一昨年から続いた一連のSMAP独立・解散騒動はいったいなにを生み出したのであろうか? といえば、私のようなにわかジャニーズウォッチャーもそのひとつであろう。いろいろなピース(断片)を勝手に集めてきては整合感のある1枚の絵に仕上げようと軽い頭をかしげ短い首をひねる。
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ジャニーズはもともと秘密の影濃い事務所であるし、いっぷう変わった物語に満ちている。たとえばジャニー喜多川(86)と姉・メリー喜多川(90)それぞれのキャラクターと関係性である。
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SMAPの独立・解散騒動は,元はといえばジャニーズ内部のゴタゴタ、とくにメリー喜多川の数十年にわたる独善的な経営によって蓄積した軋轢や不満に原因があったので、それを追っていくとどうしてもそうした秘密の領域にも踏み込む。
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さらにそうこうするうちメリー喜多川がさらに重ね重ねの権謀術数、いろいろなたくらみを仕掛けてくるので、それに応戦するように謎解きを試みていくうちすっかり面白くなってしまったのである。全体として手頃なサイズだし。とくに去年春の元SMAPチーフマネージャー・飯島三智(60)の解雇から12月の木村拓哉(44)の突然の残留表明まではたいへんスリリングであった。
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専門のサイトがいくつもあるようだし、こういうジャニーズウオッチャーは少なくないのであろう。当ブログの昨日の記事にも、最近のジャニーズ事務所はよくわからないという趣旨のコメントをいただいた。今回はそれ。「最近のジャニーズ事務所はよくわからない」である。
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いただいたコメントの内容をこちらで勝手に箇条書きにさせていただくと
(1)元飯島派の仕事が激減しているらしい
(2)しかし中居正広の仕事は安定している
(3)中居正広のCM契約は9月以降も継続するものがある
(4)人事異動に異変が見られる
(5)とくに有能なスタッフの退職が目立つ
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ということになって、すると稲垣吾郎(43)、草彅剛(42)、香取慎吾(40)の独立・移籍は動かないとしても中居正広(44)に関してはどうなるのか、たしかに怪しい感じがしてくる。中居正広は独立・移籍ではなく、依然として強いらしいメリー喜多川の影響力がフェードアウトしていくのを待ってジャニーズ内部からの変革をめざすのではないか? ともコメントの主は考えておられるようであった。
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しかしそうなると元SMAPのいわゆる独立4人組は再びさらに解体されることになり、元チーフマネージャーであった飯島三智の新事務所構想も水泡に帰す。であるからこれもまたコメントの主も書いておられたように考えづらい。
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このほかにも、中居正広や香取慎吾のゴシップを週刊誌などに書きたい放題書かせているのはなぜか? とか、その中居正広と香取慎吾の『Sma STATION!!』(テレビ朝日)共演を許したのはなぜか?(4月22日)とか、そういえば『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ)に中居正広とは不仲といわれる保守本流の滝沢秀明(35)が出演していたのもひっかかる(4月4日)、とか、探せば深読みのネタは尽きない。
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まず(4)の「人事異動に異変が見られる」からチェックしてみよう。ここには明快にわかっていることがある。『日刊ゲンダイDIGITAL』(2017年4月20日配信)にこんな記事があった。
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【ジャニーズに異変 元SMAP懐柔工作の裏で敏腕マネが退社】
《「SMAP独立騒動、第2章のはじまりです」と、ジャニーズに詳しい関係者は言った。毎年9月の契約更改へ向け、更新するのかどうかを意思表示する6月が迫る中、木村拓哉(44)を除く元メンバー4人を巡る動向が激しくなっている。
ジャニー喜多川社長は1月に「それぞれの気持ちに任せます」と語ったが、次期社長とされる藤島ジュリー景子副社長(50)はここへきて、引き留め工作に躍起というのだ。
—〈略〉—
中居が香取司会のテレビ朝日系「Sma STATION!!」の22日放送回にゲストとして生出演するのも、ジュリー副社長の指示だという。SMAPは解散したとはいえ、元メンバーたちは多芸で、金のなる木。それだけに、手放したくもなければ、飼い殺しにしておく手はないと考えたのだろう。
「今のジャニーズの最大の弱点は、SMAPや嵐に続く有力な若手が育っていないことです。ほぼ唯一、有望株にKis-My-Ft2(キスマイフットツー)がいますが、これは皮肉にもジュリー副社長のかつての仇敵、昨年退社した元チーフマネジャー飯島三智氏の手掛けた若手グループなんです。SMAPといい、若手といい、飯島派が今もジャニーズの屋台骨を支えている現状に対し、ジュリー副社長は腹をくくったのか、飯島派を受け入れるべく、組織改編を行い、ガラガラポンで、ジュリー派と飯島派をごちゃまぜにした新体制をこのほどスタートさせました」(前出の関係者)
ところが、ここへきて内部崩壊ともいえる新たな事態が起きた。敏腕マネジャーのひとりとされ、SMAPでは飯島氏の片腕とされた男性社員F氏がジャニーズを辞めてしまったというのだ。「藤島ジュリー副社長の采配と無関係じゃない」という声も聞こえてくるが、ジャニーズ帝国に何が起こっているのか。》
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「ガラガラポン」、ハンドルを回す抽せん機のことである。つまりくじ引きで「ジュリー派と飯島派をごちゃまぜにした」といっているのである。ずいぶん乱暴。しかしこれは実態を示すのにたいへん的確な表現だと私は思う。
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ジュリー派と元飯島派を宥和させるために組織を改変するといっても、ジュリー景子には確信をもって打てる策はなかった。と思う。ただとりあえずみんな仲よく、元飯島派の有望株のみんなも仲よく一緒に働いてね、というだけなのである。であるからくじ引きで決めたことにすれば文句も出ないだろう、ということなのだ。ああ、中居正広と滝沢秀明の共演なんかもこの「ガラガラポン」作戦の一貫であろう。
