2018年1月4日木曜日

春の繪巻、タモリと鶴瓶くだらないいざこざを起こす之図



2年くらい前までは、特別声が大きな限られた人間がギャーギャーワーワー喚いているのが地上波テレビ、対して声の小さな人間が大勢集まってプレッシャーをかけるのがネットやSNS、という見方ができた。



しかしこのごろはネットやSNSも騒がしくなってきた。もちろんネットやSNSでは物理的に大声を張り上げることはできないので、バカだのアホだの間抜けだのという激しい言葉がその代わりをする。



頼んでもいないのに苦言だの批判だの物議だのと揚げ足を取ってみせてくれる態のものも増えてきた。おかげでネットニュースを眺めていてもあまり楽しくなくなってきた。そんなもの読まなければいいのだけれども目には入る。



しかし今回は幸運にも心なごむいい記事を見つけた。たぶんはじめてのことではないか。これである。





◆『トピックニュース』2018年1月3日配信
【タモリ 笑福亭鶴瓶の遅刻に冒頭からご機嫌斜め「何がめでたい?」】

《 2日放送の「ブラタモリ×鶴瓶の家族に乾杯」(NHK総合)で、タモリが笑福亭鶴瓶の遅刻に、ご機嫌斜めな様子を見せた。

この日は、「ブラタモリ」(同)と「鶴瓶の家族に乾杯」(同)の2番組がコラボし、タモリと鶴瓶が富士山の名所である静岡・三保の松原を訪れた。ところが、収録が始まっても鶴瓶の姿が見えず、タモリは「まだ来てない、あのおやじは」「なんで遅刻すんだよ!?」と、ぶつくさ。そのころ、鶴瓶は音声マイクが不調で調整を余儀なくされていた。

30分遅れで鶴瓶はロケに合流する。しかし、ゆっくり歩く鶴瓶の姿を見てタモリは「大幅に遅刻したにもかかわらず急がないね」とボソリ。鶴瓶が遠くから「おめでとうございます!」と声を上げるも、タモリは「おめでとうの前に『遅うなりました』とかいうのがひと言あっても然るべきだろう」と小言が止まらない。

鶴瓶は近寄りながら「『遅いなぁ』いう感じになってるけど、マイクの音声が来なかったんです」と事情を説明する。一瞬の間があってタモリが腕時計を見ようとすると、鶴瓶は「違うよ! だから…」と慌てて近づいたのだ。

そこでタモリは「最初はあれでしょ、『遅れてすいません』とかいう、あいさつあって然るべきだろうが」「『おめでとうございます』? 何がめでたい」とピシャリ。鶴瓶は「これは謝ります」「ホントに、正月早々申し訳ございませんでした」と頭を下げていた。》





たぶん元気に満ちていれば、なんだこんなもの、な記事である。タモリ(72)も笑福亭鶴瓶(66)もあまり好きではないので、中身がない!! と切って捨てていたかもしれないテレビ観たまま記事。しかしきっといまは食べ疲れ飲み疲れのせいで弱っているのであろう。おお、そうかそうか、と目を細める。



タモリも笑福亭鶴瓶も、実年齢の割には老けている印象がある。翁という感じがする。でもって翁は縁起物であるから、翁ふたりが他愛のないことで戯れあっている描写に終始するこの記事は正月の縁起物というふうにも受け取れる。記者、編集者にもし最初からその意図があったのだとしたら、たいへんなすぐれものである。



芸能界の大御所ふたりのエピソードを綴りながらこっそりと季節を伝え、日本の伝統を忍び込ませる。素晴しいではないか。実際の番組は観ていないのでどんな感じかわからないけれども、この記事はこの記事で独立していて、それでいいのである。こういうやりかたもある、と教えてもらって新年早々ありがたいことである。



年寄りの新聞投書みたいになってしもうた。それにしてもなぜ小林よしのり(64)はああやっていけしゃあしゃあと自分の顔をハンサム野郎に描けるのであろう? というわけで今年の私は慎ましやかに思慮深く生きていきたい、と危うくつまづきつつも思ったりするのである。(了)




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