2015年8月22日土曜日

麻世&カイヤとか、テレビ=プロレスな感じ。貧乏臭い嵐





テレビは四方を観客に囲まれたプロレスのリングに似ている。四方の客をネットとそこにいる人々に置き換えると、よりいっそうイメージがはっきりしてくる。という話を前回書いた。



観客=視聴者のたいへん無礼かつ無責任な態度もよく似ている。そしてテレビのなかの人々、とくにただテレビに出るのが仕事の、テレビタレントとしか呼びようのない人々はプロレスラーによく似ているのである。



プロレスラーもテレビタレントも人気商売であるから、なんとかして観客=視聴者の気をひこう、印象に残ろうとしてあの手この手をつかう。まあ、毒舌であるとか暴露話とか、凶器攻撃とか噛みつきとかもその類である。



いまのところテレビタレント同士の不仲が大ネタになった話は聞かないが、いざそれが視聴率をとるとなれば、一気にテレビは口角泡を飛ばしての罵り合いつかみ合いで溢れ返るだろう。もちろんアングルでである。


犬・猫の総合情報サイト『PEPPY(ペピイ)』


「アングル」とはプロレス業界の隠語で、試合前後の話題づくりも含めた筋書き、段取りのことである。いずれテレビ業界でもこの言葉が日常的になるかもしれない。



最近では川崎麻世(52)とカイヤ(53)とカイヤの新恋人なる人物が顔を合わせて、麻世とカイヤはなぜ離婚しないのか、とか、カイヤはいったいどちらを選びたいのか、といった話し合いをテレビ番組のなかでしていたのである。



よくやるなあ、と思っていたが、これはむかしWWF(World Wildlife Fund for Nature=世界自然保護基金ではなく、World Wrestling Federationのほう)でよくやっていた恋人を賭けた試合と同じではないか、と気がついた。アングルである。騙されてはいけないのである。


HP Directplus -HP公式オンラインストア-


一方、プロレスの世界で悪役といえばアブドーラ・ザ・ブッチャーとタイガー・ジェット・シンであった。彼らが「面倒を見る」といえば、若手レスラーを反則攻撃の餌食にしているように見せつつ、その売り出しにひと役買うといった意味であった。



テレビの世界ではバラエティに「いじる」がある。「いじられておいしい」というアレである。しかしいまだいじるほうのスキルが「面倒」を見る悪役の域にまで到達していないのか、いじられるほうにガッツがないのか、いじられキャラとして名をなしたのは狩野英孝(33)くらいだろう。名をなしたというのも大げさだが。



なんだかんだいじられつつ、笑いの神が降りてくる最後の最後まで粘り続ける狩野英孝の根性、いじられ耐性はたいしたものである。本人はただなすがままされるがままになっているだけに違いないが。



アングルや悪役の仕事ぶりでは、テレビの中よりもプロレスのほうがすすんでいるのである。というかテレビはまだプロレスほど下世話になりきれていないのである。ほんとうはひどく下世話なのに割り切れていないのである。



テレビがアングルに手を出さず踏みとどまっている理由は見識、良識ではない。直接世間と渡り合っているからである。プロレスには会場の観客とプロレスマスコミというワンクッションが、世間とのあいだにまだある。テレビはダイレクトに世間と接しているから、慎重にならざるを得ないのである。


ASICS ONLINE STORE アシックスオンラインストア


で、世間はときどき直接テレビタレントをいじったりするのである。苦情や抗議。最近では世間がまるでプロレスの悪役のように「面倒」を見てやっているケースもあるのである。いわゆる炎上キャラである。



見渡せばテレビタレントではなくても、世間から面倒を見られている人間もいるのである。たとえば日本テレビのアナウンサー、上重聡(35)である。レギュラーの「スッキリ!!」では笑って罵倒され、しぼんで揶揄され、沈黙して叱られているのである。世間から。



世間はよく上重聡の「面倒」をみているのである。いじっているのである。このチャンスを逃してはいけないのである。このチャンスを逃したら、聡はこれからの一生を間抜けとして送らなければならなくなる。なにぶん世間という悪役は「面倒」は見るが、そいつの売り出しにひと役買うつもりなどさらさらないのである。



ジャニーズの嵐の人気がすごいらしい。ついこのあいだもどこかで「ライブが見たいアーチストベスト10」なるアンケート結果を見たが、嵐が1位なのであった。10位はBABYMETAL、SMAPは10位圏外である。



で、そのランキングを見ながら、日本の「アーチスト」は貧乏臭いなー、と思ってしまったのである。つい最近では、相葉雅紀(32)の千葉の実家の中華料理店がオリジナルグッズなど勝手な嵐便乗商法をしていたと話題になったくらいである。




実家の中華料理店が便乗商法でその息子の会社からダメ出し喰らっているのである。息子の仕事に便乗するほうも便乗するほうだが、中華料理店ごときに目くじらを立てるほうも相当貧乏臭くないか?



雅紀の実家は再三注意を受けても止めず、直接指摘を受けた雅紀自身も無視したので「それならユーが店やりなよ」と事実上の引退勧告を受けた、という話まで漏れ伝わっているのである。まったく貧乏臭いことである。



さらに松本潤(31)は松本潤で、「きのこの山」の新CMで「七福潤」になるのだそうである。「七福潤」。貧乏人の神頼みである。話を聞いただけで寒いのである。ほんもの貧乏の私にはいわれたくないかもしれないが。



まあ、そもそもジャニーズでのキャリアは子ども時代からスタートするわけで、そのぶん華奢に、貧乏臭く見えるのもいたしかたのないことなのかもしれない。二宮和也(32)なんて30歳を過ぎても、いまだ欠食児童といった風情である。で、ゲームばかりしていて女にフラレるのである。



そんな嵐の中で燦然と輝いて見える、とうさん高級官僚の元慶應ボーイ,櫻井翔(33)。一手にリッチ感を背負っているのである。掃き溜めに鶴という感じである。ということはほかのメンバーは掃き溜め、ということである。貧乏臭い図柄である。あとは……、大野智(34)? それ誰?  (了)




ソニーストア

HMVジャパン

デル株式会社

エプソンダイレクト株式会社







0 件のコメント:

コメントを投稿