10月10日(目の日)、衆議院議員選挙が公示された。全然おもしろくない。選挙はやるたびごとにつまらなくなっている感じがする。なにがつまらないかといえばまず立候補者がつまらない。
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対立候補は切腹しなければならないらしい「世界経済共同体党」の又吉イエスa.k.a.マタヨシ光夫(73)は今回も元気そうであるけれども、永遠の泡沫候補「スマイル党」のマック赤阪(69)の姿がない。
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中松義郎a.k.a.ドクター中松(89)がいて、「雑民党」の東郷健(享年79)や、三上誠三a.k.a.羽柴秀吉(享年65)などがご健在であられたときはもっともっと楽しかった(順不同・敬称略)。古くて恐縮。そういえば「UFO党」「日本愛酢党」というのもあったような気がするけれども、みなさまその後いかがお過ごしであろうか。
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なかでもやはりスゴかったのは東郷健である。「オカマ、オカマ、オカマの東郷健!! オカマの東郷健がやってまいりました!!」だったのである。政見放送はとうぜんのごとく放送禁止用語だらけであったけれども、放送規定によってすべて放送されたのは痛快であった。
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“マスゴミ”という言葉を最初に公に使ったのもたぶん東郷健である。公然猥褻などお騒せ事件は数知れず、しかしマイノリティとしての矜持は最後まで崩さなかったように思う。
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それにひきかえ今回の注目株はせいぜい高見エミリーの息子・鳩山太郎(43・希望の党)くらいのものである。ニートの星であり石原良純が可愛く見えるほどの親の七光りバカ、おおっと、早くも文春砲をくらっておるではないか。
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◆『文春オンライン』2017年10月11日配信
【希望の党に「億単位の寄附」? 鳩山太郎候補を直撃】
《 第48回衆議院選挙が公示され、22日の投開票にむけて、いよいよ選挙戦が始まった。小池百合子・東京都知事率いる「希望の党」から新たに出馬する候補者たちに注目が集まっているが、東京2区からは小池氏が「ポン友」と慕った故・鳩山邦夫元総務相の長男・鳩山太郎氏(43)が出馬する。太郎氏といえば、05年都議選、07年文京区長選、10年参院選と連戦連敗中だ。
「昨年10月の『希望の塾』開講式では、胸元のバッジを指して『私はフリーメイソンなんですよ』と記者にアピールしていました。何億円もの『鳩山マネー』を寄附して、希望の党の公認を得たのではとも囁かれています」(希望の党担当記者)
太郎氏を直撃した。
――何億円もの資金を提供して公認を得たとの噂があるが――。
「そうした噂は承知していますが、出していません。政党は収支報告書を出すわけですから、それを見ればわかることです。輝照塾にも寄附をしたのだといわれていますが、それも全くありません。父は亡くなりましたし、私が億単位のお金を出せるわけがありません」
――邦夫さんと小池さんは仲がよかったと聞いた。
「私が、小池さんの塾に入ったのはそうした意味もあります。父は人を滅多に褒めたこともなく、私も褒められたことはほとんどありませんが、小池さんがキャスターの時から父は、『きれいだな』『優秀だ』とベタ褒めでした」
――今日は、フリーメイソンのバッジが胸元にないが?
「“政治利用はよくない”とメイソンの方からもありまして……」
〈— 略 —〉》
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ええっと本日、12日発売の『週刊文春』(2017年10月19日号)では「希望の党『絶望の候補リスト』という特集が組まれ、鳩山太郎についても詳述しているのだそうである。
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それでも鳩山太郎、いちおうお言葉は発していらっしゃるらしいではないか。それならなんとか選挙期間中は大丈夫、かもしれないけれども、それはそれではやはりおもしろくはない。サリーちゃんの友だちのよしこちゃんみたいな肉厚・上西小百合すら出てこない。出るも出ないも、どいつもこいつもつまらないヤツらばかりである。
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選挙がおもしろくないのは、もうひとつ、公約や論点があまりにもあたりまえすぎるからである。憲法改正だの安全保障法制だのはこの際とりあえず置いて、まずは「私はウソは申しません」と公約の1番最初に明記していただきたいのである。話はそれからである。
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私にはどうしても見過ごせないウソがある。2013年のIOC総会、オリンピック招致プレゼンテーションでの安倍晋三の
「Some may have concerns about Fukushima. Let me assure you, the situation is under control. 」という大ウソである。これを避けて日本は前に進めない気がする。というか、これがクサビになって少しはよい方向に向くチャンスが訪れるような気がするのである。
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安倍一極政治を終わらせるのが至上課題の野党なのであれば、なぜここを突つかないのであろう? 「2020年東京オリンピックの開催辞退」を掲げて闘う政治家が現れないのはなぜなのであろう? はいはいはい、結局は金でござんしょ。みな金でコロコロ転ぶ。
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そんなわけでまたことさらに憲法改正だの安全保障法制だの消費税増税の是非だのばかりを取り上げるのは、わざとそこに逃げ込んでいるとしか思えないのである。と、こう書いていても虚しい。そもそも日本に政治などないのである。政治をいうならアメリカから独立し、外交権を確保する行動を起こしてからにしていただきたい。
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それやこれやで興味は豊田真由子(43)や山尾志桜里(43)に流れる。リアルツンデレW不倫痴熟女・山尾志桜里は当確、国会の議席がすべてを救う蜘蛛の糸化している豊田真由子は落選である。自民党は単独過半数確保。
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しかしエリート豊田真由子に敗北はない、謝罪会見でも口走っていた通り、諦めないかぎり敗北ではない、勝つまでやれば負けにはならない、次、またその次、と繰り延べをして生きていくのであろう。豊田真由子のその心性、かなりストーカーに近いものがある。怖くなるほどボンヤリ感漂う鳩山太郎と足して2で割ればふつうになるかもしれない。
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なんだか。(了)
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