前回書いた西内まりや(23)の社長張り倒し事件、参考にした『文春オンライン』では、ご紹介した通り、所属事務所ライジングプロダクション社長・平哲夫(71)を張り倒したと読める内容になっていたのだけれども、本誌『週刊文春』では、それは春日隆ということになっておった。
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そんなようなわけでバドミントン中体連で県大会に出場したこともある23歳のキューティ日馬富士が71歳のジジイを張り倒すの図、は脆くも崩れてしもうた。たいへん申しわけない。春日隆が何歳なのかはわからない。
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細かなことだけれども、「ライジングプロダクション・ホールディングス」の社長が平哲夫で、春日隆は傘下のブッキングエージェンシー「ランジングプロダクション」の社長である。
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西内まりやは張り手をくらわす前、ブッキングエージェンシー社長・春日隆に「もう我慢できない!」「私はアンタたちのためにこんなに頑張ってるのに何で認めてくれないの!」と詰め寄っていたそうである。「なんで仕事をさせてくれないの!」という叫び声が張り手事件の現場となった応接室から響いたというお話もある。ただし、西内まりや側は暴力行為を一切否定している。
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仕事をしたくてもさせてくれない、もしこれがほんとうであれば、飼い殺し、西内まりや側からいわせれば干されたということになる。たしかに主演した1月クールの月9ドラマ『突然ですが、明日結婚します』(フジテレビ)が全話平均6.7%と月9史上ワーストを記録する惨劇を引き起こして以来、西内まりやの姿は見えなくなっていた。
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主演ドラマの大コケに戦意喪失してしまったのか、と思っていたのだけれどもそれは違っていたのだ。また西内まりやがこの1年近く過換気症候群に悩み、さらにドラマ出演後に体調を崩したため事務所側が回復を優先して新規の仕事をストップしていたとも語られていたけれどもそれとも微妙に違う。本人は仕事をしたかったのである。
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ただし『週刊文春』によればこの仕事をしていない期間にも月給200万円が支払われていたというから、好待遇ではある。それがずうっと続けばそれに越したことはないではないか。私なら張り手をくらわすその手でそうなるように祈る。のう、皆の衆。おー!!!
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ではなぜ干されたのか? 去年8月24日配信の『NEWS ポストセブン』が伝えたモデル・呂敏(27)との交際であろうか? あのあと西内まりやは3ヵ月の予定で計画されていたアメリカ旅行をキャンセルして『突然ですが、明日結婚します』の撮影に入っている。で、呂敏とはいまも同棲中らしい。付き合うようになってから仕事は上の空、という噂もあった。
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これか? 仕事をしたければ彼氏と別れろ、か? ちなみに 呂敏は先頃EXILEのTAKAHIRO(32)との入籍を果した子づくりテロリスト・武井咲(23)と同じオスカープロモーションの所属である。ちょっと臭うねえ。
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過換気症候群を押してまで仕事をしてきたのだから、呂敏との交際と仕事の両立を認めてくれてもよさそうなものではないか、同い年の咲ちゃんが幸せになっているのに私は……。そういわれても武井咲とは実績が違うのだけれども。
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最初はまた例によって事務所のタレントイジメかと思ったこの事件であるけれども、どうやらようすが違う。しかし23歳の女がどれだけ勘違いして大物気取りになったとしても、所属する事務所の社長を張り倒すということはやっぱり考えにくい。西内まりやが精神のバランスを崩していたというならわからないでもないけれども。
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で、西内まりや側は来年4月以降の契約の更新には応じないと通告したらしい。しかしそれ以前に、ライジングプロダクションの代理人が「怪我を負わせたことは紛れもない事実」「西内氏の行為は犯罪行為であり、到底許されるものではありません」と取材に回答しているところをみると、西内まりやの居場所はすでに完全に失われているのである。こうなったら西内まりや、トレーニングに励んでRISINGからRIZINへの道を歩むのがベターであろう。
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ライジングプロダクションの社長を張り倒してクビ、となればたぶん拍手喝采、おおいに溜飲を下げる方々もいらっしゃる。ただの一般人の私もその一人である。もし西内まりやの渾身の一撃をくらい、そのうえでトンズラされたとしてもザマー、である。こういうヤツが西内(hard hitter)まりやのファンにつく。
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前回はこうした状況について、社会の自律性はすでにボロボロで内部規範、内部秩序、誇りも崩壊している、と書いたけれども、ちょっと大風呂敷を広げ過ぎたかもしれない。芸能界はボロボロ、というくらいにしておけばよかった。ただジャニーズ事務所1社だけがおかしいのではなくて芸能界全体がおかしくなっているのだ、と。
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そういえばオスカープロモーションが「男劇団 青山表参道X」というなにやら時代錯誤な団体を立ち上げた。「イケメン男子30人によるエンターテインメント集団」(「リアルライブ」2017年11月14日配信)なのだそうだ。ジャニーズ事務所の足もとがぐらつきはじめた途端にこれである。
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しかしオスカープロモーションのやろうとしていることは、タレントと事務所の関係、エンターテインメントに対する考え方、そして芸能界でのあり方に対する姿勢、それらすべてがジャニーズ事務所と同じ平面に立っているように見えるのである。ただ、スキができたのでそこを突いてみました、というだけ。進歩がない。芸能界という特殊な“ムラ”のなかでパイの奪い合いをしている場合ではないと思うのだけれども。
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今日はあんまりパッとせんじゃった。明日はもう少しこのアタマに光が差し込みますように。(了)
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