2017年10月15日日曜日

唯一無二の「磯山さやか」。奇跡のポジショニングを掴んだ理由



久しぶりにテレビで磯山さやか(33)を見た。あまりのいなたさに驚いた。生意気を承知でいわせていただければ一般人レベルでの偏差値カーブが頂点の50から49に下りかけているところにいる感じである。そしてそのカーブはこれからも下っていく一方で上向くことはないと思わせる。



磯山はるかは2000年10月のデビューであるから、ちょうど芸歴17年になる。2000年デビューといえば長澤まさみ(30)、綾瀬はるか(32)、上戸彩(32)、戸田恵梨香(29)、山田優(33)、香里奈(33)らがいる。かなりの黄金期である。



おっと間違いた(by荒木経惟)、磯山さやかの場合は女優・モデル枠ではなくて、辻希美(30)、加護亜依(29)、吉澤ひとみ(32)、石川梨華(32)のモーニング娘。そしてオマケにくわばたりえ(41)、紫艶(39)とか、こちらのほうに入れておかなければならない。ような気がする。



すると、善かれ悪しかれみなさんデビュー時とは様子が大幅に変わっておられるのであるけれども、磯山さやかは洗練されることもなく悪ズレることもなく、むしろ当時よりも素朴な風情さえ漂わせているのである。デビュー時、というか東京に出てくる前よりももっと奥に引っ込んでしまった感じさえする。少しは吉澤ひとみのほぼフルカスタムを見倣え、とでもついいいたくなってしまう。



しかし興味深いのはそんな磯山さやかがコンスタントな人気を維持している、20代の男子大学生にもウケがいいらしい、ということである。なぜこんなことになったのであろうか? お人柄でございましょうねえ、ということはとりあえず置いておいて、外見からお話をすすめたい。



身長155cm、88・60・86cm。まあ“肉モデル”の華々しい経歴にそぐわしい体型ではある。しかしいいたいのはポチャ系が人気とかいう、そういう軽薄なことではなくて、リアルだということである。



今日びのグラビアモデルやタレントが無理やりにでもお伽噺のごときバランスと美しさを体現しようとしているのに対して、磯山さやかはなにをどうしようとリアルである。言葉を換えれば生々しく肉々しい。



痩せ過ぎのモデルはつかわないとか、写真加工についてはきちんと表示するとか、いき過ぎた細身の美的規範に対して見直しの機運が高まってきても、プラスサイズが市民権を得ても、磯山さやかはもう話題にすらならないくらいリアルである。



グラビアモデルやタレントの美的規範がどこで形づくられるかというと、おそらくはファッションイラスト、モード画、それからアニメーションなどからであろう。イメージされたものはすべて実現する、とばかりになかにはリアルバービー人形などという方もおられる。



で、これらは男の目から見れば性的な対象にはならない。私の知っているかぎりでは。性的な対象として存在してくるのは、それらがコスプレなどで人間に置き換わってからである。たとえばアイドルなどがそうした受け皿になっている。アイドルの存在根拠はその二次 → 三次の翻訳機能にあるといっても過言ではない。と、私は思う。



そんなこんなで、アイドルオタクなどと呼ばれる方々は恋愛の代償行為であるにもかかわらず、恋愛の可能性ははっきりとあらかじめ二重に失われているのである。アイドルと呼べるほどのアイドルと付き合うのはたいへんに困難だし、アニメの主人公と付き合うのは絶対的に不可能である。



そこで磯山さやかの場合。磯山さやかの背後にいるのはアニメの主人公、ヒロインではなく、近所のコンビニやクリーニング店でパートで働いているお姉さん、人妻である。がぜんリアルではないか。ファンは磯山さやかにやさし過ぎるお姉さん、奥さんを夢見るのである。



