2017年11月28日火曜日

あんだけエラそうなホリエモンプロデュースのアイドルが笑える



AKBと目付き白竜(65)な秋元康(59)の終わり、それから“アイドル”ジャンルの一時総退場について書こうと思っていた矢先、堀江貴文(45)がそのアイドルをプロデュースするというニュースが出てきた。



思わず“アイドルをプロデュースするとゆう”と書いてしまいそうになるくらい間抜けでねえべか。まあまあ、高度約20kmまでしか上がらねロケット開発の次のオモチャがこれと考えればわからんことでもなかですけんが(「サンスポ」2017年7月31日配信【“民間初の偉業”ホリエモンロケット失敗 堀江氏「年内にも後継機」】)。それにしても、なあ。



ひとつことわっておかねばなんねのは私は堀内孝雄(68)、堀江淳(57)、堀江しのぶ(享年23)、ホリ(40)、おっと間違いた(by荒木経惟)堀江貴文が嫌いだということでえ。これから先は罵詈雑言の連続が予想されるので、もし二万が一、千万が一ホリエモンのファンというお方がおらっしゃるのであれば、たいへん恐縮ではございまするけれども今回はご退席をお願いいたしたく、かしこに申し上げ奉る。



なぜ堀江貴文が嫌いかというと、ガリ勉野郎のくせにテキトーに知ったかぶり、わけしりなフリをしたがるガリ便、いやガリクソ野郎だからである。こういう連中にはイヤというほどお目にかかってきたのでよーくわかる。ひとむかし前の就職志望人気ランキングの上位企業にはこんなのがウジャウジャいた。



おふくろに背後から監視されながら必死に受験勉強に打ち込む堀江貴文の姿が私にははっきりと瞼裏に浮かぶ。石原宏高(53)だとか鳩山太郎(38)だとか、世襲を背負わされた一部の政治家たちにも、そんな堀江貴文と共通の、そしてそれぞれ少しづつ微妙に異なったスパイシーな匂いがする。



その匂いがどこからくるかというと、ワーキングメモリの小ささである。いくつもの情報を同時に保持しつつ処理し、考えをまとめていくことが得意ではないのだ。太郎は選挙中もアタマのなかがエロでいっぱいだったみたいだし、貴文の議論はまず問題を単純化することからはじまる。



近視眼的結着を求めるのならばそれはときどき有効だけれども、むしろ現代はそうして切り捨てられたもののなかからより根本的な問題が立ち上がっている時代なのである。極端な例を挙げれば環境問題がそうだ。ひとつを動かせばすべてに影響が波及する。それが常識となった世界で堀江貴文はひたすら先祖返りを繰り返している。



学歴は浮き輪(byロザン宇治原&菅)なのだから母親に尻を叩かれてでも手に入れておいたほうがいい、という考え方がある。というかそれがおそらく大多数であろう。たしかに役に立つ。堀江貴文に“東大卒”の学歴がなければ、おそらく証券取引法違反で懲役2年6ヵ月の実刑判決を受けた2011年の段階でメディアからは完全に姿を消していたであろう。



しかし激しく受験勉強に打ち込むことで確実に失われるものもあるのである。ワーキングメモリがそれである。ワーキングメモリを拡張するような刺激を受けず未発達のまま過ごしていると、社会や世間一般の流れが掴めない、抽き出しの少なーい人間になってしまう。要するにセンスがないヤツになる。



センスがないからどうした? といわれれば、こういうことになってしまうのである。





◆『東スポ』2017年11月26日配信
【ホリエモンがアイドルグループをプロデュース 六本木拠点に世界へ発信】

《 実業家のホリエモンこと堀江貴文氏(45)がプロデュースするアイドルグループ「東京藍小町」と「九尾狐(QPICCO)」のお披露目会が26日、東京・六本木の「MAGIC LIVE iQ」で行われた。



東京藍小町は7人組でコンセプトは「すっぴん」。リーダーの山田悠理(28)によれば「眉毛とリップ、日焼け止めを除いて化粧はNG」という。5人組の九尾孤は「イリュージョンアイドル」で、この日もマジックを披露した。リーダーの結城ちか(19)は「急に言われて急にマジック始めました。経験者はいません。とにかくいっぱい練習した」。両グループともこの日の会場が活動拠点となる。



