ネットでSMAP元メンバーに関するニュースを見ない日はない。しかしいずれも断片的で多くの推測を含み、しかも相反する内容・ニュアンスのものが多い。ニュース以前の井戸端会議風のものもある。
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さらに、明らかに事務所がリークしている、あるいは事務所への忖度によって書かれていると思われるニュースもある。さすがに稲垣吾郎(43)、草彅剛(43)、香取慎吾(40)の3人が9月8日をもって退所したいまとなっては少し落ち着いたように見えるけれども、残留した中居正広(45)と木村拓哉(44)に関してはいまだ怪しい記事が多い。
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こうした虚実ないまぜの言説が次々繰り出されるなか時は過ぎ、なにがなんだか、のままやがて現実がのっそりおっとりやってくるといったありさまなのである。私の場合。であるから私のように中途半端にニュースを追いかけるよりもほぼ無関心でいる方のほうが、事実関係についてはスッキリ理解できているだろう。
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私のために整理しておこう。まずは3人の10月以降のレギュラー番組である。
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◆ 稲垣吾郎:「ゴロウ・デラックス」(TBS)
◆ 草彅 剛:「『ぷっ』すま」(テレビ朝日)
「ブラタモリ」(NHK)
◆ 香取慎吾:「おじゃMAP!!」(フジテレビ)
◆ 草彅 剛 & 香取慎吾:「ShinTsuyo POWER SPLASH」(bayfm)
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香取慎吾の「SmaSTATION!!」(テレビ朝日)は残念ながら消える。今後のことはわからないけれども、事務所を辞めても番組が続くというのは前例のないことでとりあえずは上々ではないだろうか。このブログでは何度も繰り返しているけれども、現在進行中の公正取引委員会による芸能界の契約実体などの調査のおかげさまさまである。あとはもちろんファンの監視も効いている。
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退所後の3人の所属についてははっきりしない。案外早く、以前から受け皿と見られていた飯島三智(59)の事務所に合流するかもしれないし、ジャニーズ事務所との摩擦を回避してとりあえずはそれぞれが個人事務所をもつという説もある。3人共同の新しい事務所の設立、また、これは考えにくいけれども大手芸能プロダクションに世話になるという話もある。
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こんな状態であるから3人のマネージャーがどうなるのかさえいまのところは不明だ。飯島三智の事務所についてはのちに詳述しよう。
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中居正広は相変わらず将来についてはなにも語らず黙々と仕事をこなしている。しかし気になる情報もある。『女性自身』(2017年9月8日配信)【元SMAP中居・木村が“退社組”3人に送った「惜別のエール」】から“芸能事務所関係者”のコメントとして紹介されているその部分を抜粋しよう。
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「現在、中居さんは新規の仕事を受けていないようで、レギュラーのバラエティ番組をこなすだけにとどまっています。ドラマや映画への出演予定はないようです。事務所を退社した3人は主戦場を俳優業に絞っていますから、彼らの仕事と競合しないようにという配慮があるのだと思います。中居さんが現在の仕事に専念するのは、稲垣さん、香取さん、草なぎさんに向けた、惜別のエールだということです」(前出・芸能事務所関係者)
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新規の仕事を受けないのは実は「惜別のエール」などではなく中居正広自身の追っての退所への布石ではないか、と見るかどうか。難しいところではあるけれどもそう思いたい気持はある。ちなみに木村拓哉の「惜別のエール」は「SMAPという肩書がなくても、俳優として“自立”できることを、身をもって示した。その姿は他の元メンバーの刺激になるはずです」(映画関係者)である。俳優をやったほうがエールになるの? やらないほうがエールになるの? モノはいいようだもん。これだから困るんだもん。
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公正取引委員会のご威光にも関わらず、SMAP元メンバーの出処進退、身の振り方については、どちらの方角からは知らねど凄まじいほどのプレッシャーがかかっている。ようやく最近になってボンヤリ者の私にも実感できた。それを見てみよう。
