2018年10月25日木曜日

日本軍のコスプレを流行らせる中国人の感覚


もはや中国の一部では旧日本軍もゾンビやドラキュラと同じ扱いになっているらしい。↓





◆『日刊サイゾー』2018年10月23日配信
【今年のハロウィンはこれで決まり!? ドラマのPRで、結婚式で……日本軍コスプレが流行中】

《 多くの人がコスプレに興じるハロウィンが今年も近づいているが、中国では一風変わったコスプレが一部で流行している。

「澎湃」(10月18日付)などによると、7日、江蘇省連雲港市のバスターミナル付近に、日本軍の軍服を身にまとった十数名の一団が現れた。手には軍刀と小銃を携え、プラカードを掲げていた。彼らは日本を揶揄したコメディドラマのPRのため、日本軍の格好をして街を練り歩いていたのだった。ところが通行人に通報され、すぐに警察に制止されてしまった。首謀者の男は拘留され、他の参加者たちも取り調べを受けているという。

中国では、日本軍コスプレが、ちょっとしたブームになっている。同省南京市では2月、2人組の男が抗日戦跡で日本軍の軍服を着て記念撮影。何者かが中国版Twitter「微博」に画像を投稿したことで発覚し、2人は15日間も拘留された。さらに天津市では5月、結婚式で日本軍の軍服を着てパレードしたことがネット上で話題となり、新郎新婦が謝罪している。

習近平政権は愛国心をより浸透させるため、4月に「中華人民共和国英雄烈士保護法」を施行し、英雄や殉難者の侮辱や誹謗することを禁じている。一連のコスプレ騒動は同法に当たらないと思われるが、徐州翰公弁護士事務所の朱永強主任は「公共の場で行われたことは民衆心理に対して不適切であり、典型的な炎上行為だ」と断じる。

わざわざ法制化するところがさすがは中国だが、一向になくならない日本軍コスプレ。抗日ドラマを見て育った若者にとって、日本軍は身近な存在になっているということなのだろうか? ハロウィンが徐々に広まりつつある中国各地で、今後も日本軍コスプレが見られるかもしれない!?》





終戦から73年も経てば記憶は風化してしまうのだろうか? それとも安直な抗日ドラマの見過ぎで旧日本軍は悪いくせに結局はバカで弱虫という印象が植え付けられてしまったからだろうか? とにかくリアルな怖さ憎さからはほど遠いイメージである。



150年前に戊辰戦争を闘った長州(山口県)と会津(福島県)でさえ、いまでもギクシャクしているというのに。とくにやられたほうの会津にはあの惨劇、あの屈辱をどうして忘れられようぞ、という固い空気がある。もちろん中国の高齢者にはいまも日本嫌忌の強い思いを抱いていらっしゃる方々も多い。



しかるにより若い世代には、旧日本軍はホラーやスリラーのなかのモンスター扱いである。なぜであろう? 旧ドイツ軍に対してもこんな扱いは見たことがない。逆にヨーロッパでは手の甲を上にして右腕を挙げるナチス式敬礼をしただけで殴られても文句はいえないというくらいのものだ。



実際にドイツではナチス式敬礼は「民衆煽動罪」で逮捕・処罰の対象になる。こうした自国における厳しい反省と対応のおかげもあるのだろう。欧米のハロウィンにヒトラーやナチスの突撃隊、親衛隊が乗り込んできたという話は聞かない。



ナチス、ナチズムつまりファシズムが復活することを非常に怖れているのである。ということはファシズムという思想にはそれだけのチカラがあるということだ。



対して日本には汎世界的な思想はなかったのではないか。八紘一宇といってもその背中に「万世一系」「天皇陛下の赤子」が貼り付いていてはとてもとても合理的な考えでは世界をひとつの家にするんだなあ、とは理解ができない。どうしても内向きだ。



つまり旧日本軍も、そして経済分野で後退を続けているいまの日本も、現在の若い中国人にはまったく危険物には見えないのである。中国人の日本軍コスプレを見て忌々しく口惜しい思いをする日本人がいたとしても彼らには屁のカッパ。蛙のツラに小便である。



いわせていただければ、哲学をもたない国はこうしてバカにされるのである。敗戦国というだけでない。日本として絶対に譲れないものを一度でいいから見せていただきたい。



あ、天皇制ですか。そうですか。でもいつか中国のハロウィーンに昭和天皇・皇后が登場する日がくるかもしれません。でもって国内ではそんなことは一切報道されず、だいたいの日本人たちはなにも知らずにいつまでもオネオネダラダラと生きていくわけである。



あー、ありそうだすなあ、そんなこつ。この国をどうしたいのか、どんな国にしたいのかを真剣に考えるべきときだと思う卍。卍卍卍卍卍卍。(了)



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