コインチェックのNEM流出事件、なんだか怪しい、自作自演の香ばしい薫りがする、と思っていらっしゃる方、クチには出さねど多いのではないか。と私は思う。だいたい、いくら技術的に難しいからといって580億円ものブツをホットウォレット(オンライン環境で管理)に保管するものであろうか? いや、ない。中学で習った反語的表現まで繰り出して疑ってしまうのである。
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で、このコインチェック流出事件に関連して注目を集めている夫婦がいる。漫才師のかつみ・さゆりである。サイドビジネスで失敗を繰り返し、金運にはまったく見放されているというのがウリなので、まあまあまたその程度のお話なのであろうと記事を開きもしなかったのだけれども、実際に読んでみるとスゴかった。
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◆『デイリースポーツ』2018年1月28日配信
【負債王かつみの不吉パワー怖れる声…仮想通貨は「うちが先駆者」→暴落&巨額流出】
《 仮想通貨取引所「コインチェック」(東京)で不正アクセスにより通貨約580億円相当が外部流出する問題が発生し、ネット上では芸人界の“事業失敗王”こと漫才コンビ「かつみ・さゆり」のかつみ(54)が22日に、仮想通貨を巡る不吉発言をしていたことが注目され「かつみ爆弾の破壊力凄いな」と怖れる投稿が相次いでいる。
クワガタ養殖、ラーメン店、スイーツ店…手を出す事業がことごとく失敗し、失敗回数2けた到達したことで知られるかつみは、22日に吉本興業のイベントに参加。その際、話題の仮想通貨が「どんなもんか」と興味を示し、事前登録した瞬間に、ビットコインの40%暴落が起こったことを明かした。芸人仲間からは撤退を哀願され、たむらけんじに土下座されたことも明かしていた。
飛躍的に株価が上昇していた有名IT関連株が、買った瞬間に暴落を起こしたことも2回。事業失敗&負債はすでにネタ化しているが、その席では、実は自身が仮想通貨の先駆者だったとも話していた。以前に失敗したラーメン店や、スイーツ店の商品表示を、妻さゆり(48)のギャグ「ボヨヨン」にちなみ、「円」ではなく「ボヨ」にしていたと説明。「あれも、ある意味、仮想通貨やったんです」と主張し、さゆりも「ああいうの先にやりだしたんは、うちです」とほほ笑んでいた。
ネット上では、ついにかつみの負のパワーが、他人にも波及しはじめたかとネタになっていたが、その4日後に、今度は仮想通貨の巨額流出問題が発生。
因果関係はないとはいえ、ツイッターでは「かつみが仮想通貨に興味を持ったときから怪しいとは思っていた」「そろそろ何か起きると確信しておりました」「暴落どころの話ではないな」「かつみ・さゆりの破壊力を世界はまだ知らない」と、怖れる声が相次いでいる。》
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なあ、ただごとではない感じがしておもしろいだろ? かつみがそもそもなぜこのようにサイドビジネスに走ったかといえば
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「25歳位の頃から財テクに乗り出し、株や不動産の売買で3億円を稼ぎ出す。信用取引の大勝負に出たが、相場はかつみの予想したとおりには行かず大暴落(バブル崩壊)。かつみは4億7000万円の大損を被り、1億7000万の借金を背負うことになった」(Wikipedia)
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ことかららしい。かつみ現在54歳であるから足掛け30年のぬかるみ行脚である。ぬかるみへの第一歩は2680万円で購入したマンションが8000万円まで値上がりしたことで、ここから株式投資へも入っていったのだそうだ。
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で、いま現在の借金残高はというと、なんと1億7000万円から減っていないという。でもってこの間に返済した利子が2億円(「しくじり先生 俺みたいになるな!!」2016年6月6日放送・テレビ朝日)。1億7000万円の元金が30年間も減っていなければそんなものであろう。芸人としての収入があるので、つまり頑張ったけれども「失敗回数2けた」に達したサイドビジネスはやってもやらなくても事態はそう変わっていなかったのである。
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そんなこんなで、いつのまにかかつみは借金大王から次のランクの「負債王」、「事業失敗王」に格上げになっている。ここまでは比較的よく知られたお話かもしれない。
