2018年1月7日日曜日

“一生懸命”を見せつける土屋太鳳に思わずたじろぐ



「なりふりかまわず」。土屋太鳳(22)をひとことでいえばこうなる。NHKの連続テレビ小説『花子とアン』(2014)のオーディションでは審査終了後にプロデューサーの上着の裾を掴んで放さず「私を使ってください!! 」と懇願してめでたくヒロインの妹役を奪取。さらにまたこれに出演中に翌年放送予定の『まれ』のオーディションを受けて今度はヒロイン役を獲得している。エグいくらいの根性の入り方である。



そのうえそんな「なりふりかまわず」のおかげで有名女優の座をほぼ掌中に収めかけていたにもかかわらず、2016年10月には『オールスター感謝祭』(TBS)恒例の赤阪ミニマラソンでゴール直後にバッタリ倒れ込む魂の激走を見せつけ8位に入賞している。ちなみに7位はハリー杉山、9位はノッチであった。ノッチ、いまごろどこでなにをしているのであろうか? まだキッツーい嫁のビンタを喰らっているのであろうか?



しかもしかも土屋太鳳、このときゴール直後のインタビューで息も絶え絶え、なんと語ったか? 「『IQ246華麗なる事件簿』本気で観ていただきたいです!」であったのである。スタジオ中を感動の涙で溢れ返らせたのである。あの心の薄い今田耕司までもが「命懸けの番宣!!」と目をウルウルさせていた。間違いない(by長井秀和)。YouTubeで確認したのである。ヒマだから。



なりふりかまわずなにごとかに一心不乱に邁進するというのはたいへん素晴しいことである。私のような怠け者が口に出すのも憚られるくらい素晴しいことだ。文句のつけようがない。そんな精いっぱい努力しているヤツに向ってあれこれグダグダとイチャモンをつけるなど腐った人間のやることである。



土屋太鳳には強い強〜い信念がある。成功するには人一倍の努力をしなければならず、またその努力は必ず報われる。正しい行いはいつも望みうる最上の結果を生む。それはもしかして真理ではなくても人が必ずゆくべき道である。しかし私にはそもそも信念というものがない。



土屋太鳳の一点の曇りもない明澄な心とそれにふさわしい実直なる実践の前に、世間は、といおうか少なくとも私はグゥの音も出ない。あれこれ屁理屈を並べ立ててスタートラインにさえ立たない私は生まれつきの敗者である、ゴミクズ同然の野郎である、と思わされてしまう。



うむ。たいへん立派で欠点が見つからない土屋太鳳。もし母親になったとしたら期待される母親役を完璧にやり遂げるであろう。誰からも後ろ指をさされることなく、いや称賛されつつ、いつも笑顔で生きていくことであろう。



くどいようであるけれども、いじけひねくれ荒み切った心の私に抵抗するすべはない。しかしここでひとことだけいわせていただきたい。女優というのは「なりふり」を見せる職業ではないのか? そこのところ忘れていやしないか?



たとえば現在もオンエア中の「ダイハツBOON」のCMである。ブーン! ブブブブーン! と「ダンス天国(Land of a Thousand Dances)」の替え歌に乗せて車の周りで踊るアレである。例によって一生懸命、全力で踊っている。しかしちっともカッコよくない。カッコよくないだけならまだしも一生懸命さが逆にアダになってカッコ悪い。



土屋太鳳の理屈によれば「ダイハツBOON」のダンスも誠心誠意の全力投球なので、これでダメなはずがないのである。カッコよくなければならないのである。だけれどもカッコ悪い。



土屋太鳳はたいへん自己完結的な人間なのであろう。所期の目的が達成されるか否かということよりも、自分がやり切ったかどうかに重点を置いてしまう。結果として置いてきぼりになるものがある。



お気づきになっているであろうか? 「もし母親になったとしたら完璧に母親役をやり遂げるであろう」の下り。「誰からも後ろ指をさされることなく、いや称賛されつつ、いつも笑顔で生きていくことであろう」と書いたけれども、ここに夫の姿はないのである。結婚・出産・育児というプロセスにおいて置いてきぼりになるのは夫であると私は感じるのである。



それには「なりふりかまわず」の土屋太鳳の芸風に異性の視線を意識するようすがまったくないことも影響している。とにかく自分が納得するまでやり切れればいい、仕事の上でも私生活でも男なんて眼中にない、それが土屋太鳳である。たぶん。であるから土屋太鳳は男子からの人気もあまりないはずである。



参考になるかも、と読んだ記事がおもしろかったので、参考にはならなかったけれどもその中見出しだけご紹介しておこう。





◆『Googirl』2018年1月5日配信
【女の子らしい子がやっぱりモテる!? 男目線で見たかわいい女子の特徴6つ】

1. 命令口調にならない

2. 苦手なことを一生懸命がんばる

3. 天然キャラ

4. 表情豊か

5. 控えめ

6. 女子っぽいアイテムを持っている





笑うなあ。女子向けサイトの記事とはいえ書いているのはたぶん男のライターだろうなあ、と予想して読みはじめたらいきなり「命令口調にならない」である。よっぽど弱い男なのである。笑える。



閑話休題。男のいない世界観は女の場合色気のなさに通じるので、女優としては決定的な欠陥になるかもしれない。色気を身につけようとまたまた一生懸命に男遊びをしても、男に全力投球しても、それが色気として定着するかはわからない。まあ、この辺のところはすでにもう業界オヤジたちから耳にタコができるくらいしつこくご注進されていることであろう。



ブーン! ブブブブーンの「ダイハツBOON」はダイハツが開発・製造している車で、トヨタにもOEM供給され「トヨタPASSO」という名前で販売されている。2つはまったく同じ車である。しかし「トヨタPASSO」のほうが、販売力の違いを差し引いても圧倒的に売れているのである。



「トヨタPASSO」はヒットと呼ばれ、「ダイハツBOON」は販売予定台数の約半分しか売れていない。一生懸命つくっているのに。これと同じことが土屋太鳳にも起きるような気がしてならない。土屋太鳳の一生懸命は、それを尻目にあっさり人気を奪い去ってしまう要領のよい誰かの引き立て役にされてしまう気がする。



そもそも女優は“努力”を剥き出しにしてはいけないのである。女優はいつも涼しい顔をしていなければならぬ。とかなんとかいってもやはり世間が見れば土屋太鳳は圧倒的に正しくいいヤツで、私はひたすら邪(よこしま)な悪者なのである。



天敵・土屋太鳳を私はどうしても好きになれない。ただそれだけのお話であった。しからば。(了)




OCN モバイル ONE データ通信専用SIM 500kbpsコース


CMで話題のコスメやサプリがSALE中☆


【DHC】最大70%OFFのSALE開催中!





0 件のコメント:

コメントを投稿