堀江氏は9月に行われたオーディションの審査員を務めたほか、コンセプト作りにも参加しており、この日も「けん玉できたらかっこいいよね。イリュージョンの次はけん玉を取り入れます。いま思いついて決めました」とその場で発表した。



堀江氏は「世界的なアイドルを狙ってます」といい、すでに着々と準備を進めている。「英会話留学もしてもらいます。(驚くメンバーに)えっ、聞いてない? また言っちゃったな(笑い)。海外で英会話スクールやっているところと話がついて、受け入れてもらうことになっています。これからのアイドルは英語必須ですからね」

六本木を拠点に選んだのは、富裕層や外国人が多く集まることが理由のひとつ。さらに自身の思いもあった。「長く住んでいるんですが、いま六本木は岐路に立たされている部分がある。団塊の世代の方々のいいお店が、年齢的な問題からどんどん廃業して、代わりに格安業態のお店が入る。六本木のイメージが崩壊しつつあって、良くないと思ってる」



そうした中で六本木なりの“目玉”をつくりたいという。「渋谷ならスクランブル交差点が世界的なランドマーク。そういう場所が六本木にはない。(少し離れた)東京タワーぐらい。六本木ヒルズみたいなビルは世界中にいくらでもありますから。ここでのショーの写真が全世界に共有され、世界的な文化の発信拠点として六本木が知られていくようにしていきたい。友人と将来はデカい劇場を六本木に作りたいという話もしています」



なお、堀江氏プロデュースのアイドルオーディションといえば以前、サイトの盗用問題で中止になったものがあったが、今回はそれとは全く別に立ち上がったものだという。》





ちょっとコレ、ワーキングメモリがどうのの話を超えているではないか。コンセプトは「すっぴん」と「イリュージョンアイドル」。で、これだけでもそうとうな破壊力なのにけん玉までやらそうとするとは。堀江貴文、若年性か? 念のためつけ加えておくとコンセプト策定にはまずその商品のターゲットが念頭になければならないのだけれども、「すっぴん」も「イリュージョンアイドル」もけん玉もなんとジジくさいことか。



おっと!! そうかそうか。失礼した。「団塊の世代の方々のいいお店が、年齢的な問題からどんどん廃業して、代わりに格安業態のお店が入る。六本木のイメージが崩壊しつつあって、良くないと思ってる」のであるから、ジジイを呼び戻す「六本木なりの“目玉”」にアイドル!! なのか。そうでも考えないことにはツジツマが合わぬ。つまり堀江貴文プロデュースのアイドルとは日本の金満ジジイ向け歓び組なのだな。けん玉。



年端もいかぬ小娘をジジイ向け集金マシーンに仕立て上げようという魂胆。たしかに金に糸目を付けず状態にまでたぶらかせれば儲かりそうではあるけれども、それは「ショーの写真が全世界に共有され、世界的な文化の発信拠点」となるほどのものか? どうも怪しい。その「友人」とやらはほんとうに大丈夫なのか?



こんなニュースも見つけた。まるでセンスがないとはこういうことだという見本である。「BABYMETALのようなジャパニーズアイドルがイリュージョンをやって」どうするんだよ、ったく。YAVA!! とかいいながらステッキを花束に変えるのかよ。ジャパニーズアイドルでもないし。



もうなんというか呆れ果ててというか、いちいちこれ以上ツッコミを入れる根気もない。下にご紹介しておくのでおヒマな方は堀江貴文のワーキングメモリ不足をのちほどじっくりお楽しみいただきたい。





◆『日刊サイゾー』2017年11月27日配信
【Iカップ美少女が六本木でイリュージョン? ホリエモンプロデュースの“マジックアイドル”が初お披露目!】

《 ホリエモンこと堀江貴文が、六本木にアイドル専用の劇場をオープンさせた。出演するのはホリエモン自身がプロデュースする新アイドルグループで、「すっぴん」をテーマにした『東京藍小町』と「イリュージョン」をテーマにした『九尾狐(QPICCO)』の2組。後者には元ミニスカポリスでIカップアイドルの結城ちかも在籍。今後、六本木でどんな「イリュージョン」を披露してくれるのか楽しみだ。