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◆『日刊サイゾー』2017年9月8日配信
【ジャニーズ退社の元SMAP香取・草なぎ ・稲垣、飯島女史が新事務所設立に動くも「暗礁に……」】
ここで書かれている“暗礁”とは
(1)飯島三智(59)の中国系企業との共同ビジネスがうまくいっていない
(2)「田辺エージェンシーの田邊昭知社長に相談に乗ってもらったという情報もあったが、協力を断られた」(本文より)
(3)次に「大手音楽出版会社の元役員であるY氏」に打診したが返事を半年も待たされたあげく断られた(同上)
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飯島三智はジャニーズ事務所を解雇された際に「今後、芸能界に戻ることはない」という言質を取られているので公然と表に立つことができない。そのために事務所の社長に就任し、同時に後ろ盾にもなってくれるような人物を求めているわけである。
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「大手音楽出版会社の元役員であるY氏」は「芸能界のしがらみがない上に、芸能界のドンと呼ばれる大物社長とも太いパイプを持っているため、3人の新事務所の社長としては適任。今年の春頃、飯島女史から依頼を受けたY氏は『しばらく、考えさせてくれ』と言ったという。その後、期待して待つこと約半年、Y氏の結論は『できない』というものだったという」。(本文より)
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ね、どちらの方角からか大きなチカラが加えられたのに間違いないでしょ。田辺エージェンシーの田邊昭知(78)についても事情はほぼ同様だと思われる。日本芸能界のドンたちのシンジケートは思いのほか根深く強固に絡み合っているのである。
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こうした状況なので中居正広としても言動には慎重の上にも慎重にならざるを得ない。なにかの拍子に飯島三智の事務所のスタートアップに影響を与える可能性が否定できない。
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◆『東スポWeb』2017年9月8日配信
【元SMAP独立3人組の新支援者に元フジ敏腕プロデューサー浮上!】
で、また上記『日刊サイゾー』と同じ日にこんなニュースも出ているわけである。
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《(田辺昭知、Y氏との)経緯を経て最近、I女史の周囲にもう一人の気になる人物が浮上したという。
「日本の戦後を築き上げたとされる超名門一族の子息がI女史のバックについたと噂されている。その人物は、この夏にフジテレビを退社した敏腕プロデューサーです。I女史とはSMAPの仕事を一緒にやった仲で、稲垣、草なぎ、香取の才能、見せ方を熟知している。I女史は彼の支援を取り付けたことで今や、ヤル気満々になっているそうですよ」(広告代理店幹部)》(本文より)
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この元フジテレビの敏腕プロデューサーとは笹川正平であるといわれている。事実だとすれば財団法人日本船舶振興会(現:公益財団法人日本財団)の会長を務めた笹川良一の三男、笹川陽平の四男であり、1980年生まれの37歳、のはずである。若い。やっぱり親の七光り。笹川良一の孫。
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父の笹川陽平は公益財団法人日本財団の会長であるしまあ金には困っていない家系であろうけれども、それにしても「日本の戦後を築き上げたとされる超名門一族」というのはどうでござんしょ。金持ちと名門とは別物でしょ。戦後の日本を築き上げたのは名もないジジババ、父さん母さんたちだし。
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それよりも『週刊文春』(2016年11月24日発売号【フジ幹部「悪質セクハラ」にレコード会社が厳重抗議】)に書かれた有名なセクハラプロデューサー夏野亮とのバカ対決に敗れた男かどうか、そちらのほうが気になる。フジテレビといえばいい印象はないのでこんなことになってしまう。申しわけない。
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もとい。どうも飯島三智の事務所はまだ順風満帆とはいかないようだ。しかしドンたちのシンジケートに風穴をあけるというだけでもSMAP元メンバーの独立、そして飯島三智の事務所を成功させる意義は大きい。
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闇から闇に消されるようなことがあってはならないし、とりあえず早くなんらかのカタチで公に姿を現していただきたい。闘いはそこから。
(了)
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