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記事にいわれている「不吉パワー」「負のパワー」についていえば、なんども書いている萩本欽一(76)、蛭子能収(70)も強烈である。しかもこの2人は自分にではなく周囲の人間に災厄をもたらすのである。周囲で故人になられた方、起きた不祥事、いろいろ思い浮かべていただければ腑に落ちると思う。そばに寄ってはいけない疫病神界のツートップである。
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自分の成功と引き替えのようにして周囲に不幸をもたらす明石家さんまのようなタイプもいる。極端な例になるけれども当時19歳の弟が1983年5月に焼身自殺を遂げている。運とか因縁とかを信じなくてもこの2人+1人は否定しきれない感じがする。
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ではなぜかつみ・さゆりは「不吉」「負」を背負い込んでしまうのであろう? それは「不吉」「負」をなかば自ら引き受け、そのうえ肯定してしまうからだろうと思うのだ。
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基本的に考えるとね、お笑いは現実を全部肯定することで成り立ってるのよ。どんな悲惨な失敗も“そんなこともあるべさー”っつーってんだんだして受け流すことで笑いになるわけだべ? 借金だとか事業の失敗とかにして見せるかつみ・さゆりの態度もそんだらふうに見える。だーからそこにまんまとつけこまれるんだん (by吉幾三)。
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具体的にいうと、「負」や「不吉」もすべからく全的に肯定して生きていると最後の土壇場で粘りが足りない、もうひと押しがない、失敗の記憶がすぐ消える、思い立ったら行動してしまう、ということが起こる。まあADHD(attention deficit hyperactivity disorder = 注意欠如・多動性障害)に似ているといえなくもない。
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しかもかつみ・さゆりの場合は、それよりもさらに積極的に自ら不運・不幸をお迎えにいっているような感じさえする。全的な肯定をなりわいとするお笑い芸人の生き方の流儀みたいなものが本人も意識せずどこかで作用している、と思うのである。
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記事でふれられているビットコイン40%暴落の件にしても、私なら事前登録の段階でよかったー、実損がなくてよかったー、と胸を撫で下ろす。ああん! ラッキー!! である。
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それを自らの「不吉」「負」とするのはただ単にネタとして拾っているからではなくて、それらをいったん受け容れる、受け容れて自分の運命として肯定してから押し返すなりなんなりしようとするクセのせいなのであろうと思うのである。
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しかしもちろんお笑い芸人すべてがすべてそうというわけではない。なぜかつみ・さゆりがそうなってしまうのか? というかなってしまったのか?
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この2人、ああ見えて余裕があるのである。今回ネットで2人の真顔の写真をつくづく見たのであるけれども、美人で知られていたさゆりはともかく、かつみのほうも意外なほど美形なのである。この“美形”がよくない。
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自覚された美形は凶相である。自惚れ、選良意識の元になる。自分はまわりの連中とは違う、自分ならなんとかなる、と根拠のない自信をもってしまうのである。美形はブス、ブオトコと比べれば明らかに世間をナメている。顔貌は天与のものであるからそう思い込みがちなのもわからないではない。ブス、ブオトコには生涯わからないであろうが。ケケケッ。
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美形と全的肯定の相乗作用は強力である。真剣な努力を怠らせ、やさ男、金と力はなかりけりの状態に陥らせる。むかしは美人だったんだろうなあ、という面影をかすかに偲ばせながらガッチャガチャになっている場末のママというのもよくあるパターンだ。
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断じていうが、かつみが萩本欽一、蛭子能収レベルのブオトコであったらこうはなっていない。美貌は人生の毒なのよ。(了)
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