic Bombs Away=原爆落し!!)みたいな文句で脅されても、ただなんとなくぼんやり平然としている。未来を諦めてしまっているからであろうか?



そんなことはないのよ。いい古されて陳腐だけれども、明日もまた今日と同じ一日がやってくるに違いない、と日常に安住しているだけなのよ。で、このふてぶてしさ厚かましさを支えているものはなんだろう? と考えると、結局、70年にわたる戦後レジーム、中抜けはあれど60年間の自民党政治だったりする。大きく歴史を一貫するものとして天皇制もある。



戦前回帰、国民軽視、資本の走狗、日本死ね!! とさんざんにコキ下ろしつつ、同時に心の奥にはなにを壊してもこの国は絶対に沈まないだろうという信仰に似た思い込みがある。違いまっか?



隣国・中国や北朝鮮の脅威が増しても、次の神風はどんなっかなー、と夢想に耽る。経済がいいだけ凹んでも、もうすぐ半島で動乱 → 神武景気パートツーだべ、とたなぼた待ちの神頼み。どうしても神風、どうしても神国日本なのである。



しかしながらそのようにして神に頼り切り惰眠を貪っているあいだに、驚くなかれ肝心の日本の神々は着々と佇まいを変えていたのである。





◆『NEWSポストセブン』2017年9月6日配信
【神社本庁から有力神社が続々離脱、改憲賛同署名集まらぬ状況】

◆『文春オンライン』2017年9月13日配信
【神社本庁で内紛 内部告発の部長を懲戒解雇】

『NEWSポストセブン』の記事によると東京・富岡八幡宮はすでに神社本庁からの離脱を正式表明。八幡宮の総本社、大分・宇佐神宮でも離脱の動きがあるらしい。



「神社本庁からの離脱の動きは年々加速している。2005年からの10年間で214もの神社が離脱し、中には石川県の気多大社(2005年)、京都府の梨木神社(2013年)などの有力神社も含まれる」なのである。(本文より)



神社本庁が統括している全国の神社は約8万といわれているからそのうちの200や300、と思いがちであるけれども、約8万の多くは神主が副業で生計を立てているような零細神社である。記事にあるような有力神社の離脱が続けば、神社本庁は一気にパワーダウンしてしまう。



神社本庁がパワーダウンするとなにがどうなるのか、というお話の前に神道の基本について押さえておこう。といってもWikipediaからコピペするだけ。



「神道(しんとう)は、日本の宗教。山や川などの自然や自然現象、また神話に残る祖霊たる神、怨念を残して死んだ者などを敬い、それらに八百万の神を見いだす多神教。自然と神とは一体的に認識され、神と人間とを取り結ぶ具体的作法が祭祀であり、その祭祀を行う場所が神社であり、聖域とされた」



「八百万の神」は“やおよろずのかみ”と読む。山川や草木ばかりではなく古い道具などに宿ることもある。どんなものにも神が宿っているので、日ごろから万物に感謝し、ムダにしたり乱暴に扱ったりしてはいけないという、まことに穏やかで平和的な宗教である。本来は。



神道の信仰にはいろいろなカタチがある。神社をもたないものもあるけれども、「神社を中心に、氏子・崇敬者などによる組織によっておこなわれる祭祀儀礼をその中心とする信仰形態」(Wikipedia)が神社神道であり、その最大のものが包括宗教法人・神社本庁である。



神社本庁の総信者数は7700万人を超える。ことになっている(「宗教年鑑」平成28年版・文化庁)。日本最大の宗教法人である。これでも10年ほど前までは信者数1億数百万人といっていたのであるから、ずいぶん控えめになったものだ。



すでにご承知の通り、神社本庁は戦前・戦中の国家神道の流れを汲んでいる。国家の支援を受けて神国日本、万世一系、臣民は天皇の赤子などというファンタジーを流布し、海外出兵の精神的バックボーンとなってきた。



私の実家も神道である。どこの氏子でもなく身内に不幸があったときくらいにしか実際の縁はないけれども、たぶん信者世帯にはカウントされているのである。私にとって神道がもっとも役立つのは、宗教への勧誘を受けたときで、「神道なので」とひとこというと、どういうわけかおみなさま踵を返して去っていかれる。



では神社本庁が寂れていくと世のなか的にどうなるのかというと、『NEWSポストセブン』は以下のように書いている。



「神社本庁の求心力が低下すると、影響を受けるのが安倍政権の進める改憲の動きだ。神社本庁はかねて憲法改正を推進しており、2016年には改憲を目指す団体とともに全国の傘下神社の境内で約700万もの改憲賛成の署名を集めた。

『神社本庁の政治団体、神道政治連盟の国会議員懇談会現会長は安倍首相。首相にとって神社本庁は改憲への動きを草の根で広げる重要な支持基盤なんです。ところが、氏子や参拝者が多く金銭的に余裕のある神社ほど、神社本庁の管理から離れようとする傾向が出てきた。このまま有力神社の離脱が相次げば、安倍首相の改憲を後押しするパワーも弱まってしまう』(専門紙記者)」



『文春オンライン』のほうはこうだ。

「神社本庁は、神道政治連盟(神政連)を実動部隊として『日本会議』『美しい日本の憲法をつくる国民の会』などの安倍政権を支持する保守系の団体の活動を支えており、政治への影響も注目される」



