「お前らは白痴か? 痴呆症かお前らは?」の豊田真由子(42)が駅頭で迷子になっていた、というお話である。バカにするなよ、白痴でも痴呆症でも成年後見人がついていても、18歳以上であれば選挙権はある。ともあれまずは駅頭での豊田真由子のようすである。
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◆『スポーツ報知』2017年9月27日配信
【豊田真由子議員が涙、涙…「本人」ピンクタスキで街頭演説も衆院選出馬は「まだ未定」】
《 27日放送のTBS系「ビビット」(月~金曜・前8時)で秘書への暴言暴行問題で自民党を離党した衆議院の豊田真由子議員(42)を直撃取材した。
番組では26日に東武東上線の和光市駅で街頭演説を行う豊田氏を取材。白いスーツに白いスニーカー姿の豊田氏は、「本人」と書かれたピンクのタスキをさげて朝6時から午前10時まで、街頭で謝罪とびら配りなどを行っていた。
番組の直撃に豊田氏は「みなさんにお叱りを受ける覚悟で参りまして、逆に励まされたりしてしまって思わず涙が出るような時もございます」と話した。衆院解散による総選挙については「北朝鮮の問題とか国際情勢、国内情勢、災害の問題とかいろいろな国を揺るがすようなことが内外起きている状況でございますので、自分が本当にお騒がせしていることは本当に反省をして国の危機的状況をどうやって打開していけるか、より強くてしなやかな国を国民のみなさまのためになる国を作っていけるかが一番大事なことだと思います」と示した。
自身の出馬について「選挙のことはまだ未定なので、関係の方や地元の方といろいろご相談しながらという風に考えております。私一人で決めるということではないんで」と明かしていた。》
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公示前は名前を書いたタスキをかけてはいけないと公職選挙法で定められているとはいえ、「本人」。しかも宴会用のタスキであるから激しく下品なピンクに白ヌキである。Amazonで1980円。ドンキには「危険人物」はあっても「本人」はない。念のため。
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この場合の「本人」は「私のこの顔がご記憶にございますでしょうか? そうそうその私、この私がその本人でございます」の「本人」であって、とうぜんみんなの記憶にある豊田真由子は人を人とも思わぬ傲慢でイヤなヤツなのであるから、このタスキはいいかえれば「あのイヤなヤツ本人」という意味である。
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「本人」タスキ。ほとんど晒し首の脇に罪状を書いてある捨札である。誰が考えたのであろう? こんなものを掛けろと指示するのはよほどのバカか悪意ある人間に違いない、と私は思う。どうしてもタスキをかけなければならないわけでもなし。お勉強ばかりしてきたからこういうニュアンスを掴む訓練ができていないのであろう。
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9月19日付の当ブログで、豊田真由子について以下の通り書いた。
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「“メチャクチャ低い自己肯定感”は「スゴーく頑張らなければいる資格がない」という強烈なオブセッションとして豊田真由子の人生を支配している。政治家は選挙に落ちればただの人、と簡単にいうけれども、豊田真由子にとってはそれは掛け値なく死と同等以上の恐怖であろう。
〈— 略 —〉
ではその“メチャクチャ低い自己肯定感”はどこからきたかというと、成長の過程で植え付けられたのである。否定されることが多かった、褒められたり認められたりする機会が少なかった、自分で選択する機会が少なかった、ネグレクトされていた、はずである。
つまり豊田真由子の場合はいつもいつも一貫して全力でよい成績を取ることを求められ、しかしいくら頑張って成果を挙げても、挙げても挙げても挙げても誉められることはなかったのだ、と私は思う。
2014年4月、現職の国会議員と配偶者のみが招待される東京・赤坂御苑での園遊会に豊田真由子が母親をともなって現れ、入場を制止する宮内庁職員らと大ゲンカのすえ強引に受付を突破したという出来事、いやもはや事件があった。それほどの暴挙である。しかしここでなんとかして母親に認めてもらいたかった豊田真由子の心情を察するに痛々しく、それはそのまま今回の記者会見の凄惨さにつながる。」
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東武東上線・和光市駅頭で頭を下げ続ける豊田真由子は、たぶん自分でも気付かない心の奥で母親を待っていたのである。
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「怖いよー
ママー ママー 。
ママごめんなさい、 ごめんなさいママ。
ううう、ママーっ!
まゆが悪いの、
ごめんなさい、ごめんなさい、
ごめんなさい、うううー」
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『週刊新潮』(2017年9月21日号)で公開された豊田真由子“幼児退行”の音声がまた聴こえてくるようだ。しかしどうなのであろう? 正直なところ私、性根が曲り切っていることは認めるけれども共感性が少し高過ぎやしないか、と最近心配にもなっているのである。道を歩いている犬を見ただけで涙が出ることもあるし。豊田真由子には出ないけれども。
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ともあれ駅頭でいくら待ち続けてもやさしく抱きしめ赦してくれるはずの母親はついに現れず、さらに目を転じればいまも日本のどこかでおそらく何千人、何万人もの子どもたちが次代の豊田真由子になるべく厳し〜く育てられているのである。
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「All work and no play makes jack a dull boy.(勉強ばかりさせて遊ばせないと子供はだめになる)」。スタンリー・キューブリックの名作『シャイニング』(The Shining・1980)で、冬に閉ざされたホテルで精神に変調をきたした小説家(ジャック・ニコルソン)が一心不乱に繰り返し打ち続けるフレーズである。
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この映画は怖かった。なにが怖かったといって、変調をきたした夫に襲われる妻の気持を考えると怖かったのである。共感性が高いもので。でもってさらに「All work and no play makes jack a dull boy.」というフレーズがアタマにこびりついて離れず、それはやがて「All play and no work makes jack a good boy.」に変わり、私の人生を操ったのである。
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豊田真由子には政治家になるためのほんとうの理由がない。上に行くためだけなら山登りでもしていてもらっていたほうが傍迷惑にならなくていい。そしてそんなことよりもワタクシゴトの解決、強迫観念から自由になることのほうに取り組むべきだと私は思う。(了)
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