2015年12月13日日曜日

最凶キャラ。顔はオカリナ、性格は東野、ウーマン村本はただのバカ





ウーマンラッシュアワーの村本大輔(35)。ゲスキャラだそうである。どうりで若手お笑い芸人のなかではキャラが立っているのである。顔が立っているのはおかずクラブのオカリナ(31)と、たんぽぽの川村エミコ(35)である。






ちなみに、このくらいの年齢で若手と呼ばれるのは、落語を含めたお笑いと職人の世界、それから農業くらいのものである。お笑い、たいしたものである。いきなり絡むなあ。今日は少し気分がササクレているのである。






で、ゲスキャラである。自他ともにゲスだと認めているそうなのである。しかし私の見るかぎり、村本大輔はゲスというよりもエゴイストのキャラである。ゲスというのは、たとえば新しい靴を履いて会ったときに「その靴どっから引っ張ってきたのー?」と、ふつうに聞くようなヤツのことである。品性下劣、ということである。マイルド鬼畜である。



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これに対して利己主義というのは、自分の利益を最優先に置いて考えたり行動したりすることをよしとする考えである。たとえば新しい靴を履いて会ったときに「いくらだった?」と不躾に聞くようなヤツが利己主義者である。安ければ自分も買おうという魂胆、あるいはこちらの経済状態を探ろうというハラなのである。



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利己主義であることは、おのれの利に聡いということである。私の知り合いにも、利に聡く鼻が利きすぎるが故に、コバンザメとかドクターフィッシュとか呼ばれている男がいるのである。そいつからの連絡がパッタリこなくなったときには、きっともうこちらは社会的に葬られているのである。



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であるから村本大輔のいまのキャラクターはゲスキャラではなく、利己主義キャラなのである。細かなことをネチネチと、である。ササクレているのである。しかしこうしたディテールから是正していかないと、物事の本質は見えてこないのである。






まあ、利己主義キャラとおおっぴらに謳ってしまっては、ほんとうに嫌われるかもしれないのである。アンジャッシュの渡部建(43)みたいに。しかし、大輔の利己主義キャラにはもっと底があるのである。



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大輔が命名した「ウーマンラッシュアワー」というコンビ名に、それが如実に現れているのである。「ウーマンラッシュアワー」。いろいろ考えたあげく、どうにもこうにも、にっちもさっちもいかなくなりました感がいっぱいである。幼児が、英語の歌を訳もわからず口ずさんでいるのと同じ匂いがするのである。



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ゲスキャラといい、ウーマンラッシュアワーといい、大輔は一生懸命に考えたのである。しかし、狙ったマトにあと数歩届いていないのである。それは大輔の限界を雄弁に物語っているのである。簡単にいってしまえば、自分のこともきちんと説明できないバカなのである。ああ、どんどんササクレがひどくなっていく。






というわけで、大輔のキャラを正確にいい直すと、切羽詰まった「必死キャラ」である。利己主義というものは本来、他の人間に悪いことをするわけではないのである。生きていくために一生懸命ということである。それは前向きの、肯定的な生き方なのである。ガツガツしていて見苦しいが。






結果として大輔に替わってNON STYLEの井上裕介(35)がはじかれてしまったとしても、それは致し方のないことなのである。故意に足を引っ張ったりしているわけでもないのである。アンジャッシュの渡部建とは違うのである。






そういえば、「ゲスの極み〜」とかいっていたクソ面白くない漫才師もいたのである。ジャカルタから来たアンパンマン(40)の弟(38)と組んでハマカーンというコンビ名でやっている浜谷健司(38)である。『THE MANZAI 2012』の優勝者である。しかし『THE MANZAI 2013』で優勝したウーマンラッシュアワー大輔にすっかりしてやられてしまっているのである。






で、この浜谷健司はほんもののゲスである。「ゲスの極み〜」はネタオチの決めフレーズなので本人がゲスである必要はまったくないのである。しかし見ていると、立ち居振る舞いがたいへん卑しいのである。卑屈である。こういう男に「ゲスの極み〜」と叫ばれてもゲンナリするだけなのである。健司は和田アキ子なんかにヘコヘコゴマをすっていればいいのである。






ああ、いまはそれで「ゲスの極み乙女。」というバンドというかグループというか、もいるらしいのである。今年のNHK紅白歌合戦に出場するらしいのである。こちらのほうは、ただいじくり回され過ぎたヤツらのようなのである。なんの興味もないが。



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話を戻そう。だから利己主義というのは、なんとかして生き延びようとする意思のひとつの現れである。本来的に前向きなのである。生きることを肯定し、それに向かって闘おうとする立場なのである。



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ただ利己主義者は自己評価と自己表現に、それぞれいささか狂いがあり、しかもコミュニケーションがヘタなのである。それでおおかたの人たちからは嫌われてしまうのである。おお、これではお笑いに生きる者として致命的な欠陥ではないか。大丈夫か? 村本大輔。いや、たぶん大丈夫ではないであろう。バカだから。(了)





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