イエイ!! アイム・ハードワーキング・ラビング・マン!! シェゲナ!!(by 内田裕也)。ただふと思い出したので書いただけ。これからはネットニュースにもこんなものが一定の割合を占めるようになっていくような気がする。具体的に、たとえばコレ。↓
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◆『アサ芸プラス』2018年10月15日配信
【「黄昏流星群」佐々木蔵之介&黒木瞳のキスで再燃した“1晩4回”の過去】
《 10月11日に放送された佐々木蔵之介主演のテレビドラマ「黄昏流星群-人生折り返し、恋をした-」(フジテレビ系)の視聴率が、7.3%だったことがわかった。同ドラマは不貞をテーマにしているが、かつて木曜ドラマでヒットした上戸彩主演「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」のようなヒットは見込めないという。
「不貞をテーマに扱ったドラマ『昼顔』は、当時視聴率13~16%台を記録し、映画化もされるほどヒットしました。しかし近年、芸能人の不貞スキャンダルが世間を騒がせており、ネガティブなイメージが世間に蔓延。そのため『黄昏流星群』の内容に関しても、視聴者から『なぜ今このテーマドラマ化するのか?』と厳しい声が飛び交っています」(テレビ誌記者)
また第1話では、左遷を命じられた佐々木演じる主人公が、旅先で出会った黒木瞳演じる女性に、いきなりキスを迫るというシーンが描かれた。このシーンが、ある過去のスキャンダルを彷彿とさせると一部視聴者の間で話題になっているという。
「ドラマでは佐々木が、ムードも何もない雰囲気の中、強引に黒木の唇を奪いました。すると視聴者からは『傷心中とはいえ、おじさんが衝動を抑えきれずいきなりキスしてくるのは怖い!』と驚きの声が殺到。そんな佐々木は過去、『フライデー』に女性薬剤師との親密関係をスクープされており、彼女の友人によると佐々木は、1晩で4回も求めてくるほどお盛んだったそう。そのため今回のシーンでは『さすが1晩4回の性豪だ』と、佐々木の過去を思い出し、リアルに感じてしまった視聴者もいたようです」(前出・テレビ誌記者)
今後も様々な性描写が描かれると思われる「黄昏流星群」。登場人物の心理描写を丁重に描かなければ、再びドン引きしてしまう視聴者が現れるかもしれない。》
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これは結局、そういえば佐々木蔵之介(50)って薬剤師と1晩4発だったよね、というお話でしかない。前半の芸能人の不貞スキャンダルのおかげで不貞ドラマの視聴率がパッとしないというのはムリヤリつくったデッチ上げのようなもので、実際のところをいえばいまさら佐々木蔵之介と黒木瞳(58)のラブシーンなど誰も観たくないし、話題にもしたくないのだ。
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佐々木蔵之介は4発野郎。黒木瞳(58)は黒木瞳で『失楽園』の映画化をめぐって主役の座を得るべく渡辺淳一(享年80)を川島なお美(享年54)と奪い合ったというのは有名すぎるほど有名な話だ。この1997当時、渡辺淳一はもちろん黒木瞳もすでに結婚していたのだからW不倫。インパクトは『黄昏流星群』を軽く凌駕する。しかもご本人はもう還暦目前だし。いまさら不貞ドラマっつったって、ねえ。欠伸しか出ないよねえ。
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で、なぜこの手のニュースが増えると予想するのかというと、AIに記事を書かせる場合、こうした過去をほじくり返すというやり方が一番手っ取り早いだろうと思うからだ。佐々木蔵之介? 1晩4発!! 黒木瞳? 主役欲しさに枕営業!! とサクサク原稿を上げてくれそうな気がする。
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そういう点ではこの記事を書いたライターよりもすでにAIのほうが有能だろう。さらにここまでで留まらず、フムフム1晩4発といえば元女子サッカー日本代表・丸山桂里奈(35)は1回4時間×4発だった、夜が明ける、とか、黒木瞳は宝塚を辞めた直後にお笑い芸人・九十九一から1泊2日の“演技指導”を受けていた、とかズラズラ出てくるはずだ。まあ検索能力の問題なのだけれどもこれはAIには敵わない。
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したがって記事の制作現場でAIが活用されるようになれば、有名人はいつもいつまでも過去を暴かれ続けるっつーことになる。日村勇紀(46)の16年前の淫行は時効だ許してやれよ、みたいな議論はふっ飛ぶ。過去はいつまでも生き続けるのだ。いま目の前の日村勇紀は16年前に16歳と知りつつセックスを迫り続け、そのあとなんのフォローもしなかった日村勇紀、になるのである。で、むしろ16年もあったのになぜフォローをしなかったのか? という議論が導かれるかもしれない。
