現役なのか“元”がつくのかいまだ曖昧なままのAV女優・蒼井そら(34)が結婚したらしい。めでたいことである。
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◆『日刊スポーツ』2018年1月3日配信
【蒼井そら、DJ NONと結婚「本当すげー奴」】
《 元セクシー女優で、現在は中国で大人気のタレント蒼井そら(34)が、DJ NONと結婚したことを発表した。
蒼井は2日、ブログを更新。「正直、こう発表するのを躊躇していました。もう年齢も年齢だし(永遠の二十歳ですが)別に良くね?いいじゃん幸せなことだしと思う事柄なのですが やっぱり、ファンの皆様への裏切りなんじゃないかとかファンや仕事が減るんだろうなとかアンチ怖いなとか思うと踏み切れずにいました」と前置きした上で、「私ごとで恐縮ですが、この度、私、蒼井そらはDJ NONさんと結婚したことをご報告させていただきます」とつづった。
「彼はイケメンでもないし、お金も持っていないけど、アダルトをやっていたという事実や、その他全てのことに対する私の不安を一気になくしてくれる人でした。アダルトをやっていたことに後悔はないですが、世間の目に対する、後ろめたさがないわけでもない。家族になるということは、そういう過去やこれからの未来で、全ての受け入れが必要だと思っています。だから、私を貰ってくれるなんて本当すげー奴だなって思います」とDJ NONの人柄を紹介。「結婚はしましたが、私は今までと何も変わらない蒼井そらです。これからもよろしくお願い致します」と呼びかけた。》
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あいかわらずファンの反応に敏感なようすである。でもってとりあえず手の内をすべてさらけ出す、といういつものスタイルのコメントだ。
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夫になったDJ NONについてはDJのほかマニピュレーターも仕事にしているくらいしか情報がなく、年齢もいまのところ不詳のようだ。写真はあった。「イケメンでもないし、お金も持っていない」というのは事実らしい。
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蒼井そら、かつての同棲相手がお笑い芸人の東京ダイナマイト・ハチミツ二郎(43)であったという事実からも、ダメ男好きな貢ぐタイプのようにお見受けする。頼られることで心の安定を得る、という性向は男女を問わずに存在する。なのに私は頼らせてもらったことが一度もない。口惜しい。
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蒼井そらのこのメッセージに中華圏の反応は凄まじく、しかもおおむね祝福されているようである。めでたいめでたい。
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◆『スポーツ報知』2018年1月4日配信
【蒼井そら、結婚報告で中国版ツイッター2億5000万ビュー」】
《 元セクシー女優でタレントの蒼井そら(34)が、中国版ツイッター「weibo」での閲覧数が結婚報告で2億5000万ビューを超えていたことを3日に報告。「ソファから転げ落ちた」とツイートした。
蒼井は1日深夜にブログで結婚を報告。weiboでのフォロワー数は日本人でダントツの1826万人。日本とは比較にならない大騒ぎとなり、当然のようにトレンド入りした。
蒼井は特に中国向けでなかった出演作が静かに人気で、10年にツイッターアカウントを開設すると中国からのフォロワーが殺到。weiboにも開設するとさらに人気が加速した。蒼井も中国語を学び、また書道を披露するなど交流を深めた結果、ファン層が広がり「蒼井空老師」(=先生)と呼ばれるほどに。日中両国を頻繁に行き来して活動しており、中国では歌手・タレントとしても認知されている。4日には中国語と韓国語で両国のファンに向け、祝福コメントへの謝意をツイートしている。》
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SNSでの誠実なコメントと中国語力、童顔&巨乳、そして日本人であること、それから彼の地ではアダルト作品に出演していないこと、などで蒼井そら、中華圏ではたいへんなビッグスターなのである。
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童顔・巨乳・アニメ声は日本の男が理想とする三種の神器であるけれども、蒼井そらの場合、声は低めである。このあたりのムリしてつくった感、作為感のなさも人気の理由かもしれない。
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あ、いま気がついた。私は小柄&ガラガラ(orガサガサ)声好きである。小柄なのに美人顔は似合わないので、顔のタイプはやはり童顔ということになる。つまり私が好きなのは童顔・ガラガラ(orガサガサ)声・厚底サンダルである。加えて巨乳であればそれに越したことはない。絵に描いたようなスナックのチーママである。
