週明けから政局がいよいよ大詰めを迎えようとしている。国会前にはたぶん今日も大勢のデモ隊が集結しているのであろう。いつも思うのだけれども、ああいう大衆行動の場面での鐘太鼓なんかの鳴り物はもう少しなんとかならないものであろうか? ダサい。
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注意喚起、景気をつけて士気高揚、とお考えなのであろう。しかし少なくとも私はああいう鐘太鼓の傍には近寄りたくない。いくらその集団の主義主張に賛同していたとしても、あれをやられただけで、それでは私は別の戦術でやります、という気持になってしまう。
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ヘタなアジ演説と鳴り物がどれだけこの国の市民運動を萎えさせているか、ほかにもっとやりようはないのか、といちど真剣に考えていただきたい。それらがどれだけクソ意地の悪い報道の餌食になっているか自省していただきたい。大衆を巻き込むにはどうするか? いいかたが悪ければより多くの方々にその場で主張を届けるにはどうすべきかを考えてくりゃれ。
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ひとつの方法はもちろん習熟することである。きちんとトレーニングを積む。主催側のアジテーターは原稿をよく練り、滑舌をよくし、緩急をつける。鳴り物隊はいくつかのリズムパターンを組み立てておく。これだけでずいぶん違うと思う。
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そうした技巧に拠らないアナーキーな一揆的展開は、集団が万単位以上に膨れ上がってからのお話である。かつて5列縦隊×各列約5名(進行方向に)という非常に情けな〜いデモを組んだ経験のある私からのアドバイスである。あくまでもお客さま=一般市民本位ですすめなければいけない。ここにお手本がある。
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◆『日刊サイゾー』2018年3月24日配信
【矢口真里化した山尾志桜里議員、〜、……週末芸能ニュース雑話】
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■山尾議員のゲス不倫報道が、もうすぐ新婚の矢口真里に飛び火!?
デスクT 今週の「週刊文春」(文藝春秋)の山尾志桜里衆院議員の記事見た? 文春砲キターって感じじゃない!?
記者H 不倫相手の倉持麟太郎弁護士の元妻にインタビューした記事ですね。元妻が脳梗塞のために実家で療養中に、倉持弁護士の自宅で2人は密会。ある日、元妻が誰もいない自宅に帰ると、ベッドのマットレスの下に敷くカバーがずれ落ちていた、という部分が衝撃的ですよね。
デスクT そうそう、寝ているだけでは、ずれ落ちることはないというカバーがずれ落ちてたって、「ヤリました!」って宣言しているようなもんじゃん(笑)。
記者H そうですよね(笑)。前に山尾議員が倉持弁護士と不倫疑惑を報道されたときは否定してましたけど、今回のこの記事についてなんと答えるのか見ものですね。元妻は裁判も起こすようですし。ちなみにこの記事を読んだ人たちは一斉に、山尾議員のTwitterを攻撃。山尾議員を「山尾ネトリーヌしおり」と呼び、ただいま炎上中です。
デスクT 本当だ。「寝室でヤッたorヤッてない」アンケートとかやってるし(笑)。おお、3,000近い回答数があるのね! それも99%がヤッたに投票ってさ(笑)。面白いよこれ!
記者H もっと興味深いのが、この記事のせいでネットでは元モーニング娘。の矢口真里に矛先が。なんでも、“自宅寝室”というとこが矢口の“クローゼット事件”を彷彿とさせるとか。
デスクT ああ、夫(当時)の中村昌也が帰ってきて、浮気相手が慌ててクローゼットに隠れたやつね。そういわれれば似てるね。でも、山尾議員の場合、クローゼットに隠したのは寝室の壁に飾っていた倉持弁護士と元妻の結婚式で使ったウェルカムボードだからね~。人じゃないから。モノだからさ。それに、矢口はもうすぐ再婚するんだしさ。みんな、もうあの事件は忘れてあげて~(笑)。
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「ベッドのマットレスの下に敷くカバー」がどういうものかわからない。ネットで調べたら“マットレスの下に敷く除湿マットレス、除湿シート”というものがでてきた。「ベッドのマットレスの下に敷くカバー」がどういうものかはまだわからないままだけれども、たいへん満足してしまった。
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それにしてもヤラシイ記事である。たいへんヤラシイ。矢口真里(35)が夫の留守中に梅田賢三(30)を引っぱりこんだというよりも、妻の留守中に倉持麟太郎(35)が山尾志桜里(43)を連れ込んだといわれるほうがはるかにヤラシイ。なぜだろう? 男目線で見ているからだろうか?
