2018年3月15日木曜日

ビートたけしの独立は年寄りのワガママみたいなものでしょ



ビートたけし(71)がオフィス北野を退社するというニュースがちょっとした騒ぎになっている。しかしいきなり仕事を辞めて隠居するわけでもなし、関係する業界に与える影響はそんなに大きくない。というかほとんどないと思う。



でもってビートたけし自身にとっても「これまで背負ってきたものをいったん下ろしたい。自分の時間を増やしたい」という願いとは裏腹にさらにお荷物が増えてしまうのが関の山だ、と私は思う。



男ってバカよねえ、なのである。男はほんとうによくこういう錯覚に陥る。“こういう錯覚”の説明に入る前にざっくりこれ↓をご覧いただきたい。





◆『女性自身』2018年3月14日配信
【ビートたけし 独立騒動の陰で明かしていた“愛人報道”女性との関係】

《ビートたけし(71)が3月いっぱいで所属事務所「オフィス北野」を退社。独立することが3月13日、分かった。

「軍団を含め、これまで背負ってきたものをいったん下ろしたい。自分の時間を増やしたい」

たけしは同社の森昌行社長(65)にこう申し出たと、森社長自身が13日にスポーツニッポン紙のインタビューにて明かしている。今年で設立30年を迎えた同社だが、「(たけしは)大黒柱でしたから、今後は社名の変更も含めて規模縮小も考えなければならない」と語った森社長。それでも、たけしを慮った。

「年齢的にも体力的にも、70歳を過ぎて自分でやりたいこともあるし、今後の残された人生を考えていく上での新境地でしょうか」

「たけしのニッポンのミカタ!」(テレビ東京系)でたけしと10年近く共演している国分太一(43)は14日、「ビビット」(TBS系)に出演。

今回の報道について「全く知らなかった。オフィス北野ですから、独立しているもんだと……」と驚きを隠せないようだが、たけしを「忙しい方」とし「自分の時間を増やしたいというのはなんとなく分かる」と納得してみせた。

しかし共演者の堀尾正明(62)が「それ(自分の時間を増やしたいということ)を事務所に訴えられないのか」「そういう時間作って下さいと言える立場でしょ?」と首を傾げると「思うんですけど……」と口ごもった。

今回の独立には“18歳年下の女性”であるビジネスパートナーの存在があると14日、スポーツニッポンが報じている。“愛人”とも伝えられるその女性とは、すでに新会社「T.Nゴン」を設立しているという。来月の新年度から拠点にするとのことだ。

「T.Nゴン」は3年ほど前に設立されており、昨年3月には北野も同社の代表取締役に就任していた。「T.N」の意味は不明だが、「ゴン」はたけしの愛犬の名前と同じということがわかっている。

同パートナーは、4年前にも週刊誌が“愛人”として報道していた。たけしは7日に刊行されたばかりの自著「ビートたけしのオンナ論」でも同パートナーを「オネーチャン」として言及している。

夫人とは別居に近い状態であり「(自宅には)40年間で10日か、20日ぐらいは帰ってる」と記したいっぽうで、「自宅に帰らないんじゃなくて、要は居心地のいいほうに帰っているんだ。それがたまたまオネーチャンの家ってだけでね」と女性との同居を明言。しかし「“愛人”って言われても困るんだよ。だって、勃たないんだから」と距離感について語っていた。

齢71にして、終の棲家を見つけたのだろうか――。》





誰しも堀尾正明(62)と同じ疑問を抱くであろう。仕事をしていく上での負担を軽くしたいだけならオフィス北野に在籍したままで十分できる。ビートたけしに命令できる人間などいない。社長は元デンセンマンの森昌行(65)、子分みたいなものだし。



ではなんのために? そりゃやっぱり金である。



《 〜略〜 だからってわけでもないんだけど、オイラは結婚という形にあまりこだわってない生活を送ってきた。自宅に帰らないんじゃなくて、要は居心地のいいほうに帰っているんだ。それがたまたまオネーチャンの家ってだけでね。

その代わり、カミさんには全額渡すものを渡している。それでオイラはカミさんから小遣いをもらって、その中からやりくりするわけだけど、ほとんどはオネーチャンに渡している。それでいいんじゃねえかな。