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元℃-uteの岡井千聖(23)が「将来の夢はスナック経営!!」と語っているのをテレビで見かけたときにはなんとツボを心得たヤツか!! と感心したものである。あ、間男の梅田賢三(29)と結婚マジからしい矢口真里(34)にしても、このテで電圧高めのヤツは人の気を逸らさない術を心得ておる感じがする。
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そうそう、それで実際はダメ男好き、面倒見がよく頼られることで、たいへんマズいことに心の安定を得てしまったりするのである。この私とは相思相愛のはずである。しかしなぜ誰も頼らせ甘えさせてくれないのか。性格に問題があるからか。哀しいでんがな。私事で恐縮であった。
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先ほど蒼井そらの中国での人気の理由として、日本人であることと彼の地ではアダルト作品に出演していないことを挙げた。これ、まったく別物のように聞こえるかもしれないけれども、実は密接な関係がある。日本人であることと彼の地ではアダルト作品に出演していないこととは2個イチである。対にして語られることが多いもののそれぞれの機序はまったく異なるサドとマゾの関係の逆である。ややこしくてすまんの。
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むかしむかしまだ半ズボンをはいて野山を駆けずり回っていたころ、トレイシー・ローズ(Traci Lords・49)というアメリカのポルノ女優がいた。15歳でデビューし、18歳で年齢詐称がバレていったん引退したという凄いヤツである。したがって初期の作品はすべて非合法作品ということになる。
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若すぎるゆえにとうぜんのことながら華奢な体つきで日本でも人気があり、年齢詐称がバレる直前に来日して作品を撮っている。1985年か86年のことだ。で、当時はまだ戦勝国であるアメリカの女に対してさまざまな、というか複雑な感情を日本のおとうさんたちは抱いていた。
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憧れはもちろんあるけれども、その一方で激しく蹂躙してやりたいというような歪んだ気持。劣等感とその裏返しの征服欲。つまりトレイシー・ローズは欲望によって神格化された聖と賤のアイコン、というか。まあ、そんな感じである。なにをいっておるのか。
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そのトレイシー・ローズがはるばる日本にやってきて日本のポルノに出演したということは、極端にそして感覚的にいえば日本に陥落させられ屈したわけで、それからは急な一時引退もあり、一気に熱が引いてしまったのである。やっぱりブロンド女も金には弱いよねえ。
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トレイシー・ローズがもしあのときアダルト作品に出演していなかったら、日本では一般テレビ番組やグラビアなどに限って活動していれば、人気はさらに高まったであろう、と私は思う。
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これと同じことが蒼井そらと中華人民との関係にもいえる。と考える。日本人であることと彼の地ではアダルト作品に出演していないこと、そしてご本人の努力で蒼井そらは現在の人気を獲得しているのである。
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それにしてもわずか2日足らず、ほぼ丸1日で2億5000万ビューとは畏れ入る。いま中国の映画産業は豊富な資金力にモノをいわせてハリウッド進出に傾注しているので、蒼井そらのハリウッドデビューもあながち夢物語ではない。かもしれない。これを先駆としてハリウッドをめざすならまず中国、という流れができることも考えられる。グローバルじゃ(by千鳥・ノブ)。
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トレイシー・ローズと日本のおとうさん、蒼井そらと中華人民おとうさんに関連して、最後にひとつ。あまりに貧しいAV観に反論しておきたい。まずはご一読を。
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◆『Record China』2018年1月4日配信
【「蒼井そら結婚」が男性の夢をブチ壊し…、俳優チャップマン・トーがメディア報道に反論―台湾】
《 2018年1月3日、香港の俳優チャップマン・トー(杜[シ文]澤)が、世の男性たちを悲しませている女性タレント・蒼井そらの結婚について持論を語っている。NOWnewsが伝えた。
中国版ツイッターで1800万人以上のフォロワーを持つ蒼井そらが、年明け早々に結婚を発表。新作映画「空手道」の宣伝のため、台湾を訪問中の俳優チャップマン・トーがインタビューに答え、彼女の結婚が「多くの男性の夢を破壊した」というメディアの報道は「間違いだ」と持論を展開した。