一般的なアイドルオタク、アイドルのファンにはいわゆる草食系、絶食系、童貞が比較的多いけれども、磯山さやかのファンはもう少し♂なタイプが多いような気がする。



まあ、近所で働く女に夢見るくらいなら直接話しかけてみればいいようなものではあるけれども、♂なタイプとはいえとてもそんな大胆なことはできないのである。でもって部屋に帰って本棚から写真集『milimili』(2015)や、部分やせダイエット成功記念のセミヌードが載っている『FRaU』2009年8月号なんかを取り出して舐めるように眺めるのである。DVDは残念ながら2006年3月の『Asian Mermaid』以来出していないようだ。



次にお人柄、言動から人気の理由を探らなければいけない流れになっておるのだけれども、これは以下の記事に任せたい。それほど語る材料をもっていないし、性格上悪態になるのは目に見えているので。





◆『アサ芸プラス』2017年10月13日配信
【「男性経験数をアッサリ告白」磯山さやかが芸能界で長く生き残れる理由!】

《 磯山さやかが、10月9日放送の「おぎやはぎの『ブス』テレビ」(AbemaTV)に出演、あっと驚く告白を行った。MCを務めるお笑いコンビ、おぎやはぎの矢作兼から「33歳の今まで17年間、現役でグラビアを続けられる需要と秘訣」について聞かれると、「年をとればとるほど、ファンのみなさんも一緒に年をとっていくので。後は熟練の技みたいな感じで」と回答した。

「磯山のメイン支持層は40代以上で、お父さん世代に熱狂的なファンがいるんです。3月16日放送の『深夜でロンドンハーツ』(テレビ朝日系)で、20代男子大学生200人に『抱きたい芸能人』のアンケートを取ったところ、堂々の2位を獲得し、大泣きして喜んでいました。最近ではぽっちゃり女子として若い世代にも受けており、需要は高いですよ」(スポーツ紙記者)

番組では、「男性との逢瀬の時、さすがにコレは恥ずかしかった」というテーマでのトーク中、矢作が暴走。「磯山さん、経験人数どれくらいなの?」と直球勝負の質問をした。すると磯山は真っ赤になってもじもじ。「5人くらい?」と矢作が続けると、磯山は「全然全然、片手なんて超えないです」と否定しまくったのだ。

これには、びっくり仰天する番組共演者が続出。おぎやはぎの小木博明も「そんなにカタいのか…」と絶句した。

「要領のいいタレントなら、笑って聞き流すか、別の話題を仕掛けてうまくかわすところ、磯山はバカ正直に回答。それも真っ赤な顔をして、いかにも答えに窮しているのがにじみ出ており、リアルな感じが出ていた。そこには、あざとさや計算も感じられず、答えた中身も十分すぎるほど、周囲の期待に応えるもので、曲者のおぎやはぎもグッとくる名答だった」(芸能ライター)

ダウンタウンの冠番組での「本音でハシゴ酒」コーナーでは、真っ赤な顔でトイレに立つ許可をもらい、そのまま戻ってこなかった磯山。本人は、「熟練の技」と表現していたが、いかに自然な自己演出ができてしまうようになれるかが、彼女の場合、芸能界生き残りの秘訣のようだ。》





自然な自己演出なのか地なのかはわからないけれども、愛されるべきお人柄ということらしい。実質上フリーランスと同じ境遇のグラビアタレントが人柄にクセがあれば、なかなか生き残ってはいられない。それとお話は少し飛躍するけれども、「磯山さやか」といういかにも野暮ったい名前もプラスに働いているような気がする。見た目とよくマッチしている。



芸能界にあって町のお姉さん若奥さんへの欲求代償を満たすという磯山さやかのポジションは、なかなかなれるものでははない。さらに磯山さやかのポジションには磯山さやか1人がいればいい、という気もする。町のお姉さん若奥さんが好きな男ならだいたい磯山さやかでカバーできるのではないか。つまり磯山さやかは汎用性が高いのである。そんなこんなでとうぶん磯山さやかの独壇場は続く。



そういえばむかし「隣のお姉さん」というキャッチフレーズで活躍していた八神泰子(55)という女優がいたけれども顔が大きかったので「隣の顔の大きなお姉さん」といわれていたのである。ただそれだけである。(了)




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