時の流れは速いものでござる。デビューしてまだ2年のブルゾンちえみ(27)にも早々と冷たい秋の風が吹きはじめている。
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◆『アメーバニュース』2017年10月12日配信
【ブルゾンちえみ、ネタ作りで家にこもると宣言し「頑張って!」「いいのが書けますように!」の声】
《お笑い芸人のブルゾンちえみが9日、10月はネタ作りで家にこもり、SNSの更新が少なくなると自身のアメブロで宣言した。
「すっかり秋です。なぜそれを感じたかと言うと、ご近所さんちの金木犀の花がたくさん咲いていたからです。金木犀の、あの、特有の香り。ノスタルジックな香り」と始めたブルゾンは匂いと記憶の関係について説明。「匂いって保存して持っておくことが出来ないから、それもまた、儚さといいますか、ノスタルジックにさせる要因の一つですよね」とコメント。
続けて「便利になってくばっかりだからこそ、その~できないということが逆に貴重でいいのかもしれない」と便利になったネット環境などにふれつつ「だから唯一発達してない、匂い分野は、結構原始的なままで、貴重なのかも。ということ」などとつづった。
そしてついに「今日は、まとまりのない文章を書く気マンマンです」とネタばらし。「今は、ネタを書いている最中の、そして息抜きの最中なのです」と明かし「今月は、ネタを考える月になると思うので、SNSへの投稿は、少なめになると思います。インプットを多めにする時期だと思うので、アウトプットをあまりしなくなります 家にもこもります」と宣言。
一方“With B”ことお笑いコンビ・ブリリアンについては「今スペインです。スペインの素晴らしい写真が送られてきています。それを目の保養にし、活力にして、頑張りたいと思います」と報告しつつ「決して、頑張ってるアピールをしているわけではありません、、少し更新しなくなりますよーというアレです」と説明した。
また現在の状況について「映画DVDもたくさん見てます。よかったーと思った映画があったら、またブログ書きます」とつづり、最後は「最後に、鬼爽やかな曲を載せて!!!」と米国の15歳の歌手・Jacob Sartoriusの『Sweatshirt』を紹介してしめくくった。
この宣言に「ネタ作り頑張ってください」「頑張って!」「ネタ、いいのが書けますように!」など激励のコメントが寄せられている。》
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相変わらずいなたい。金木犀の花から香り・匂いのお話へと綴っていくあたりはまるで昭和の女子中学生である。愛読書は宮澤賢治である。たぶん。Jacob Sartoriusの『Sweatshirt』の紹介までくると、なんとなく交換日記の匂いまでしてくる。あまりにもナイーヴである。
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そんなわけでブルゾンちえみは芸能界には向いていない。と私は思う。でもそんなことにはもうたぶん多くの方々がお気付きになっているはずだ。あの偉大な“おっぱいブルゾン”おっと間違いた(by荒木経惟)、“おっぱいマラソン”の伝説を残し、来年のいまごろはきっと跡形なく消えている。
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ブルゾンちえみは、やはりかつて一度は逡巡した故郷へ帰って教師という道へ進んだほうがしあわせになれる。間違いない(by長井秀和)。皮肉でも嫌みでもなくオネストリー(honestly)にシンシアリー(sincerely)にそう思う。手に取るなやはり野に置け蓮華草。
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私にここまでいわしめるのは、この記事で語られているように「今月は、ネタを考える月」、オモテ向きの仕事はほとんどせず、ここで休憩を入れつつ仕切り直しを模索しようとする事態を招来しているからである。つまりすでにして手詰っているのである。
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よく指摘されているようにブルゾンちえみにはフリートークが苦手というテレビバラエティにおいては決定的な弱点がある。であるから展開が難しく、つぶしも利かない。ネタが消費されてしまえばそれでお終い。お終いになるのがイヤなら次々に新ネタを産み出さなければならない。芸人としての特質はエスパー伊東と同じである。
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エスパー伊東がやせて矮小な体つきを売り物にしているように、ブルゾンちえみにデブ&巨乳を売り物にしていく根性があるのであろうか? 難しいであろう。
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そしてしかしブルゾンちえみはエスパー伊東のように、結婚披露宴の営業を続けていけるのであろうか? ムリだろうなあ。バカに徹することもできなさそうだし、独身女だし。
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しかしワタナベエンターテインメントとしてもいつまでも手取り足取り、オムツを替えたり、面倒を見ているわけにはいかない。あまり手がかかるようだとここらあたりで少しづつ手を引いたほうがいいかもしれない、と考えても不思議はない。
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「今月は、ネタを考える月」という事態は、いうまでもない同じワタナベエンターテインメントの「にゃんこスター」という新人の出現にもよっている。まあまあ、こんなときに運悪く。ブルゾンちえみイチ押しから、こんどは「にゃんごスター」イチ押しへ、とあからさまな転換がおこわれている気配である。
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しかしそれにしても「にゃんこスター」、青森県黒石市出身の「にゃんごすたー」をナメていないか? おめえらドラムで「紅」を叩けんのけ? である。ついでであるけれども、この「にゃんこスター」といい「ブルゾンちえみ」といい、ワタナベエンターテインメントの芸名の無神経さにはイライラする。新大久保清をみならえ。ジャントニオ猪場とか。
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新人を2、3年で次々に使い捨てて行くというやり方は、冷静に考えれば芸能プロダクションとしてはひとつの戦略であろう。そのなかで育てばよし。育たなければそこまで。これまで面倒見がいいといわれてきたワタナベエンターテインメントではあるけれども、時代の要請であろう。効率を考えればとうぜんこういうことになるのではないか。
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それとブルゾンちえみの場合、最初からプロダクション(プランナー、作家チームなど)によってつくられてきているので、そのプロダクションシステムとお笑い、お笑い芸人というものの相性がやっぱりよくなかったんだわねー、という反省に到っているのかもしれない。
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でもってそういう立場に立たされてしまえば、ブルゾンちえみ、いや藤原史織、おめえにはやっぱし東京は厳しいところだというしかねえ。話は変わるけれども、昨夜、三浦大知(30)の巨大な顔が海から上がってくる夢を見て泣いた。(了)
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