9月10日に開催されたアイドルオーディションの合格者の中から選抜されたメンバーで構成され、今後は六本木にオープンする本プロジェクトのコンセプト劇場『MAGIC LIVE iQ』を中心に活動していく2組。九尾孤はマジック(イリュージョン)がコンセプトとあり、この日のお披露目イベントではメンバーそれぞれがマジックを披露。ホリエモンは、この九尾孤のマジックの最中に、メンバーが用意した大きな箱の中からシーツをはがすと登場するというサプライズ演出で登場。客席の喝采を浴びた。

マジックとアイドルという組み合わせについては、ホリエモンの知人で、新宿でマジックバーをやっているという社長から「そういえばイリュージョンやるアイドルっていないよね」と言われ、「BABYMETALのようなジャパニーズアイドルがイリュージョンをやって、世界を視野に活動するのは面白いな」と思ったのがきっかけだといい、ホリエモンは企画を立ち上げて、たった3カ月で劇場の物件探しや衣装の決定を行ったことなどを熱っぽく紹介した。

六本木を劇場の場所に選んだのは「お金持ちが東京で一番金を使うのは、六本木と銀座。六本木は世界のお金持ちもやってきて、お金を使う。アイドルといえば秋葉原だけど、アキバにはそういう人たちは行かないんです。でも、六本木にはかわいらしいアイドル系の人を見られるお店は、あまりない。六本木に劇場を作れば結構いけるんじゃないかって思った」と語り、「六本木に来るお金持ちは、お金だけでなく、社会への影響力もある。お客さんの目も厳しいし、こういういところで毎日ステージに立っていれば、きっと成長できると思います」と、メンバーにもエールを送った。

衣装にもこだわったといい、「一番お金をかけないといけないのが衣装。ここをケチってはいけないところなんです」とホリエモンは持論を展開。「ただ金をかけて収益を気にせずにいると、途中で終わってしまう。クラウドファンディングを活用したりして、長期的な収益を考えて、この場所を運営していく」と今回のアイドルプロジェクトの展望をしみじみ。

九尾孤のメンバーは結城ちか(Twitter=@chika_qpicco)、渡邉樹莉(@kiri_qpicco)、濱田梨華子(@rikako_qpicco)、松尾百華(@momoka_qpicco)、吉沢朱音(@akane_qpicco)の5人。全員マジック経験はなく、結成と同時にマジックバーへ修行に行くなどして特訓を開始。ぎこちなさこそまだ残ったが、この日もメンバー全員、それぞれのマジックを大成功させて感慨深げ。渡邉は「めっちゃ練習しました。突然、“マジック”という指令を受けたので。でも、今日やってみてみんなが驚いたりしてくれるのを見て、うれしかったです。めちゃくちゃ楽しかった」と声を弾ませる。

東京藍小町のほうは「すっぴん」がコンセプトの7人組で、14歳から28歳まで幅広い年齢層のメンバーが在籍。お色気たっぷりの九尾孤に対し、清純で可憐なイメージで、こちらは歌に重点を置いて活動していくとのこと。

そもそも巷で密かに盛り上がる女の子の「すっぴん」ブームに着眼して企画が立ち上がったといい、ホリエモンは「すっぴんのほうが、本人の素がわかる。(すっぴんブームの)象徴的な存在になってほしい。顔だけじゃなく、心も生き方もすっぴんでいて欲しい」と願いを込め、この言葉にリーダーで最年長の山田悠理は恐縮しきり。

2組には、すでに海外からのオファーも来ているといい、韓国アニメのエンディングを担当する話や、同アニメに2組から先発されたメンバーが声優として参加するというプロジェクトも動き始めているという。詳細については「おいおい話していきます」とホリエモン。人気も下火といわれるアイドル業界だが、六本木からホリエモンが新風を巻き起こすかもしれない。》





九尾孤(きゅうびこ≒QPICCO)は中国神話に出てくる天界からつかわされた神獣であり、またときどき殷の妲己や日本の玉藻前のように美女に化身して人を惑わす悪しき存在としても語られてきた、ものらしい(Wikipedia)。「すっぴん」は「すっぴんのほうが、本人の素がわかる」らしい(by堀江貴文)。なんだかなー。



北海道大樹町でなんども失敗を繰り替えしつつ執念で発射したロケット「MOMO」は目標高度100kmのところ20kmまでしか上がらなかったけれども、このアイドルたちはいったいどこまでいけるのであろう? もうすでに詰んでしまっている、と私は思うけれど。プロデュースごっこにお付き合い、まことにご苦労であった。(了)




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