2015年8月7日金曜日

テレビと私の人生ダメダメ大作戦!!





昨日、私は突然、恐ろしい疑念に囚われてしまったのである。昨日アップした記事を読んでいただいている方はもうお気づきかと思うが、私は本当はバカなのではないのか? と感じてしまったのである。



そして、いや、バカなのはいまだけではなく、かつてもいまもずーっとバカなのではないか? 衆目の一致するところとして、しかし我のみ知らず、一貫してバカだったのではないか? と黒い疑念は瞬く間にその大きな羽根を広げたのである。風邪をひいたことはある。そんなことは反証にはならぬ。あーまずい。



昨日まで自分のバカに気づかなかったのも、それはほかならぬバカのせいではないのか? そして昨日、私はようやくなにかの弾みで、自分の真実、バカさ加減、限界にうーっすら気づいてしまったのではないのか? そう考えると、街中で唐突に自分の背中に出くわしたような怖さが、その、というか、この背筋を這い上がってくるのである。不可知論とかいうな!! バカにはクソ難しいから。


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くる日もくる日もおよそ8時間もワイドショーを見続けて、憶えているのは司会者くらいというのは、もう立派にバカに合格なのではないか? 鈴木奈々(27)や川栄李奈(20)を笑っている場合ではなかったのではないか? おおお、そうすると、これまで本気、やる気、根気のなさが原因だとばかり思っていた盛り上がりのなさは、実はバカのせいだったかもしれないのである。



確かに、自分がバカなのだ、自分がバカだったのだ、と受け容れてしまえば、あんなこともこんなことも、と辻褄が合う。いや、それは負け犬の論理そのものではないか。「あ〜あ、バカだったなあ」で一生を終えていいのか!! 寝てんじゃねえ!! ブタ野郎!!(by YUIMETAL)。



そうである。仮に、万一、私がバカだとして、それではどうしてバカになってしまったのかを追究しなければならぬ。最も恐ろしいのは、テレビを見すぎるとバカになる、という説である。愛するテレビに裏切られた、で済む話ではないのである。ほんとうにテレビで一生をダメにしたバカ、という間抜けの烙印を押されようとしているのである。


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しかしそういえば子どものころ、母親に「そんなにテレビばかり見ててバカにならないの?」と何度もいわれたものである。毎日8時間もテレビに齧り付いていればあたりまえの話だが、いま思い返すと、そのときすでに母親の目に脅えが宿っていたような気がしないでもないのである。しかしやっぱり、脳味噌をふりしぼっても、そこのところはっきりしないのである。哀しい。



で調べてみた。「テレビを見すぎるとバカになる」説のほとんどは、質の悪いコンテンツの影響を指摘するか、プロバガンダ、洗脳を疑うものである。いずれもマスメディア批判に軸足を置いて書かれているので、科学的な根拠は記されていない。



いま気がついたのだが、そもそも、何事でも過ぎればよくないのは当たり前の話である。「テレビを見すぎるとバカになる」といういいかた自体がバカっぽいのである。バカっぽかったのである。塩ラーメンの塩だって盛大にぶち込めば致死量になるって話である。すまね。


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ただ、たいへん気になる報道を見つけてしまったのである。2013年11月20日付の産経新聞である。それによると、子どもが長時間テレビを見て生活すると、脳の発達や言語能力に悪影響を及ぼすとの研究結果を、東北大学加齢医学研究所の川島隆太教授らのグループがまとめたそうである。しかも論文はイギリスの神経科学雑誌に採択されたのだそうである。



東北大学加齢医学研究所の川島隆太教授(56)といえば、ニンテンドーDSの一連の「脳トレ」ソフトの監修者として有名である。スター教授である。しかしその一方、隆太の「脳トレ」や提唱する「学習療法」には批判も多いのである。そこのところを十二分に踏まえたりなんかしていないと、私は正気を保てないかもしれぬ。



研究のための調査は、宮城県内の5歳〜18歳の200人超を対象に、まずテレビの視聴時間、家庭環境を調べ、脳画像の解析や知能テストを実施し、その後追跡をするという方法で行われたらしいのである。




そして視聴時間を「見ない」から「4時間以上」の7段階に分けて分析した結果、視聴時間の長い子どものほうが脳の成長が遅い傾向が出たのだそうである。最長で「4時間以上」だよ。8時間以上のオレの場合はどうなってるっていうんだよう。



にしても後追いの報道が見つからないのは、マスメディアにとってあまりにマイナスが大きいからなのだろう。産経だってグループにフジテレビがあるのである。脳の成長にテレビは有害、なんてことになったらたいへんなのである。



いやいや落ち着こうではないか。脳の発達が遅いったって、それがどの程度のものかこの記事だけではわからぬではないか。しかも遅くたって、ゆっくり立派に成長すればそれでよいではないか。脳の成長は16歳くらいまでで止まるというから、そのあとでカメのようにゆっくり追いつくというのもあり得る話ではないか。絶望するにはまだ早い。亀頭と呼ばれてもいい。最もオレを大切に〜!!(by MOAMETAL) (了)




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