神社本庁は保守派の政治勢力と結託しているのであって、とくに安倍晋三だけと、というわけではない。そして保守派イデオローグの一角を確実に支えてきた神社本庁がいま静かに、なし崩し的に衰退の途をたどっているというのは、日本のなにからなにまでがパワーダウンしているようで、いささかショッキングである。



しかも不動産売却を巡る問題を内部告発していた部長の懲戒解雇からの内紛(「文春オンライン」)、それから各神社の人事に対する干渉などが原因(「NEWSポストセブン」)だというのである。いってみればたいへん俗なのである。



こちらの日本は気づかれぬうちに確実に死に向っている。(了)




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2017年9月14日木曜日

「パンツかぶり」経験者は成人男子の10人に1人。微妙……



昨日は斉藤由貴のW不倫相手のパンツかぶり、すなわち斉藤由貴のパンツかぶられについてアレコレ書いた。そのなかで私自身はパンツかぶりにまったく興味がない、とささやかにカムアウトしたところ、読者の方から「フザケてやったことある人は結構いるんじゃないか」「私も昔かぶって当時の彼女に写真とってもらったことはあります」というコメントをいただいた。



ズベン!! グラ〜リ、男の自信、いや自信などという大それたものではなく自己肯定感など他愛のないものである。たとえば仲間うちで温泉に入って自分よりデカいヤツを発見したときのようなものである。なんとはなし、もう絶対、無条件に頭が上がらないような気持になってしまう。とくにそれがしばしば有益なご指摘をいただいている方のコメントなので、なおさらである。



おお、もしかすると私は男としてたいへん味気なく寂しい人生を送ってきたのではないのか? パンツかぶりの楽しさも知らず。人さまと比較することではないとはいえ、うかつにも自分の不幸に気付かぬまま生きてきてしまったのではないのか?



やがて自分自身に対するそうした懐疑の念は、そういえば私はそんなふうに、つまりパンツをかぶり写真を撮影してふざけあうほどおおらかな仲になったことはない。一度もない、一人もない、なんとつまらない!! なんと窮屈な人生なのであろう!! あの生き人形のごとき差し歯丸出しの50代医師・卓馬紳にも劣る、と自嘲・自責の海に沈んでいくのである。



しかしいつまでもクッタリと首を垂れへたり込んでいるわけにもいかない。パンツかぶりは 世のをのこの いかほどがすなるものか をぜひ知りたい。できれば いかほどのめのこがパンツをかぶらせられているかも知りたい、と願ったのである。



そんなデータがあるわけがない、となかば諦めつつ探してみるとあったのである。調査対象は全国の20代から60代の男女1340人。内訳がまったくわからないものの、すがりつく思いで握る藁くらいのありがたみはなんとかある。『しらべぇ』というサイトの2017年9月12日配信、【斉藤由貴と不倫の医師、「パンツかぶり写真」が掲載 「変態仮面」と厳しい声】という記事に収載されている。



*****************************

《性年代別・交際相手の下着を頭からかぶった経験》

◆ 20代
男:9.8%
女:9.8%

◆ 30代
男:11.9%
女:6.0%

◆ 40代
男:8.1%
女:3.7%

◆ 50代
男:9.8%
女:0.7%

◆ 60代
男:4.4%
女:3.0%

*****************************



トータルすると全体の6.7%がパンツかぶり人であるらしい。男9.8%、女0.7%と他の年代に比べてバラつきが大きく、かつ男女差の激しい50代は60代も含めて回答者数がきわめて少ないと窺い知れる。それにしても斉藤由貴のパンツかぶりで同じような疑問を抱いた人間はけっこう多かったのである。



男に限ってみれば20代9.8%、30代11.9%、40代8.1%と、ほぼ10人に1人の割合と考えてよさそうだ。たしかに少数派ではある。けれどもただちに変態と呼ばれるほどのめずらしさではない。かといってごく一般的な生活習俗というレベルでも決してない。微妙である。



10人に1人。ふつうの、ちょっとイケメン、ちょっと可愛い、という男女くらいの割合であろうか。うむ。これを偏差値でいうと63くらいである。高校でいえばまあそこそこの進学校、大学でいえば6大学の下のほうくらいであろう。



変態のようで変態でない、あたりまえのようであたりまえでない。そしてなんとなく、これからでも頑張ればいいセンいけそう、とぱっぱをかけられそうなおもしろい位置である。だからといって一生懸命パンツをかぶればいいというものではない。



私の立場からいわせていただければ、パンツをかぶったことがなくても悲しむことはないともいえるし、また、パンツかぶりは、こんな傲慢なこといっちゃいけないんだけど贅沢以外のなにものでもない(by卓馬紳)という思いもある。偏差値63を下から見ればそう見える。



パンツをかぶる意味についてコメントをくれた読者は「大半が「すげえかぶりてえ。興奮する」っていうものではなく、単なるボケ(ウケ狙い)」と、つまり2パターンあると指摘されておられた。その通りである。そして「単なるボケ(ウケ狙い)」でそれをやれるパンツかぶり人と彼女との関係は、やはりただただ激しく羨ましいのである。



なんだか途方に暮れる。(了)




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