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歌手のマルシア(49)が前夫・大鶴義丹(49)との離婚を決意したのは自宅のソファに不倫の痕跡を嗅ぎ付けたときだったはず、ああ、それからカイヤ(55)と川崎麻世(55)にも同じような話があった。しかし今回はそれより激しい。夫婦のベッドである。ヤラシイ。仕掛人気取りだったのに捨てられることがほぼ決定したらしい小林よりのしおっと間違いた(by荒木経惟)よしのりでなくても「あちゃーーー」である。
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だが私は気がついた。このヤラシさを私は待っていたのである。虚心坦懐に鑑みれば待ち焦がれていた。Well comeback Shiori !! それにしてもナイスタイミングである。これでまた存在感アップ!! 国会で質問に立ちでもすれば世のオジジは相好を崩してテレビに見入るはずである。
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山尾志桜里を「山尾ネトリーヌしおり」と呼んで炎上を焚き付けているネットの方々も、実はどこかでネトリーヌを愛しているのである。と、私は思う。それでなければ「ネトリーヌ」などとかわいいニックネームを献じるはずがない。この山尾志桜里の愛され要素についてはまた今度の機会にしよう。
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ではなにがいいたいかといえば、いまや政治家も芸能人の一亜種にすぎないということである。おもしろければ注目するけれどもおもしろくなければなにをいっても歯牙にもかけられない。政治家からすればヤリ得のチャンスに見えるかもしれないけれども、これは亡国の危機である。
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そしてそのとおり、いまや選挙は人気投票なのである。たとえばこのあいだの衆議院議員総選挙も、私の見る目はAKB48の世界選抜総選挙を見る目とそう変らなかった。両方ともつまらないのでなにかハプニングでも起きないかと期待していたのである。
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政治家としておもしろくなる、人気を得る、その前にまず露出を高めるためには適宜ニュースを提供し続けていなければならない。今回の『週刊文春』は若干枯れ気味だった山尾志桜里&倉持麟太郎にとってはまさに天からのエールである。政治家、活動家としての生命が長らえた。そういう時代なのだ。
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今井絵里子参議院議員(34)もこのまま忘れ去られるのがイヤなのであればそろそろまたなにかをやらかす必要がある。こちらも「一線は越えていない」タイプ、しかも元祖であるので、このあたりからの話題づくりが期待できる。橋本健(38)にもう一度ご登場いただくか、あるいは上原多香子(35)と原因のわからぬ大喧嘩なんていうのもいい。
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あらら、山本太郎(43)もなんとかしなければそろそろホントに忘れ去られる。こちらはちょうど太郎つながりの同年輩、鳩山太郎(43)がヒマをもて余しているようだけれどもあの男にどのような使い途があるのかはまったく検討がつかない。だんだんやくみつるスヴェンソン(59)みたいになってきてしもうた。
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ともかく体制が固定化し、そのいっぽうで情報が大量に氾濫している現在では大衆迎合主義、ポピュリズムといわれようとも政治家はいかにして名前を売るかを考えなければならぬ。ああ、ポピュリズム批判の西部邁(享年78)の不快な死についてもいつか書きたい。
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その点やはりリアリティ番組先進国のアメリカは上手い。イヴァンカ夫人の不倫疑惑、トランプ自身の薄毛告白、息子夫婦の離婚と息をもつかせぬ展開である。安倍晋三(63)&昭恵(55)夫婦なら太刀打ちできるような気もするけれど。
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打ちひしがれて号泣する蓮舫(50)が見たい。2ケタ取れる。(了)
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