そのお陰で、オネーチャンの家に戻ると、食事にも気を使ってくれるし、最近なんか、朝起きりゃ、寝たまんまパンツを履かせてくれて「はい、いってらっしゃい」なんて感じになるんだから。

居心地よくしてもらえるのは、普通以上のカネを払っているからなんだ。オイラにとっては少ない小遣いだけど、普通のサラリーマンよりは多いから、それを全部もらっていれば、それなりに満足するからいいんだろうね。家っていうのはそういうもんだし、結婚にしても居心地がいいことが一番じゃないかな。》 ※『ビートたけしのオンナ論』第4章「オイラの女性(オンナ)観」より



これによるとビートたけしの稼いだ金は実質、カミさん>オネーチャン>オイラの順に中間搾取されつつ流れていく。その金のチカラで「自宅に帰らないんじゃなくて、要は居心地のいいほうに帰っているんだ」などという詭弁も成り立っている。金のチカラにモノをいわせて、であることはご本人もよくわかっている。



それはそれでけっこうなことである。いちおうどこからも文句がこないような仕組みができている。しかしながら人間というもの、哀しいことにひとつところには留まっていられない。その場で腐るか進み続けるかしかない。永久革命だべ。



「いちおうどこからも文句がこないような仕組み」とはこのようなものだ。大袈裟か。「→」は金の流れ。



クライアント → オフィス北野 → 北野企画(社長・北野幹子) → ビートたけし → 愛人



これをビートたけしは



クライアント → T.Nゴン(社長・北野たけし) → ビートたけし → 愛人



にしたいと考えたのである。ビートたけしとしてはもっと自由になる金が欲しい、それと時間もね、ということなのであろう。オネーチャンにももう少しいい思いをさせてやりたいし、新規になにか立ち上げるにも先立つものは金だ。



新規事業は、そういえばオネーチャンはキュレーターみたいなことをやっていたというお話であったから、たぶんアート関連のお仕事であろう。ああ、文学・アート系オネーチャンに弱いというかなりベタなオヤジなりゆきでもしかたないのよ。トシを取るとどんどん歯止めが利かなくなる。



しかし北野企画(社長・北野幹子)に向ってオネーチャンと仕事を立ち上げるので金をくれ、とは元々は自分の稼いだ金とはいえいい出しにくい。そこで窓口になる別会社をつくった、と。カミさんとの関わりが薄くなるのはなんとなく終活しているような気分にもなるし。



北野企画はもともとビートたけしの財産管理会社で、ビートたけし自身もうすでに生前贈与はすませたと話していたから、上辺の体裁をととのえてやればカミさんもそれほどキツくは出ないのではないか、と急に小心な読みも働いたのであろうのう、とも妄想する。オフィス北野を退社せずに北野企画を外すというやりかたではまた離婚かと騒がれ、カミさんにもイヤな顔をされる。



しかし正味の話、生前贈与もすませたので金がない!! これからは T.Nゴンと直接取引でお願いしたい!!



しかしそこで、である。これで「これまで背負ってきたものをいったん下ろす」ことになるのであろうか? である。たけし軍団はオフィス北野に残る、とガダルカナル・タカが明言している。しかし残ろうが残るまいが師匠と弟子の関係はそのままで変らない。北野幹子(66)もカミさんのまま。



で、事態はさらにややこしくなる。自分がもし先に逝ってもオネーチャンが一生安心して食えるくらいには、となり、そこにオネーチャンの係累も登場したりして、要するに二重に結婚しているのと同じ状態になる。人間関係を含めて考えれば結局ラクにはならず、かえってT.Nゴンのウエイトが増した分の負担が増えるだけである。あーメンドくさい。



惚れた女ができるとえてしてこういう目先の解決策らしきものに目を奪われてしまうのが男なのである。やった気になってはいるけれどもなんにもできていない。そして自縄自縛に陥る。バカなのである。いわせていただければオネーチャンに居心地のよさを求めてはダメなのである。つねに緊張。道は永久革命!!



あらら18歳年下といえばオネーチャンも53歳、肉体的にきわどいお年頃。八つ当たりされないように気をつけてね。(了)




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