2015年12月2日水曜日

SMAP、平均年齢41歳。もう「ワンコ攻め」「オヤジ受け」は卒業!!





『SMAP×SMAP』(フジテレビ)でボーイズラブの話題が出た、とネットでニュースになっている。なにをいまさら、である。SMAP といっても平均年齢41歳のオヤジの群である。一般企業でいえば、ようやく係長とか課長とかになり、疲れが見えてくる頃合いである。



SMAP のリーダー、中居正広(43)はハゲてきているのである。しかも稲垣吾郎(41)にはヒロくん(54)がいるのである。ジャニーズ事務所である。それが男同士のうんぬん、ボーイズラブを口にした、などと騒ぐほうがおかしいのではないか?






そんなことをぼんやり思いながらニュースを読んでみると、いや、これがわからないのである。わからない言葉が次々に出てくるのである。まず「ワンコ攻め」である。一瞬「ウンコ攻め」かと思ったのだが、「ワンコ攻め」である。



試しに「ワンコ」で検索をかけるとトップから2番目に「ワンコ攻め」が出てきたのである。トップは「ワンコインランチ」、「ワンコ攻め」を挟んで3番目は「ワンコイン」である。『SMAP×SMAP』恐るべし。私と同じような、やむにやまれぬスケベ連想人間を大量に産出しているのである。






その私のスケベ連想では、「ワンコ攻め」とは、「BL(ボーイズラブ)」における四十八手、つまり体位のひとつである。で、「攻め」られるほう、つまり「ワンコ受け」は四つ這い、あるいは「ワンコ」からくる言葉のニュアンスからすればおすわりのポーズで待機しているのである。でもって、いずれにしても「ワンコ攻め」をしてくる敵は背後からやってくる、と考えていたのである。



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ひとこと弁解させていただく。むかしむかし、まだビニ本があった時代に覗いたホモ写真集に「愛し合うふたり」というカットがあり、なんとキンタマ袋が中央で2段重ねに写っていたのである。そんなものトラウマにはならぬが、先入観にはなったのである。まだ幼かったので。



ところが「ワンコ攻め」についての『ピクシブ百科事典』の説明を読んで驚いたのである。「ボーイズラブにおける『攻め』のキャラクターが、犬のような性格であること」、「『受け』に対して飼い犬のように人懐っこく従順である『攻め』キャラを指す」なのである。



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つまり「ワンコ攻め」の「攻め」とは「攻め役」の略であり、全体では「犬がじゃれるように、恭順ながらちょっかいを出してくるヤツ」なのである。おお、恥ずかしいことである。キンタマ袋の2段重ね、とは。



次は「オヤジ受け」である。単純に考えれば「オヤジにウケるヤツ」である。壇蜜(35)とか、橋本マナミ(31)とか、湯豆腐とかである。壇蜜になぜ人気があるのか、いまもって私にはわからないが、とにかくそういうことである。



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また調べてみたのである。「オヤジ」で検索すると、これもトップから2番目に「オヤジ受け」である。ウケるー。トップは「オヤジギャグ」、「オヤジ受け」を挟んで3番目は「オヤジバンド」である。まあ、今日びのオヤジなんてこんなものである。






で、これも『ピクシブ百科事典』によると「男性同士のカップリングにおいて、中年男性のキャラクターが『受け』であること」なのである。順当である。しかしはっきり「受けオヤジ」といってくれればもっと分かりやすいものを、である。とはいえ、たぶんこれではあまりにオヤジ臭が立ちすぎてダメなのであろう。



そうか「オヤジ受け」「オヤジ攻め」という言葉があるくらいなのであるから、 SMAPのアラフォーの面々も十分に「BL」ファンタジーの登場人物になりうるのである。



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では、ずいぶん乱暴ないい方になるが、ホモとかゲイと「BL」とは何が違うのであろう。たぶん「BL」ではキンタマ袋の2段重ねみたいなことが重要ではない、というところなのであろう。



若い女子がファン層の大半だし。キンタマが合計4つも!! などと喜んだりはしないはずである。もう少しムーディ勝山(35)なのではないか。というか精神的な、というのか。



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考えてみれば、男同士の場合にしろ、男女の場合にしろ、男が悦びにうちふるえたり、わなないたり、という表現はあまりなかったような気がするのである。あ、例外としてマゾ男の場合があるか。あー、なんだか例外が多くて面倒くさいのうエロは。



ともあれ、美少年、美中年が喪失感にさめざめと涙を流したり、という、そういうところで「BL」はお気に召されているのではないかと思うのである。香取慎吾(38)が涙を流し、木村拓也(43)があっふんとかいうわけである。






え? ダメ? オヤジ同士で「BL」はない? ないのか。そうかー。 ということはSMAP内ではカップリングが成立しないのである。 稲垣吾郎とヒロくんもオヤジ同士だから「BL」とは呼べないのである。「奥さんよりもDVD」発言をした正広は最初っから「ひとりDL」だが。






では、カップリング相手の若い男はよそから見つけてくるとして、 SMAPのメンバーそれぞれが「受け」か「攻め」かを考えてみるのである。すると私の場合、これはどう考えたって、全員「受け」のほうがおもしろいのである。



向かってくるのが「ワンコ攻め」であれなんであれ、最終的なクライマックスシーンでは、SMAP全員「オヤジ受け」(DL正広は除く)でなければならないのである。たぶん、その瞬間にしかメンバー各自の決定的な個性の違いは現れてこないと思うのである。そう、SMAPの「P」は「Passive」の「P」なのである。






あー、くだらない。「BL」はこうしたサブカル系に独特の縛りの細かさがさらにきつい感じがして、おおざっぱな当方にとってはなかなか扱いづらいのである。すまね。



それにしてもである。冒頭に戻るが、なぜ『SMAP×SMAP』で「BL」の話題が出たこと自体がニュースになるのであろう? ここまでわけがわからないと、SMAP に対する嫌らしくも巧妙なゲイキャンペーンのような気もしてくるのである。公的なイメージというのは、こうしてズルズルとつくられていくのである。じゃ、気をつけるんだよ。(了)





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