世界最大の発行部数を誇る『讀賣新聞』が、首相夫人・安倍昭恵の言動を不安視している。おっと間違いた(by荒木経惟)、自民党幹部が不安視している、と報じている。
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おやおやいつからそんなに臆病になられたのであろう。これまで昭恵夫人がなにをやらかそうがスルーだったのに、とりたてて新しいニュースのないいま、一転して警報発令である。なにを考えておられるのであろう。いよいよ安倍政権も追い詰められてきた、ということなのであろう。
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◆『讀賣新聞』2018年3月21日配信
【「昭恵氏の言動が野党を逆なで」…自民幹部】
《 政府・自民党が、安倍昭恵首相夫人の動向に神経をとがらせている。 学校法人「森友学園」への国有地売却に関する財務省の決裁文書書き換え問題では、森友学園と昭恵氏との関係が注目を集めており、昭恵氏の言動が野党の追及材料になりかねないためだ。積極的な対外発信で知られる昭恵氏だが、政府はイベント参加などをできる限り減らす方向で検討している。
「昭恵氏は慎重にも慎重を期してほしい。傷口が大きくなる」
20日に開かれた自民党副幹事長会議では、出席者から懸念の声が上がった。
昭恵氏は17日の愛知県での福祉イベントで「先のことを恐れたりせず日々を大切にしたい」などと発言。昭恵氏のフェイスブック(FB)に11日夜に寄せられた野党批判の投稿には、昭恵氏のアカウントから「いいね!」が押された。自民党幹部は「昭恵氏の言動が野党を逆なでしている」と気をもんでいる。》
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「フェイスブック(FB)に11日夜に寄せられた野党批判の投稿」には“野党のバカげた質問ばかり”という文言が含まれていて、これにこのタイミングで「いいね!」を押すのはたしかに危険である。
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学校法人「森友学園」が建設を進めた小学校の名誉校長に一時就任したことなどについて、「国民の疑念を招いた」として、安倍首相が昭恵夫人の行動を「今回のことで厳に慎んでいかねばならない」と述べたのは、2月5日の衆院予算委員会であった。
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しかしそれでもなお昭恵夫人、まったく謹んでいない。不屈のKYである。おもしろい。しかし安倍首相にしてみればたまったものではないだろう。足を引っ張るどころか足を引っこ抜く、と以前に書いたけれども、まるで付き人を殴って流血させた貴乃花部屋の貴公俊(たかよしとし・20)みたいなものである。親方の心、弟子知らず。首相の心、夫人の眼中になし。
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で、不思議なのは安倍晋三はなぜ昭恵夫人の奔放すぎる言動をコントロールできないのか? である。いや完全にコントロールしなくてもいい、いささか抑えめ、控えめにしてもらうだけでもいいのである。
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それができない。考えられる主な理由は以下の8つである。
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1)昭恵夫人とはできるかぎり接触したくない
2)昭恵夫人に反論されると理解できない
3)昭恵夫人が怖い
4)昭恵夫人の取り巻きが怖い
5)将来の離婚裁判に向けてのネタを集めたい
6)仕事(政治)より家庭がだいじ
7)不憫だと思って
8)放置プレイ
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私としては妥当なところで1)と5)の複合である。この夫婦、常識的に考えてカタチの上だけの婚姻関係にいつまでも留まるか離婚するかしかない。安倍晋三、野心のためによかれと思って結婚したのであろうけれども胸中は苦しいであろう。
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しかし同情などしてはおられぬ。妻ひとりリードできない男に一国の首相が務まるはずがないのである。北朝鮮やアメリカと渡り合えるわけがない。危険である。もし万一、安倍晋三が自分を悪妻ジョセフィーヌの浮気に悩まされたナポレオン・ボナパルトに擬して考えているのだとすればそれは大きな間違いだ。昭恵夫人は夫の公的な顔に泥を塗っているのである。
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それでもやっぱり首相なのが不思議。(了)
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