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有名人の過去が“再燃する”事態が続けば、まー、また「魔女狩りだ」とかなんとかいう声も聞こえてきそうだけれども、人を傷つけたのならそのときにきちんと謝っておけっつーことである。
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で、ワタクシとしては、こういう黒歴史ものが増えるというのはそれほど悪いことではないと思うのである。おもしろいし。人間理解に役立つ。最近とくに重層的、全体的な人やものの見方、世界観が失われているので、いいきっかけになると思う。
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同じ『アサ芸プラス』に同じ日、これと同様のいかにもAIが書きそうなフォーマットの記事が配信されていたのでご紹介しよう。
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◆『アサ芸プラス』2018年10月15日配信
【山崎賢人、「実写化でまたか」賛否で思い出されるあの月旅行女優との“黒歴史”】
《「週刊ヤングジャンプ」に連載の人気コミック「キングダム」実写化に関して、キャスト9人が発表されると、主演の山崎賢人の名前に賛否が飛び交ったことはすでにご存じの人たちも多いはず。それでも今回は、2年前の連載10周年記念映像でも山崎賢人が主人公の信を演じていたことで熱心なキングダムファンはある程度“覚悟”はしていたのだとか。つまり、「また山崎賢人?」「見たくなくなった」と騒いだのはあまり熱心ではないライトなファン層という説もある。
ただし、山崎が主演して昨夏公開された「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」が大コケしたことで、今度のキングダムも大爆死予想がネット上に氾濫しているのは確か。そんな中、爆死するかどうかは傍らにいる“女優”次第という声も出てきているのだとか。
「アクション系からスイーツ系まで多くのコミック実写化作品で主演した山崎ですから、いろんな旬の女優たちと共演しています。ところが映画に詳しいファンによると、山崎賢人自身はそれほど動員には影響を与えず、つまりそれほど固定された動員力があるわけではなく、実は左右するのは共演する女優ではないかという説ですね。調べてみると、大ヒットしたのは桐谷美玲『ヒロイン失格』、土屋太鳳『orange』、中ヒットが広瀬すず『四月は君の嘘』、二階堂ふみ『オオカミ少女と黒王子』、橋本環奈『斉木楠雄のΨ難』あたりとなります。そして大コケしたのが、川口春奈『一週間フレンズ。』ともう1つ。山崎のコミック原作初主演で今では黒歴史ともなっている『L・DK』ですね。ここでのヒロインは、今や資産家のパートナーとして話題の剛力彩芽。“映画館に誰もいない”とツイートされたほどの爆死ぶりでしたから、当時の剛力へのバッシングはスゴかったですね。でも、ラインナップを並べてみると、確かに女優人気は大きいかも。キングダムでは長澤まさみと橋本環奈が共演しますが、ネームバリュー的にはプラスに働きそうな気がします」(エンタメ誌ライター)
主演映画の成否は浮き沈みの激しい山崎。だが、コミック初主演の大コケからリベンジとばかりに次々と主演し有名俳優になったことはさすが。かたや、剛力は映画女優として“難あり”の烙印を押されたという現実。ところが女優として忙しくなくなったことで、いまや世界のVIP?
人生って、どうなるかわからない。》
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過去のデータが活用されている。しかしこれなら率直に謳えば「共演する女優次第の山崎賢人」という感じの記事になるはずだけれども、なぜか「月旅行女優との“黒歴史”」がタイトルではメインの扱いである。なぜか? 記事に何人も出てきた女優のなかで、いま過去をほじくり返しておもしろいのは剛力彩芽だからだ。そしてそのぐらいの判断ならAIでもできそうな気がする。
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正直な話、こうした過去のほじくり返しものをガンガン書かれると、ワタクシのようないわゆる2次3次ニュースみたいなくだらなーいものを書いている門外漢は辛くなる。せいぜい1晩4発、夜のホームラン王・山川穂高、みたいなわけのわからないお茶の濁し方をして誤摩化すしかない。1晩6発だったら腰のリボルバー撃ち尽くし、とか。
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そうなんだよなー。内田裕也(78)の顔は首狩り族の村の入り口に飾ってある干し首にそっくりなんだよなー、というような話題もAIのほうが得意そうなんだよなー。困った。(了)
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