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だがしかし、これまでスタッフとしてマジメにコツコツと実績を積み上げてきた人間が「ガラガラポン」でハズレを引いてしまったりしては、こりゃまたたまったものではない。逆になんであんなバカが、というやっかみも起こるだろう。人事をナメてはいけない。そのうち不満が噴き出すに違いない。
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そもそも去年のはじめにはSMAP解散・独立騒動後の粛清人事が断行されて、元飯島派のスタッフは完全に冷や飯を食わされていたのである。退職者も続出した。それを忘れたかのようにいまさら「ガラガラポン」で仲よくね、といわれても嫌気がさしてあたりまえではないか。
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さらにいってしまえば、いまごろになってSMAP元メンバーの「引き留め工作に躍起」というのにも呆れ果てる。事務所との契約をこの9月以降も継続するのか否かの意思表示の期限は6月の末、あと約2ヵ月しかないのである。
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お外ではもう受け入れの準備が着々とすすんでいる。どう考えても引き留めなんてムリ。前掲の記事で最後にとって付けたように記されている「男性社員F氏」の辞職も、もちろんその飯島三智のグループに合流するためと考えて間違いないであろう。
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でもって、こうした藤島ジュリー景子の慌てふためいた泥縄式の行動は、母・メリー喜多川からつい最近になって事務所の経営実権が、それも一気に大幅に移譲されたことを物語っている。メリー喜多川になにかあったのか? と心配にさえなるくらいだ。
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ちなみに念のために申し上げておくと、ジャニーズ事務所の社長はジャニー喜多川であり、メリー喜多川とその娘・藤島ジュリー景子は副社長であるけれども、経営に関してジャニー喜多川はまったくカヤの外である。これまで節目節目にあったいくつかの発言も、悲しいことにその通りになったことは1度もない。まったくない。経営の実権は100%姉のメリー喜多川が握り、それが今回ジュリー景子に引き継がれたのである。
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さて、その他の疑問である。(1)元飯島派の仕事が激減しているらしい、(2)しかし中居正広の仕事は安定している、(3)中居正広のCM契約は9月以降も継続するものがある……。
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うーん、と、これは、カオス。もうカオスなのうである。考えるのがメンドくさくなってヤケクソというわけではなくて、経営の世代交代がうまくいっていないのとSMAPの独立・解散騒動のダメージが重なって、ジャニーズ事務所にはただいまカオスが充満しているのである。
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であるからかつてのメリー喜多川が繰り出した権謀術数のように、動静の一つひとつになにがしかの狙いや意味があると考えると間違う。「ガラガラポン」と混乱以外はなにもない。シドイ。まあ、木村拓哉や近藤真彦なんかは元SMAPの4人に対して早く出ていけと内心で呪っているであろう。
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くどいようだけれども、SMAPの独立・解散騒動で世間から総叩きにあい、所属タレントのスキャンダルのフォローも満足にできず、ファンのジャニーズ離れがすすみ、実際に売り上げも落ちている。そのうえSMAPのファンからは親のカタキのような目で見られる。
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これで中居正広以下の4人全員が退所してさらに売り上げが減った上にまた悪役にされ叩かれたりしてはたまったものではない。その恐怖はきっとたいへんなものだ。と思う。こうして元SMAPの4人組はアンタッチャブルな存在になり、藤島ジュリー景子は中居正広以下の元メンバーに触るのすら怖くなったのである。と、ここも推定ではある。しかしこう考えればツジツマは合う。
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であるから、元SMAPのメンバーについてはいまやなりゆき任せなだと考える。仕事のオファーがあれば本人に引き継ぐけれども、受けるか受けないかは本人次第、逆に積極的に売り込んで仕事を取ってくるようなこともしない。どこでなにをいわれるか知れたものではないのだ。しかし、そんな状態で売り上げのために慰留に努めているといってもなあ、である。ここでもカオス。やることなすことカオス。「夜空ノムコウ」の作詞はスガシカオ。
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最後に「最近のジャニーズ事務所はどうなってしまったのであろうか?」をまとめるなら、メリー喜多川の長年にわたる専横と、責任放棄といっていいくらいの唐突で思い切った権限の移譲、それを受けた藤島ジュリー景子の無能、そしてあんまり世間が叩くので、ついに「ガラガラポン」とカオスだけになってしまった、ということであろうなあ、やっぱし。
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《SMAP解散後、ジャニーズ事務所を取り巻く環境が急激に変化している。
「これまでメディアをある程度は手中に収めていましたが、ネットはおさえることができなかったのです。メリー副社長をはじめ、驚異的な拡散力を持つ批判の声に強硬な態度をとれなくなっているといいます。昨年、KAT-TUNを脱退した田口淳之介は退社後もメジャーレーベルに移籍しメディアへの露出も多い。今まででは考えられないことでした」(芸能プロ幹部)》(「週刊女性」2017年5月9日・16日号)
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おのれのチカラにモノをいわせてのやりたい放題はいつまでも続かないのである。時は移り時代は変わる。おお、あれほど美しかった木村拓哉もいまやただの色の黒いオッサンになってしもうておるではないか。デジタルチケットのクレームの声、諸行無常の響きあり。(了)
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