チャップマン・トーはアダルトビデオの世界を描く14年の映画「豪情3D」に主演しているが、この作品に元セクシー女優の蒼井そらを招くことを希望していた。そんな蒼井そらの結婚および関連報道について、「夢を破壊したというのは大きな間違い。男は作品を見る時、女優が結婚してるかどうかなんて気にしない。その時、自分の役に立てばそれだけで満足だ」と語っている。
チャップマン・トーは映画「インファナル・アフェア」シリーズなどで知られる演技派の人気俳優だが、14年に台湾での「ひまわり学生運動」を支持したことで、現在も中国では封殺対象になっている。このため中国からの圧力を恐れて、自分の作品に出てくれる役者がなかなかいないとのこと。今回、監督&主演作となった「空手道」では、「香港版モーニング娘。」ことCookies出身の女優ステフィー・タンが出演を快諾してくれ、とても感謝しているという。》
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チャップマン・トー(45)は「男は作品を見る時、女優が結婚してるかどうかなんて気にしない。その時、自分の役に立てばそれだけで満足だ」と語っている。しかしこれは大きな間違い勘違いである。「その時、自分の役に立て」るためにはさまざまな心理的要素が絡む。そのなかには、たとえば画面のなかの蒼井そらと自分は恋人同士、みたいな妄想にひたって幸せになるヤツもいるわけである。
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このとき蒼井そらが実生活において結婚しているという事実は妄想の大きな枷になる。逆に実生活において人妻であるという連想に興奮を掻き立てられる男もいる。いずれにしても「その時、自分の役に立てばそれだけで満足だ」と単純にはいかんのよ。
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女の裸を見ると男は興奮する、という、おそらくチャップマン・トーのいるパブロフの犬みたいなオートマチックなレベルに私たちはもういない。ややこしいいいかたになるけれども、“感動ポルノ”つまりこれさえ見せておけば自動的に誰もが感動する人なりモノなりのたとえとして使われる“ポルノ”としてのポルノは、もう私たちにはない。
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であるから、ない知恵をしぼって四苦八苦、人妻シリーズだの女子校生シリーズ、痴漢シリーズ、温泉旅行シリーズ、素人ナンパシリーズetc. わざわざ面倒くさい企画を立て実行しているのである。
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ついでにいうと、チャップマン・トーの「その時、自分の役に立てばそれだけで満足だ」のオートマチックなレベルのAVは、日本では、たぶん女優と呼ばれる方々がカメラ目線が苦手だった時代、そこで個性的な男優(清水大敬、チョコボール向井など)が視聴者との架け橋役と進行を担っていた時代までのものである。
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いまや女優はカメラに向って堂々と演技をし、嬌態を見せる。もう清水大敬(69)、チョコボール向井(51)などが出る幕はない。求められているのは尽きることなきタフネスだけである。
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さて、上記のうち女子校生シリーズと痴漢シリーズはアウトローである。ほんとうは「女子高生」と表示したいのだけれども「女子校生」である。私はこのどちらも好まないけれども、山ほど製作されているのだから好む男が相当数いるということである。
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で、そういう嗜好をもつ男が教師であったり警官であったりしてもなんら問題はない、むしろAVで欲求を発散して秩序ある生活を送っているのだから、などと肯定的に評価される。
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しかしそういう黒い欲望があるということは忘れてはいけない。DVにもそれが影響している場合があるはずだ。と私は思う。そしてもちろんトレイシー・ローズと日本のおとうさん、蒼井そらと中華人民おとうさんのあいだにも黒い欲望が蹲っている。
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ここのところを頑張ればさらに踏み込んだ人間理解ができるような気がするのだけれども、『あるす・あまとりあ』の高橋鐵(享年63)にしてもさまざまな嗜癖をフロイトふうに分析・解釈するに留まって総体的な人間理解の一歩にはなかなか届かなかった。しかし頑張ればどうして戦争がなくならないのか、の答えの一端でも導き出せるような気がする。
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だれか頑張ってくれんもんかのう。ユングのいうアーキタイプとの照応の可能性くらい探ってみてくれんかのう。とにかく数こなさんといけんから、もしかするとAVに携わっている方々がふさわしい状況におるのかもしれんけど。(了)
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