2017年4月19日水曜日

ブックオフが不振? あの買い取りの安さで? もうダメだね



今日はコレ。不満どころじゃねーんだよ!! ざまあ!! と内心で快哉を叫んでいらっしゃるあなたにあなたにあなた、お察し申し上げる。私の知り合いにも本を売りにいって買い取り金額のあまりの安さに腹を立て、その場に居合わせた客にタダで譲ってきたというヤツがいたくらいである。私も似たような気分を味わわされたことがある。とりあえず記事を読んでいただこう。



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【ブックオフ、業績不振 買い取り価格に不満の声も】
     『J-CAST会社ウォッチ』(2017年4月17日配信)

《漫画や単行本などの中古書籍の販売を中心に取り扱う、ブックオフが業績不振に陥っている。

2016年12月期の営業利益は5億1200万円の赤字。これを受けて、経営の立て直しに2017年4月10日付で松下展千(のぶゆき)社長が辞任。後任に堀内康隆取締役執行委員が就いた。

ブックオフの業績悪化の要因は、主力商材の書籍やソフトメディア、アパレルの販売が低迷しているからだ。なかでも書籍は2016年2月以降、14か月連続で前年割れしている。直近の3月の月次売上高も、書籍は前年同月比3.6%減。全体の売上高(既存店ベース)も2.7%減った。

「物を大切に...... みたいなアナウンスしてるのに売ると安すぎて、これはガラクタですと言われているようで腹が立つ」「10円で買い取ったものを500円で売り、これは買値が付きませんとタダで引き取ったものを100円で売る商売。二度と利用したくない」

と、同社の買い取り価格への批判の声が上がっている。
こうしたコメントを、ブックオフはどのように受けとめているのか――。

同社は業績不振の原因について、J‐CASTニュースの取材に、「当社はこれまで低単価の本やCD・DVDなどを取り扱ってきたため、お客様は買取価格に対する不安感がありました。その不安を払拭しきれず、想定した仕入量を確保できなかったことや、家電などの新規商材の導入による人件費などのコスト増もあり、全体の80%超を占めるリユース店舗事業において、期首に想定した利益を確保することができなかったと認識しております」としている。

また、利用者の「買い取り価格の不満」には、「書籍やコミック、家電などではお客様の需要が多い作品や商品に関しては店内に高価で買取価格を提示してご案内しております」と説明。買取価格の設定について、「市場の需要と共有、地域・店舗商圏の特性、お客様のご意見を踏まえて総合的に検討し、今後も継続的に判断していきたいと考えております」と答えた。》
                       (※原文ママ)

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ふうん。木で鼻をくくったような、というのはこういうことであろう。「お客様は買取価格に対する不安感がありました。その不安を払拭しきれず」というのはあまりに手前勝手ないい回しで、実際には客は「買取価格のあまりの安さに嫌気がさしており、事業イメージがダウンし、それが販売面での客離れまで招いた」ということである。



リサイクルビジネスはよく売り手と買い手のウィン-ウィン(Win-Win)といわれるけれども、ブックオフの買取価格はいくらなんでも抑制され過ぎている。あの買取カウンターに立って思わず“買い叩く”、“足元を見る”という言葉を思い起こした人も多いであろう。4800円で買った文芸初版本が10円。ウィン-ウェーンである。これがいいたかっただけである。2度とこんな店になど売ってやるものか。



買取価格が納得のいくように説明されないのもイヤな気分に拍車をかける。ツカが日焼けしている、瑕がある、といわれてもそれ以上に中身が貴重で価値のある本も山ほどあるのである。しかしルールはブックオフが決める、といわんばかりである。ああ、ああ、わかりました。持って帰ります。



これに関連するけれども、店のスタッフが誰も本好きではないことが見え見えなのもいただけない。バリバリと紙を破る音がするので何事かと振り返ったら棚に本を補充していたアルバイトがなにを思ったかすべての帯を引きちぎっていたこともあった。そんなこんなでブックオフ、いまや嫌われるどころか反感すら買ってしまっている状態なのである。



ブックオフがどのようにして急成長したかといえば、もうおわかりであろう。省力化と徹底した仕入れ価格の抑制である。くどいようだけれどももう少しご説明しよう。不肖、私も不満を抱えているのである。



ブックオフに本を売りに行くと、古書市場でのプレミアは関係がない、といわれる。つまりブックオフは古本の“目利き”をいっさい放棄しているのである。そういう知識をもった人材の確保が難しいのでそうせざるを得なかったのであろうけれども、これがとっても瓢箪から駒だったわけだわよ。



であるからブックオフの棚を見ると新古というのか比較的新しい本ばかりが並んでいる。で、それならそれではっきりと新古本専門、みたいなことでやればいいのだけれども、そうでもない。それで「市場の需要と共有(供給?)、地域・店舗商圏の特性、お客様のご意見」を踏まえて買取価格を判断する、みたいなことをいうのである。ウソをつけ、である。ただ怠けているだけではないか。おお、ちょっち厳しいかのう。



考えてもみよ、あのコレクターの聖地、恐るべきアイテム数の「まんだらけ」でさえきちんと査定すべきものは査定しているのである。ブックオフでできないわけがない。そして完全に新しい市場、ビジネスを創出しようという意欲もない。ただ従来からの古本の「需要と供給」の関係のなかに“目利き”をいっさい放棄した身軽さで割り込んできただけの話なのである。これを怠けているといわずしてなんといえばいいのだ?



しかし、客が離れているうえに、2003年度には全国に2万880店あった書店が1万4098店(2016年度)と約32.5%も減り、文化庁が16歳以上を対象に行った調査では47.5%(2013年度)が1ヵ月に1冊も本を読まないと答える時代なのである。ブックオフのやり方がこれまで通り通用していくと考えるほうがおかしい、と私は思う。



しかもしかも、ただいまYahoo! が筆頭株主だからか、ブックオフはヤフーオークションに盛大に出品しているのである(「ブックオフオークションストア」)。本日現在で出品中の本・雑誌は約5万1000件もある。出品者名は「Bookoff2014」。買取時に市場のプレミアは関係ないといっておいてヤフオクに出品とはこれいかに。



ブックオフ、事業の根幹部分のポリシーがフニャなのである。なにをどうしたいのか、根本から考え直していただかないと。800を超える店舗のうち半数以上はフランチャイズなのだから、このままだと一気にガタがくる。というか現状の買取価格でも赤字というなら、ほんとうに1度解体しないとダメかもしれない。



ブックオフのヤフオク出品には、これまでブックオフで安く買ってオークションなどで転売する“セドリ”で稼がせていただいていた方々も、まさか競合してくるとは、とゲンナリなのである。“目利き”ができないからヤフオクに出品か、と自分のことは棚に上げて憤っておられるのである。しかし本を“売るならヤフオク”はもはや揺るぎない定説である(by高橋弘二・78 from「ライフスペース」)。



困ったね、ブックオフ。(了)


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